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世界各国から新進気鋭スタートアップが参加したTechsauceのピッチコンペティション、ベトナムの医薬品流通を効率化するMedlinkが優勝

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6月19日〜20日、バンコクで開催された Techsauce Global Summit のピッチコンペティションで、製薬会社と薬局を直接つなぐプラットフォーム、ベトナムの Medlink が優勝した。 世界中から集まった各国代表チームがバンコクに集結。予決勝にはファイナリスト10チームが登壇した。本稿ではその10チームを紹介する。 このコンペティションでは審査員を勤めたのは、 Marvin Li…

6月19日〜20日、バンコクで開催された Techsauce Global Summit のピッチコンペティションで、製薬会社と薬局を直接つなぐプラットフォーム、ベトナムの Medlink が優勝した。

世界中から集まった各国代表チームがバンコクに集結。予決勝にはファイナリスト10チームが登壇した。本稿ではその10チームを紹介する。

このコンペティションでは審査員を勤めたのは、

  • Marvin Liao 氏 – Partner, 500 Startups
  • Joyce Ng 氏 – Managing Director, OurCrowd
  • Michael Lints 氏 – Partner, Golden Gate Ventures
  • Nichapat Ark 氏 – Thailand Coverage, Openspace Ventures
  • William Bao Bean 氏 – General Partner, SOSV

…の5人の皆さん。問題点の発見とソリューション解決・プロダクトマーケットフィット・エグゼキューションなどを基準に評価、1チームあたり、3分間のピッチと5分間の Q&A で構成された。

【優勝】Medlink by CLMV(ベトナム)

副賞:Techsauce から賞金100万バーツ、SOSV から12万米ドルの投資を受けられる権利

ベトナムの医薬品業界は、数百社以上ある製薬会社と、10万軒以上ある独立経営の薬局からなる断片化市場。Medlink は、SaaS で両者を直接つなぎ、製薬会社の流通コストを削減し、薬局の販売効率を高める。

ローンチからの6ヶ月で取引件数は20万件を突破、取引額は100万米ドルを突破した。薬局に費用は発生せず、製薬会社が年間15,000米ドルと取引額の2%を手数料として支払う。

Massimo by Dipp(台湾)

Massimo は、ソーシャルメディア広告やアドプラットフォーム向けに、広告のデザインを自動作成するプラットフォームだ。データ・ドリブンなアプローチで、デザイン作成、テスト運用、デザイン最適化のサイクルを高速で回すことが可能。

広告コンテンツ作成コストを従来の3分の1にまで下げ、対象視聴者へのリーチを従来の90%の予算で実現する。

Memori(ブルネイ)

Memori は、遺言作成、保険・葬式契約の管理、棺桶の購入、ソーシャルメディアや E メールパスワードを一括管理ができるブロックチェーンベースのプラットフォーム。

ユーザが生前に情報登録することで、他界後に遺族が故人の契約情報を把握できなかったり、解約できなかったりする不便を解消する。CEO の実家は10年以上にわたり葬式事業を経営。アジアの弁護士ネットワークと提携済。

MapIt4Me by WhatElse(インド)

MapIt4Me は、MA、CRM、SFA、請求システム、メッセージングシステムなど、組織が利用する多くの BI アプリを連携、それらアプリ間で連絡先を共有し、検索やタスク実行などを自動化するソリューション。

アプリ間で情報を再入力する手間を無くし、必要となる時間の5%を削減する。チリ政府のインキュベーションプログラム「Startup Chile」に参加。GDPR 準拠で世界展開を狙う。

erxes(モンゴル)

erxes は、マーケティング、営業、カスタマサービスなど複数機能を一元化したプラットフォーム。機能毎に複数の異ツールを使っている環境をリプレイスし、機能間連携の強化・業務の効率化・コスト圧縮を実現する。

ローンチ7ヶ月で60カ国以上から100万ダウンロードを突破、アクティブユーザは3,000人。ソースコードはオープンソース開放し、エンタープライズ向け SaaS でマネタイズする計画だ。

HomeCrowd(マレーシア)

