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Walmartが食品を自宅の冷蔵庫まで届けてくれる「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」 今秋から開始へーーその脅威の安全対策とは

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ピックアップ:We’re Taking Walmart Grocery Delivery One Step Further  ニュースサマリー:Walmartは7日、新たなデリバリーサービス「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」を今年秋ごろより開始すると発表した。この新サービスは、オンライン注文した品物が直接自宅の冷蔵庫へ配達されるというもの。同サービスにより、ユーザーは自宅…

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ピックアップWe’re Taking Walmart Grocery Delivery One Step Further 

ニュースサマリー:Walmartは7日、新たなデリバリーサービス「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」を今年秋ごろより開始すると発表した。この新サービスは、オンライン注文した品物が直接自宅の冷蔵庫へ配達されるというもの。同サービスにより、ユーザーは自宅に在宅しなくとも生鮮食品を注文可能となる。

話題のポイント:まず最初にこの新デリバリーサービスを聞いて思うのは「知らない人が勝手に家に入ってくる」ことをどう対処しているのか、ということですよね。

Walmartによると、利用者は配達員が取り付けるウェアラブルカメラを通して、リモートで作業の確認ができるとしています。

返品をしたい場合もさらにクレイジーで、アプリを通して連絡を入れると冷蔵庫に入れたままの品物をそのままWalmart配達員が回収してくれるそうです。確かに時間やコスト削減につながりますが、合理的すぎてやや怖いです。

確かに同社は事前に効率的な冷蔵庫の使い方や礼儀作法について特別な教育プログラムを配達員に受講させ「家に他人が入る」ことへの障壁を低くするとしてるのですが、国によってカルチャーフィットの問われるサービスだなと思う次第です。

ちなみに自宅へ入退室できる環境構築は例のごとくスマートエントリー(スマートロック)を自宅に導入する方法です。これにより物理的な鍵がなくとも遠隔で自由な出入りの制御が可能になります。

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Walmart

以前報じた通り、Walmartは2018年における決算書にて「Pickup & Delivery and eCommerce ship-to-home」を売り上げに貢献した要因として挙げています。

DoorDashとの取り組みも、もちろんこれに含まれるのですが、Walmartが主体となった「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」のコンセプトはなかなか思い切ったサービスなだけに、大化けすると同社の主軸となっていく可能性を秘めてそうです。

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Walmartの自社広告戦略が本格スタート、まずはSFアドテク企業「Polymorph Lab」を買収へーー対Amazonのオンライン戦略拡大中

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ピックアップ:Walmart to Acquire Technology and Assets of Polymorph Labs to Expand In-House Ad Technology ニュースサマリー:Walmartは11日、シリコンバレー発のアドテクノロジー企業「Polymorph Labs」の買収に向けた協議状況を公式サイトにて発表した。買収は最終段階に入っており、同社の広告事業…

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Walmart Website

ピックアップWalmart to Acquire Technology and Assets of Polymorph Labs to Expand In-House Ad Technology

ニュースサマリー:Walmartは11日、シリコンバレー発のアドテクノロジー企業「Polymorph Labs」の買収に向けた協議状況を公式サイトにて発表した。買収は最終段階に入っており、同社の広告事業部「Walmart Media Group」のさらなる強化を図ることが狙い。

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Polymorphはエンタープライズ企業向けに、複数の広告価格を提示するサービスをSaaS形式で提供。伝統的なプラットフォームより拡張性、ビジビリティー、価格面で強みがあるとしている。WalmartはPolymorphの技術を用いて、ユーザーのショッピング行動を分析し、UX重視の新たな広告形態を目指していくとしている。

話題のポイント:Walmartといえば、実店舗での利用が一般的と思いがちですが、近年その割合が変わりつつあります。下図は、Walmart公開の同社Q4(2018/11-2019/01)決算書における2020年の各分野における指標ですが、ここでもピックアップ・デリバリー(つまり、オンライン注文)が一つの指標として挙げられてることが分かります。

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Walmart Q4

さて、Walmartのオンラインストアーである「Walmart Grocerry」を見てみると、冒頭のスクリーンショットの通り、トップページにピックアップでの注文に誘導させるような表記の確認をすることが出来ました。

ピックアップであれば、デリバリーのように課金ではなく無料で利用できるようです。今後、Walmartがどのように新しい技術を持つスタートアップとタッグを組み、オンラインまたオフラインの利用者のユーザーエクスペリエンスを向上させていくかに注目が集まります。

Amazonとの激しい戦いを繰り広げるWalmartが実店舗の側からオンラインに攻め込んでいく戦略がどのような結果になるのか、Amazon Freshとの対決という意味でも引き続き注目です。

 

 

 

 

 

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160億ドルでFlipkartを買収した米ウォルマート、今度はバーチャルショッピングの特許申請ーーAmazonとの戦いは仮想空間へ?

