タグ アメリカ

会計システム大手Intuit、Eメール配信のMailChimpを120億米ドルで買収へ

SHARE:

<ピックアップ> Intuit to buy email marketing company Mailchimp for $12 billion in cash and stock 会計システム大手 Intuit が E メール配信プラットフォームの MailChimp を120億米ドルで買収することが発表された。これまでにも Mailchimp が時価総額100億米ドルで買収される可能性があると…

Image credit: Intuit / Mailchimp

<ピックアップ> Intuit to buy email marketing company Mailchimp for $12 billion in cash and stock

会計システム大手 Intuit が E メール配信プラットフォームの MailChimp を120億米ドルで買収することが発表された。これまでにも Mailchimp が時価総額100億米ドルで買収される可能性があるとの報道が続いていた。報道の中には、Mailchimp が少数株主持分の売却を検討している可能性があるとするものもあった。

Intuit は Mailchimp E メール配信プラットフォームを利用して、中小企業向けをさらに推し進めることになると見られるが、その詳細については明らかにされていない。2001年に設立された Mailchimp はアトランタに本拠を置いている。これまでに外部からの資金調達は行っておらず、推定売上高は5〜10億米ドル。

Intuit は昨年、クレジットスコアやファイナンシャルコーチングを提供する Credit Karma を80億米ドルで買収した。また、2009年には財務管理システムを提供する Mint を1.7億米ドルで買収している。Crunchbase によれば、同社はこれまでにスタートアップ7社を買収している。これらの買収は主に、Mailchimp の機能強化や acqu-hire を狙ったものと見られる。

via CNBC

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

500 Startupsが500 Globalにリブランド、グローバル旗艦ファンドを1.4億米ドルで組成完了

SHARE:

世界的なアクセラレータ兼ベンチャーファンド 500 Startupsは、1億4,000万米ドルのグローバル・フラッグシップ・ファンドの組成完了に伴い、「500 Global」にブランド名を変更したことを発表した。これにより、500 Global はこれまでで最大のファンドとなり、運用資産総額は18億米ドルに達した。 この新しいファンドでは、500 Globalは、投資戦略をアクセラレータやシードス…

500 Global の CEO 兼創業パートナー Christiine Tsai 氏
Image credit: 500 Global

世界的なアクセラレータ兼ベンチャーファンド 500 Startupsは、1億4,000万米ドルのグローバル・フラッグシップ・ファンドの組成完了に伴い、「500 Global」にブランド名を変更したことを発表した。これにより、500 Global はこれまでで最大のファンドとなり、運用資産総額は18億米ドルに達した。

この新しいファンドでは、500 Globalは、投資戦略をアクセラレータやシードステージから企業の成長の後期段階にまで拡大する。また、投資戦略を拡大するために、リミテッド・パートナーに後期段階の共同投資の機会を提供する。

11年前にシリコンバレーで設立された 500 Global は、急成長中のテクノロジー企業を構築するアーリーステージのスタートアップ創業者に投資している。500 Global は、技術、イノベーション、資本が長期的な価値を引き出し、経済成長を促進する市場を対象としている。

プレスリリースによると、500 Global はこれまでに33社のスタートアップに投資しており、これらの企業は評価額が10億米ドルを超えるユニコーンの地位を獲得している。また、ポートフォリオに含まれる120社以上のスタートアップの時価総額総和は1億米ドルを超えている。

著名なポートフォリオ企業には、Talkdesk、Canva、Grab、Shippo などがある。また、8月にインドネシアで史上最大の上場を果たしたばかりの e コマーススタートアップ Bukalapak の IPO ラウンドプレシードにも参加していた

ベンチャーキャピタルのグローバル化が進み、アメリカ国外からのユニコーンの割合がさらに増加する中、500 Globalは深い専門知識と世界中の市場での投資実績を有している。(500 Global の CEO 兼創業パートナー Christine Tsai 氏)

500 Global は、77カ国で2,500社以上の企業を代表する6,000人の創業者のネットワークを誇る。シリコンバレーだけでなく、2011年にはラテンアメリカと東アジア、2012年には中東、2013年にはアフリカ、2014年には東南アジアと、活動の幅を広げた。500 Startups は先月、東南アジアのファンドを「500 Durians」から「500 Southeast Asia」にリブランディングした。

