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台湾のAIスタートアップシーン、2021年上半期のトレンドを振り返る

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世界は1年以上前からパンデミックと付き合っている。ワクチン接種はすでに世界中で行われているが、コロナ禍に企業が採用した多くの劇的な変化は後戻りしようがないものだ。スタートアップも企業も、業務を効率化して新常態下で生き残るために、AI、クラウド、デジタルトランスフォーメーションにますます注目し、ビジネスのやり方を永久に変えている。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話…

世界は1年以上前からパンデミックと付き合っている。ワクチン接種はすでに世界中で行われているが、コロナ禍に企業が採用した多くの劇的な変化は後戻りしようがないものだ。スタートアップも企業も、業務を効率化して新常態下で生き残るために、AI、クラウド、デジタルトランスフォーメーションにますます注目し、ビジネスのやり方を永久に変えている。

2021年上半期、台湾の AI エコシステムは、Appier(沛星互動)が日本で上場し、ユニコーンの地位を正式に獲得した初の台湾のスタートアップとなったことで大きな節目を迎えた。さらに、AIチップスタートアップ Kneron(耐能)は、年初に大手電機メーカーの HonHai(鴻海)と Winbond(華邦電子)から資金とリソースを得ており、テック大手から高効率なコンピューティング機能への需要が増し続けていることを示している。

AppWorks Accelerator(之初加速器)は、過去6ヶ月間の学びをもとに、台湾の AI エコシステムマップ2021年上半期を更新した。猛烈なスピードで進むデジタル導入に伴い、一部のアプリケーションは特定の業界に限定されなくなったため、業界横断的なソリューションやテクノロジーに分類し直しましたが、これは台湾の AI エコシステムをより反映していると考えている。

エコシステム全体の変化を確認したところ、2021年上半期の注目すべき傾向がいくつか見られた。

AI における新たな視点と機会

Hive Ventures(蜂行資本)が2021年第1四半期に発表した台湾企業向けの AI レポートによると、25%の企業が比較的成熟した AI アプリケーションを組織内に導入している。また、インタビューを行った企業の53%が、組織に AI を導入する必要があると考えており、AI をより効果的に展開・適用する方法を学ぶことが、多くのリーダーにとって最優先事項となっている。

我々は、企業が外部のソリューションを直接求めることから、連携されたデータの選別、応用分野の定義、AI モデルの開発と展開、そして最終的には組織における AI の同化を実現するための内部チームの構築へと進んでいることに気づく。

このような傾向があるからこそ、数多くの AI イネーブラが市場で大きな勢いを増しているのだ。 企業が最高の効率で AI を導入することの支援を目指した機械学習エンジン開発の ProfetAI(杰倫智能)は、2021年初頭に AU Optronics(友達光電)、Hive Venturesなどの投資家からプレシリーズ A ラウンドで資金調達した。

また、Infuse AI は、2021年第1四半期に Wistron(緯創)がリードした430万米ドルのシリーズ A ラウンドで資金調達を実施、MLOps(Machine Learning Operations)プラットフォームの開発を続けている。より多くの企業が AI モデルを展開・管理することを支援すべく、今年はモデルの開発、管理、モニタリングが最適化される。

マーテック(マーケティングテクノロジー)の次のステップ

台湾で e コマース普及率が高まる中、バーチャルとフィジカルのセールス&マーケティングを融合させた OMO(Online-Merge-Offline)のコンセプトは、強力な可能性を示している。Google がサードパーティ Cookieの 廃止を発表した影響で、企業はオンラインとオフラインに散在するデータポケットの管理方法を見直す必要に迫られている。

具体的には、断片的な顧客データを効果的に蓄積・統合し、そこから得られる知見を活用して、機動的なマーケティング判断を行うことが課題となっている。このような問題は、マーテック(マーケティングテクノロジー)における AI イノベーションの新たな開発機会を生み出している。

複雑化するマーケティングの意思決定に直面して、必要なデータを自分で統合することはこれまで以上に困難になっている。そこで、マーテック企業は、他社とのアライアンスを積極的に模索し、共同でチームを結成してデータを共有したり、製品の内容を一緒に改善したり、さらには新しいサービスモデルを導き出したりするようになってきている。

新しいベンチャー企業同士の提携であれ、異業種での協力関係の模索であれ、2021年前半にはこうしたシナジーの糸口を見つけることができる。例えば、会話型 AI のスタートアップである GoSky(構思網路)とCrescendo Labs(漸強実験室)の2社は、動画プラットフォーム「iKala(愛卡拉)」の「KOL Radar」と協力し、ソーシャルコマースのソリューションを立ち上げるために必要なデータを収集した。

また、別のマーテックスタートアップ Accuhit(愛酷智能)は、2021年初頭にメディアの主要プレイヤーと協業し、AI とビッグデータのジョイントベンチャー「DaEX」を設立した。業界横断的な提携により、メディアの広告データをCDP(顧客データプラットフォーム)と連携し、包括的なマーケティングエコシステムを構築する。

Appier は、前述の資金調達のニュースに加えて、オムニチャネルのソーシャルコマースプラットフォーム「BotBonnie(邦妮科技)」を買収し、サービスやデータ分析を充実させた。このように、マーテックチームが強力なネットワークを構築する波に乗って、そのような相乗効果によってより多くの AI アプリケーションが誕生するだろう。

