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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉ソーシャル・リクルーティングサイト「Wantedly」の新オフィスを訪ねて

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up THE BRIDGE では、先週の Japan Startup Award にノミネートされた Wante…

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Wantedly CEO 仲暁子氏

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

THE BRIDGE では、先週の Japan Startup Award にノミネートされた Wantedly を取り上げた。同社は人々が仕事探しをする上で革新的なアプローチを取っており、ソーシャルグラフを活用して、より自分にあった仕事を見つけられるプラットフォームを提供している。友人や共通の友人を通じて仕事が紹介されることから、この方法では、愛せる仕事が見つかる可能性も高くなるだろう。

現在、Wantedly には6万人を超えるユーザと1,800社を超えるクライアントが居て、この数字は創業から1年半であることを考えれば悪くはない。チームは成長を続けており、彼ら自身も Wantedly を使ってメンバーを増員していることを強調した。多才なCEO仲暁子氏に加え、私が話したチームのメンバーは素晴らしい経歴を持った人ばかりで、その多くは Facebook、Google、Yahoo、ゴールドマンサックスなどの出身である。[1]

Wantedly は最近オフィスを目黒に移転し、私がカメラを持ち込んで写真を取ることを許してくれた。オフィスは美しい公園に隣接しており、社員はその眺めに癒されるだろう。一年の中でもこの時期は、特に紅葉が美しい。

この場所から、彼らがどんなアイデアを生み出すのか楽しみだ。このところ、Wantedly は海外進出については多くを語っていないが、ウェブサイトを見る限り多くの英語表記があることから、2014年にも海外進出(もしくは、近隣のアジア市場への進出)を始めると考えてよいだろう。チームには、英語が達者なメンバーが多く、他の多くの日本のスタートアップよりも、世界展開の準備が整っていると言える。

Wantedly の新しいオフィスの様子は、以下に掲げた仲氏のインタビュー・ビデオや、写真でチェックできる。[2]

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Wantedly オフィス玄関にある呼び鈴
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ラウンジ・スペース
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仕事中のエンジニアの皆さん
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この犬は、以前どこかで見たことが…
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さらに、仕事中のエンジニアの皆さん
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エンジニアの方が使っている、未来型キーボード
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会議中の部屋

  1. 仲氏自身も Facebook 出身だが、彼女はプログラマーである上に、自分でマンガも書くなど多才な人物だ。オフィスでインタビューしたとき、彼女の絵がソファの反対側に掲げられていた。
  2. このビデオでは英語で話してくれて、彼女は非常にクールだと思う。今のところ、「東京スタートアップ・オフィスツアー」のシリーズで、英語で話してくれるスタートアップは残念ながら多くない。 

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉翻訳スタートアップのGengoが予見する、クラウドソーシングの可能性

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 今年7月、東京に拠点を置く翻訳スタートアップの Gengo が、本社を渋谷に移転したのは記憶に新しい。今日…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

今年7月、東京に拠点を置く翻訳スタートアップの Gengo が、本社を渋谷に移転したのは記憶に新しい。今日、幸運なことに同社の CTO Matthew Romaine 氏が、我々を新オフィスのツアーに招待してくれ、最近のビジネスの動向についても語ってくれた。

これまでに Gengo は約9,000人の翻訳者を集めており、小売業者やエンタープライズユーザに35カ国語の翻訳サービスを提供している。同社の全社員45人のうち約30人は東京に居て、アメリカのオフィスには12人の社員が居る。彼らは〝ビデオ・ワームホール〟を使って、密接に連絡を取り合っている。[1] 私がオフィスを訪問したのは朝だったので、(時差の関係で、夕方になる)San Mateo の Gengo の社員と会話することもできた。リモートワーカーを活用するスタートアップにとっては、あたかも同じオフィスにいるかのように仕事する上で、大きな問題が生じないことは普通かもしれない。


THE BRIDGE(以下、TB): 最近の Gengo はどのような感じですか。

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翻訳者の7〜8割はプロフェッショナルではないため、彼らには PDF や教材も提供していますが、彼らはバイリンガルで我々のテストを合格した人たちです。翻訳する上で時間を効率的に使う方法、新語の扱い方などの教材を提供しています。言葉は生き物で、常に変化しているからです。この種の教材を作成するチームも居て、彼らは翻訳者と共に、ある種のコミュニティを作り出しています。