Refinitiv のデータによると、新型コロナウイルス感染拡大によって世界中のデジタルトランスフォーメーションに後押しされ、世界の VC ファンドは2021年のこれまでに記録的な2,687億米ドルを投資しており、これは前年の2,512億米ドルの投資総額を既に上回っている。

【via e27】 @E27co

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

スマートニュース、シリーズFで2.3億米ドルを調達——時価総額は、単独ニュースアプリで最高の20億米ドルに

SHARE:

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 スマートニュースは15日、シリーズ F ラウンドで2億3,000万米ドルを調達したとを発表した。これにより、同社のこれまでの累計調達額は4億米ドルを超え、時価総額は単独のニュースアプリとしては最高額となる20億ドルに達し、「ダブル・ユニコーン」の地位を確保した。前回ラウンドとなるシリーズ E ラウンドのクローズ発表か…

Image credit: SmartNews

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。

スマートニュースは15日、シリーズ F ラウンドで2億3,000万米ドルを調達したとを発表した。これにより、同社のこれまでの累計調達額は4億米ドルを超え、時価総額は単独のニュースアプリとしては最高額となる20億ドルに達し、「ダブル・ユニコーン」の地位を確保した。前回ラウンドとなるシリーズ E ラウンドのクローズ発表から1年10ヶ月ぶりの調達となる。

このラウンドに参加したのは、アメリカの Princeville Capital、Woodline Partners、日本の JIC Venture Growth Investments、Green Co-Invest Investment、任天堂創業家のファミリーオフィス「Yamauchi No.10 Family Office」などに加え、既存投資家から ACA Investments、SMBC Venture Capital など。

AppAnnie が発表した iOS と Android のモバイルアプリの月間平均利用時間(アメリカ)によると、SmartNews は4.7時間と1位になり、2位の FlipBoard(4.5時間)、さらには Google News(2.9時間)や Apple News(0.8時間)を引き離す形となった。また、月間アクティユーザ数は2019年から倍増した(2019年時点で日米合算で2,000万人だった)。

スマートニュースは今回の追加資金を用いてアメリカでの人員を倍増させ(現時点でグローバルで500人)、特にシリコンバレー、ニューヨーク、サンフランシスコにエンジニアやリーダーを加える計画だ。また、同社では新型コロナウイルスワクチンに関するダッシュボード、ユーザがさまざな政治的見解に簡単にアクセスできる「News From All Sides」機能などを拡大するとしている。

<スマートニュースのこれまでの軌跡(関連記事)>

via SmartNews

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

Facebook Gaming、ストリーマーへのライセンス済BGM提供を拡大へ

SHARE:

Facebook Gaming はストリーマー(ゲーム配信者)が利用できるライセンスされた音楽ライブラリを拡大し、ストリーミング時に曲を演奏できるようになる予定だ。音楽会社からの配信取り下げ要求に悩まされることはなくなる。 GamesBeat のインタビューで Facebook Gaming がストリーマーに代わって音楽のライセンスを取得していると、Luis Renato Olivalves 氏(…

Facebook Gaming は、BGM をより多くのストリーマーに届ける。
Image credit: Facebook

Facebook Gaming はストリーマー(ゲーム配信者)が利用できるライセンスされた音楽ライブラリを拡大し、ストリーミング時に曲を演奏できるようになる予定だ。音楽会社からの配信取り下げ要求に悩まされることはなくなる。

GamesBeat のインタビューで Facebook Gaming がストリーマーに代わって音楽のライセンスを取得していると、Luis Renato Olivalves 氏(同社のグローバルゲーミングクリエイターパートナーシップ担当ディレクター)は語った。しかし、Facebook Gaming は著作権ルールを守らなければならない。ストリーマーが偶然制限付きライセンスの楽曲を選択した場合、ストリーマーにフラグを立て警告する予定だ。

このプログラムは昨年、約1,000人のストリーマーに音楽ライブラリへのアクセスを提供する実験から始まった。現在、Facebook はこのプログラムを10万人以上のストリーマーに拡大している。

音楽は必要不可欠なものであり、コンテンツを作成している人だけでなく、より多くのコミュニティに参加してもらうためにも、より良い体験を提供します。我々は今、このシステムが数千のパートナーからすべてのパートナーへと拡張可能であると確信しています。(Renato Olivalves 氏)