HomeCrowd は、住宅ローンに特化した P2P ゆうしプラットフォームだ。従来の金融システムで十分な信用スコアを持たないミレニアム世代がターゲット。

ミレニアム世代の特徴として、副収入を持つケースは東南アジアでも増えつつあるが、合計金額が十分であっても副収入は見える化されにくく、金融機関は信用審査しづらい。HomeCrowd が信用審査し、お金を貸したい人とをつなぐ。

ZWIZ.ai(タイ)

ZWIZ.ai は、ビジネス向けの AI チャットボットプラットフォームだ。24時間365日カスタマサポートが求められるオンラインサービスに、迅速で高品質な回答環境を提供する。DTAC の2018年アクセラレータプログラムから輩出。

タイ国内だけで200万以上あるとされるオンラインビジネスを中心に、DTAC や LINE などとの提携関係を通じて、年内に1万軒の企業ユーザ獲得を目指す。

Ingrum ID(パキスタン)

Ingrum は、複数のソーシャルメディア横断でプロファイルを転送・共有できるアプリ。ソーシャルメディアのアイコンをクリックするか、自動同期機能をオンにすることで、異なるプラットフォーム横断で互いにつながることができる。

電話番号や名刺交換した際に得た情報を元に、わざわざソーシャルメディア毎にフレンドリクエストする手間を減らす。ローンチから7ヶ月でユーザを80万人獲得。

Divao(香港)

Divao はオンラインサービス向けに認証サービスを提供する eKYC プラットフォーム。ユーザは ID カードと自分の顔を自撮りし、Divao が本人認証し認証情報をサービスプロバイダに転送する。

プロバイダ各社は認証対応のためのコストとリスクを削減できる。現在、香港のサービスプロバイダに特化して提供。共に SOSV 傘下アクセラレータの MOX と Chinaaccelerator から輩出。

Jungle(フィリピン)

Jungle は Unbanked な(銀行口座を持たない)人が多い東南アジアを対象に、クレジットカード無し小売店で月額割賦払いを可能にするプラットフォーム。

ユーザからは利用代金の3.5%を手数料として徴収し、一方で、原資となる資金の提供者にはそうして得られた収入の半分を還元。現在、銀行との提携を進めており、今年第4四半期には MVP をローンチ、来年には保険会社と提携予定。

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世界20カ国から新進気鋭スタートアップが参加したTechsauceのピッチコンペティション、音の力で身体の痛みを和らげる豪SzeleSTIMが優勝

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6月22日〜23日、バンコクで開催された Techsauce Global Summit のピッチコンペティションで、音を使って身体の慢性痛を和らげる技術を開発する、オーストラリアの SzeleStim が優勝した。 今回は例年を上回る20カ国で地域予選イベント(Roadshow)を行い、勝ち残った各国代表チームがバンコクに集結。予選で17チームにまで絞られ、さらに決勝にはファイナリスト10チーム…

6月22日〜23日、バンコクで開催された Techsauce Global Summit のピッチコンペティションで、音を使って身体の慢性痛を和らげる技術を開発する、オーストラリアの SzeleStim が優勝した。

今回は例年を上回る20カ国で地域予選イベント(Roadshow)を行い、勝ち残った各国代表チームがバンコクに集結。予選で17チームにまで絞られ、さらに決勝にはファイナリスト10チームが登壇した。本稿ではその10チームを紹介する。

このコンペティションの審査員は……

  • William Bao Bean 氏 – General Partner, SOSV
  • Nichapat Ark 氏 – Advisor, Openspace Ventures
  • Monthida McCoole 氏 – Investment Partner, Early Stage Investor
  • Michael Smith Jr. 氏 – Partner , SeedPlus
  • Roni Burrell 氏 – Director, Verizon Ventures
  • JinA Bae 氏 – Head of Corporate Venture, Hanwha
  • Kawee Pokaratsiri 氏 – Senior Business Development, True Incube

…の7人の皆さんが務めた。

【優勝】SzeleSTIM(オーストラリア)

SzeleSTIM は、迷走神経刺激法により慢性痛を和らげる技術を開発するスタートアップだ。慢性痛に対しては痛み止めを処方されるケースが多いが、恒常的な痛み止めの服用は薬が効きにくくなるばかりか、肝臓や腎臓への副作用が懸念される。