TB: どのような人が Gengo の翻訳者として仕事しているのでしょうか。

Matthew: 新しい言葉を勉強している大学生から、時間に余裕のある引退したプロ翻訳者まで、さまざまです。

現在、我々のブログでは、顔を出してもいいという翻訳者を紹介する連載を展開しています。アフリカにも、中東にも、世界中に翻訳者がいます。(中略)今後、時間をかけて、我々の翻訳者達を紹介していきたいと思います。翻訳者は我々のプラットフォームにおいて要ですから、彼らには言うまでもなく重点を置いています。

TB: 最近の、大きな関心事は何でしょうか。

Matthew: 今年初めシリーズBラウンドの資金調達をしました。現在は Gengo の改善、チームの増員、売上の拡大に集中しています。この業界で、ビジネス機会が拡大していることをうれしく思っています。この業界の他社が資金調達に成功していることも喜ばしいことです。このビジネスへの消費者の認知を高め、その必要性を証明してくれるからです。

昨日、私はあるクラウドソーシング業界のイベントに参加しました。そのコンセプトやビジネスという点において、クラウドソーシングは社会に認知され始めました。Gengo はバーティカルの典型的な存在ですが、この分野には、Odesk、Freelance.com、ここ日本には、クラウドワークス、ランサーズ、リアルワールドが存在します。(中略)業界では一致団結し、政府官公庁に対してクラウドソーシングの利用事例を作ることを提案しようとしています。日本では前例の存在が重視されるからです。大企業にサクセスストーリーを披露できれば、クラウドソーシングが企業にどれほどのメリットをもたらすか、説明できるでしょう。

TB: ありがとうございました。

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会議室
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会議室
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Basketball Jones!
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Gengo のソファ
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朝会
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オフィスの一角には、東京の他のスタートアップのプロモーションツールが置かれている
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〝ワームホール・カメラ〟
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〝ワームホール〟ごしに、アメリカのチームと話す Matt

  1. ヨーロッパと中国に数名の社員がいる。 

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉皆で旅するTrippiece、来年2月に英語版を立ち上げ、シンガポール進出へ

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 Trippiece は東京を拠点とするスタートアップで、旅行計画を作成し、同じ旅に出かけてくれる友人が集め…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

Trippiece は東京を拠点とするスタートアップで、旅行計画を作成し、同じ旅に出かけてくれる友人が集められるサービスだ。同社は最近、シリコンバレーの投資会社 Draper Nexus から2億円を調達したのは記憶に新しい。これは2012年、同社が日本のネットマーケティング会社のオプトやインキュベーション会社の Movida Japan から得た、シードラウンドの資金調達に続くものだ。

最近、彼らはオフィスを移転したと聞き、渋谷の新オフィスを訪ねた。CEO の石田言行(いあん)氏と CFO の小泉文明氏 [1] に、最近調達した資金の使途について聞いた。

石田氏は、来年2月にシンガポールに初の海外オフィスを設立し、世界展開を強化する予定であると教えてくれた。

現在、シンガポールにいる人物と話を進めており、来年早い時期に彼女を核としてオフィスを立ち上げる予定です。新オフィスはアジア地域の中心に位置することになるので、より多くのアジアの人々が我々のサービスを使い、日本に旅することを支援できるでしょう。Meetrip や Voyagin [2] のような他の旅行サービスとは対照的に、我々は旅の目的地で地元体験を提供するのではなく、今までに訪問したことの無い目的地をアドバイスするサービスです。したがって、彼らとは競合しません。

Trippiece のコンセプトは、「地元のビジネス、目的地については、地元の人に訊け」だ。したがって、シンガポール・オフィスは日本人を担当させるのではなく、シンガポール現地の人を雇用することになるようだ。

ユーザが Trippiece の旅の情報にモバイルでもアクセスしやすくするため、同社は8月に iOS アプリをリリースした。Android 版は今年末までにリリースされる予定だ。このアプリは、ユーザが選んだ好きな旅行計画に他ユーザからコメントがつくと、ノーティフィケーションが届く機能を持っており、ユーザ・リテンションに効果が期待できる。

Trippiece は JTBHIS のような旅行代理店とも提携し、共同でプロジェクトを進めている。また最近同社は、観光庁長官賞も受賞した。石田氏によれば、このような提携や受賞が Trippiece の名前を広め、消費者の信頼を得る上で一役買っているらしい。