また、Facebook Gaming での音楽の成長を記念して、Facebookは「Play Loud」と呼ばれる一連のセレブリティ DJ ストリームを、厳選されたゲームクリエイターと組み合わせて開催する。Diplo と DJ Khaled がヘッドライナーとして参加する。

配信取り下げの疲れ

Facebook Gaming は、機械学習を使って、BGMと挿入楽曲を区別している。
Image credit: Facebook Gaming

Facebookと音楽業界の仲間たちは、BGM がストリーミングを補完する役割を果たすことができると考えている。しかし、ライセンシング、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)による配信取り下げ要求、著作権のある音楽ポリシーに違反した場合に厳しい処罰を強いられるプラットフォームなど、現状ではまだ多くの問題が存在する。

プレイ中に音楽が流れているゲームの動画を YouTube に投稿するとテイクダウンの通知を受けることがある。YouTubeは自動処理で海賊を捕まえるため、正規のゲームをプレイしている人も網にかかってしまうのだ。

Renato Olivalves 氏は、ゲームクリエイターは、音楽の権利を気にすることなく、ストリーミングやコミュニティとのつながりに集中すべきだと述べた。Facebook Gamingでは、ゲーム配信のBGMを、パートナークリエイター(配信者の中でステータスの高い人)でテストを行った。パートナークリエイターは、音楽著作権を侵害されることなく、膨大な数の人気音楽をストリームで使用することが可能だ。

現在ではFacebookのパートナー・クリエイターとレベルアップ・クリエイターのすべてが、Facebook Gamingでゲームのライブストリーム中にBGMを流すことができるようになっている。(ライブストリームから作られたクリップやライブストリームのVODバージョンも含む)

また Renato Olivalves 氏は、これはエレベータ・ミュージックではないと述べている。Facebook は、Universal Music Group、Warner Music Group、Sony Music Entertainment、Kobalt Music Group、BMG、Merlin など、何百ものレーベル、出版社、ソサエティと契約を結んでいる。

昨年の9月からテストを行ってきましたが、音楽業界が求めているものに適合しています。これは、コミュニティがライブコンテンツをストリーミングし、音楽をコミュニティとのライブエンゲージメントの重要な一部として使用することを可能にするものです。

希少な制約

Facebook Gaming のイベント「#PlayLoud」
Image Credit: Facebook Gaming

Renato Olivalves 氏は、制限されている楽曲の範囲については語っていない。

Facebook Gaming は、クリエイターが好きなときに好きな音楽を再生する自由を与えているので、クリエイターは事前に選択されたプレイリストに制限されることはありません。

ストリーマーが制限される音楽は非常に少ないです。非常に珍しいことです。ポピュラーな音楽の100%近くは音楽業界とのこうした取引でカバーされています。制限された音楽に出くわすとラグが立てられます。これまでは追加の情報を得ることができませんでした。私たちはリアルタイムでフィードバックを提供することができます。

しかし今では、Facebook はより高い透明性のために、曲とアーティストを特定することができる。制限された楽曲を検出した場合、Facebook はストリームを停止しないが、ストリームの配信を制限する。

この取引には Facebook  にとってかなりのコストがかかっているが、同社はその金額を明かしていない。しかし、BGM はストリームの人気を高めるので、より多くの収入を得られ、この努力は報われるという。

使用しているデバイスやストリーミングソフトウェアに関係なく、ストリーマーに提供される。PC、Mac、コンソール、OBS、Streamelements OBS、Streamlabs OBS などだ。

制限されたトラックに遭遇した場合、Facebook はアーティストとタイトルを特定する製品内通知を表面化させる。そのため、ストリーマーは将来の中断を避けるためにプレイリストを調整することが可能だ。

Facebook は BGM の検出機能の改善に取り組んでいる。つまり、ゲームプレイやナレーションが同時に行われているようなゲームストリームの背景にある音楽(許可されている)と、ラジオ番組のようなライブストリームの中心となる音楽(許可されていない)の違いを見分けるのが格段にうまくなっている。これは機械学習の恩恵といえる。

