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短編映画プラットフォームの「Viddsee」がディスカバリーチャンネルと提携、一部ドキュメンタリー番組がオンライン観賞可能に

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シンガポールを拠点とする短編映画配信プラットフォームの「Viddsee」は先ごろ、アジア太平洋地域で「ディスカバリーチャンネル」を配信する Discovery Networks Asia-Pacific(以下、Discovery と略す)と提携し、ディスカバリーチャンネルの一部ドキュメンタリー番組について、Viddsee 上で配信を開始した。配信される番組は、Discovery が展開する、新人映…

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シンガポールを拠点とする短編映画配信プラットフォームの「Viddsee」は先ごろ、アジア太平洋地域で「ディスカバリーチャンネル」を配信する Discovery Networks Asia-Pacific(以下、Discovery と略す)と提携し、ディスカバリーチャンネルの一部ドキュメンタリー番組について、Viddsee 上で配信を開始した。配信される番組は、Discovery が展開する、新人映画監督発掘プログラム「First Time Filmmakers(FTFM)」シリーズから着手される。

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提供されるコンテンツは、Singapore Stories、Super Japan、Nanjing Calling、Korea Next、FTFM Vietnam など、アジア各国を特徴付ける内容を扱った番組。なかでも、Super Japan では現在、Big Boy Club、Ramenomania、On-Time Metro、Sea Whisperers、POPcorn Dreams の5つのエピソード(いずれも30分番組)が6月1日から公開されており、日本語と英語で視聴できる。

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Viddsee の共同創業者 Ho Jia Jian 氏(RISE 2016 の会場にて)

先週、香港で開催された RISE 2016 のイベント会場に Viddsee の共同創業者の Ho Jia Jian がいたので話を聞いてみたが、今回の取り組みにおいて、Viddsee と Discovery 間での金銭的なやりとりは無いようだ。Discovery は Viddsee を通じて新しい視聴者層の開拓やモバイル環境による視聴体験を提供し、Viddsee は認知度を高めるというメリットを得ることになる。

ただ、Discovery のようなコンテンツホルダーが、資本関係の無いサードパーティーに自社コンテンツを提供することは極めて珍しい。その背景には、Discovery にとって、新しいコンテンツの作り手の発掘という大きなミッションがあるようだ。例えば、以前に紹介した靴の新デザイナー/ブランド発掘プラットフォーム「ROOY」では、世界ブランドが新人デザイナーの発掘を行っている。テレビ番組や映画の制作現場においても、映像作家や映画監督を夢見る若者が自主制作フィルムのデモテープをプロダクションに持ち込んでいた時代に代わって、Viddsee のようなプラットフォームがプロデビューへの登竜門になっていくのかもしれない。

Viddsee は2013年に設立され、昨年9月にはサイバーエージェントベンチャーズらから230万ドルを調達している。

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インド発、短編映画製作者のための情報ポータル/クラウドファンディングサイト「Shortfundly」

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インド人は生来映画好きだ。ボリウッド以外にも、コリウッド、モリウッドやトリウッドといったローカル映画産業がいくつも存在する。スマートフォンやライブストリームデバイスの登場後も、インド人の映画好きは揺るがなかった。映画ファンは、公開初日を心待ちにして、大好きなスターが大きなスクリーンで悪者をやっつけるのを見るため近所の映画館に足を運ぶ。 短編映画産業自体も拡大を見せている。たくさんのフィルムフェステ…

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Shortfundlyチームメンバー.右端は設立者のSelvam M氏、中央は共同設立者のP Maharajan氏.