今後の世界展開については、同社は2月に英語版を立ち上げ、外国人が日本の旅行体験を理解しやすくするため、インターフェースは写真やビデオが豊富なものとなる予定だ。日本政府や観光庁などは、Japan Anime Expo に代表されるように、世界中で多くのショーケース・イベントを開催しており、Trippiece はこのような場で、日本文化を愛し、日本に旅する可能性がある人々にサービスを紹介していく考えだ。

石田氏や小泉氏を含め、同社はエンジニア、デザイナー、旅行業務取扱管理者などからなる7人のチームで構成されている。

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会議室にあるプラモデルの飛行機。
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CEO の石田言行(いあん)氏は、オーストラリア人スイマーの Ian Thorpe を敬っている。ファーストネームが同じだからだ。

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観光庁長官賞の表彰額。

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  1. 小泉文明氏は以前ミクシィで、CFO を務めた。
  2. Meetrip は今月初め、日本のソーシャル・ゲーム・デベロッパ Donuts に事業譲渡された。Voyagin は現在、シンガポールにオフィスを開設中である。 

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉在庫状態を一覧表示、本好きを最寄りの書店に誘導するSpinningWorks

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

SpinningWorks は、東京を拠点とするスタートアップで 2010年以降、さまざまなサービスを提供してきた。これまでに、さまざまな電子書籍リーダーにソーシャル機能を追加できる SDK「Qlippy」などを発表している。2011年10月には、日本の複数の投資会社から4,100万円を資金調達している。

私は最近、SpinningWorks の創業者兼CEO である白形洋一氏を訪問し、最近の同社の動向について尋ねる機会を得た。[1]

Qlippy に加え、同社は約1年前に TakeStock という新サービスをローンチしている。このサービスは国内の主要書店から在庫情報を収集し、近所でどこへ行けば好きな本が買えるかを教えてくれる。

日本には14,000の書店があり、我々のサービスを使えば、1,400店舗の在庫情報をチェックすることができます。これはオンライン、オフライン両方の書店の売上の約40%に相当します。我々のユーザの多くが Internet Explorer を使っていることからもわかるのは、我々のサービスはテックに精通した人々よりもむしろ平均的な消費者に利用されているということです。

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オンラインで購入したいユーザもいるが、買う前に見比べたり確認したりしたい人もいるだろう。

買いたい本を探すとき、我々のサービスはオンライン購入もオフライン購入もお手伝いします。配達を待ちたくなければ、近くですぐに購入できる店をお知らせします。このようにして、他の小売店をアマゾンや楽天と並べて、消費者に選択肢として見せることができるわけです。

日本の書籍市場は1.9兆円市場と非常に大きいため、同社は書籍にフォーカスしてサービスをスタートさせた。本は一冊毎に一意のコードを持っており(ISBN)、ファッション業界などに比べてプロセスをシステム化しやすかったということもある。また、日本ではほとんどの書籍はすべての書店で定価で売られており、消費者は自分の都合だけで(金額を比較することなく)購入する。

白形氏によれば、日本のEコマース市場は全商取引の2.8%に過ぎず、伸びしろはまだ大きい。[2] 将来的には、TakeStock を書籍以外の分野にも拡大し、より多くのオフラインビジネスが見込客を見つけやすくし、消費者がオンラインで買えないものをオフラインで買えるようにしたいと考えている。

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  1. 先日、ナイトレイのCEO石川豊氏にインタビューしている。SpinningWorks とナイトレイは、同じオフィススペースをシェアしている。
  2. 経済産業省の報告による。

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉食事をしているのか、洋服を選んでいるのか——消費者の行動属性の付加で、位置情報分析を進化させるナイトレイ

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

東京に拠点を置くナイトレイは、位置情報データのアナリティクス技術を開発している。このスタートアップは、以前、日本のウェブサービス企業ネットエイジ [1] で仕事していた、CEO 石川豊氏によって2011年に設立された。

ナイトレイは先頃、Trexa というソーシャルメディア分析エンジンを開発し、その分析結果をナイトレイGISメッシュデータとしてGISプロバイダへ提供を開始した。渋谷近くにある同社のオフィスを訪問し、石川氏から今回の動きについて話を聞いた。