お祝い

Facebook Gaming は昨年、BGM のアンロックを開始した。
Image Credit: Facebook Gaming

記念すべき日を「#PlayLoud」と名付けている。Facebookクリエイターによるライブゲーミングをバックに、DJがダイナミックにサウンドトラックを回す予定だ。

Rachel De Mita がホストを務める「#PlayLoud」は、音楽とゲームの融合を祝う。DJ Khaled、Diplo、LP Giobbi、Angel + Dren などのタレントが登場。ゲーム面では、ファンに人気の MissesMae、QueenEliminator、StoneMountain64、King Bach が登場する予定。

この#PlayLoud シリーズでは、今後3つのエピソードが Facebook Gaming でライブストリーミングされる。スケジュールは、9月10日午後1時から Stone Mountain 64 と DJ Khaled が、9月22日午前11時から King BachとDiplo が、9月28日午後1時から Queen Eliminator と LP Giobbi が 登場する(時刻はいずれもアメリカ太平洋標準時夏時間)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

不妊治療を企業の福利厚生として提供するCarrot Fertility、Tiger Globalらから7,500万米ドルを調達

ピックアップ:Fertility Startup Carrot Raises $75 Million In A Series C Round Led By Tiger Global 重要なポイント:企業向けに従業員の不妊治療を支援する Carrot Fertility は8月18日、Tiger Global Management が主導したシリーズ C ラウンドで7,500万米ドルの資金調達を行っ…

Image credit: Carrot Fertility

ピックアップ:Fertility Startup Carrot Raises $75 Million In A Series C Round Led By Tiger Global

重要なポイント:企業向けに従業員の不妊治療を支援する Carrot Fertility は8月18日、Tiger Global Management が主導したシリーズ C ラウンドで7,500万米ドルの資金調達を行ったことを発表した。

  • 今回の資金調達には、OrbiMed、F-Prime Capital、CRV、U.S. Venture Partners、Silicon Valley Bank などの既存投資家も参加した。

詳細:Carrot Fertility はアメリカ・サンフランシスコ発の従業員向けに雇用者負担で卵子凍結などの不妊治療を提供する企業。現在は52カ国でサービスが利用できる。

  • 今回の資金調達は前回のシリーズ B ラウンドから1年足らずで実施され、同社の資金調達額は1億1,500万米ドルに達した。コロナ禍においてもサービスへの需要は高まっており、同社は過去2年間で収益を約5倍に伸ばしたという。
  • 今回の調達に関する Forbes のインタビューで同社 CEO の Tammy Sun 氏は下記のようにコメントしている。

私たちは不妊治療は女性だけの医療ではなく、人間の医療であると考えています。そのため、不妊治療だけではなく、代理出産や養子縁組などのサービスもカバーしています。

背景:Carrot社が2021年5月に行った調査「Fertility at Work」によると、不妊治療専用の福利厚生を利用できると回答した人はわずか12%にとどまっていた。

  • 一方で、Reproductive Medicine Associates of New Jerseyが2015年に行った調査では、「不妊治療の福利厚生が充実した企業に転職したい」と回答する人は68%にのぼっている。

 <関連記事>

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via Forbes

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

Zoom、連携サードパーティーアプリの開発を促す「Apps Fund」の出資先第1弾を公表

SHARE:

Zoom は、急成長する連携エコシステムの「成長を促す」ミッションの一環として、4月に1億米ドル規模の「Zoom Apps Fund」を発表した。このファンドは、コロナ禍における Zoom の急成長を利用して、グロースステージのスタートアップに戦略的投資を実施することを目的としている。Zoom は8月30日、このファンドから資金注入を受ける最初の企業リストを発表した。 Zoom の時価総額は、過去…

Zoom 本社
Image credit: Cristiano Tomás via Wikimedia Commons

Zoom は、急成長する連携エコシステムの「成長を促す」ミッションの一環として、4月に1億米ドル規模の「Zoom Apps Fund」を発表した。このファンドは、コロナ禍における Zoom の急成長を利用して、グロースステージのスタートアップに戦略的投資を実施することを目的としている。Zoom は8月30日、このファンドから資金注入を受ける最初の企業リストを発表した。