台湾の AI エコシステムにおける大企業の役割

台湾でも国際的にも、AI エコシステム全体の発展の中で、組織やプロセスに AI を連携する参加率が高まっている。スタートアップアクセラレータでは、2010年に設立され、2018年8月から AI やブロックチェーンに取り組む創業者にフォーカスした AppWorks Accelerator が、これまでに100以上のAIチームを卒業させ、台湾のAIエコシステムを構築し続けている。

また、2021年4月、AppWorks は、AI エコシステムに積極的な Wistron との提携を発表し、AI、IoT、クラウドコンピューティング、情報セキュリティの分野のスタートアップにフォーカスした「Wistron Accelerator powered by AppWorks」の第一陣を立ち上げた。Wistron グループのさまざまな事業部門は、これらのスタートアップと協力して、各部門のソリューションを提案し、AI/IoT エコシステム全体の中でより多くの成長機会を求めていく。

また、AI チップメーカー大手 NVIDIAは、アジア初の NVIDIA Inception AI スタートアップ拠点を台北郊外にある新北市林口のイノベーションパークに設立し、NVIDIA Inception AI アクセラレータプログラムを補完して、台湾に才能と革新的な技術を注入することを発表した。

また、SparkLabs Taipei、Taiwan AI x Robotics Accelerator、CIAT Accelerator など、AI スタートアップチームを支援するスタートアップアクセラレータは、いずれも AI スタートアップの参加を募集している。Taiwan AI Academy Foundation(略称 AIF、台湾人工智恵学校)と Taiwan AI Labs(台湾人工智慧実験室)は、それぞれ AI の教育と研究における台湾の代表的な機関だ。コンソーシアムである前者は、さまざまな産業における AI の導入を促進するために、産業界と学術界を組み合わせている。

AI プロジェクトの評価や変革戦略のサービスを推進している。台湾のスマートドライビングテストラボと桃園のイノベーションパークは、政府と企業のリソースを結びつけ、自動運転車のテストのための研究開発環境を提供している。組織が一丸となって AI アジェンダを推進している今、AI を連携する需要は今後も高まっていくだろう。

台湾のAIエコシステムマップ2021年上半期は、AppWorks と AIF が共同で作成しており、半年ごとに更新されている。マップのダウンロードはココから可能だ。

【via e27】 @E27co

【原文】

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台湾の高齢者介護支援プラットフォーム「Jubo」運営、シリーズAで7.7億円を調達——日本などに進出へ

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<ピックアップ> 把長照應用AI推向全世界!智齡科技獲1.95億元A輪募資,緯創也是投資人 2018年に設立された台湾スタートアップ Smart Ageing Tech(智齢科技)はシリーズAラウンドで、Chia Hsin Cement(嘉新水泥)、Wistron Capital(緯創資通)、複数のエンジェル投資家から1億9,500万ニュー台湾ドル(約7.7億円)を調達したと発表した。このチームは…

Jubo を操作する介護士の皆さん
Image credit: Smart Ageing Tech(智齢科技)

<ピックアップ> 把長照應用AI推向全世界!智齡科技獲1.95億元A輪募資,緯創也是投資人

2018年に設立された台湾スタートアップ Smart Ageing Tech(智齢科技)はシリーズAラウンドで、Chia Hsin Cement(嘉新水泥)、Wistron Capital(緯創資通)、複数のエンジェル投資家から1億9,500万ニュー台湾ドル(約7.7億円)を調達したと発表した。このチームは、台湾政府科技部(日本の旧科学技術庁に相当)の「人口高齡化議題挑戦計画」に参加しており、中華文化特有の家族に配慮した介護システムを開発し、高齢者の安心、家族の安心、組織のケアを実現するための環境を構築している。

Jubo はローンチから3年足らずで200以上の介護団体から承認を受け、3,000人以上の介護士、ソーシャルワーカー、ケアアテンダントが毎日使用している。このシステムには、AI を使って高齢者それぞれの服薬状況を確認し、誤った服薬のリスクを特定し、介護者や薬剤師にリアルタイムで警告できる。AI は大量のデータを比較して数秒で結果を出せるため、専門家が薬の名前や用量を読み取って副作用を確認するという手作業に比べて大幅に作業が効率化される。

服薬管理の機能は Jubo が提供する AI の提供する機能の一つに過ぎず、これ以外にも、創傷認識、介護士のシフト管理など5サービスを現在開発中で、年内には合計10サービスが利用できるようになる予定。高齢者が介護施設で介護を受ける年数は平均9年間で、この間に蓄積されるデータは膨大なものになる。Jubo により多くのデータが蓄積・分析されることで、介護施設のスタッフはより効率的に業務を遂行できるようになることが期待される。

Smart Ageing Tech はまた、台湾同様に高齢化問題を抱えるアメリカ、日本、シンガポールにも市場進出する。アメリカとカナダ進出に向け、同社は2020年に北米オフィスを開設し、アメリカ最大の介護プラットフォーム「PointClickCare」と提携。また今年に入り、シンガポールの上場企業 ECON Healthcare Group などとも高齢者介護における提携の可能性を模索し始めた。先月には、東京で Smart Ageing Tech が特許を取得した介護用回診カートを現場の介護士らにデモンストレーションした。

via BNext(数位時代)

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AppWorks(之初創投)、台湾・東南アジア向け3号ファンドを1.5億米ドル調達しクローズ

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AppWorks(之初創投)は、Greater SEA(大東南アジア圏=ASEAN+台湾)向けの AI やブロックチェーンスタートアップを対象とした1億5,000万米ドルの3号ファンドの調達をクローズした。台湾を拠点とする VC ファンド兼アクセラレーターであるAppWorks は、1億5,000万米ドルのオーバースクライブを行った3番目のファンドのファイナルクローズを行ったと発表した。この新ファ…