最近、複数の日本のシステムインテグレータが Twitter とデータ再販の契約を締結し、Twitter API から得られるデータの販売権を取得している。日本のビッグデータ・ソリューション会社のホットリンクは、10月にアメリカの Gnip とデータ再販の契約を締結[2]、NTTドコモは先頃、同社の携帯電話契約者の利用状況をもとに、モバイル空間統計の販売を開始した。

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ナイトレイGISメッシュデータ(画像化されたサンプル)

私は石川氏に、ナイトレイがこのようなビッグプレーヤーとどう差別化していくのかを尋ねた。

従来のプレーヤーは、つぶやきや投稿に結びついた、緯度や経度の値の集合を提供しています。この種の値によって、ユーザが今どこにいるのか、どこにいたのかはわかりますが、ショッピングモールのどのフロアに居るのか、どの店に居るのか、そして何をしているのか、という洞察までは教えてくれません。

私達のソリューションでは、そのようなユーザの属性を可視化します。これこそが我々の優位性であり、より効率のよいマーケティング展開や出店計画の検討に役立つと思います。

数年前、石川氏がナイトレイを創業したとき、彼は位置分析データを直販していた。しかし、しばらくして、日本のマーケティング関係者の非常にニッチなセグメントにしか、ビジネス機会が無いことを悟った。そこで彼は販売戦略を変更し、大手のGIS企業やシステムインテグレータとの提携を強化することにした。[3]

大手企業は既に、ユーザ属性情報の豊富な位置データが欲しいクライアント企業を多く持っています。彼らと組む方が簡単だと思いました。彼らもアナリティクス・ソリューションを持っていますが、あまり有機的なものではありません。GIS企業と協業することで、相互補完できると考えたのです。

石川氏は、ナイトレイのソリューションをO2Oのソリューションのみならず、より正確なエリアターゲティングを求める人々や企業に使ってほしいと考えている。

現在、同社は資金調達中で、さらなるビジネス拡大を目指してエンジニアも募集中だ。彼らのチームに加わることに興味があれば、このページからコンタクトしてほしい。

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ナイトレイのオフィスにて

  1. もともとのネットエイジは、日本のシリアルアントレプレナー西川潔氏によって、1999年に設立された。同社は後に ngi group に改称され、現在モバイルアプリの CocoPPa で有名なユナイテッドになった。この会社とは別に、西川氏は2年前、ネットエイジの名前で新しいインキュベーション会社を設立した。
  2. ホットリンクは、ネットマーケティング会社オプト(東証:2389)の子会社である。ホットリンクは最近、東証マザーズへの上場承認が得られたと発表した。上場は12月9日に予定されている。
  3. ナイトレイは最近、富士通と同社の位置情報データクラウドサービスの SPATIOWL の開発に関して提携した。また、マーケティング・ソリューション・プロバイダの技研商事インターナショナルとも提携した。

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉360度バーチャルショップを制作するPanoPlazaの裏側〜カディンチェ

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

東京のカディンチェは、パノラマ技術を使ってバーチャル空間が生み出せるサービス PanoPlaza を開発している。これまでにも、彼らの技術を使って多くの小売店が、実店舗をブラウザやデバイス横断で再現しているのを取り上げたことがある。大丸百貨店渋谷ヒカリエのパノラマを見れば、このサービスのしくみがわかるだろう。

今回の東京スタートアップツアーでは、カディンチェのオフィスを訪問し、PanoPlaza の今後について CEO の青木崇行氏から話を聞くことができた。

panoplaza-03-280x302私は写真が好きなので、彼らがパノラマ写真の撮影に使っている道具を見るのは楽しかった。スーパーワイドな魚眼レンズに加え、360度のビデオ撮影のために、複数の GoPro カメラをマウントするため、特別にあつらえられたツール(3Dプリンタ Makerbot で自作)を使っている。画像は処理を経て、最終的にパノラマになる。

青木氏は、パノラマ写真はO2Oツールとしての可能性が大きく、小売店やEコマース業者は一層活用してくれることを期待していると語った。

ユーザに実際の店舗を訪れているような感覚を与え続けるという点で、オンラインでこのようなバーチャルスペースにアクセスできるようにするのはメリットが大きい。しかし、それだけでなく、商品をクリックして追加情報を得たり、そのまま購入できたり、付随的な機能も便利だと言えるだろう。最近、カディンチェは、近鉄百貨店(あべのハルカスのパノラマを参照)と西武百貨店渋谷店(ショップ15軒のパノラマを参照)という2つの小売店舗を顧客に獲得した。