Zoom の時価総額は、過去18ヶ月間で3倍以上に上昇した。これは、リモートワークへの急速な移行により、クラウド・インフラへの投資や、分散した労働力が可能な限り通常の状態に近い形で機能するためのソフトウェアが急増したためだ。Zoomが「動詞」として使われるほどの地位を確立したことを受け、同社は Salesforce のやり方を見習って、Zoom のプラットフォームを利用した強力なエコシステムを構築する計画を明らかにした。Zoom は昨年10月、新プラットフォーム「Zoom Apps」をローンチした。このプラットフォームは、ホワイトボードクラウドストレージサービスから通話内容の書き起こしまで、あらゆるアプリケーションを Zoom と連携するための開発者向けマーケットプレイスとして機能する。

Zoom はこれまでにもスタートアップに投資を行ってきたが、今回の専用ファンドでは、積極的な投資家としての立場を明確にした。このファンドに参加するためには、企業は資金調達に応募し、Zoom のために作られた市場で通用する製品を持ち、すでにある程度の人気があることを証明しなければならない。この条件を満たせば、25万〜250万米ドルのエクイティ資金を受け取ることができる。

ファンドが正式に発表されてから4ヶ月が経ち、Zoom は、このファンドから投資を受けた最初の企業のうち、コラボレーションと生産性、コミュニティとチャリティ、ダイバーシティとエクイティとインクルージョン(DE&I)、ピープルオペレーション(PeopleOps)、ゲームとエンターテインメントの分野の12社を紹介した。また、名前を公表していない2社にも投資を行った。

コラボレーションと生産性

「BrightHire」

 

  • BrightHire ……… 企業がオンラインでリアルタイムにインタビューを行うことを支援する「インタビュー・インテリジェンスプラットフォーム」で、録音、書き起こし、通話後の分析などをサポートする。
  • Docket ……… 会議の優先順位付けや制限時間の設定など、会議の生産性を向上させるプラットフォーム。
  • Fathom ……… AI を活用したノートアプリで、録音、書き起こし、重要な瞬間を自動的にハイライトする機能をサポートする。
  • Hive ……… ガントチャート、カンバン、テーブル、カレンダー表示に対応したプロジェクト管理・コラボレーションプラットフォーム。
  • Polly ……… 楽しくインタラクティブな質問を用いて、ライブ Q&A をサポートし、即座にフィードバックを得ることができるチームエンゲージメントアプリ。
  • Spinach ……… まだプライベートベータ版だが、「リモートミーティングとワークフローを再構築する」ことを目的としており、当初は日々のスタンドアップ(朝会)の改善に焦点を当てている。
  • Warmly ……… ワンクリックで使える AI 搭載の名刺で、会議参加者は瞬時に自分の情報を共有し、相互のつながりを知ることができる。
  • WorkPatterns ……… 会議の議題、決定事項の文書化、フィードバックの交換、目標の設定などの共同作業に利用できる。

コミュニティとチャリティ

「Hermis」
  • Pledge ……… Zoomでのバーチャルイベントによる募金活動をサポートするために構築された。

DE&I と PeopleOps

「Canvas」
  • Canvas ……… ダイバーシティ・リクルートメント・プラットフォーム(DRP)で、データや分析をサポートし、より多様な人材の確保を促す。

ゲーム と エンタテインメント

Quicksave Interactive の「Werewolf with Friends」
  • Quicksave Interactive ……… フィンランドの開発スタジオで、「Werewolf with Friends」などの HTML5 ゲームを開発している。
  • Bright ……… 遠隔学習用のライブビデオチャットプラットフォーム。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

オンライン会議ツール界に新旗手登場、「Vowel」がシリーズAで1,350万米ドルを調達

SHARE:

バーチャルミーティングプラットフォーム「Vowel」は7日、Lobby Capital がリードしたシリーズ A ラウンドで1,350万米ドルを調達したと発表した。CEO の Andy Berman 氏は、今回の資金調達により同社の累計調達額は1,780万米ドルとなり、調達資金は製品開発やチーム規模の拡大に充てられると述べている。 ある情報筋によると、パンデミックの際、ビデオ会議の1日のトラフィッ…

Image credit: Vowel

バーチャルミーティングプラットフォーム「Vowel」は7日、Lobby Capital がリードしたシリーズ A ラウンドで1,350万米ドルを調達したと発表した。CEO の Andy Berman 氏は、今回の資金調達により同社の累計調達額は1,780万米ドルとなり、調達資金は製品開発やチーム規模の拡大に充てられると述べている。