Image credit: AppWorks(之初創投)

AppWorks(之初創投)は、Greater SEA(大東南アジア圏=ASEAN+台湾)向けの AI やブロックチェーンスタートアップを対象とした1億5,000万米ドルの3号ファンドの調達をクローズした。台湾を拠点とする VC ファンド兼アクセラレーターであるAppWorks は、1億5,000万米ドルのオーバースクライブを行った3番目のファンドのファイナルクローズを行ったと発表した。この新ファンドにより、AppWorks の総運用資産(AUM)は2億1,200万米ドルとなった。

3号ファンドの投資家には、Taiwan Mobile(台湾大哥大)、Axiom Asia Private Capital(啓元投資)、Fubon Life(富邦人寿)、TransGlobe Life(全球人寿)、Hongtai Group(鴻泰科技)、Wistron(緯創)、Cathay Life(国泰人寿)、Phison Electronics(群聯電子)、Taiwan’s National Development Fund(行政院国家発展基金)などが名を連ねる。今後は、大東南アジア圏で AI やブロックチェーンを扱う企業への投資に注力していく。プレスリリースによると、新ファンドは、シリーズ A〜C の企業に200万米ドル以上の投資を20件、シードステージを20件など、約40件のポートフォリオを構築中だ。

また、3号ファンドの投資活動を拡大するために、新たな投資アソシエイトとアナリストを採用する予定だ。今後10年間で、1,000社のスタートアップが活動し、総額1,000億米ドルを超えるエコシステムを構築し、5万人の雇用機会を創出することを目指す。

AppWorks 会長兼パートナーの Jamie Lin(林之晨)氏は、次のように述べている。

AppWorks は当初は地味な存在だったが、現在では地域を代表する投資家の一つとなり、他の著名なベンチャーキャピタルと協力して、新興国である東南アジアのスタートアップエコシステムの育成に取り組んでいる。AI やブロックチェーンの分野では、グローバルな舞台で主要なプレーヤーとなっている。

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現在、3号ファンドからは、同アクセラレータの卒業生の Pickone(挑場地)WeMo Scooter(威摩)Omnichat(全通路科技)XREX(阿碼科技)Blocto など、20社以上のスタートアップを支援している。また、CarousellDapper Labs/FlowTikiDcardYummy CorpAnimoca Brands など、AppWorks のメンターが率いる企業にも投資している。その中でも、Dapper Labs と Animoca Brands はユニコーンの壁を越えた。

2009年の設立以来、AppWorks のエコシステムには、414社のスタートアップと1,396人の創業者が参加し、総額43億米ドルの資金調達を行い、174億米ドルの時価総額を誇っている。AppWorksは、人材と製造能力における台湾市場の明確な優位性を活かし、創業者に AppWorks School を通じた人材への直接のパイプを提供するとともに、台湾の世界有数のハードウェア製造リソースへのアクセスを提供し、将来的に重要な分野での競争力を高める。

また、AppWorks は、独自のディールフローを確保するために、東南アジア市場でローカルシードファンド戦略を展開している。これにより、パンデミック時の渡航制限を気にすることなく、有意義なインサイトや有望なディールへのアクセスを得ることができ、同地域における AppWorks の露出が広がる。

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【via e27】 @E27co

【原文】

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台湾政府と業界団体、世界のスタートアップを招く2週間アクセラレーションプログラム第12期を募集

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台湾政府の国家発展委員会(NDA)とアジア・シリコンバレー計画執行センター(ASVDA)、台湾有数の大企業20社が資金提供する NPO の Epoch Foundation(時代基金会)が運営するスタートアップインキュベータ Garage+ は現在、第12期を迎えるアクセラレーションプログラム「Startup Global Program」の募集中だ。2015年に始まったこのプログラムは年に2回実…

台湾政府の国家発展委員会(NDA)とアジア・シリコンバレー計画執行センター(ASVDA)、台湾有数の大企業20社が資金提供する NPO の Epoch Foundation(時代基金会)が運営するスタートアップインキュベータ Garage+ は現在、第12期を迎えるアクセラレーションプログラム「Startup Global Program」の募集中だ。2015年に始まったこのプログラムは年に2回実施され、これまでに世界中から162チームが採択・参加。その3分の1以上が、台湾企業からの投資や協業を実現している。

このプログラムの特徴は、14日間(以前は10日間だった)という短期間に、Epoch Foundation に加盟する Taiwan Semiconductor Manufacturing (TSMC、台湾積体電路製造、台湾証取:2382)、ノートPC の ODM 世界最大手 Quanta Computer(広達電脳、台湾証取:2382)、Foxconn(鴻海/富士康、台湾証取:2354)、Acer(宏碁、台湾証取:2353)など、台湾を代表する企業に起業家が直接会え、台湾やアジア地域でのビジネス可能性を模索できる点。

募集領域は、AI とデータアナリティクス、IoT とスマートデバイス、デジタルヘルス、5G 技術、ロボティクス、スマートエネルギー、e モビリティなどで、参加にはシードからシリーズ B 資金調達を模索しているスタートアップが適しているとのことだが必須条件ではない(e モビリティスタートアップについては、台湾貿易センターが10月20日から1ヶ月間オンライン開催する e モビリティカンファレンスへの参加チャンスもある)。