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ピックアップ:Walmart Eyes Virtual-Reality Shopping System, Patent Filings Say via Bloomberg ニュースサマリ:米大手小売のウォルマートがバーチャルリアリティでの購入体験に関する特許を申請した。Bloombergが報じている。申請された特許は「Virtual show room」に関するもので、VRヘッドセットとセンサーが…

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Photo by Oleg Magni on Pexels.com

ピックアップ:Walmart Eyes Virtual-Reality Shopping System, Patent Filings Say via Bloomberg

ニュースサマリ:米大手小売のウォルマートがバーチャルリアリティでの購入体験に関する特許を申請した。Bloombergが報じている。申請された特許は「Virtual show room」に関するもので、VRヘッドセットとセンサーがついたグローブを装着した消費者が商品を掴んで購入できる体験や、それに伴うフルフィルメントシステムについて記載されている。

話題のポイント:2016年に33億ドルでJet.comを買収し、今年8月には160億ドルでインドコマース大手「Flipkart」の過半数以上(77%)を手中にするなど、Amazon対抗を着々と進めている米ウォルマートがバーチャルリアリティでの体験を検討しているという報道です。

Amazonも関連人材の採用情報からバーチャルリアリティでの購入体験を模索しているのでは?という報道もあります。店舗からネットに移行しているウォルマートと、ネットから実店舗に拡張させているAmazonの両社が最終的にバーチャル空間で戦うという構図はなかなか興味深いものがあり

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ウォルマート、食料品配達ロボットのテスト運用を開始

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ニューハンプシャー州セーラムに住んでいて、ウォルマートのオンライン食料品サービスを予約したら、近日中にはロボットが買い物の手助けをしてくれるよい機会が訪れそうだ。小売世界最大手のウォルマートは今日(8月3日)、マサチューセッツ州に拠点を置く小売オートメーション企業 Alert Innovation と提携し、2019年までにセーラムにある2万平方フィート(約1,860平方メートル)のウォルマート・…

ニューハンプシャー州セーラムに住んでいて、ウォルマートのオンライン食料品サービスを予約したら、近日中にはロボットが買い物の手助けをしてくれるよい機会が訪れそうだ。小売世界最大手のウォルマートは今日(8月3日)、マサチューセッツ州に拠点を置く小売オートメーション企業 Alert Innovation と提携し、2019年までにセーラムにある2万平方フィート(約1,860平方メートル)のウォルマート・スーパーストアに、Alert の Alphabot を導入することを明らかにした。

ウォルマート向けに開発したとされる Alphabot は、保管コンテナから商品を集める複数の自動カートで構成される。商品はこれらカートによって店員に届けられ、店員は注文された商品を整理して、店舗内での引渡しか配達用に準備を整える。ウォルーマートによれば、貯蔵可能商品、冷蔵食品、冷凍食品の多くはこの方法で配送されるが、注文後生産商品やその他の生鮮食品は例外となる。

ウォルマートが Yahoo Tech に語ったところでは、約95%の注文は8分未満で商品ピックアップが可能とのことだ。

Alphabot の助けにより、我々の仲間は、仕事の中で最も楽しい部分だと彼ら自身がよく言っている、サービスや販売に、より多くの時間を費やすことができるようになるだろう。Alphabot の技術は、より多くの単調かつ繰り返しの作業を処理してくれる。今回は小さなパイロット試験だが、ここから大きくなることを期待している。

この発表される少し前には、オンライン食料品販売が新記録を達成したとのニュースがもたらされた。ニールセンが主宰する Food Marketing Institute の調査は、2025年までにアメリカの食料品市場6,410億米ドルのうち、20%をオンライン販売が占めるようになるだろうと予測している。すでに買い物客の約20%は食料品をオンラインで購入しており、9%もの人々が月に一度以上オンラインで購入しているという。

ウォルマートはオンライン食料品開発を1,800店舗で提供しており、今年末までに2,000店舗にまで拡大する計画があるという。

Alert Innovation は、ロボットを使ってブリック・アンド・モルタルの企業の物流問題を解決する唯一のスタートアップではない。世界最大のオンライン特化食料品小売で、イギリスのスーパーマーケットチェーン Ocado は、画像認識を使って商品を配送するための包装システムを開発した。Bossa Nova は、無人で店舗内を動き回り、商品棚から在庫を集めるロボットを開発している(ウォルマートも同社の顧客の一社である)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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インド最大のECマーケットプレイスFlipkart、株式75%を米小売大手ウォルマートに150億米ドルで売却へ——Alphabetも出資参加か【報道】

