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TechCrunch Japanが終わっちゃうみたい

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ニュースサマリ:メディア運営を手掛けるBoundlessは2月15日、国内で運営を続けていたテック系ニュースサイト「TechCrunch Japan」および「エンガジェット日本版」の運営を終了すると発表した。3月31日にて更新を終了し、5月1日をもって閉鎖する。サイトや記事へのアクセスがあった場合、米国版のTechCrunch、およびEngadgetに転送される予定。同社はプレスリリースにて閉鎖の…

ニュースサマリ:メディア運営を手掛けるBoundlessは2月15日、国内で運営を続けていたテック系ニュースサイト「TechCrunch Japan」および「エンガジェット日本版」の運営を終了すると発表した。3月31日にて更新を終了し、5月1日をもって閉鎖する。サイトや記事へのアクセスがあった場合、米国版のTechCrunch、およびEngadgetに転送される予定。同社はプレスリリースにて閉鎖の理由を「米国本社のグローバル戦略に伴うもの」としている。

TechCrunch JapanおよびEngadgetは共に日本国内の有志による翻訳サイトとして運営をスタートさせ、2010年、 米国のTechCrunchをAOLが買収 (Engadgetは2005年にAOLが 運営会社のWeblogsを買収済 )したことで、その運営を当時のAOL日本法人が担うこととなった。

その後、2015年に米大手通信のVerizonがAOLを44億ドルで買収したことに伴い、日本の運営は日本法人であるベライゾンメディア・ジャパン傘下となり、昨年の5月、さらにこのVerizonがプライベートエクイティのApollo GlobalManagementに メディア事業を売却したことで 、日本の運営はYahoo Inc.の日本法人であるBoundless( 昨年9月に社名変更 )が担うこととなっていた。なお、Verizonは2017年にYahooを45億ドルで買収しており、それも併せてApolloに売却している。ここに出てくるYahoo Inc.は日本国内で運営しているヤフーとは異なる事業体となる。

今後、Boundlessは日本でのビジネスニーズにあったソリューション提供を続けるとしている。

話題のポイント:筆者もこの媒体にはお世話になった一人として、感慨深い発表でした。私のTwitterのタイムラインはスタートアップ・起業家の方が多いので、TechCrunchロスを悲しむ声で溢れています。2006年頃から有志の翻訳サイトとしてスタートし、その後のソーシャルメディア戦争、スマートフォンシフト、シードアクセラレーションの誕生によるユニコーン量産時代など、世界で起こるスタートアップ・テックシーンのさまざまな側面を伝えてくれていたと思います。

せっかくなので少し振り返りを。

私が日本の運営チームに参加したのは2008年頃だったと記憶しています。当時はまだ翻訳サイトとしてしか運営されておらず、米国在住の翻訳メンバーと連携しながらできるだけタイムリーに米国で巻き起こるテクノロジースタートアップの話題を届けていました。中でもお気に入りの一本がこちらです。

当時のソーシャルメディアはMySpaceや、当時勢いを増してきたFacebookのように「相互フォロー」が基本でした。そこに非対称性ソーシャルという「フォロー」という概念をもたらしたのがTwitterでした。ただ、このTwitter、当時鳴かず飛ばずだったポッドキャスト企業「Odeo」のサイドプロジェクトとしてジャック・ドーシー氏が作ったもので、正直、あの当時のことを知ってる人であれば「なにこれ?」という印象を持った方の方が多かったのではないかなと思います。

サービス名も誤字ではなく「Twttr」で、ロゴはもう記事に残ってないみたいですが、ミミズが這ってるような気持ち悪いもので、とてもヒット作になると予想できるものではありませんでした。

でも、TechCrunchの共同編集長、創業者だったマイケル・アーリントン氏(と、他のメンバーたち)はえらく気に入ったようで、これを本当に毎日のように記事にしていきます。たとえばあの当時、Twitterはよく落ちたのですが(クジラの404画面がしょっちゅう出てた)そのすぐ後に記事にしては「また落ちた!」と騒ぐ様子は、現在の安定したサービス群からはもう想像ができないワンシーンです。