ある情報筋によると、パンデミックの際、ビデオ会議の1日のトラフィックは535%増加したという。バーチャルミーティングソフトウェア市場は、2027年までに415億8,000万米ドルに達すると予想されているが、その人気は、ハイブリッドワーク、フレキシブルワーク、リモートワークの時代に会議を調整するという課題を裏切っている。Software One の調査によると、会議の調整がうまくいかないと、年間で3,990億米ドル以上の損失が発生するとのことだ。

ニューヨークに本社を置く Vowel は、Andrew Berman 氏、Ben Kempe 氏、Matthew Slotkin 氏、Paul Fisher 氏によって2018年に設立されたビデオ会議プラットフォームで、会議の計画、主催、内容の書き起こし、検索、共有などのツールを提供している。対面式の場合は、会議の各参加者のマイクを使って音声を取り込み、ノイズや偶発的なエコーが少ない高品質な音声信号を提供している。さらに、Vowel は、複数のデータソースとメタデータタグを組み合わせ、会議のキーポイントやコンテキストを特定する。

Berman 氏は、VentureBeat へのメールで次のように語った。

すべての企業は、オフィスに戻った人も、自宅で仕事を続けている人も、あるいはその両方も含めて、新しい働き方を模索している。ハイブリッドな働き方には新しいツールが必要であり、これまで以上に関心が高まっている。我々の目標は、会議前、会議中、会議後に至るまで、より包括的で価値のある会議を実現することだ。つまり、会議前の準備、会議中の会話、会議後のフォローアップなど、会議のライフサイクル全体に焦点を当てている。当社の成長中のチームは、このプロセスを促進するための機能を構築しており、今年の秋以降、迅速にリリースしてゆく予定だ。

AI を活用した会議

Vowel は、混み合った市場で Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Fireflies などの強豪と競っている。しかし、Berman 氏によると、Vowel は AI を使って一般的なビデオ会議の問題を解決しており、他の製品とは一線を画しているという。例えば、Vowel は、顔検出や OCR などの映像解析技術を用いて、会議中の関連ポイントを特定し、参加者に焦点を合わせてビデオを最適化する。また、ハイブリッド会議では、デジタル信号処理技術とビームフォーミングを用いて、デバイス同士をインテリジェントに連携させ、文字起こしや話者識別の精度を向上させる。

Vowel はまた、議題項目、ユーザが書いたメモやアクションアイテム、絵文字の反応、コメント、画面共有コンテンツ、会議の記録などを分析するプラットフォームの既存機能を活用して、AI による会議の要約に取り組んでいるという。現在、会議のキーポイントは、関連するコンセプトをまとめた個別のトピックバケットに整理されている。将来的には、チーム全体や特定の会議の傾向を示す指標をダッシュボードで提供する予定だ。これには、異なるトピックやプロジェクトへの言及が時間の経過とともにどのように変化したか、会議参加者の急増や停滞などが含まれる。

Vowel はまだプライベートベータ版だが、Berman 氏によると、1万人以上のウェイティングリストがあるとのことだ。同社の当面の目標は、製品、デザイン、エンジニアリングの分野で採用を続け、年末には約30人の社員を目標としている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

レジ無し店舗ソリューション開発、米Zippinが3,000万米ドルを調達

SHARE:

Zippin がシリーズ B ラウンドで3,000万米ドルの資金を調達したというニュースが発表されるなど、今日のキャッシャーレス技術はシフトを続けている。サンフランシスコを拠点とする同社は、スーパーマーケットでの行列を廃止するだけでなく、小売業者のためにビッグデータのインサイトを生成しようとするテクノロジーで支持を得ている、この分野の複数のプレーヤーの1つだ。 2018年に設立された Zippin…

Image credit: Zippin

Zippin がシリーズ B ラウンドで3,000万米ドルの資金を調達したというニュースが発表されるなど、今日のキャッシャーレス技術はシフトを続けている。サンフランシスコを拠点とする同社は、スーパーマーケットでの行列を廃止するだけでなく、小売業者のためにビッグデータのインサイトを生成しようとするテクノロジーで支持を得ている、この分野の複数のプレーヤーの1つだ。

