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地銀をマッチングでモダン体験に変える「Synctera」の方法

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ピックアップ:Banking On Fintechs: Synctera Raises $12.4M Seed For Financial Services Matching Platform ニュースサマリー:サンフランシスコを拠点とする「Synctera」はシードラウンドにて1,240万ドルの資金調達を実施したことを発表している。リード投資家にはLightspeedとDiagram Ventu…

ピックアップ:Banking On Fintechs: Synctera Raises $12.4M Seed For Financial Services Matching Platform

ニュースサマリー:サンフランシスコを拠点とする「Synctera」はシードラウンドにて1,240万ドルの資金調達を実施したことを発表している。リード投資家にはLightspeedとDiagram Venturesが参加し、個人投資家としてPlaidのファウンダーZachary PerretやAffirmのファウンダーMax Levchinも同ラウンドに参加している。

話題のポイント:銀行が開示する情報をAPI経由で一般のフィンテック企業が利用できるオープンバンクの仕組みが広がりつつあります。最近の動きでいえば、Fintech as a Serviceとして市場をリードするRapydが25億ドルを調達するなど、レッドオーシャン化しつつあるマーケットです。

ただ、扱うサービスを大きく変えるような提携となると、APIを叩いてはいどうぞというわけにはいかず、銀行側は慎重にならざるを得ません。そこで登場したのが彼らのマッチング支援をするSyncteraです。銀行とフィンテック企業がスムーズに技術レベルまでの提携を進められるよう、コンプライアンスに関する書類処理を含めた支援をしています。オープンバンクに関連したマーケットプレイスモデルを採用しており、ユニークな提供価値を持っています。

Syncteraでは特にコミュニティーバンクとフィンテック企業との関係構築マーケットプレイスとしてのブランディングを進めています。コミュニティーバンクは、ローカルの事業者や住民を対象とした銀行のことで、比較的小規模な資金運営を実施している銀行を指します。日本で言う地方銀行のような存在です。

直近では、シアトルベースのコミュニティーバンクCoastal Community Bankとサンフランシスコベースのフィンテック企業Oneとのマッチングがケーススタディとしてあるようです。

イメージのアプリはCoastal Community Bankが提供しているものなのですが、シンプルなものに留まっていて、モダンな体験にはまだまだ改善の余地がありそうです。一方のOneでは、モダンなUI/UXを既に提供しており、彼らが手を結ぶことで地方の銀行体験が一気にデジタル化することができ、まさにSyncteraが目指すロールモデルとなりそうです。

同社CEOであるPeter Hazlehurstは、Uber MoneyやGoogle Walletでのデベロップメント経験を持っているとのこと。今回のラウンドの投資を見ても、PlaidやAffirmなどから出資を受けており、市場からの需要と期待も大きいことが予想されます。