プログラムへはここから応募できる。主催が NPO という性格もあり、参加にあたって費用を求められたり、エクイティの拠出を求められたりすることはない。採択された参加者には、前出のような台湾企業への訪問機会のアレンジやマッチングのほか、台湾との往復航空券、14日分の宿泊環境、3ヶ月のワーキングスペース利用権、台湾への起業家ビザが無償支給される(新型コロナウイルス対策で、一部サービスはオンラインで提供される可能性がある)。プログラム開始は10月13日からで、応募締切は7月14日となっている。

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「17 Live(17直播)」創業者率いるTurn Capital(龍丞資本)、台湾「Dapp Pocket」を買収——東南アジア向け仮想通貨取引所を設立へ

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「17 Live(17直播)」の共同創業者兼非常勤会長 Joseph Phua(潘杰賢)氏のファミリーオフィス Turn Capital(龍丞資本)は、台湾のブロックチェーン企業 Dapp Pocket を買収することで合意した。Turn Capital は、Dapp の創業者である Anderson Chen(陳柏安)氏と彼のチームと協力して、東南アジアに特化した仮想通貨取引所「OMO」を開発す…

AppWorks(之初創投)第19期デモデイに参加した Dapp Pocket CEO Anderson Chen(陳柏安)氏(右)
Image credit: AppWorks(之初創投)

「17 Live(17直播)」の共同創業者兼非常勤会長 Joseph Phua(潘杰賢)氏のファミリーオフィス Turn Capital(龍丞資本)は、台湾のブロックチェーン企業 Dapp Pocket を買収することで合意した。Turn Capital は、Dapp の創業者である Anderson Chen(陳柏安)氏と彼のチームと協力して、東南アジアに特化した仮想通貨取引所「OMO」を開発する。OMO は2021年6月、アプリと www.coinomo.com の両方でビジネスを開始する予定だ。

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Dapp Pocket は2つの主要製品を保有している。DeFi(分散金融)ウォレットの「Dapp Pocket」と、クレジットカードによる購入でユーザが簡単に法定通貨から米ドルコイン(USDC)に乗り換えできるように設計されたイールドアグリゲータ(取引板を使わず仮想通貨同士を交換できる分散型取引所の一種)「Cappuu」だ。Cappuu はまだβ版だが、アプリの Dapp Pocket は14万人以上のユーザを獲得している。

(OMO の親会社にあたる)Coinomo の CEO で、Turn Capital の パートナー Evie Zhang(張鐘予)氏は次のように語った。

Anderson 氏は、Dapp Pocket と Cappuu で素晴らしい製品群を構築した。仮想通貨の小売への導入が急速に進んでいる今、彼の製品と専門知識を活用して、東南アジアに焦点を当てた小売取引所の立ち上げを加速できると考えている。私たちの目標は、この地域のインターネット利用可能人口の100%に仮想通貨を導入することだ。Anderson 氏と彼のチームと緊密に協力していくことを楽しみにしている。

Coinomo の CEO で、Turn Capital の パートナー Evie Zhang(張鐘予)氏
Image credit: OMO

OMO は、ウォレットの Dapp Pocket と Cappuu を単一のプラットフォームに統合したもので、東南アジアの新規および主流採用層が仮想通貨の世界に入るためのゲートウェイとなることを目指している。プレスリリースによると、OMO は高品質なユーザ体験を提供し、不必要な詳細や混乱を排除するとのことだ。

もう1つの製品は「OMO finance」で、これはより熟練した暗号投資家に対応する高次の製品としてのプラットフォームであり、メインストリートでの仮想通貨の動きの荒波に参加して楽しむことができる。このプラットフォームでは、丹精込めて作られた投資級の商品が独占的に提供される。仮想通貨分野はこの1年間で力強い復活を遂げ、機関投資家と個人投資家の両方から、オルタナティブ・アセットクラスとしてのこの業界への関心が大きく高まっている。

最近、ビットコインの時価総額が初めて1兆円を超えた。世界の仮想通貨時価総額は2兆米ドルを超えている。わずか10数年でこの産業全体が構築されたのだ。我々はメインストリームになる寸前だ。例えば、JPMorgan、DBS、Temasek が最近立ち上げた Partior は、ブロックチェーン決済プラットフォームの実験を行う官民パートナーシップだ。我々は、今後12~24ヵ月の間に何が起こるのか、その一端を見たのに過ぎないと考えている。(Chen 氏)

2020年に設立された Turn Capital は、さまざまなステージの企業への投資および買収を目的としており、ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティのパートナー各社とともに、経営に関する専門知識をもって創業者や経営者を支援している。チケットサイズは、ベンチャー投資の50万米ドルからプライベートエクイティ投資の1,000万米ドルまで。同社は今年1月、シンガポールの投資会社 Kollective Ventures と共同で、台湾のポッドキャストプラットフォーム「SoundOn(声浪)」を買収した

【via e27】 @E27co

【原文】

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台湾発AIスタートアップAppier(沛星互動)、東証マザーズに今日上場——初値は公開価格を約27%上回り、時価総額2,000億円突破

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台湾の AI スタートアップ Appier(沛星互動) は、東証マザーズに本日上場した。公開価格は1,600円だったが初値で2030円をつけ、公開価格を26.87%上回った。公開価格で算出した時価総額は1,598億円で既にユニコーンだったが、初値を元にすると時価総額は2,000億円を超えたことになる。同社の日本からの既存投資家には、ジャフコグループ(東証:8595)、ソフトバンクグループ(東証:9…