同社は7月にはSTORES.jp と提携し、STORES.jp に出店する店舗がオンラインストアをパノラマで作成できるようにしている。

写真撮影に必要な手間を考えると、今のところ、このビジネスはスケーラビリティがあまり無いようにも思える。しかし同社は、これまでに大規模小売業者にアピールしてニッチな分野を切り拓いており、青木氏は今後オペレーションをスケールできると考えている。東京や、東京の小売業者のプロモーションを支援できることを考えれば、2020年のオリンピックはカディンチェのような会社にとって好機会なので、同社の一層の成長に期待したいところだ。

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CEO 青木崇行氏、カディンチェのオフィスにて。
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歩道に面したカディンチェの会議室。周辺は静かな地域だ。
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正しい場所に到着したことを教えてくれる、カディンチェの表札。
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魚眼レンズの山、GoPro カメラをセットアップするのは楽しい。
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マウントキットの制作に使っている3Dプリンタ。

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉ピッチコンテスト獲得賞品であふれる、クラウド会計freeeの新オフィス

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

freee は、クラウドベースの会計ソリューションを提供する東京のスタートアップだ。昨年12月には5,000万円、7月にはシリーズAラウンドで2.7億円を資金調達したのを取り上げた。同社は最近オフィスを移転したので、今後の計画について、CEOの佐々木大輔氏とCOOの東後澄人氏に話を聞いて来た。

freee は今月初め、東京のスタートアップであるユビレジと提携し、freee の会計プラットフォームをユビレジのクラウドベースの POS システムに連携した。今回の連携により、小売業やレストランオーナーは、日々の締め処理から会計まで、一連のバックオフィス業務を自動化できる。このようなサービスの活用により、事業をしている人々は時間を節約し、お客によい体験を与えることに注力できるようになる。

日本では、大企業のみならず、中小企業でもクラウドサービスの普及率が高くありません。クラウドサービスを使えば、ユーザは簡単に最新のソリューションを手に入れることができます。日本のビジネスシーンのパラダイムを変えるには、我々は単なるクラウドサービス以上のものを提供する必要があります。日本市場で特別な何かを作ることができれば、それは世界市場の頂点に立てることを意味します。

従来、中小企業のオーナーは、バックオフィス業務のためにソフトウェアを購入する際、高いライセンス料を払えないので廉価版の購入を余儀なくされました。つまり、大企業では利用できているソフトウェアの全機能を、利用できない会社が多く存在したのです。これはバカげた話で、私たちは中小企業をルーチンワークから解放し、よりクリエイティブな仕事に時間が使えるようなソリューションを作りたかったのです。

freee のチームは追加機能を開発中だが、会計に詳しくない人でもサービスを使い続けられるよう、シンプルさを保つことに注意を払っている。将来的には、所得税申告や給与計算の自動化など、複数の機能を追加する予定だ。

freee の12人のチームのうち7人はフルスタック・エンジニアだが、モバイル開発からサーバメンテナンスまで、多くの問題に充実できるエンジニアを募集している。興味のいる読者が居れば、同社の人材募集ページから連絡してみるといいだろう。

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉MONOCOの新ショールームを訪ねて

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

最近、フラッシュ・セールを展開するeコマースサイト MONOCO がフジ・スタートアップ・ベンチャーズから資金調達したニュースを取り上げた(調達額は非公表)。その際、同社は渋谷にショールームを開設することを明らかにしたが、ありがたく我々は招待を受けることができた。MONOCO は世界中のデザイナーが調達したアイテムを販売するが、その商品の一部をこのショールームで見ることができる。ショールームの開設によって、MONOCO はオフィススペースを拡大したが、美しい家具が配置されているので、仕事に適した場所を見つけるのは大変かもしれない。

読者の多くは、MONOCO が以前、Flutterscape という名前だったことをご存知だろう。MONOCO の共同創業者で CTO の Ari Awan 氏に、ビジネスを変更した経緯について聞くことができた。彼によれば、その理由は非常にシンプルだったようだ。

Flutterscape を2011年2月にスタートしましたが、(一年後の)2012年の2月には、うまく行かないとわかったんです。ユーザ成長はよかったのですが、取引数や売上が伸び悩んでいました。そのままでは新たな資金調達は難しく、何か手を打たなければならなかったんです。