このまとめ記事はその当時のことを振り返ってまとめたものです。私たちがこのBRIDGEを立ち上げて、当時はミートアップイベントだったのですが、TechCrunchの運営をしながらゆくゆく、こういう媒体を独自のブランドで作れたらいいなと思っていたのを思い出します。こういった「TechCrunchクローン」ブログは世界各国で数多く誕生しました。(私たちのパートナーメディアのTechnodeやe27、Tech in Asiaもそのうちの一つです)

何か面白いことをやる起業家がいたらとにかく徹底的に書きまくる、そんなスタイルを真似しながらBRIDGEを運営していたのを今更ですが思い出しました。ただその後、メディア運営というのは本当に大変で、ニュースサマリにもある通り運営会社の変化が激しく、残念ながら日本での運営は断念されたようです。私も運営変更の折には少なからず衝突もあったので、あまりこの件については記述してなかったのですが、全てなくなるという機会なので少しだけBRIDGEのDiscordに書いておきました。会員登録されるとURLが送られるので興味ある方はご覧いただければ。

さて、過去を振り返っても新しいものは生まれません。特にスタートアップ・シーンは最近のWeb3/メタバースという新しいパラダイムを迎え、全く異なる価値観と向き合う必要が出てきています。まさに2010年にTwitterというワケのわからないサービス、スマートフォンという「いらんだろこれ」というデバイスとの出会いの衝撃に似ているかもしれません。

こういう時期はとにかく面白いことをやっている起業家が生まれるものです。プレスリリース書く暇なんてないけど、面白いものつくってるぜ!みたいな人がいたら、ぜひBRIDGEのDiscordで情報をシェアしてください。お待ちしております!

そして運営に関わったすべてのみなさん、おつかれさまでした。ありがとうTechCrunch Japan。

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TechCrunch Disrupt 賞をかけて、スタートアップ・ウィークエンド北京は今週金曜日にキックオフ

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今週末は、新たなスタートアップ・ウィークエンドが北京で開催される。Penn Olson の読者なら、8月に開催されたスタートアップ・ウィークエンド東京の記事を読んでくれたことだろう。集中した3日間のセッションを通じて、多くのチームがスタートアップ・アイデアに向けて、心を一つにしていた。 北京のイベントは10月21日~23日に開催されるが、今までと違うのは、今月末、北京で開かれる TechCrunc…

今週末は、新たなスタートアップ・ウィークエンドが北京で開催される。Penn Olson の読者なら、8月に開催されたスタートアップ・ウィークエンド東京の記事を読んでくれたことだろう。集中した3日間のセッションを通じて、多くのチームがスタートアップ・アイデアに向けて、心を一つにしていた。

北京のイベントは10月21日~23日に開催されるが、今までと違うのは、今月末、北京で開かれる TechCrunch Disrupt の展示ブースの権利を賞として得られる点だ。受賞者は TechCrunch Disrupt で2日間ブース展示が可能となる。

これに加え、スタートアップ・ウィークエンド北京に申し込んだスタートアップのうち20社には、29日と30日に開催される、TechCrunch 北京のハッカソンへの入場証が贈られる。

今回のスタートアップ・ウィークエンド北京とハッカソン・イベントは、TechCrunchRed Pagoda Resources の共催となっている。Red Pagoda Resources は、中国でベンチャーキャピタルが出資しているネット企業向けに人材を供給する会社だ。Red Pagoda Resources の取締役を務める Andy Mock 氏は次のように語っている。

「今回のスタートアップ・ウィークエンド北京が、TechCrunch Disrupt 初の国際イベントの予選に位置づけられたのは、シリコンバレーやニューヨークと同じく、北京がテック界で重要な意味を持ちつつあるからだ。優秀チームは、先ごろ設立された中国のシードラウンド投資基金『China Startup Republic/Innovation Camp』から、最低2万5千米ドルの出資を受けられる。」

スタートアップ・ウィークエンド北京に参加したい人は、こちらのフォームから申し込んでほしい。参加者の中には注目すべきスピーカーやコーチも居る。中国ならでは体験も大いに得られるだろう。

スタートアップ・ウィークエンド北京の前回のハイライトは、Tech Rice のすばらしい記事をチェックしてほしい。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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