Image credit: Appier

台湾の AI スタートアップ Appier(沛星互動) は、東証マザーズに本日上場した。公開価格は1,600円だったが初値で2030円をつけ、公開価格を26.87%上回った。公開価格で算出した時価総額は1,598億円で既にユニコーンだったが、初値を元にすると時価総額は2,000億円を超えたことになる。同社の日本からの既存投資家には、ジャフコグループ(東証:8595)、ソフトバンクグループ(東証:9984)、LINE などがいる。

Appier は、広告主がより公開的に対象をターゲティングできるよう、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、デスクトップなどウェブにつながる全デバイス横断で、個人ユーザの行動をトラッキングする技術をもとに、多くのプロダクトを提供している。同社エンジニアのうち約70%が AI かビッグデータの領域における博士号又は修士号を保有しており、極めて技術に特化したスタートアップと言えるだろう。

Appier のプログラマティックプラットフォームは、あるタイミングでどのデバイスのどのユーザをターゲットにすればよいかを決定するため、AI テクノロジーによって集められたユーザの行動情報やデバイス所有情報を用いる。同社の2つ目のプロダクト Aixon はマーケティングの洞察を得るため、人工知能を用いて、Appier のデータベースから集めたアプリやウェブサイトのユーザデータを分析する。

Appier は2019年10月、東京拠点の行動データプロバイダ Emotion Intelligence(emin)を買収し、複数チャネルでの消費者エンゲージメント促進を目的として、AI を活用したマーケティングツールをユーザを提供。2018年8月には、Appier のマーケティング自動化プラットフォーム「Aiqua」とブランド統合した、バンガロールに本社を置く Qgraph を買収した

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台湾のAppWorks(之初創投)、シリーズA/B特化で1.5億米ドル規模の第3号ファンドを組成

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台北を拠点とするアーリーステージ VC で、Carousell や ShopBack などの投資家でもある AppWorks(之初創投)は、3つ目のファンドとして1億1,400万米ドルを調達したと DealStreetAsia が報じた。 1億5,000万米ドルの調達を目標ととする新ファンドは、AI、IoT 、ブロックチェーン、分散型金融(DeFi)分野のスタートアップへの投資を目指すと、同ファン…

Image credit: AppWorks(之初創投)

台北を拠点とするアーリーステージ VC で、Carousell や ShopBack などの投資家でもある AppWorks(之初創投)は、3つ目のファンドとして1億1,400万米ドルを調達したと DealStreetAsia が報じた。

1億5,000万米ドルの調達を目標ととする新ファンドは、AI、IoT 、ブロックチェーン、分散型金融(DeFi)分野のスタートアップへの投資を目指すと、同ファンドの会長兼パートナー Jamie Lin(林之晨)氏はレポートで述べている。

当初の計画では、第3号ファンドを1億米ドルでクローズする予定だったが、東南アジアと台湾のシリーズ A と B のスタートアップの資金調達の需給ギャップを目の当たりにし、目標規模を1億5,000万米ドルに引き上げることにした。

AppWorks の以前のファンドはエンジェル投資やシード投資に重点を置いていたが、今回の1億5,000万米ドルのファンドは、急成長中のシリーズ A や B のスタートアップに投資するために使用される。

2010年に設立された AppWorks は、東南アジア最大級のスタートアップアクセラレータと VC であり、そのエコシステム内で合計395社のスタートアップと1,331人のファウンダーに投資し、彼らを合算した総売上高は80.5億米ドルに達している

AppWorks が投資したスタートアップのうち4社——Uber、NetPublishing(隆中網络)、KuoBrothers(創業家兄弟)、MobiX(松果購物)——が、これまでに IPO を果たした。

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AppWorks は、シードステージの企業に20万〜40万米ドル、シリーズ A では最大300万米ドル、シリーズ B では1,000万米ドルを投資する

AppWorks は2020年11月、大東南アジア圏(台湾+東南アジア)のアーリーステージスタートアップ20社をフィーチャーしたバーチャルスタートアップショーケースを開始した。

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【via e27】 @E27co

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台湾有数の大企業が支援するインキュベータGarage+、世界のスタートアップを招く10日間アクセラレーションプログラム第11期の募集を開始

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Garage+ は、台湾有数の大企業20社が資金提供するNPO Epoch Foundation(時代基金会)が運営するスタートアップインキュベータだ。Garage+ は先ごろ、第11期を迎えるアクセラレーションプログラム「Startup Global Program」の募集を開始した。2015年に始まったこのプログラムは年に2回実施され、これまでに世界中から162チームが採択・参加。その3分の1…

Epoch Foundation(時代基金会)が昨年開催した「Meet the Future Exhiibition」の様子
Image credit: Epoch Foundation(時代基金会)

Garage+ は、台湾有数の大企業20社が資金提供するNPO Epoch Foundation(時代基金会)が運営するスタートアップインキュベータだ。Garage+ は先ごろ、第11期を迎えるアクセラレーションプログラム「Startup Global Program」の募集を開始した。2015年に始まったこのプログラムは年に2回実施され、これまでに世界中から162チームが採択・参加。その3分の1以上が、台湾企業からの投資や協業を実現している。

このプログラムの特徴は、10日間という短期間に、Epoch Foundation に加盟する Taiwan Semiconductor Manufacturing (TSMC、台湾積体電路製造、台湾証取:2382)、ノートPC の ODM 世界最大手 Quanta Computer(広達電脳、台湾証取:2382)、Foxconn(鴻海/富士康、台湾証取:2354)、Acer(宏碁、台湾証取:2353)など、台湾を代表する企業に起業家が直接会え、台湾やアジア地域でのビジネス可能性を模索できる点。アジアを代表するテック見本市「Computex Taipei」への参加も含まれる(コロナ禍対応により、一部オンライン化される可能性もあり)。