インド人は生来映画好きだ。ボリウッド以外にも、コリウッド、モリウッドやトリウッドといったローカル映画産業がいくつも存在する。スマートフォンやライブストリームデバイスの登場後も、インド人の映画好きは揺るがなかった。映画ファンは、公開初日を心待ちにして、大好きなスターが大きなスクリーンで悪者をやっつけるのを見るため近所の映画館に足を運ぶ。

短編映画産業自体も拡大を見せている。たくさんのフィルムフェスティバルが開催され、短編映画の製作者はそこで自身の才能と創造性をアピールできる。中には国際的な注目を浴びて有名になる者もいる。しかし、限られた予算とマーケティングスキル不足のため、多くのアーティストが日の目を見ないままとなっている。YouTube のようなプラットフォームがあるにもかかわらず、見落とされ、意図したオーディエンスに届かない作品も多い。

チェンナイ(南インドのタミル・ナードゥ州の州都)を拠点とする2人の起業家は、この隙間を自身のベンチャーで埋めようとしている。2人は短編映画製作者が作品を出品し、同時に映画ファンが素晴らしい短編映画に出会えるオンラインプラットフォーム Shortfundly をローンチした。

Shortfundly の設立者 Selvam M 氏はこう語る。

Shortfundly はオンラインテクノロジーとデータ駆動型メディア会社で、世界的マルチプラットフォームネットワークを通じて優れた短編映画とストーリーのキュレーションおよびシェアを行っています。この動画エディトリアルプラットフォームでは、世界のオーディエンスがデスクトップやモバイル機器で簡単にユニークなストーリーを鑑賞し、シェアすることができます。短編映画の製作者とフェスティバル開催者の橋渡しとなるのです。

このスタートアップは Selvam 氏と P Maharajan 氏(共同設立者)が2014年10月にローンチした。Shortfundly では、ユーザは最新短編映画の閲覧、自身の作品のプロモート、様々なフェスティバルへの出品、次作のクラウドファンディングなどを行うことができる。

ユーザはプラットフォームにフィルムをアップロードし、基本情報(監督や俳優名)を追加するだけだ。送信後、Shortfundly はオーディエンスに広く届けるため作品をプロモートし始める。ユーザはプラットフォームでフィルムを閲覧し、点数をつけ、レビューや感想を書き込むこともできる。そうすれば、メーカーのスキルアップにも貢献することになる。

ユーザは言語やカテゴリー別に短編映画を検索できる。

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市場には YouTube や Vimeo といった類似サービスがあるが、Shortfundly は別だと Selvam 氏は言う。

YouTube や Vimeo はオンライン動画ストリーミングサービスを提供する素晴らしいプラットフォームです。しかし、短編映画や製作者用に作られたものではありません。特定のカテゴリーの短編映画を見ようとすると、特別な検索が必要です。そこで、ユーザが煩わしい検索をすることなく手早く短編映画を閲覧してシェアできる新しいプラットフォームを作ることを思いついたのです。

Symbiosis Institute of Management Studies を卒業し、「画面分割アクションバー機能付きビデオ再生」で特許を得た Selvam 氏はこう付け加えた。

Shortfundly にはすでに900人以上の短編映画製作者が登録している。Selvam 氏によると、プラットフォームの月間平均閲覧数は1万5,700ビューに達するという。

短編映画製作者のための LinkedIn

基本的に、弊社サービスは3つの機能を備えています。一つ目は短編映画製作者の LinkedIn、次に短編映画検索専用プラットフォーム、最後に製作者向けクラウドファンディングプラットフォームです。

クラウドファンディングの始まりは Ketto や Kickstarter に非常に近いものでした。インターネットキャンペーンで多くの人から少しずつお金を出してもらい、フィルムプロジェクトをまかなえる大きな資金を集めるのです。フィルムが完成して上映にこぎつけたら、製作者は当然投資家に還元しなければなりません。

スタートアップの主な収入源は広告とフィルムフェスティバルとの提携によるものだ。

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市場には他にシンガポールを拠点とする Viddsee とカナダの Film Shortage といった短編映画プラットフォームがある。昨年9月、Viddsee は日本を拠点とする CyberAgent Ventures が主導したラウンドで230万ドルの資金を獲得した(訳注:原文では、金額は非公開とされている)。

Selvam 氏によれば、インドの短編映画産業は断片化しているので、そこに大きな可能性が秘められているという。推定に従えば、同産業は2014年に21億米ドル規模であったのが2020年には34億米ドルに達するとみられており、年10%の割合で拡大すると目されている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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シンガポールの短編映画プラットフォーム「Viddsee」が、サイバーエージェント・ベンチャーズらから230万ドルを調達