SzeleSTIM は、耳に装着する特殊なウエアラブルデバイスを開発。ここから発生されるノイズにより神経を刺激し、脳が痛みを感じにくくする。今のところ副作用は確認されておらず、仮に副作用が確認されてもデバイスを外すだけに副作用はすぐに解消されることになる。

2018年、ウィーンのスタートアップカンファレンス Pioneers 2018 のピッチコンペティションで優勝

【賞金10万ドル特別賞】Miro(香港)

Miro は、香港発の画像認識スタートアップで、スタートアップイベントにおいて、主催者などが撮影した動画や映画から出場者の顔を認識し、それを当該の出場者に提供するサービスを開発している。具体的には、マラソンでランナーが完走後、自身の姿が映った写真を一括ダウンロードできるようなしくみを想定。

顔認識以外にも、ランナーが履いている靴のブランドなどもリアルタイム認識できるので、ブランドマーケティングにも応用できる。2017年には65イベントで利用され、2018年には250イベントで利用される予定。すでに毎月4.5万米ドルの売上がある。来年にはジムに進出し、ジム内の防犯カメラを活用しケガ防止システムを展開する予定。

Cognalearn(シンガポール)

Cognalearn は、Duke-NUS Medical School(デューク大学と共同で設置された、シンガポール国立大学の医学大学院)で開発された、認知科学に基づいた学習技術を提供。学校などで身につけた座学ベースの知識が、業務で役に立たない Employability Gap の解決を目的としている。

同社の開発したソフトウェア「InteDashboard」を使うことで、従来の講義形式のインタラクションの無い教育方法を改め、学生と教師の双方により効率のよい教育・学習効果を提供。学生は、個別準備確認試験(IRAT)、チーム準備確認試験(TRAT)を経て、雇用トレーニング向けた導入へと進む。医学部教授などがコンテンツ作成で協力、アメリカ、オーストラリア、シンガポールなどで、大手製薬会社などにサービス展開している。

RunCloud(マレーシア)

RunCloud は、AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)など、複数のクラウド環境を、Web ベースのダッシュボードで設定できるサービスを、月額15米ドルまたは年額150米ドルで提供。2017年1月にローンチし、顧客数はアカウントベースで7,000件、接続しているサーバ数ベースで5,200台。

昨年11月にマレーシアのアクセラレータ Cradle から77,000米ドルを調達しており、今後、アメリカやヨーロッパでの顧客を獲得するために100万米ドルを現在調達中。類似サービスは他にもあるが、クラウド環境の設定についての知識を持たない人でも、簡単に使えるよう操作を簡便にしているのが特徴だとしている。

NowFloats(インド)

NowFloats は、インド国内に5,800万件あるといわれる中小企業ビジネスにフォーカスし、彼らが簡単に Web サイトを設営し、オーガニックに集客できる環境を提供する。特別な知識を持たなくても Web サイト構築を可能にするアプローチは Wix や Shopify にも似ている。

ユーザの事業種別に基づいてキーワードを選ばせ、独自アルゴリズムと機械学習によって SEO を最適化し、オーガニックに(広告無で)集客効果を期待できるのが特徴だと言う。利用料金は1社あたり年間450米ドルで、Web サイト構築に加え、ROI 分析や顧客啓蒙などの機能も提供する。

Inagri(インドネシア)

インドネシアのバンドンを拠点とする Inagri は、東南アジアに多い、個人経営の小規模カフェ向けのバックヤードソリューションを提供する。在庫管理や請求書管理はもとより、地元農家や卸業者への食材注文や搬入を、バイクなどを使ってオンデマンドに提供できるのが特徴。Inagri 創業者の父が地元で物流会社を経営していることから、このアイデアを思いついたようだ。現在、バンドの小型カフェ130店舗で利用されている。

小規模飲食店にとっては昨今、GrabFoods、TravelokaEats、Go-Food などのオンデマンドフードデリバリも大きな販路になりつつあり、こうした急な食材の需要増減にオンデマンドの調達手段で提供したい考え。今後、ジャカルタ、マニラ、バンコクへの進出を計画しており、食材搬入のための物流は、地元のオンデマンド型バイクサービスとの提携で実現を目指す。