Flutterscape は、インディーのデザイナーやメーカーに製品を輸出してもらう C2C モデルだった。しかし、この市場は次第に大きなものではなくなった。同社のアドバイザーの一人が、Ari に Fab を一つの可能性があるモデルとして紹介した。同社は既に多くのデザイナーを集めていたので、B2C の領域に転換できると考えたのだ。

言うまでもなく、ビジネスは往々にしてシンプルなものではない。Ari は新しいビジネスを経営陣に説明したが、経営陣は乗り気ではなかった。Ari は特に背が高くないものの、ケンカの相手にはしたくないような雰囲気を醸し出す人物だ。後に起こるかもしれない悪いことに備えて、このとき彼の本領が発揮された。

週末、経営陣をオフィスに集め、誰かがなんとかしなければ、会社が潰れてしまうと言いました。外部には公表せず、2週間かけて MONOCO の開発を進めました。MONOCO で商品の販売を始めたところ、運営しているのが我々(=Flutterscape)だと気づく人はいませんでした。MONOCO 2週間分の売上は、Flutterscape の一年分に匹敵するものでした。

現実を目の当たりにして、もはや MONOCO へのピボットは、経営陣が反対する話ではなくなった。MONOCO には合計8.7万人のメンバーが居て、平均的なユーザの年齢層は25〜40歳だ。1,100人を超えるデザイナーと提携し、その多く(約1,000人)は日本国外に居る。結果的に、MONOCO が扱う5万点に及ぶ商品の多くは日本国内では販売されておらず、デザイン好きの消費者が他に無い商品を求めて MONOCO を訪れるようになった。5万点を超える商品のうち、人気があるのはファッション・アクセサリー、Tシャツ、ポスター作品、スマートフォン・アクセサリーなどの分野だ。

MONOCO のイベントにはデザイン業界から多くの人が参加していたが、Ari と CEO の柿山丈博氏が、ショールームを披露した金曜の夜に謝辞を述べた。Ari は MONOCO のミッション・ステートメントとして「広くデザイン・コミュニティに尽くしたい」と述べた。

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Monoco CTO, Ari Awan

従来からあるデザインの小売やサプライチェーンを破壊する存在として、我々を見る人たちも居ます。確かにそういう側面もあるでしょうが、我々の狙いは、人々のデザインに対する既成概念を取り払うことです。デザインについて話す人が増えれば、デザインに対する人々の意識も高まるでしょう。その意識が広まれば、デザイン業界全体の市場規模も大きくなると考えています。

MONOCO がそのミッションを達成する道のりに注目したい。これまでの発展を見る限り、彼らの将来に望みを見出せない理由はないだろう。

以下に、このイベントでの写真を掲載した。ショールームでは、多くのデザイン商品がスポットライトを当てて紹介されていた。

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CEO 柿山丈博氏

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目指すは「STORES.jp」の年内10万ストア、ブラケットの新オフィスにて代表光本勇介氏をインタビュー

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ブラケット代表の光本勇介氏(撮影:Rick Martin) 今年7月には「ZOZOTOWN」運営のスタート・トゥデイに子会社化され、その後も「Yahoo!ジオシティーズ」との連携を発表するなど、その勢いが留まることを知らない「STORES.jp」。その運営会社である株式会社ブラケットは、カーシェアリングの「CaFoRe」や「Shoes of Prey」など計5つのサービスを展開している。 ニュース…


bracket_ceoブラケット代表の光本勇介氏(撮影:Rick Martin

今年7月には「ZOZOTOWN」運営のスタート・トゥデイに子会社化され、その後も「Yahoo!ジオシティーズ」との連携を発表するなど、その勢いが留まることを知らない「STORES.jp」。その運営会社である株式会社ブラケットは、カーシェアリングの「CaFoRe」や「Shoes of Prey」など計5つのサービスを展開している。

今回は、そんなブラケットが新たに構えた渋谷のオフィスを訪問。代表の光本勇介氏に、ブラケットという会社の立ち上げから今後の展開について、改めて色々聞いてみた。おしゃれなオフィスの写真と併せてどうぞ。

立ち上げから約5年、運営するのは5つのサービス

SD:オフィスが常に渋谷っていうのはこだわりがあるんですか?

bracket-meetingspace光本:大学が青山学院大学でずっと渋谷にいることが多かったので、なんか渋谷は居心地がいいというか。渋谷以外は考えられないですね。前の渋谷のオフィスから5分と離れていない場所ですけど、3週間ほど前にこちらに引っ越しました。前のオフィスは5人で始まって、それが今は20人以上に増えたので。

SD:光本さんがブラケットを立ち上げた理由から教えてもらえますか?