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シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は30日、サイバーエージェント・ベンチャーズ(CAV)をリード・インベスターとして230万ドルを調達したと発表した。なお、このラウンドには、CAV 以外でもう一社が参加しているが、その内容は明らかにされていない。 同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである…

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シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は30日、サイバーエージェント・ベンチャーズ(CAV)をリード・インベスターとして230万ドルを調達したと発表した。なお、このラウンドには、CAV 以外でもう一社が参加しているが、その内容は明らかにされていない。

同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである ACE Singapore から支援金として4万ドル(米ドル)を手に入れ、これまで短編映画のポータルサイトを開発してきた。2014年11月には iOS アプリを、2015年8月には Android アプリをリリースし、データを先行ダウンロードすることで、たとえオフラインでもモバイル視聴可能な環境を提供している。今年4月からは Nikon Singapore と提携し、映画製作者のモチベーション向上を意図して、Viddsee サイト上で「Viddsee Shortee Award」を毎月開催。受賞者には、1,700シンガポールドル(約14万円)相当のNikon製カメラを贈呈してきた。

Viddsee の2人の創業者である Derek Tan 氏と Ho Jia Jian 氏は、次のようにコメントしている。

2年前の創業以来、短編映画の著しい消費動向を目の当たりにしてきました。Viddsee を通じて、ある一本の映画が50万人に鑑賞されれば映画館での上映3,000回分に相当し、想像をはるかに超えるものです。モバイルが先行するアジアでは、短編映画は、ポケットの中に入る、よりパーソナルなものになっていくでしょう。(共同創業者 Derek Tan 氏)

Viddsee がもたらすアクセスの良さをもってすれば、映画鑑賞はもはや受動的な体験ではありません。我々は短編映画のプロダクトを作り、ユーザをエンゲージしてきました。今後は、戦略的および文脈編集ベースのマーケティングによって、ユーザとの会話を強化していきます。これは特に、インドネシア、台湾、フィリピンなどの主要地域市場で見受けられることです。(共同創業者 Ho Jia Jian 氏)

インターネットのアクセス手段としてモバイルが圧倒的に先行する東南アジアにおいては、映画を届けるメディアとして、映画館やテレビよりも手軽なスマートフォンが注目されている。ユーザの滞留時間も比較的長いことから、Viddsee のプラットフォームを通じて、さまざまなマネタイズ手段が考えられるだろう。

このディールを担当した、サイバーエージェント・ベンチャーズのジャカルタ・オフィス代表を務める鈴木隆宏氏は、次のようにコメントしている。

アジアではコンテンツやクリエイティビティが不足していないものの、聴衆のニーズに合ったものを提供する上で力となるのは、それらを届けるメディアとコンテンツの両側面から、アクセスしやすい環境を提供することです。

我々は、オンライン動画の分野で、技術が映画コンテンツの新しい波を生み出すと考えています。特に、多くの人にとって、モバイルデバイスが最初のインターネットのタッチポイントとなる、インドネシアなどの市場においてはそうです。

Viddsee はそのような人々に対して、質のよい映画を見せる最初の体験を提供できるプラットフォームになるでしょう。我々の今回の出資によって、Viddsee はその市場の可能性を現実のものとし、ユーザのアクセシビリティとエンゲージメントを伸ばすことに注力することができるでしょう。

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シンガポールの短編映画プラットフォーム「Viddsee」がAndroidアプリをリリース

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シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は18日、Android 向けのアプリをローンチした。ここから無料でダウンロードすることができる。これは昨年11月の iOS 版の公開に続くものだ。 同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである ACE Singapore から支援金として4万ドル(米ドル)…

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シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は18日、Android 向けのアプリをローンチした。ここから無料でダウンロードすることができる。これは昨年11月の iOS 版の公開に続くものだ。

同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである ACE Singapore から支援金として4万ドル(米ドル)を手に入れ、これまで短編映画のポータルサイトを開発してきた。

