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レストラン管理プラットフォームのToast、2億5,000万米ドルを資金調達——バリュエーションは27億米ドルに

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POS 技術は業界で最も魅力ある技術ではないかもしれないが、レストラン業や卸売り業にとっての重要な縁の下の力持ちだ。そしてまさにそれが理由で、資本投資家やウォール街は POS スタートアップに何らかの親近感を持っているのだ。 VC 投資で6億米ドル近くを獲得した後、Jack Dorsey 氏の Square は2015年に1株あたり9米ドルの IPO 額で上場企業となり、今日では同社株式はその7倍…

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Image Credit: Toast

POS 技術は業界で最も魅力ある技術ではないかもしれないが、レストラン業や卸売り業にとっての重要な縁の下の力持ちだ。そしてまさにそれが理由で、資本投資家やウォール街は POS スタートアップに何らかの親近感を持っているのだ。

VC 投資で6億米ドル近くを獲得した後、Jack Dorsey 氏の Square は2015年に1株あたり9米ドルの IPO 額で上場企業となり、今日では同社株式はその7倍以上で取引されている。他には、モントリオールの Lightspeed POS が3億米ドルの資金獲得の後、2月に上場し、また、ニューヨークの TouchBistro は、昨夏の7,000万米ドルのトランシェを含め、1億米ドル以上を獲得した。一方、有力な PayPal は現在、ヨーロッパの POS スタートアップ iZettle の22億米ドルでの買収推し進めている

そして3月29日、ボストンの Toast が2億5,000万米ドルの巨額シリーズ E 投資ラウンドを発表した。このラウンドは TCV と Tiger Global Management がリードし、Bessemer Venture Partners など既存投資家ほとんどが参加した。Alphabet 傘下の GV はこれまで何度も同社に投資してきたが、今回のラウンドには参加しなかった。

1億1,500万米ドルの資金獲得から1年足らずだが、今回のラウンドで Toast の2011年のスタートからこれまでの資金獲得額は5億米ドルに到達した。企業価値は27億米ドルに上がった。

ワンストップショップ

Square、Lightspeed POS、TouchBistro と同様に、Toast は単なる POS 技術プロバイダ以上のものだ。Toast はワンストップショップ型レストラン管理プラットフォームで、接客、裏方、オンライン、顧客ロイヤルティを扱うプログラムをカバーしている。また、売り上げ傾向などのデータ分析も提供してくれる。

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Toast analytics

今回獲得した2億5,000万米ドルとともに同社は研究開発への大幅な投資、そして「業界の最重要問題を解決」し、チームを拡大するための十分な資金があると述べた。実際今後5年間で、レストラン業界用のソフトウェアとハードウェアのさらなる開発に向けて10億米ドル以上を投じる予定だとした。具体的な数値は明らかにされなかったが、広報担当者によると2018年に148%の収入増があったという。

Toast の CEO、Chris Comparato 氏は次のように述べた。

昨年私たちは、弊社の最初の顧客 Barismo の5周年を祝いました。今や数万店のレストランが Toast を利用しており、1,500人近くの従業員が私たちのコミュニティで仕事をしていることを考えると、私たちはよくここまで進歩したなと感心します。根本的には、すべてのレストランに、私たちが続けているレストランテクノロジーへの大規模な投資から利益を得てもらえるはずだと思っています。

IPO?

皆が関心を持ちながら触れないのは、Toast が間もなく Lightspeed POS に続いて公開市場に参入するのかということだ。Toast は間違いなくその規模があると思われる。広報担当者は VentureBeat に対し、これはいつかきっと追求することではあるが、短期ロードマップにあるものではないと伝えた。

広報担当者はこう述べている。

確かに弊社は、多くのソフトウェア企業が IPO を選ぶ規模に近づいていますが、弊社は大規模で持続可能なプラットフォームを作ること、世界レベルの利用体験をお客様に提供し、従業員がキャリアを築けるような素晴らしい場所を提供するコミュニティを作ることに集中しています。これほど勢いのあるビジネスに資金調達する方法はたくさんあり、IPO は、今後1つの選択肢として弊社も考えることは間違いありません。

確かに、Toast の今回のシリーズ E ラウンドを共同でリードしたグロースエクイティ企業 TCV には、上場したあるいはこれから上場しそうな著名な投資先企業がたくさんある。例えば Netflix、Facebook、Spotify、Airbnb、Twilio、LinkedIn だ。言い換えれば、Toast にはよい仲間たちがいるのだ。

TCV のゼネラルパートナーで、Toast の取締役会に加わる予定の David Yuan 氏は語る。

TCV では、業界全体の形を変えるポテンシャルのある企業に投資しています。あらゆる規模のレストランに革新的な技術へのアクセスを提供することにより、Toast はレストランにとっての公平な競争の場を作っており、業界のクラウドへの移行を先導しています。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

レストラン向けPOSプラットフォームを開発するToast、1億100万ドルを調達

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レストラン向けの POS プラットフォームを開発する Toast が、今週アル・ゴア氏の Generation Investment Management と Lead Edge Capital が主導するシリーズCラウンドで1億100万ドルの大型調達をした。同社のこれまでの投資家である GV(元 Google Ventures)と Bessemer Venture Partners も今回のラウ…

上:Toast

レストラン向けの POS プラットフォームを開発する Toast が、今週アル・ゴア氏の Generation Investment Management と Lead Edge Capital が主導するシリーズCラウンドで1億100万ドルの大型調達をした。同社のこれまでの投資家である GV(元 Google Ventures)と Bessemer Venture Partners も今回のラウンドに参加している。

2011年にボストンで創業した Toast は、レストランのフロント、バック、オンラインシステムを統合したモバイルの POS システムを開発し、同時に顧客のロイヤリティや売り上げの傾向に関するインサイトも提供している。

Toast はこれまでにエクイティファンデイングで1億3,000万ドル以上を調達しており、昨年1月にはシリーズBで3,000万ドルを調達した。同社は、新しく調達したキャッシュを、オンライン注文プラットフォームの Toast Online Ordering や、その他の事業であるセルフオーダーキオスクやテーブル支払い用のデバイスに投資する予定であると語っている。

Toast のクリス・コンパラト CEO は、今回調達した資金を元に、今後18ヶ月で社員数も現在の500から1,500に伸ばしたいと考えている。

同様の事業をてがけるいくつかの会社もまた、過去2、3年でエクイティによる資金調達を行ってきた。その中には、昨年1,300万ドルを調達した POS プラットフォームを開発するニューヨーク拠点の TouchBistro や、1,500万ドルを調達したアルバカーキ拠点の Lavu、6,100万ドルを調達したモントリオール拠点のLightspeedなどがある。Generation Investment Management のパートナー、グレッグ・ワサーマン氏は次のように語る。

レストラン業界は、他の業界よりもテクノロジーへの適応が遅いという歴史があり、それによってオペレーションが非効率になったり、機会を見逃す結果となっていた。ハードウェア、ソフトウェア、そしてクラウドコンピューティングの発展が、その状況に変化をもたらしている。Toast は、あらゆる人がトップクラスのテクノロジーへのアクセスが可能なパワフルかつ設定が簡単なプラットフォームを提供することで、このデジタルの変化を牽引している。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】