光本:もともとは、外資系の広告代理店にいました。広告業界ってめちゃくちゃ楽しくて、楽し過ぎてやめる理由もなかったけれど、逆に楽し過ぎることが怖くなっちゃって。日本の広告代理店って、不動産業みたいにメディアの枠を売ることが主力のビジネス。一方、外資系の広告代理店はクライアントのマーケティングパートナーみたいな位置づけで、弁護士みたいに時間で対価をチャージする世界。その分、もっとクライアントのビジネスに突っ込んで色んなことができるんです。

SD:パートナーという位置づけなんですね。

光本:その日によって、航空会社だったり、自動車会社、ミネラルウォーターという具合に色んなビジネスを見られる。それをひとつの会社にいながら全部できるので本当に楽しかったです。でも、いくら自分が頑張ってもクライアントビジネスであることに変わりなくて、最後にジャッジを下すのはクライアント。一回、自分が好きなようにビジネスをドライブしたいなって思って会社を立ち上げました。

SD:ブラケットのビジネスについて改めて教えてください。

光本:ブラケットを立ち上げたのは2008年の10月です。インターネット関連のビジネスをつくる会社としてつくりました。ほぼ5年前って考えると、時間が経つ早さにびっくりします。いちばん最初につくったのが、ソーシャルカーシェアリングサービスの「CaFoRe」で、今は5つのサービスを運営しています。「CaFoRe」、「Shoes of Prey」、「Privaterobe」、「Stores.jp」、「ModelTown」があります。

SD:サービスはどう増えていきましたか。

光本:1年目と2年目はCaFoReに集中して、3年目にStores.jpを除く3つのサービスをつくって、最後にリリースしたのがStores.jpでした。結局、ずっと自己資本でやってきているので、自分たちで自分たちのお金を稼がなきゃいけない。結果的に、各サービスで少しずつ収益を得ることで回ってきた感じです。

SD:その中でも収益の面で主力のサービスってあるんでしょうか。

光本:どれも少しずつという感じですけど、Shoes of Preyは僕たちが思っていた以上に買ってもらえましたね。Eコマースってわかりすくて、売った分だけお金になるのでキャッシュという意味では助かりました。その反面、CtoCは育てていかなきゃいけないので時間もかかる。今、Shoes of Preyには累計で3万人くらいの会員がいます。実際に購入まで至っている人はその中の一部ですが、特にソーシャル性はないので、会員登録している方はかなり購買意欲が高い人たちです。

bracket_BSD:ブラケットの舵取りは光本さん一人でやってきた?

光本:ずっと役員は僕だけですね。ただ、今年から一緒にやってきた塚原彩さんに取締役になってもらいました。それまでは、経営判断なんかはだいたい僕がずっと下してきました。会社の外にいる同じような環境のベンチャーの方とかに相談することもあるんですが、自分たちに似た状況の人って意外と少なくて。皆さん、お金を調達していたり、ある程度のお金を既に持っていらっしゃったりするので。

SD:現在のチーム構成は?

光本:今はアルバイトを入れると20人強のメンバーがいます。半分がデザイナーとエンジニアで、残りの半分がマネージャーやビジネス開発。残りが、カスタマーサービスなどのオペレーションスタッフです。複数サービスを運営していますが、サービスごとにチームがいるわけではなくて、例えばデザイナーは全てのサービスのデザインを担当します。でも、今年に入ってからは、STORES.jpとShoes of Preyに集中していくことを決めているので、基本はここにリソースを割いています。

bracket_lead新オフィスで働くチームブラケット

SD:チームが20人に増えたということですが、採用はどうしていますか?

光本:そこは一番難しいところですけど、でも人の紹介が多いですかね。いろんな求人広告も出してますが、あまりいい人が来なくて結局紹介で決まることが多いです。人に困っているからといって人の採用を急いでも、後で苦労するだけなのでそこは慎重です。いくつか使っている中では、「Wantedly 」はいい感じの人がくる印象ですね。ありがたいことに応募は沢山いただくんですが、かなり厳選して面接させてもらっているのでやっぱり採用は難しいです。

主力サービス「STORES.jp」の売るパワーを強化

stores.jp_topSD:STORES.jpの最新の状況を教えてください。

光本:ちょうど1年ほど前のリリースから、これまでに約50,000件のストアが開設されています。そのうち50%が個人で、残りの50%がリアル店舗を持っている人たちです。個人のお店の多くは、Tシャツやデザイン系のグッズなどハンドメイド商品を扱うものが多いですね。

SD:直接の競合などもいますが、ユーザがSTORES.jpを選ぶ大きな要因は?