今回の Android 版アプリ公開にあたり、Viddsee の2人の共同創業者は、次のようにコメントしている。

アジアは、品質の高い映画コンテンツを求める、モバイル・ファーストの市場だ。アジアから最良の人材や創造作品を届け、Viddsee とともにアジアのユーザや視聴者コミュニティをエンゲージできることを誇りに思う。(共同創業者 Derek Tan 氏)

Viddsee の設立以来、我々は映画製作者の作品を多くの聴衆に見せるべく、製作者らと協業してきた。アジアのモバイルシネマとして、メディアおよびエンターテイメント・ビジネスを形成すべく、我々はこの事業にコミットし、彼らの製作活動を支援していきたい。(共同創業者 Ho Jia Jian 氏)

Viddsee が提供する短編映画の数は2015年8月現在1,000本以上、視聴者は世界中にいる18〜24歳の約150万人だ。同社は今年4月に Nikon Singapore と提携し、以来、Viddsee サイト上で「Viddsee Shortee Award」を毎月開催。受賞者には、1,700シンガポールドル相当のNikon製カメラを贈呈してきた。映画製作者のモチベーション向上を意図して、今後も同様の企業との提携を増やしていく計画だ。

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シンガポールの短編映画プラットフォーム「Viddsee」がiOSアプリをリリース

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シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は今日、iOS 向けのアプリをローンチした。ここから無料でダウンロードすることができる。 同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである ACE Singapore から支援金として4万ドル(米ドル)を手に入れ、これまで短編映画のポータルサイトを開発してきた。…

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Viddseeのウェブサイト。今週末に表彰式が行われる、日本のTBSの映像コンテスト「DigiCon6」とも連携。

シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。同社は今日、iOS 向けのアプリをローンチした。ここから無料でダウンロードすることができる。

同社は2013年2月、シンガポール政府のスタートアップ支援機関の一つである ACE Singapore から支援金として4万ドル(米ドル)を手に入れ、これまで短編映画のポータルサイトを開発してきた。今年2月には、日本の慶応大学メディアデザイン研究科(KMD)との提携、4月には視聴ユーザ数500万人の突破を発表している。

今回の iOS アプリでは、週単位で人気のある短編映画をキュレートし、ユーザが短編映画を簡単に選んで閲覧できるようにしている。また、オフラインでも動作するキュー機能を搭載、WiFi が使えないところにいても視聴予約でき、WiFi が使えるようになった時点で自動的に動画をダウンロード、後からスムーズな視聴できるユーザ・エクスペリエンスを提供する。

Viddsee の短編映画は、テレビの前に座って鑑賞するような種類のものではない。ネット向けの動画であり、ポケットやハンドバッグにしまっておける種類のものだ。(中略)ネット動画はエンターテイメントの未来形であり、Viddsee がこの進歩の一部にいることを誇りに思う。(Viddsee 共同創業者 Ho Jia Jian 氏)

オフラインで動作するキュー機能は、ユーザの要望に配慮したものだ。高品質な短編映画を観に来るユーザの40%以上がアジアからのアクセスだ。したがって、データの接続やアクセスに制約があるモバイルユーザに向けて、このアプリを設計した。(Viddsee 共同創業者 Derek Tan 氏)

短編映画は、日本でも地下鉄での移動中や、喫茶店などでのちょっとした休憩の合間に、都合のよいコンテンツになるだろう。ラップトップよりもモバイルでインターネット・アクセスが多い東南アジアでは、今回の iOS アプリの発表により、Viddsee の爆発的なユーザ増加が期待される。

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シンガポールの短編映画プラットフォーム「Viddsee」の視聴ユーザ数が500万人を突破、ハイライト紹介サイト「Viddsee Buzz」がリリース

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。今週、同社は2013年2月のローンチ以降、ユニーク視聴ユーザが500万人を突破したと発表した。また、公開された短編映画のハイライトを編集し、それを紹介できるブログ・ニュースの形式で紹介できる Viddsee B…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

シンガポールのスタートアップ Viddsee は、アジアの短編映画を紹介するオンライン・プラットフォームだ。今週、同社は2013年2月のローンチ以降、ユニーク視聴ユーザが500万人を突破したと発表した。また、公開された短編映画のハイライトを編集し、それを紹介できるブログ・ニュースの形式で紹介できる Viddsee Buzz を立ち上げた。