2018年に設立された Zippin は、AI、カメラ、スマート棚センサーを活用して、買い物客が商品をカートに入れて、待たずに外に出られるようにしている。同社は、2018年に最初のレジ無し店舗をサンフランシスコにオープンし、その後、Aramark、Sberbank、Sacramento Kings の Golden 1 Center などとパートナーシップを結び、世界的にレジ無し店舗を実現している。

Zippin はこれまでに約1,500万ドルを調達したが、SAP、Maven Ventures、Evolv Ventures、OurCrowd からさらに3,000万米ドルを調達しており、小売業界が自動化による効率化を進めていることを利用して、十分な資金を確保している。同社の最終的な目標は、必要なテクノロジーを1日で導入し、小売店のダウンタイムを最小限に抑えることだという。

データの活用

映像解析や店内センサー、QRコードRFID タグスマートショッピングカートなど、さまざまな技術を駆使したソリューションにより、レジ無しショッピングは1兆ドル規模の小売業界をディスラプトしようとしているのは間違いい。Amazon とそのブランド「Amazon Go」の店舗は、急成長するレジ無し小売業界で脚光を浴びていると言っても過言ではないが、あらゆる規模の小売業者が未来を受け入れるための支援を行う企業も数多く登場している(Amazon は現在、同社の Amazon Go 技術を第三者に販売している)。しかし、長蛇の列を回避するという消費者目線の話だけでなく、この技術は小売業者に豊富なデータを提供し、e コマースの利点の多くを実店舗にもたらす。

実際、Zippin のような企業の技術を利用すれば、どの商品をよく手に取ったり戻したりするか、どのくらいの時間商品を見ているか、マーケティングの看板を見ているかなど、顧客の行動パターンを集約して明らかにすることができる。また、棚に十分な在庫があるかどうかを確認するために、リアルタイムで在庫切れの警告を出すこともできる。キャッシャーレス技術はまだ普及していないが、いずれは客のプライバシーやデータの安全性に関わる大きな問題を引き起こすだろう。しかし、この技術が長期的に成功する可能性が高い理由は、時間に追われている客と、データを欲しがる企業の双方にメリットがあるという点にある。

さらに、非接触技術は今回の新型コロナウイルス感染拡大から生まれた大きなトレンドの一つであり、人と人との物理的な接触を最小限にするツールに魅力を与えている。

Zippin 共同設立者兼 CEO の Krishna Motukuri 氏は、プレスリリースで次のように述べている。

買い物客は、どこにいても非接触の体験を求めている。小売業者は、「摩擦の無いチェックアウト無し技術(frictionless checkout-free technology)」がデザイン的にも非接触型であることに気づくと、一石二鳥の絶好の機会を得ることができる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

PayPal、Paidyを27億米ドルで買収——BNPL(後払い)ソリューションの世界ポートフォリオを強化

SHARE:

PayPal は7日(アメリカ太平洋標準時夏時間)、日本の BNPL(Buy Now, Pay Later、後払い)スタートアップ Paidy(ペイディ) を27億米ドルで買収することに合意したと発表した。PayPal はアメリカで昨年 Pay in 4 を立ち上げるなど、世界的に隆盛する BNPL サービスの流れを取り込もうとしている。一方、決済大手各社は BNPL サービスの拡充に躍起になって…

Image credit: Paidy

PayPal は7日(アメリカ太平洋標準時夏時間)、日本の BNPL(Buy Now, Pay Later、後払い)スタートアップ Paidy(ペイディ) を27億米ドルで買収することに合意したと発表した。PayPal はアメリカで昨年 Pay in 4 を立ち上げるなど、世界的に隆盛する BNPL サービスの流れを取り込もうとしている。一方、決済大手各社は BNPL サービスの拡充に躍起になっており、PayPal と競合する Square は8月、オーストラリアの Afterpay を290億米ドルで買収したばかりだ。

世界第3位の e コマース市場を持つ日本で、PayPal は Paidy の買収により BNPL サービスの拡大を図る。この取引は、規制当局の承認の取得など慣習的な完了条件を前提として、2021年第4四半期に完了する予定。Paidy(ペイディ)は今年3月、シリーズ D ラウンドで1億2,000万米ドルを調達し、この際の推定バリュエーションが13.2億米ドルに達し、ユニコーン入りしたことが明らかになっていた。