光本:ユーザさんに直接話を聞くことが多いんですが、その中ではデザインとかサイトのつくりがいいっていう風におっしゃってくれる人が多いです。ちょっと抽象的になってしまうんですが、STORES.jpというブランドをおしゃれとか、かっこいいと言ってくれます。STORES.jpっていうわかりやすいドメインもひとつにあるのかな。

SD:今後はどんな展開を予定していますか?

光本:今は、売るパワーを持っているところとの連携を進めています。7月末に、プロモーション機能というスイッチを用意しました。このスイッチを「ON」にすることで、自分のストアの商品が、提携先のショッピングモールやメディアに露出できる。年内にメディアパートナーを数十は増やしたいと思っています。集客力があるパートナーサイトに対して、適切な商品をフィードして一緒にビジネスをしていきたいですね。そうやって、オンラインストアをつくった後の集客や販売の導線をサポートしていく予定です。

SD:今は海外にも販売できるんですか?

光本:はい、STORESのプラットフォームを使って海外への販売も可能です。これもまた管理ページのスイッチを「ON」にすることで、お店を英語にできるんです。まだ利用している方は一部ですが、今後もっと増えていけばいいなと思います。

SD:次の目標について教えてください。

光本:年内に、STORES.jpの開設ストア数を、今のほぼ倍にあたる100,000件まで伸ばすことですね。

スタートトゥデイと生んでいくシナジー

SD:スタートトゥデイと一緒になって変わったことは?

光本:それが、全然変わってないんです。一般的には、会社が買収されると、その次の日から新しいオフィスに行って、名刺もチームも変わりますが、僕たちは何ひとつ変わっていません。このオフィスに移る予定は買収の話が決まる前からもともとあって、代表は僕のままチームも同じですし、サービスも変わらない。ただ、一緒になったことで、彼らの豊富で強力な経営資源にアクセスできるようになって、共に成長していくチームが増えたことは本当に心強いです。

Bracket-yusuke-mitsumoto-office

SD:買収の話はすごくスピーディに決まったと聞きました。

光本:はい、たしか電話で2回くらい話して決まりました。スタートトゥデイの前澤さんとは数年前から繋がっていて。もともと、STORES.jpやShoes of preyをやる前に、こいつら面白そうって思ってくださったみたいで会社の問い合わせフォームから連絡をくださったんです。そこから年に1回くらいはご飯をご一緒させてもらってりしている関係で。ずっとブートストラップできているので、外部からお金を入れるのは怖かったんですが、そろそろ1、2億円規模の資金調達をしようと考えていました。

SD:なるほど、既に話が色々あったんですね。

光本:ZOZOTOWNとはSTORES.jpとのシナジーがあるということで業務提携の話は既にさせてもらっていました。スタートトゥデイは事業会社さんなので、どうせビジネスをするなら資金調達もしたいし資本を入れてがっつり組みませんかってお話をさせてもらって。それをきっかけにあっという間に話が進みましたね。

SD:今後、どんな風にシナジーを生んでいきますか?

光本:そうですね。現在、STORES.jpでストアを開設している人たちの約70%が偶然にもアパレルカテゴリー関連です。このすごく需要のあるアパレル業界をいっきに開拓するためには、知名度も影響力もあるZOZOTOWNの協力が欠かせません。また、彼らが持っている色んな経営資源、例えば集客力や500万人以上の会員など、そういう人たちに対してストアを提供していくこともできる。ZOZOTOWNはすごい倉庫を持っているので、ロジスティックの部分をSTORES.jpのストアオーナーに対して提供するようなことも考えられますよね。一緒になったことで生まれるシナジーはいっぱいあるので、可能な限り連携しながらサービスをジャンプさせていきたいなと思っています。

SD:今後の展開が楽しみですね。本日はどうもありがとうございました。

Bracket-office-space新オフィスのミーティングスペース

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Bracket-papercupWelcome to our office! Bracket

 

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