Viddsee はアジアの短編映画を世界中の視聴者に届けることを目指しており、ここからのさらなる展開が楽しみだ。アニメ、マンガ、コスプレを紹介する Tokyo Otaku Mode に代表されるスタートアップのように、広いファン層から収益を上げられるジャンルではないだろうが、アジアの映画を探求したい人々は少なくないはずで、インターネット上に Viddsee のような集約サイトが存在するのはよいことだ。

Viddsee はこれまでのところ、Facebook ファンページで42,000人以上から熱烈なフォローを獲得しているが、この成長は概ね、広告などのプロモーションによらないものだ。

Viddsee で取り上げられているビデオチャンネルの多くは地域にフォーカスしており、慶応大学メディアデザイン研究科(KMD)のポータルサイト「Node」の映画を取り上げたチャンネル「Node Japan」もその一つである。

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KMDのインディーズ映画サイト「node」がシンガポールのViddseeと提携、映画監督の海外進出をサポート

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慶応大学メディアデザイン研究科(以下、KMD)とシンガポールの映画プラットフォーム「Viddsee(ヴィドシー)」は13日、KMD が主宰するインディーズ映画プラットフォーム「node(ノード)」と Viddsee が提携したことを発表した。 node はこれまで、インディーズ映画をサイト上で紹介することで映画監督のステップアップをサポートしてきたが、今回の提携により、Viddsee 上に日本専門…

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Viddsee に開設された、「Node Japan」チャンネル。

慶応大学メディアデザイン研究科(以下、KMD)とシンガポールの映画プラットフォーム「Viddsee(ヴィドシー)」は13日、KMD が主宰するインディーズ映画プラットフォーム「node(ノード)」と Viddsee が提携したことを発表した。

node はこれまで、インディーズ映画をサイト上で紹介することで映画監督のステップアップをサポートしてきたが、今回の提携により、Viddsee 上に日本専門チャンネル「Node Japan」を開設し、node 上で公開された作品に英語字幕をつけて Viddsee 上での公開を始める。本稿掲出時点で次の4作品が公開されており、今後、順次、公開作品が追加される予定だ。

  • 英題:Tales from the Cottage 邦題:コクのある小屋(監督:橘剛史)
  • 英題:A Flower in A Part 邦題:片隅の花(監督:戸祭朝美)
  • 英題:A Treasure 邦題:たからもの(監督:山口勇貴)
  • 英題:Rootless Heart 邦題:さまよう心臓(監督:秦俊子)

node は、個人や組織をコネクトすることで価値創出を試みることをビジョンに掲げる、KMD の SPACE プロジェクトによるプラットフォームで、2013年7月にローンチした。一方、Viddsee は、シンガポールの Ho Jia Jian、Derek Tan が2013年3月にローンチしたスタートアップで、アジアの短編映画を配信することに重点を置いている。

昨年9月、シンガポール発の動画翻訳配信プラットフォーム Viki が楽天に2億ドルで買収されたことは記憶に新しいが、アジアでは発展途上国においても、固定ブロードバンドやモバイルブロードバンドの整備が急速に進んでおり、完成度の高いコンテンツのインターネット視聴は、多チャンネルの衛星放送に加えて、新たな選択肢になりつつある。

一定の認知のある映画監督による作品は、世界各地で開かれる映画祭や他の流通チャネルで、海外の配給会社のバイヤーにライセンスが買われることになるが、新人監督が露出する機会は限られていた。ニッチな話題を扱う作品であっても、世界的に一定の視聴層にアプローチできる手段が確保できるという点で、今回の提携は意義深いと言える。

Viddsee は、2013年11月にACE Singapore からシードラウンドで4万ドルを調達している。

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東南アジアの短編映画向け映像プラットフォーム「Viddsee」が、地元クリエイターへの支援を望む