Clef Technology/克莱芙科技(台湾)

読者の中には、数年前に台湾南部の高雄で発生した、大規模なガス爆発事故のことを覚えているだろうか。ガス爆発事故は、高雄に限らず都市部で時折発生する痛ましい事故だ。この事故を防ぐには、ガス管が破損しガス漏れを起こしていないかを監視する必要があるが、現在のところ、職員が一定間隔で巡回し状態を確認する形でしか運営できていない。

Clef Technology が開発した技術では、ガス管の外に数百メートルおきにセンサーをつけ24時間監視し、音によってガス漏れを検出する。測定されたデータはクラウドにアップロードされ、必要に応じて、危険が近づいていることをユーザにモバイルで伝え退避を促す。ターゲットとしているのは、製油会社、ガス会社、ショッピングモール、不動産会社など。昨年ローンチし、シンガポールの AirMaker からシード資金を調達している。

Exora(フィリピン)

製鉄産業においては、製造コストの多くの部分を電気代が占めるため、電気代が高い国は鉄の輸出には不向きだとされる。フィリピンにおいても電気代は競合市場と比べて高価であるが、使われていない発電機の供給能力をマーケットプレイス上で流通させることにより、安価な電力を提供しようとするのが Exora の試みだ。

発電機のオーナーは、Exora のマーケットプレイスに参加料を支払い、通常より安い金額で余剰電力を供給する契約を行う。一方で、電力需要家はスマートメーターを設置し、電力の消費パターンを6ヶ月に渡ってデューデリジェンスしてもらうことで、最適な料金形態により発電者からの電力供給を受けることができる。Exora を通じて、これまでに合計6,700万米ドル相当の電力が供給され、需要家は合計2,000万ドル相当の電気代節約に成功している。

Inspace XR(オーストラリア)

Inspace XR は、不動産・建築業界向けのバーチャルリアリティ(VR)ソリューションを開発、既に大手不動産デベロッパと契約し、設立から14ヶ月目にして13万ドルの売上を上げているスタートアップだ。

建物の設計、工事、メンテナンスにあたって、VR 上に画像を取込・作成することで、BIM データ分析を元にした計測、レイヤー追加、検査などをやりやすくする。昨年 Alibaba が開催した Create@Alibaba コンペティションで、オーストラリア・ニュージーランド地域優勝

Edgybees(イスラエル)

Edgybees は、超高速もしくはリアルタイムで AR(拡張現実)を実現するスタートアップで、ドローンで撮影されたライブ映像に、例えば、付近の電線、ガス菅、水道管などの社会インフラの配置を表示することで、自然災害時の復旧活動の計画を立てやすくする。

スマートシティの IoT センサーなどとも連動し、駐停車しているクルマの状況や、付近の住居の内部の様子なども表示可能。ターゲットとする顧客領域は、緊急サービスを提供する企業や自治体、製油業界やガス会社、工事会社や電気通信会社など。

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タイ最大のスタートアップイベント「Techsauce Summit」が25日に来日、東京・赤坂でロードショーイベントを開催予定——参加者を募集開始

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THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、タイのスタートアップ・ニュースメディア「ThumbsUp」と、タイでコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA」は、昨年からバンコク市内で年次のスタートアップ・カンファレンス「Techsauce Summit」を開催している。昨年は、のべ5,000人の起業家や投資家が集まったが、今年はそれを2倍の1万人を30カ…

THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、タイのスタートアップ・ニュースメディア「ThumbsUp」と、タイでコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA」は、昨年からバンコク市内で年次のスタートアップ・カンファレンス「Techsauce Summit」を開催している。昨年は、のべ5,000人の起業家や投資家が集まったが、今年はそれを2倍の1万人を30カ国以上から集める計画だ。

今年の Techsauce Summit は6月22日〜23日に開催され、Techstars CEO の David Brown 氏、Ethereum 創業者の Joseph Lubin 氏ほか、日本からは IDEO Tokyo の Mike Peng 氏、Wantedly 創業者で CEO の仲暁子氏らがスピーカーに招かれる予定。Techsauce Summit ではアジア太平洋地域を中心に、世界の20都市でサテライトイベント(ロードショー)を開催する。