Paidy は、Merrill Lynch や Goldman Sachs などで業務経験のある Russell Cummer 氏らの手により2008年に設立(当時は、エクスチェンジコーポレーション=ExCo)。P2P 金融(ソーシャルレンディング)サービスの「AQUSH(アクシュ)」で事業を始め、2014年に Paidy をローンチした。その後、Paidy の運営は ExCo から事業会社の Paidy に移行している。2018年7月のシリーズ C ラウンド以降、Paidy は伊藤忠商事の持分法適用会社となっていた。

BNPL は世界的なブームだ。それぞれスウェーデン、アメリカ、オーストラリアに拠点を置く Klarna、Affirm、Afterpay などの欧米勢に加え、Hoolah、Pace、Atome といったアジア勢も頭角を表しつつある。BNPL サービスはデジタルウォレットとの親和性も高いため、多くが配車アプリやフードデリバリアプリに端を発する「スーパーアプリ」などの追い上げの可能性も想像に難くない。

日本の決済スタートアップの世界テック大手による買収事案としては、Google が今年7月、pring を当時親会社のメタップスなどから約108億円で買収したのが記憶に新しい。pring では、モバイルアプリを使ってユーザ間で送金したり、店舗で QR コード決済をしたりできる。また、銀行口座からチャージができ、お金を銀行口座に戻して現金化することも可能だ。Google は pring を買収したことで、日本国内で「Google Pay」のサービスを拡充することが期待されている。

<関連記事>

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録

子宮頸管粘液で妊よう性をチェックできる妊活デバイス「kegg」

<ピックアップ> Fertility startup kegg scores another $3 million in seed funding 重要なポイント:妊活のためのデバイスを販売するスタートアップ kegg は2021年9月1日、300万米ドルのシード資金調達を発表した。Crescent Ridge Partnersがリードし、SOSV、Texas Halo Fund、Althea C…

Image credit: Kegg

<ピックアップ> Fertility startup kegg scores another $3 million in seed funding

重要なポイント:妊活のためのデバイスを販売するスタートアップ kegg は2021年9月1日、300万米ドルのシード資金調達を発表した。Crescent Ridge Partnersがリードし、SOSV、Texas Halo Fund、Althea Capital Fund、Ad Astra Ventures、Viento Ventures、その他のエンジェル投資家が参加した。

  • 同社は1年前に150万米ドルを調達しており、今回の調達で同社の調達総額は450万ドルに達した。

詳細:keggは2017年、アメリカ・サンフランシスコで Kristina Cahojova 氏により創業。創業のきっかけは、自身が妊活を行っていた際に医師から「おりもの(子宮頸管粘液)を観察しなさい」と昔ながらのやり方を提案されたことだったと語っている。自身の経験から心理的負担をできるだけ軽減した、正確な測定を模索する中で、kegg の開発に至った。

  • kegg は小さな卵型のデバイスと、デバイスに対応したスマートフォンアプリを提供する。ユーザは自身の子宮頸管粘液(おりもの)をデバイスで分析することで、自分の妊娠可能な時期を把握する。検査時間は約2分。
  • 検査結果はスマートフォンのアプリで確認でき、月経周期をグラフで確認したり、メモを記録することもできる。
  • 同社は今回の資金調達により、更年期や産後の症状や性感染症の分野でのサービスを拡充する予定。また、共同研究や試験の拡大にも活用される予定という。
Image credit: Kegg

背景:近年デジタルヘルスの市場において、不妊治療に関するサービスが台頭しはじめている。2018年にはイギリスの Concepta Diagnostics が、妊娠を望む女性用の自宅でのホルモン検査システムを展開し、さらにアメリカの Mira は、FDA(米国食品医薬品局)認可の家で使える妊活デバイスの提供を開始した。2021年3月には、アメリカの Proov の家庭用排卵検査キットが FDA に認可された。

一方で Rock Health の2020年8月のレポートによると、2011年以降の米国のデジタルヘルス関連の資金調達案件のうち、フェムテックは3%しか占めていなかった。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via Mobile HealthTech News

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録