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文章解析AIのストックマーク、WiLから資金調達

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日本語の文章を解析するAI開発を手掛けるストックマークは2月25日、WiLを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表。調達額に関しては発表されていない。 ストックマークは自然言語処理技術を用いた、組織の情報感度向上と組織変革に貢献するニュース及びナレッジ共有プラットフォーム「Anews」、世界中のニュースを解析し、経営に関わるトレンドを捉えて可視化する「Astrategy」、営業業務プロセス支援…

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日本語の文章を解析するAI開発を手掛けるストックマークは2月25日、WiLを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表。調達額に関しては発表されていない。

ストックマークは自然言語処理技術を用いた、組織の情報感度向上と組織変革に貢献するニュース及びナレッジ共有プラットフォーム「Anews」、世界中のニュースを解析し、経営に関わるトレンドを捉えて可視化する「Astrategy」、営業業務プロセス支援プラットフォーム「Asales」を提供する。

今回の調達資金は、プロダクトの付加価値向上のための研究開発費、事業規模拡大に向けた人件費、プロダクトの認知度向上のための広告宣伝費として活用する予定。

via PR TIMES

 

AIによる記事管理自動化・営業業務自動化ツール開発のストックマーク、ビズリーチの竹内健太氏とリクルートの岩本亜弓氏が経営陣にジョイン

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「StockMark(ストックマーク)」、「Anews(エーニュース)」、「Asales(エーセールス)」といった企業向け各種 AI ツールを開発・提供するストックマークは1日、竹内健太氏が社外取締役 CFO に、岩本亜弓氏が CCO(Chief Community Officer)に就任したことを発表した。これまで同社のボードメンバーは、CEO の林達氏と CTO の有馬幸介氏の2名体制だった。…

左から: CTO 有馬幸介氏、社外取締役 CFO 竹内健太氏、CCO 岩本亜弓氏、CEO の林達氏
Image credit: StockMark

StockMark(ストックマーク)」、「Anews(エーニュース)」、「Asales(エーセールス)」といった企業向け各種 AI ツールを開発・提供するストックマークは1日、竹内健太氏が社外取締役 CFO に、岩本亜弓氏が CCO(Chief Community Officer)に就任したことを発表した。これまで同社のボードメンバーは、CEO の林達氏と CTO の有馬幸介氏の2名体制だった。ストックマークでは竹内氏と岩本氏の参画で経営体制を強化し、2022年10月期までに ARR(Annual Recurring Revenue)100億円を目指すとしている。

なお、竹内健太氏と岩本亜弓氏の2人はそれぞれ、ビズリーチとリクルートに籍を置いているが、副業・兼業という勤務形態でストックマークの経営に関わることになる。アーリーステージ〜ミドルステージにあるスタートアップで、副業・兼業の形で経営陣をメンバーを招くのは興味深い。スタートアップ界やテック界における人材流動性が求められる中で、今後このような動きが増えていくことが期待される。

竹内氏は、早稲田大学政治経済学部、ペンシルバニア大学ウォートン MBA を卒業。モルガン・スタンレーを経て、2013年には朝倉祐介氏(当時ミクシィ代表取締役、現シニフィアン共同代表)に請われ、ミクシィの経営企画室室長に就任。同社のターンアラウンドを推進した。2015年からは、ビズリーチで代表取締役の南壮一郎氏の右腕として管理本部長兼社長室長を務め、これまでに総額約50億円に及ぶ同社の資金調達を推進してきた。現在は、同社の事業承継 M&A プラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」の事業開発に従事している。

岩本氏は、仏教大学社会学部を卒業。2008年にリクルートに入社し、「HOT PEPPER Beauty」の企画営業などに携わった。2015年4月以降、リクルートが渋谷に開設していたスタートアップ支援施設「TECH LAB PAAK」のコミュニティマネジャーを務めていたのは、THE BRIDGE の読者にも記憶にあるだろう。2018年6月に TECH LAB PAAK がクローズした後は、リクルートの社内新規企業開発制度「Ring」の事務局長に就任。現在はリクルートのオリンピック・パラリンピック準備室で、プロジェクトマネージャーを務めている。

代表の林氏がストックマークを経営していく上で、竹内氏も岩本氏も、昨年くらいから相談に乗ったり部分的に支援したりする機会があったのだという。

変わっていく人(=林氏のこと)、また組織が変わっていく瞬間を見るのが好きで応援したい。(ストックマークが)ちょうどこう大きくなっていくタイミングで何かできるのであれば、やらせてもらいたいと思った。これまで手伝ってきて、さらに関わり続けたいという思いが高まり、(社外取締役 CFO に)就任することになった。(竹内氏)