そのサテライトイベントの日本チャプター「Techsauce Japan Roadshow」が、東京・赤坂のコワーキングスペース「ninetytwo13」 で3月25日に開催される。このイベントは、バンコクの Techsauce Summit のピッチ・コンペティションの予選を兼ねており、ピッチ登壇したスタートアップのうち優勝者2名には Techsauce Summit 参加のための東京⇄バンコク往復航空券が進呈されるほか、成績上位者には展示ブースが無料で提供される。

今週から Techsauce Summit 事務局では「Techsauce Japan Roadshow」の一般参加希望者の募集を開始した。こちらのフォームからエントリ可能だ。なお、このイベントは3月28日〜29日に東京で開催される SLUSH Tokyo との提携のもと開催され、SLUSH Tokyo 事務局が推薦する、東南アジアでのプレゼンスを得たい、あるいは、市場エントリを希望するスタートアップが複数登壇する予定だ。野心あふれるチームに会えるのを楽しみにしたい。

【情報開示】THE BRIDGE は、Techsauce Summit のメディアスポンサーを務めています。

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タイ最大のスタートアップイベント「Techsauce Summit」が18日に来日、東京・丸の内でロードショーイベントを開催——ピッチ登壇スタートアップの募集を開始

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THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、タイのスタートアップ・ニュースメディア「ThumbsUp」と、タイでコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA」は、昨年からバンコク市内で年次のスタートアップ・カンファレンス「Techsauce Summit」を開催している。昨年は、日本の C Channel がタイ進出記念イベントを併催したことなども功を奏し…

Techsauce Summit 2016 のピッチ・コンペティションの模様
Image credit: Masaru Ikeda

THE BRIDGE のメディアパートナーでもある、タイのスタートアップ・ニュースメディア「ThumbsUp」と、タイでコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA」は、昨年からバンコク市内で年次のスタートアップ・カンファレンス「Techsauce Summit」を開催している。昨年は、日本の C Channel がタイ進出記念イベントを併催したことなども功を奏し、のべ3,000人以上の起業家や投資家が一堂に会した

今年の Techsauce Summit は7月28日〜29日に規模を拡大して開催され、500 Startups の Dave McClure 氏のほか、日本からは IDEO Tokyo の Mike Peng 氏、電通 CDC 事業開発ディレクターの嶋田敬一郎氏らがスピーカーに招かれる予定。Techsauce Summit 事務局によれば、今年の参加者総数はのべ6,000人を見込んでおり、バンコクで開かれるメインイベントに先立ち、世界の10都市でサテライトイベントを開催する計画だという。

 

そのサテライトイベントの日本チャプター「Techsauce Roadshow in Japan」が、東京・丸の内に開所したばかりの Startup Hub Tokyo で3月18日に開催される。このイベントは、バンコクの Techsauce Summit のピッチ・コンペティションの予選を兼ねており、ピッチ登壇したスタートアップのうち優勝者2名には Techsauce Summit 参加のための東京⇄バンコク往復航空券が進呈されるほか、成績上位者には展示ブースが無料で提供される。

今日から Techsauce Summit 事務局では「Roadshow in Japan」での登壇を希望するスタートアップを募集を開始した。こちらのフォームからエントリ可能で、応募締切は3月10日まで。東南アジアでのプレゼンスを得たい、あるいは、市場エントリを検討しているスタートアップからの積極的な応募を期待したい。

登壇を伴わない、一般観覧用のチケットの配布が始まったので、リンクを貼っておく。 → http://techsaucejapanroadshow2017.peatix.com/

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タイ初の国際スタートアップイベントのピッチバトルで、運送会社のマーケットプレイス「GizTix」が優勝 #TechsauceSummit2016

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本稿は、7月23日〜24日にバンコクで開催中の「TECHSAUCE SUMMIT 2016」の取材の一部。 「TECHSAUCE SUMMIT 2016」はタイで初となる国際スタートアップ・カンファレンスで、タイで WeWork に似たコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA(2015年の資金調達後に改称、以前の名前は HUBBA)」と、THE BRIDGE …