募集領域は、AI とデータアナリティクス、IoT とスマートデバイス、デジタルヘルス、カーテック、5G 技術、ロボティクス、スマートエネルギーなどで、参加にはシードからシリーズ B 資金調達を模索しているスタートアップが適しているとのことだが必須条件ではない。

プログラムへはここから応募できる。主催が NPO という性格もあり、参加にあたって費用を求められたり、エクイティの拠出を求められたりすることはない。採択された参加者には、前出のような台湾企業への訪問機会のアレンジやマッチングのほか、台湾との往復航空券、10日分の宿泊環境、3ヶ月のワーキングスペース利用権、台湾への起業家ビザが無償支給される。プログラム開始は5月31日からで、応募締切は2月24日となっている。

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台湾発の赤ちゃん見守りAIカメラ「Cubo AI」、日本と欧州に進出へ

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台湾の新しいベビーカメラ Cubo AI は、2021年にヨーロッパと日本の市場に間もなく参入すると発表した。Cubo AI の CEO Joanna Lin(林伯修)氏は、創業から4年で年商が0から2億ニュー台湾ドル(約7.4億円)に達したと述べた。同社は今後も世界展開を継続する。 台湾の衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)が発表した最新の乳幼児死因報告書によると、台湾の乳幼児死因の第4位は事故…

Cubo AI のチーム

台湾の新しいベビーカメラ Cubo AI は、2021年にヨーロッパと日本の市場に間もなく参入すると発表した。Cubo AI の CEO Joanna Lin(林伯修)氏は、創業から4年で年商が0から2億ニュー台湾ドル(約7.4億円)に達したと述べた。同社は今後も世界展開を継続する。

台湾の衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)が発表した最新の乳幼児死因報告書によると、台湾の乳幼児死因の第4位は事故傷害で「偶発的窒息」が約75%を占めている。

現在市場に出回っている従来の赤ちゃん監視カメラと比べ、Cubo Ai の製品と競合他社との最大の違いは、カメラ内部の AI 技術が、子供が口や鼻を覆っていたり、転がっても戻ってこなかったり、キッチンやベランダなどの危険な場所に入ってしまった場合などの「本当の危険」を判断し、泣き声の通知やスマートフォンでいつでも子どもの様子を見るといった基本的な機能だけではなく、すぐにモバイルアプリで保護者や保育者に通知することができる点だ。

Cubo AI は創業から4年で年商は毎年4倍の成長を記録し、2020年には約3万台が販売された。来年は今年の3倍の売上成長を維持したい。(Lin 氏)

Cubo AI は16日、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本など、十分な消費力があり、新生児向けの市場が大きい国に参入すると発表した。「国際市場参入に合わせ、より手頃な価格の製品も開発していく(Lin 氏)」という。また、Cubo AI が将来、赤ちゃん向けスマートホーム主要ブランドになることを望んでいるとも Lin 氏は語った。

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CEO、Cubo AI が4年で急成長した3つの理由を説明

Cubo AI は2018年、強力な AI 技術を搭載したスマートベビーカメラで台湾最大のクラウドファンディングプラットフォーム「Zeczec(嘖嘖)」に名を連ね、台湾の母子テック製品の歴史的記録を更新し、1,000万ニュー台湾ドル(約3,700万円)以上を調達。2019年6月、世界有数のクラウドファンディングプラットフォーム「Indiegogo」で50万米ドル以上を集め、母子テックカテゴリでクラウドファンディングの記録を更新した。

Cubo AI は台湾を拠点とするスタートアップで、設立から4年間で年商はすでに2億ニュー台湾ドル(約7.4億円)に達した。Cubo AI が4年間でどのようにして成長したかを振り返って、Lin 氏はCubo AI の3つの主要戦略を分析している。

Cubo AI

1. 台湾生まれ、強力な技術陣とハードウェアのコミュニティに支えられて

2020年には、台湾のパソコン部品メーカー Chicony(群光)と共同開発した二代目となる製品「Cubo AI Plus」を発売、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、台湾で販売している。Lin 氏によると、台湾に強力なハードウェアのコミュニティがあり、一流のソフトウェアの才能と相まって、Cubo AI は一流の AIoT 製品を生み出すことができているという。

また、Cubo AI は TechOrange(科技報橘)とのインタビューで、チームの最大の強みは研究開発力の高さで、コア技術をすべて自社で持っていることだと指摘している。 赤ちゃんの鼻や口を検知したり、危険な場所に入ったことを知らせたり、自動で写真を撮ったり、かわいい画像を記録したりと、AI 解析エンジン、ソフトウェア、ハードウェアはすべて自社チームで設計・開発している。

Cubo AI と協業した Chicony 映像プロダクト部門長の Mandy Tsai(蔡媚伊)氏は、次のように語った。

Chicony の部門も Cubo AI のようにゼロから始まる革新的な部門であるため、外国の大口顧客や大企業と仕事をするだけでなく、より多くの台湾のチームをサポートしていきたいと考えている。

我々は台湾の産業にもっと還元すべきだと思う。新しい創造は本当に難しい。最も不足しているのは貢献できるパートナーだ。Chicony は Cubo AI への貢献を担当するパートナーだ。将来、Cubo AI の製品をより良くするために協力することを楽しみにしている。台湾に新たな光を育て、ものづくりの台湾というだけでなく、多くの才能があることを世界にアピールできるよう、Cubo AI の製品をより良いものにするため、共に頑張っていきたい。