また、岩本氏は、自身がコミュニティマネージャーを務めた「TECH LAB PAAK」の第3期からストックマークが輩出されたことを考えると、同社が生まれる瞬間から成長を間近で見ていた創業メンバーに最も近い人物とも言える。

HOT PEPPER Beauty では、まさに作り始めた頃に30人くらいだったチームが7年ほどで3,000人ほどにまで成長するのを見てきた。TECH LAB PAAK では、300チームの1,000人くらい、面接だけなら3,000人ほどの人たちに会ってきた。こうして得た経験が、成長する組織を支援するのに役立つと思う。(岩本氏)

林氏の話によれば、現在30人いる社員を年内には50人にまで増やし、2022年10月期には400人体制を目指したいという。ストックマークは SaaS スタートアップなのだが、顧客の多くを大手企業のエンタープライズユーザが占めるため、いわゆるオンラインマーケティングやインサイドセールスなどに重きを置いた SaaS 的な営業形態よりも、プリセールスの多いシステムインテグレータ(SI-er)に近い営業形態が向いているのかもしれない。最終的には Salesforce.com のような「全社員の4分の3程度をセールスが占める会社になるだろう(林氏)」とのことだった。

「SaaS で ARR100億円」という声は、日増しに日本の起業家からも耳にするようになってきた。サービス1本では達成の難しい数字だが、3本くらい柱になるサービスを作り出すことができれば、実現不可能な数字ではない。ファンドが大型化していることから、IPO せずして大型の資金調達をすることも以前に比べ容易になっており、日本でも SaaS 分野からユニコーンが出るのは、そう遠くない将来のことかもしれない。

ストックマーク、AIが営業業務の自動化と企業の意思決定を支援する「Asales(エーセールス)」を正式ローンチ

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東京を拠点とするストックマークは、人工知能を使って営業業務の一部機能を自動化したり、営業現場の声をもとに企業の意思決定を円滑にしたりできるクラウドサービス「Asales(エーセールス)」を正式ローンチした。ストックマークにとっては、C 向けの記事管理自動化アプリ「StockMark(ストックマーク)」、B 向けのニュースクリッピングサービス「Anews(エーニュース)」に続く3つ目のサービスとなる…

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Image credit: StockMark

東京を拠点とするストックマークは、人工知能を使って営業業務の一部機能を自動化したり、営業現場の声をもとに企業の意思決定を円滑にしたりできるクラウドサービス「Asales(エーセールス)」を正式ローンチした。ストックマークにとっては、C 向けの記事管理自動化アプリ「StockMark(ストックマーク)」、B 向けのニュースクリッピングサービス「Anews(エーニュース)」に続く3つ目のサービスとなる。

営業のプロセスは属人的であることが多く、既存の業務分析も定量データを解析したものに留まっていることが多い。営業現場の声を AI を使って定性的に分析し、それを企業の意思決定に反映しプロセスを高速化することを意図して、CRM や SFA と連携して使えるツールが Asales だ。

ローンチ当初は Salesforce との連携により利用が可能で、近日中には Salesforce AppExchange 上でモバイルアプリとしても公開される見込み。顧客からの要望があれば、ソフトブレーンの e-Sales Manager、Microsoft Dynamics との連携も進めるという。Asales が提供する機能は次の通り。

<営業現場向け>

  • 情報武装
  • 社内検索/レコメンド(同業種、同規模企業への営業資料)

<営業マネージャー向け>

  • 日報解析/対話解析(失注しそうな顧客を指摘)

<営業企画向け>

  • ST 分析、ヒートマップ分析

Asales では、多くの営業業務が自動化可能となっている。商談スケジュールを SFA に投入すると、その顧客と自社商材に関連するニュースなどが SFA のダッシュボード上に表示される。Box などオンラインストレージに保存された資料ファイルから、関連しそうなものを自動的に抽出してくる機能も有しており、営業担当者は顧客向けの提案資料作成に要する時間を大幅に削減できる(オンプレミス環境のファイルストレージには対応していないが、ユーザの要望に応じて API を提供する用意があるようだ)。

また、営業担当者と顧客とのやりとりを、メールや会話の録音などから抽出、営業マネージャーには自然言語分析によりネクストアクションを支援する機能を備える。ストックマークでは、インサイドセールスなどよりも、営業プロセスにおいてより上流フェーズに位置することが多いフィールドセールスでの利用を想定しているという。