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【原文】 スタートアップが取り組むべきニッチな分野として、インディーズの短編映画を最初に思いつく人はまずいないだろう。定型的なハリウッド映画と比べると、短編映画は多数の人々の好みを満足させることができず、アピールする範囲も限定される。 けれども、この事実はHo Jia Jian、Derek Tanの両氏がViddseeを始める上で障害とはならなかった。両氏が情熱を注ぐViddseeは、東南アジアで…

【原文】

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スタートアップが取り組むべきニッチな分野として、インディーズの短編映画を最初に思いつく人はまずいないだろう。定型的なハリウッド映画と比べると、短編映画は多数の人々の好みを満足させることができず、アピールする範囲も限定される。

けれども、この事実はHo Jia Jian、Derek Tanの両氏がViddseeを始める上で障害とはならなかった。両氏が情熱を注ぐViddseeは、東南アジアで制作された短編映画を上映するための動画プラットフォームだ。映画製作者とアート好きのためにデザインされたYouTubeのようなものだと考えてみてほしい。

立ち上げられたばかりで最小限の機能しか用意されていないViddseeは、まだその他の動画プラットフォームのように洗練されたサービスではない。同サイトは動画をホストしておらず、そのかわりとしてクリエイターは動画をVimeo上に投稿することになる。

けれども同サイトにはいくつかのユニークな要素がある。例えば、ユーザがストーリー、演技、カメラワークやサウンドといった点に基づいて映画を「気に入った」かどうかを評価するシステムが設けられている。さらに、同サイトのライブラリには100以上の視聴可能な映画が用意されており、これはFunshionでRunning Manを視聴する他に、魅力的な代替案を提供している。

果たして、同サイトは持続可能なビジネスへと発展できるのだろうか?現段階でそれを判断するのは難しいが、地域内の映画製作コミュニティと芸術好きが集まるサイトになれるかどうか次第だ。また、同じく質の高い素材を提供するキュレーターとしての信頼を得なければならないだろう。同サイトはRay Pang、Kelvin Sngの両氏のような将来有望な監督たちの新作を独占的に上映することにより、すでにその取り組みに着手している。

彼らが自らコントロールすることができない別の要素もある。たとえば、アジアのクリエイティブシーンの成長曲線や、同サイトでフィーチャーしている監督たちがいつの日か規模の大きいものへ移行するかどうか、といった点だ。

Christopher Nolan氏の映画は何百万もの人々を集めているが、その中の一部の人々は、同氏が新進の映画製作者として撮影した短編映画を見たいと望むだろうと私は確信している。

したがって、Viddseeが人気コンテンツを見るために人々が集まるサイトとなる可能性は確かにある。同サイトがやがて東南アジア外へと拡張する場合には特にそのように言える。しかし、同サイトはそれだけのものではない。Derek Tan氏によると、Viddseeは映画製作者にコンテンツ配給に関してより大きなコントロールを与えるプラットフォームだという

映画製作とは、基本的に製作者が映画祭や配給業者へと作品を売り込むB2Bのビジネスだ。しかし、Viddseeは視聴者たちと接触をはかることが可能なプラットフォームを提供する。これはYouTubeがエンターテイメント業界において、B2BビジネスをB2Cへと変えたケースと似ている。

雑多なコンテンツを扱うサイトが数多くのトラフィックを得ているが、視聴者がそういったタイプのコンテンツにうんざりしているところに起業家たちがチャンスを見つけ出していることは興味深い。例えばマレーシアのスタートアップEumakhは完全に異なるターゲット、K-POPのファン向けにキュレーションされた視聴サービスを提供するとしている。

もし、こうしたベンチャー事業が持続可能となるのであれば、その存在はコンテンツ制作者にとって有益なものとなる。コンテンツ制作者たちは今、クリエイティブ関連のプラットフォームがたくさんあることを認識しており、そこから資金調達や配給先を見つけること、あるいは人材を探す上で支援を受けることもできる。

彼らに今必要なのは、雑多の波を押し切って進むために必要なクリエイティブ関連の、そしてマーケティングの手腕だ。

Ho Jia Jian氏はイベントRelay Room’s Creative Mixer 5.0:Pushへの登壇を予定している。

【via SGE.io】 @SGEio

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