2. D2C モデルを成功させた Amazon を念頭に、最初から世界市場を展望

次のステップは、世界最大のオンラインストア Amazon に商品を置くことだ。(Lin 氏)

2019年末、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏の Amazon で Cubo AI の販売が開始されました。 2020年、台湾 Amazon で販売されているブランドの中でも最も成功しているブランドの一つは Cubo AI だ。Cubo AI は台湾を中心に、Amazon の強力なグローバル EC と物流プラットフォームでグローバルビジネスを行っており、「D2C モデルで今回参入を決めたヨーロッパや日本にも Amazon がある」と Lin 氏は語った。

物理的なチャネルを経由せず、Amazon と自社公式サイトのみでの販売を選択するという、グローバルなオンラインチャネルのデジタルエコノミー戦略により、Cubo AI は世界的なコロナ禍においても売上を伸ばし、2020年には2019年の4倍の売上高を達成し、2億ニュー台湾ドル(約7.4億円)近くに達することができた。

Cubo AI の共同創業者で広報ディレクターの Dan Kangning(単康寧)氏によると、2020年のコロナ禍には、オンラインチャンネルの人気の高まりやテレワーカーの割合が増えていることから、消費者の Cubo AI 製品に対する需要が欧米では旺盛だったという。

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの消費者は、ほとんどが中層階や2階建ての家に住んでいるので、親が在宅で仕事をしている時には、2階で寝ている子供をパソコンの画面で見て、仕事をしながら子供の面倒を見ることができる。(Dan 氏)

3. 台湾発 Facebook 活用の越境ブランド代表格に

Cubo AI は、2020年の台湾におけるFacebookの越境ブランディングの取り組みの中で、最も優れたものとされている。Lin 氏によれば、Cubo AI は Facebook 上でのローヤルティの高い顧客 VIP コミュニティの構築、ブランドアンバサダーの発掘、アプリ内クチコミマーケティングによりコミュニティ内にクチコミ効果を生み出しており、Facebook と Instagram の両方でクチコミを見ることができる。

また、ヨーロッパ及び日本市場に参入した後の B2B 市場への参入計画について、Lin 氏は「現時点ではまだ PMF の段階にあり、2021年にはティッピングポイントに到達すると予想している」と述べた。 ヨーロッパ諸国や日本に進出後の Cubo AU の B2B 市場への参入計画については、Dang 氏は「当面は B2C に注力していく」と述べた。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange

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SparkLabs Taipeiがアクセラレータ第4期のデモデイを開催、5G技術からヘルスケアまで8チームを披露

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台湾を拠点とするアクセラレータープログラム台湾のアクセラレータ SparkLabs Taipei は、台北で開催されたデモデイイベントで、第4期から卒業したスタートアップ8社を発表した。これらのスタートアップは、金融ブロックチェーンからスマートロジスティックスまで、さまざまな業界から集まった。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関…

台湾を拠点とするアクセラレータープログラム台湾のアクセラレータ SparkLabs Taipei は、台北で開催されたデモデイイベントで、第4期から卒業したスタートアップ8社を発表した。これらのスタートアップは、金融ブロックチェーンからスマートロジスティックスまで、さまざまな業界から集まった。

SparkLabs Taipei の共同創業者兼マネージングパートナーである Edgar Chiu(邱彥錡)氏は次のように述べている。

2020年の世界経済は、最近のパンデミックの影響を大きく受けており、台湾の起業家にとっては予想外にユニークな足がかりとなっている。

第4期から輩出されたスタートアップが対象とする産業には、テレヘルス、e コマース、5G インフラなどがあり、最近の世界のテクノロジー産業の動向に沿ったものとなっていいる。実際、多くのテクノロジー大手は現在、これらの業界で戦略的なパートナーシップや投資を模索している。

輩出されたスタートアップは以下の通りだ。

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EMQ(安価な越境決済プラットフォーム)

EMQ は、さまざまな市場向けに越境決済ソリューションを提供している。

EMQ は、規制基準に準拠したグローバルな越境決済プラットフォームを構築・運営しており、ワンストップのホスティングサービスを通じて、さまざまな市場における複雑な規制やコンプライアンス基準に準拠しながら、リアルタイムで透明性の高いクロスボーダー決済ソリューションを企業に提供している。 サービス内容は、EC、加盟店決済、調達、送金、貿易決済、給与送金など。

EMQ のネットワークは現在、アジア太平洋、アフリカ、ヨーロッパ、北米の80以上の主要市場で数十億人をカバー。 香港、シンガポール、インドネシア、カナダで金融サービス業のライセンスを取得し、台湾では金融監督委員会のサンドボックスに認定されている。

Pickupp(データドリブン・AI ベースの物流プラットフォーム)

Pickupp は、AI 分析を活用した AI ベースの物流プラットフォームで、企業が物流コストをよりインテリジェントにコントロールしながら、柔軟かつ効率的な物流ソリューションを提供し、多様な配送員とのインターフェースと展開を行い、物流サービスをより柔軟かつ拡張性のあるものにすることを支援する。

例えば、Pickupp の技術は、異なる種類の高密度の注文を分類し、AI による価格予測を行い、適切な販売店を最低の限界コストでマッチングさせることができる。

2017年に香港でスタートした Pickupp は現在、さまざまな E コマース、小売、レストランチェーンにサービスを提供しており、2018年にはシンガポールとマレーシアにも進出し、2020年半ばには台湾での正式な運営を開始し、東南アジア市場全体をターゲットにしつつある。