料金は、導入初期に必要となる3ヶ月間のチューニングのためのコンサルティングが100万円。さらに、情報武装や社内検索機能を提供する Asales Basic が6,000円×ユーザ人数/月、日報解析・対話解析や受注失注分析を提供する Asales Insights が80万円/月となっている(ASales Basic と AsalesInsights は二者択一的なものではなく、両方セットでのサービス提供となる)。

ストックマークによれば、これまでにも、市場分析や対話解析のソリューションは存在したが、業務全体を包括的にサポートできるサービスは多くないそうだ。また、SFA が発達するアメリカにもこの種のソリューションは存在するが、英語対応のみで定量的なデータ解析に終始していることが多く、同社では日本市場で直接的な競合は少ないと見ている。ストックマークは Asales をこれまでクローズドβ版として数ヶ月間提供しており、ユーザには既に大手金融、システム開発会社、製造業、旅行会社などがいるという。

ストックマークは2016年4月、日本の大手商社に勤務していた林達氏をはじめ、技術者4人が中心となって設立され、リクルートホールディングスのスタートアップ・アクセラレータ「TECH LAB PAAK」の第3期から輩出された。2017年4月にローンチした Anews がキャッシュカウとして順調に成長しているようで、外部からの大きな資金調達は確認されていない。

人工知能でニュースを集めるStockMark、B向けに最適化した記事クリッピングサービス「Anews(エーニュース)」を正式ローンチ

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東京を拠点とするスタートアップ StockMark は24日、企業やチーム向けに、各種ウェブサイトからニュース記事をクリッピングし配信するサービス「Anews(エーニュース)」を正式ローンチした。契約ユーザは、PC および モバイルからアクセスが可能だ。 企業において、今も昔も、特にマネージャークラスが頭を悩ませるのは、部下の情報感度、ひいては、業務を中心とするビジネスへの興味をどうやって引き上げ…

東京を拠点とするスタートアップ StockMark は24日、企業やチーム向けに、各種ウェブサイトからニュース記事をクリッピングし配信するサービス「Anews(エーニュース)」を正式ローンチした。契約ユーザは、PC および モバイルからアクセスが可能だ。

企業において、今も昔も、特にマネージャークラスが頭を悩ませるのは、部下の情報感度、ひいては、業務を中心とするビジネスへの興味をどうやって引き上げるかという課題。古くはオフィスで事務員さんが新聞記事をマーキングしたり切り抜いたりして回覧していただろうし、ここ数十年では、ELNET(イーエルネット)のようなサービスが、メールや FAX で条件に基づいてクリッピングされた記事が配信してくれるようになった。

ANews が強みとするのは、あらゆるウェブメディアを横断的に記事収集する点だ(国内外1万メディア以上が対象)。新聞社や通信社が提供するクリッピングサービスは自社配信の記事のみが一般的だし、クリッピングサービス会社が提供するものでも、情報源は契約先の新聞社や通信社の配信記事に限定されるが、ANews では、各種ニュースキュレーションアプリと同様、ユーザには記事のリンクと抜粋のみが提供され、本文の読込はオリジナルのサイトにトラフィックが誘導されるしくみとなっている。

Anews のアナリティクス・ダッシュボード画面

ところで、ニュースキュレーションアプリはこれまでに一通り出尽くした感があるが、敢えてこのタイミングで、Anews が登場してきたのには、相応のいくつかの理由がある。その一つは、洗練された管理者向けのアナリティクス・ダッシュボードが備わっている点だろう。会社における上長はこの機能を用いることで、部下のニュースの閲覧頻度などの利用行動を可視化し、より効率的な情報収集を促進することができる。ユーザ視点から見ても、単なるキーワード検索ではなく、記事抽出エンジンが記事のコンテキストを理解した上でクリッピングする仕組みは興味深い。このしくみは、StockMark がニューラルネットワーク「Word2Vec」をベースに、昨年来開発してきた技術がもとになっている。

同社は昨年4月に StockMark をローンチし、約半年後となる10月あたりから Anews の開発に着手。これまでのテストマーケティングには50社ほどが参加しており、自動車部品大手のコンチネンタル・オートモーティブ、帝人などがサービスを正式採用した。

先週には、管理者(上長)が選んだ記事のニュースフィードに、一般ユーザ(部下)がコメントできる機能が追加され、さながら「社内版 NewsPicks」が運用できる環境が整った。上長は、ユーザ単位での閲覧履歴や未読記事なども把握しやすくなることから、社員の興味や嗜好に応じたプロジェクトや役割のアサインなど、タレントマネージメントの一助にも応用できそうだ。