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本稿は、7月23日〜24日にバンコクで開催中の「TECHSAUCE SUMMIT 2016」の取材の一部。

TECHSAUCE SUMMIT 2016」はタイで初となる国際スタートアップ・カンファレンスで、タイで WeWork に似たコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA2015年の資金調達後に改称、以前の名前は HUBBA)」と、THE BRIDGE のメディアパートナーでもあるタイのスタートアップ・ニュースメディア「ThumbsUp」が共同で運営している。

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のべ約3,000人を集めたこのイベントの終盤、グロースステージのスタートアップ7社がしのぎを削るスタートアップバトルが開かれ、タイを拠点に運送会社のマーケットプレイスを運営するスタートアップ「GizTix」が優勝した。優勝者には賞金25万バーツ(約75万円相当)と、マイクロソフトの製品無料利用権12万ドル相当が贈られる。

このピッチセッションの審査員を務めたのは、

  • Polapat Arkkrapridi – Managing Director, Corporate Venture Capital at Digital Ventures
  • Sompoat Chansomboon – Director, Business Innovation, dtac Accelerate
  • Thanapong Na Ranong – Head of Venture Capital, InVent by Intouch Holdings
  • Albert Shyy – Principal, GREE Ventures
  • Saemin Ahn – Managing Partner, Rakuten Ventures
  • Victor Chua – Investment Director, Gobi Partners
  • Jeffrey Paine – Founding Parnter, Golden Gate Ventures

【優勝】GizTix(タイ)

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GizTix は、タイを拠点とする運送会社のマーケットプレイスで、日本を含む8カ国で利用可能だ。運送会社の手配は一般的に手間のかかるプロセスを必要とするが、GixTix では150社の運送会社と提携しており、チャットで見積を依頼してから、最長でも国内配送なら2時間以内、ASEAN 内配送なら10時間以内、ヨーロッパや北米向けの配送なら2日間以内に見積価格を受け取ることができる。

配送状況についても、リアルタイムでトラッキングが可能。タイのテレコム企業 DTAC のアクセラレータから2015年に輩出。500 Startups のタイ向けマイクロファンド 500 Tuktuks や KK Fund から資金を調達している。

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AIRPORTELs(タイ)

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AIRPORTELs は、バンコク市内を対象に、ホテルや家と空港の間を、重さにかかわらず、旅行カバン1個につき350バーツ(約1,070円)で届けてくれるサービス。ホテルや空港のコンシェルジュで荷物をドロップしたり、ピックアップしたりできる。

荷物を持ち歩く必要がなくなるため、ユーザは空港に着いてからホテルに立ち寄らずにそのまま遊びに出かけたり、外出先からそのまま空港に向かったりすることができるようになる。3日間まで無料で荷物を預けておくことも可能。

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Drvr(タイ)

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DRVR は、アジア地域におけるトラック運送効率を分析するプラットフォーム。運送の世界に IoT を持ち込むことで、運送ドライバーの行動分析を行い、より効率のよい運送パターンを創出することを支援する。

ミャンマーで Minimal Viable Product を開発し、ドライバーの運転習慣を改善することで、燃費の効率化に寄与することを確認した。

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Everex One(タイ)

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Everex は、ブロックチェーン技術を使って、国際送金・クラウドレンディング・クラウドファンディングなどが行えるプラットフォームを開発するスタートアップ。商品先物、エクイティなど、形のあるすべてのものをブロックチェーンでデジタル化することをビジョンに据える。

バンコクには東南アジアの近隣国、特にミャンマーから多くの外国人労働者がやってきているが、現在、提供している国際送金サービスでは、彼らが給料の一部を母国に住む家族に送金するのに利用されている。将来的には、Ethereum を使ったスマートコントラクトの分野にも進出する予定。

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FINNOMENA(タイ)

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FINNOMENA は、投資家が偏りの無い記事、調査、ソーシャルトレーディング、投資ツールをみつけられるクラウドソーシング・プラットフォームを開発するスタートアップ。