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OakMega/大橡科技(オムニチャネル向け、メッセンジャー用 CRM ソリューション SaaS)

最近ではメッセンジャーにせよ LINE にせよ、メッセージングソフトに時間をかける人が増えているが、ソーシャルメディアブランド側がこれらのアプリを通じて消費者の姿をイメージするのは簡単なことではない。

OakMega は、メッセージングソフトウェアをベースにした CRM(顧客関係管理)ソリューション。 大企業の CRM 導入を支援し、Salesforce、HubSpot、その他のエコシステムと統合し、完全な消費者データベースを構築し、正確なメッセージプッシュと自動化されたマーケティングモジュールを提供する。 同時に、SaaS やマーケットプレイスのモデルを確立し、中小ブランドが迅速に会員データベースを構築し、顧客との長期的な関係を管理できるよう支援する。

2019年に設立された OakMega は、ゲーム、医薬品、小売など幅広い業界で、台湾と日本の150以上のブランドにサービスを提供している。

Kneron/耐能(エッジ AI ソリューションの設計と開発)

2015年にサンディエゴで設立された Kneron は、AIoT、スマートホーム、スマート監視、セキュリティ、モバイルデバイス、ロボティクス、産業制御のための統合されたソフトウェアとハードウェアのエッジ AI ソリューションの設計と開発に特化。

主に、AI を実行するスマートデバイスの3つの主要な問題——セキュリティ、エネルギー、コストを解決する。Kneron のソリューションは再構成可能で、画像と音声の AI モデルの処理効率を向上させる。同社は2020年の「CB Insights AI トップ100社」に選ばれ、先日、4,000万米ドルを調達し、シリーズ A ラウンドの調達総額は7,300万米ドルに達した。

Tresl/巨数分析(EC データ分析プラットフォーム)

Tresl はデータドリブンマーケティングを簡単にする。LinkedIn のデータサイエンティスト2人によって設立された同社のプロダクト「Segments Analytics」は、EC のインテリジェンスプラットフォームで、ブランドは大企業で使用されているのと同じ分析ツール類に、わずかなコストでアクセスすることができる。

ワンクリックでのセグメンテーション、実用的なレコメンデーション、マーケティング統合により、複雑なデジタルカスタマージャーニーを対象としたステップバイステップのマーケティング最適化を提供、ブランドを支援する。データを収益化するための効果的なステップを踏むことができる。顧客には、ILIA Beauty、BJJ Fanatics、Vejo などがいる。

Aegis Custody/幣護(ブロックチェーン金融サービス)

Aegis Custody はブロックチェーン金融サービス会社で、金融機関や企業の顧客にデジタル資産の取引、管理、保護のための安全でユーザフレンドリーなソリューションを提供することに特化ししている。同社のサービスは、店頭取引(OTC)、仮想通貨ファンド、資産管理、サプライチェーンファイナンスサービスを含むデジタル資産の発行、流通、カストディをカバー。

2020年には、台湾最大のファクタリング会社と提携し、最初のサプライチェーン AR ファイナンス製品(デジタル受益者利益証明書)を立ち上げ販売を始めた。同社は、香港とアメリカの両方の信託ライセンスを保持し、グローバルな市場のリーチを持つ。

TMYTEK/稜研科技(5G インフラストラクチャプロバイダ)

TMYTEK は、5G/B5G 時代のミリメーター波(周波数帯域が30GHz〜300GHzほどの電波)のあらゆる課題を解決するための mmWave トータルソリューションプロバイダ。5Gおよび衛星市場向けに先進的な mmWave フェーズドアレイを構築する。

TMYTEK は、先進のAntenna-in-Package(AiP)技術を用いて5Gおよび衛星市場向けにmmWaveフェーズドアレイを構築しており、ORAN Alliance(米中独日英の通信キャリア5社による業界団体)はTMYTEKをアライアンス貢献者としてリストアップしている。

TMYTEK の XBeamは、出荷前に何十億もの mmWave モジュール、スマートフォン、基地局を検証するための大量生産ラインで OTA テストの問題を解決する。TMYTEKは、研究開発をより効率化するため mmWave ツールも構築している。

PenguinSmart/啓児宝(パーソナライズされたリハビリ治療を可能にするデジタルヘルスケアプラットフォーム)

PenguinSmart は、すべての人にインテリジェントでパーソナライズされたリハビリ治療を可能にする。ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の卒業生によって設立されたチームは、最新のデータサイエンスと専門的な洞察力を組み合わせ、介護者がリハビリの旅の鍵を握ることができるようにする。

PenguinSmart は、DisruptorDaily の「Disruptive Parenting Companies of 2017 トップ10社」に選ばれた。


2018年に設立された SparkLabs Taipei は、台湾のスタートアップの国際展開や海外のスタートアップの国内市場への参入を支援している。また、大企業や多国籍企業と提携して技術人材を調達し、スタートアップの戦略的投資や買収の可能性を見極めている。

このプログラムは開始以来、4つのバッチを実施し、合計26社のスタートアップに投資している。SparkLabs Taipei の卒業生は、台湾の国家開発基金、日本の NEC キャピタルソリューション、Hive Ventures(蜂行資本)などの投資家から資金を集めている。

台湾は世界的なパンデミックの影響を免れ、その経済効果を享受している。2020年にはプラスの経済成長を記録し、外国企業の台湾への投資が増加しているため、スタートアップのエコシステムが繁栄しつつある。これにより、国際的な資本、人材、デジタル技術のハブとしての地位を確立している。

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