人工知能によるユーザ嗜好プロファイリングで、記事管理を自動化できるアプリ「StockMark」がパフォーマンスを向上して登場

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東京を拠点とするスタートアップ StockMark は15日、人工知能を使ってユーザの関心や嗜好をプロファイリングすることにより、記事管理を自動化できるアプリ「StockMark(ストックマーク)」のバージョン2.1をリリースした。iTunes AppStore からダウンロードできる。 今年4月のバージョン 1.0 リリース以来、約5ヶ月間をかけて機能やインターフェイスの改善に努めてきた Sto…

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東京を拠点とするスタートアップ StockMark は15日、人工知能を使ってユーザの関心や嗜好をプロファイリングすることにより、記事管理を自動化できるアプリ「StockMark(ストックマーク)」のバージョン2.1をリリースした。iTunes AppStore からダウンロードできる。

今年4月のバージョン 1.0 リリース以来、約5ヶ月間をかけて機能やインターフェイスの改善に努めてきた StockMark だが、今月初めに公開されたバージョン 2.0 からは UI やデザインが一新され、記事の一覧性や検索性が向上。さらに今週公開されたバージョン 2.1 では、クラウド側で定期的に記事データを取り込んでプロファイリングすることにより、よりスムーズな記事データ連携を実現させている。StockMark のチームは、ここから本格的なサービス展開への新たな一歩を踏み出すことになる。

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林達氏

StockMark は今年4月、日本の大手商社に勤務していた林達氏をはじめ、技術者4人が中心となって設立され、リクルートホールディングスのスタートアップ・アクセラレータ「TECH LAB PAAK」の第3期から輩出された。

流通するニュースやシェアされる記事の量が圧倒的に増えた昨今、人々が情報を取り入れる際のユーザの行動形態も変化している。典型的なのは、さまざまなニュースや記事をチェックしながら(フロー型)、Evernote、Pocket、はてブ(はてなブックマーク)などのウェブ情報管理ツールを使用して「あとで読む」を行い、そして、それを後で読もう(ストック型)としてみる。…のだが、実際には、忙しいユーザには、後で読まれないことも少なくない。ニュースのヘッドラインや記事のタイトルを見て気になったものの、読もうとしながら結局は読まれない記事を StockMark では「死蔵記事(しぞうきじ)」と読んでいる。StockMark が挑戦するのは、この死蔵記事を減らすことだ。

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StockMark では前出のウェブ情報管理ツールと連携、クラウド側に準備された人工知能により、ユーザの情報に対する嗜好を機械学習し、ユーザ毎のプロファイルを生成する。「あとで読む」をつけられた記事は、ウェブスクレイピングで内容が取得され、形態素解析(tf-idf 法)を経て、10個の情報カテゴリに自動分類される(スマートカテゴリー)。ユーザには、モバイルアプリから朝・昼・夕・夜の4回にわたり、シチュエーションに合った情報が要約の付された形でレコメンドされ、それを情報管理ツール、ソーシャルネットワーク、グループウェアなどで容易にリンク共有できるようになる。

Twitter で記事を「Like」するだけでも、興味のあるニュースや記事を取り込んでいきます。将来的には、カレンダーアプリなどとも連携し、これからの予定に紐付けて、関連するニュースを一括でとれるようにもしていきたい。(林氏)

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林氏らは、情報が増え続ける中でユーザは情報をシェアすることが多くなる一方、それらの情報を管理するノウハウが求められていることに着目。ブックマークツールがあまり進化していないことに原因があると考えたものの、そこには既にユーザが使い慣れた数々のアプリが君臨しており、後発で参入するにもユーザのスイッチングコストが高い。StockMark の位置付けを、インプットツールとアウトプットツールの間に介在する〝情報の整理役〟と定め、「ユーザの興味を一番理解しているサービスに育てたい(林氏)」と抱負を述べた。

現在のところ、StockMark の経営形態は完全なるブートストラップモードだ。将来的には、フリーミアムなどのメニュー展開もあり得るが、可能性のあるビジネスモデルの確立にはまだ至っていない。林氏は「投資家からの評価はあまりよくない」と現況を吐露していたが、多くのユニコーンが当初は投資家の評価が高くなかったことを考えると、新しいコンセプトのサービスが、初めから万人の高評価を受けるのはむしろ稀かもしれない。林氏は、このような技術やしくみを欲しがる企業からの買収など、さまざまな選択肢を念頭にエグジットを狙いたい、と今後の野望を熱く語った。