先月、パーソナルウェルスアドバイザー「NTER」を開設し、このプラットフォーム上では、7つのウェルスプランを提供し、グルー(投資成績のよいプロ)が考えた資産ポートフォリオを共有し、ユーザはそれらの中から自身に合ったポートフォリオを選んで、投資を実行することができる。

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Piggipo

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Piggipo は、複数のクレジットカード、クレジットカードでの支払履歴を1つのモバイルアプリで管理できるソリューション。アメリカの Mint、日本のマネーフォワードのタイ版目指す。

アプリ上のプレミアム機能、カード会社からのスポンサーシップなどでマネタイズ。アプリは、iOS と Android で利用できる。タイのモバイル会社 DTAC のアクセラレータと、タイの電子出版/UGCプラットフォーム Ookbee からシード資金を調達。

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PlanforFIT

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PlanforFIT は、一人一人のユーザに最適化されたブループリントを示すことで、確実かつ簡単に痩せられる方法を提供。

このアプリを使うことで、食事量を2倍、運動量を半分にしたユーザでさえも94%が減量に成功した。ユーザリテンション率は35%と高く、多くのユーザは友人による紹介で、このアプリを使い始めている。

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なお、アーリーステージ・スタートアップ10社の中からは、レストランが新鮮な農作物を農家やサプライヤーに直接オーダーし、デリバリを依頼できるマーケットプレイス「FreshKet」が優勝に選ばれた。FreshKet には賞金10万バーツ(約30万円)と、マイクロソフトの製品無料利用権10万ドル相当が送られた。

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C CHANNELがバンコク市内でタイ進出記念イベントを開催、現地メディアやクリッパーらが一同に集結

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本稿は、7月23日〜24日にバンコクで開催中の「TECHSAUCE SUMMIT 2016」の取材の一部。 C Channel は23日、タイ・バンコク市内で、同社の女性向け総合ファッションメディア「C CHANNEL」のタイでの正式ローンチイベントを開催した。同社は2月に開催された THE BRIDGE FES 2016 の際にもタイ進出の意向を明らかにしていたが(日本語記事/タイ語記事)、タイ…

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左から:C Channel CEO 森川亮氏、Ookbee CEO Natavudh Pungcharoenpong 氏

本稿は、7月23日〜24日にバンコクで開催中の「TECHSAUCE SUMMIT 2016」の取材の一部。

C Channel は23日、タイ・バンコク市内で、同社の女性向け総合ファッションメディア「C CHANNEL」のタイでの正式ローンチイベントを開催した。同社は2月に開催された THE BRIDGE FES 2016 の際にもタイ進出の意向を明らかにしていたが(日本語記事タイ語記事)、タイの電子出版兼 UGC(User-generated content)プラットフォーム「Ookbee」と共に、タイでのマーケティング活動を本格化させることになる。

イベントには、C Channel の創業者で CEO の森川亮氏、Ookbee の共同創業者で CEO の Natavudh Pungcharoenpong 氏のほか、タイで映像クリップを投稿するクリッパーの皆さんが登壇。C CHANNEL アプリや、C CHANNEL CAMERA アプリの紹介をした。

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タイのクリッパーの皆さん

ローンチイベントに先立ち、TECHSAUCE SUMMIT 2016 の基調講演に登壇した森川氏は、グローバル展開を目指す起業家へメッセージとして、地元の良いパートナーシップを見つけること、(単に創業者のメッセージを通訳するのではなく)本社のある拠点と進出先の両方の市場や文化を理解できる社員を雇うこと、良いローカリゼーションを行うことが重要だと語った。

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TECHSAUCE SUMMIT 2016 で基調講演する森川氏

C CHANNEL はこれまでに、中国の動画サイト大手「Todou(土豆)」と組んで中国市場に進出、台湾のビューティーメディア「Niusnews(妞新聞)」、O2Oメディア「MAKER」と提携して台湾への進出を発表するなど、アジア展開を積極的に展開している。森川氏が語ったように、現地の最良のパートナーを見つけ、現地の女性インフルエンサーにサービスを使ってもらい、クリッパーを着実に増やしていくという戦略は一貫している。今後の他の国々への展開動向も気になるところだ。

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