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インド最大の E コマースマーケットプレイス Flipkart が、その株式の75%をウォルマート(NY証取:WMT)に150億米ドル(つまり時価総額200億米ドル)で売却する見込みであると、Bloomberg や Wall Street Journal などが報じている。 今回の取引には、Google の親会社である Alphabet も参加する模様。また、最大株主である SoftBank Vi…

Image credit: Flipkart

インド最大の E コマースマーケットプレイス Flipkart が、その株式の75%をウォルマート(NY証取:WMT)に150億米ドル(つまり時価総額200億米ドル)で売却する見込みであると、BloombergWall Street Journal などが報じている。

今回の取引には、Google の親会社である Alphabet も参加する模様。また、最大株主である SoftBank Vision Fund が Flipkart 全株式の20%を売却するとみられる(時価総額を考慮すれば、売却額は概ね40億米ドルとみられる。SoftBank Vision Fund は昨年8月に25億米ドルを出資し最大株主となっていた)。

2007年に設立された Flipkart は、2012年に Amazon がインドに進出して以降苦戦を強いられ、2016年にはマイノリティ投資家の Morgan Stanley に数度バリュエーションを切り下げられた。近接する競合で世界的な E コマース大手である Amazon でも払っていないような給料額が、Flipkart ではトップ従業員に不当に支払われているとの報道がなされ、Flipkart は業界関係者からの激しい応酬にさらされることとなった。

Flipkart はシェア拡大を狙って、これまでに複数の同業との合併を試みており、eBay India との買収には成功したものの、Snapdeal との買収は破断に終わった。ソフトバンクは Snapdeal にも出資していて、当初は Snapdeal を Flipkart に買収させ(統合させ)てから筆頭株主の座を獲得したかったようだが、買収の破断から競合する2社へ出資している状態という〝ねじれ現象〟が続いていた(ただし、Snapdeal への出資は SoftBank Vision Fund ではなく、ソフトバンクからの出資とみられる)。

ウォルマートは2016年、自社傘下だったネットスーパー Yihaodian(1号店)を JD.com(京東商城)に売却しており、中国市場からは事業を一部撤退しながら、インド市場には攻めの一手に出た形だ。Flipkart のウォルマートへの売却は、早ければ日本時間の来週中には完了する見込み。

<これまでの Flipkart の軌跡>

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Walmart、ニューヨーク拠点の配送スタートアップParcelを買収——Amazonとの競争がさらに過熱

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Walmart が、ブルックリンを拠点とする配送スタートアップの Parcel を買収した。小売大手の Walmart によるテック系スタートアップの買収は、この14か月で6件目となる(*注)。 取引条件は公表されていないが、買収手続きは9月29日に完了した。 2013年に設立された Parcel は、e コマース企業が注文された商品を宅配するサービスをサポートするよう設計された「ラストマイル」配…

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Parcel

Walmart が、ブルックリンを拠点とする配送スタートアップの Parcel買収した。小売大手の Walmart によるテック系スタートアップの買収は、この14か月で6件目となる(*注)。

取引条件は公表されていないが、買収手続きは9月29日に完了した。

2013年に設立された Parcel は、e コマース企業が注文された商品を宅配するサービスをサポートするよう設計された「ラストマイル」配送プラットフォーム。荷物の配達は24時間体制、予め決められた2時間単位で、注文翌日もしくは当日に行われる。

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Parcel の設立者 Jesse Kaplan 氏と Parcel バン

ここ数年、オンライン・オフラインの小売店による競争は興味深い進展を見せている。Amazon は食品や日用品といった家庭用品へ進出した後、オーガニックスーパーマーケットチェーンの Whole Foods を137億米ドルで買収すると発表して、Walmart など従来型小売店との競争に挑むこととなった。

Walmart の方も、e コマースでの信頼性を強める動きを進めているが、ここでも買収が戦略の中核にある。同社は昨年8月、オンライン小売の Jet.com を30億米ドルで現金にて買収すると認めたのを皮切りに、オンラインアパレル小売の Shoebuy を7,000万米ドル、アウトドア小売の Moosejaw を5,100万米ドル、女性向けオンラインファッション小売の ModCloth を金額非公表で、さらには男性用アパレルブランドの Bonobos を3億1,000万米ドルで買収している。

Parcel がニューヨークで設立されたのは2014年だが、それ以降、他の地域へは進出していない。シードラウンドで200万米ドルを調達したにすぎないスタートアップのため、Walmart が Parcel に多額の資金を投じたとは考えにくい。実際、同社のコメントによると、買収金額は「今年実施した案件よりも少額」なもので、最大でも5,000万米ドル、実際はもっと少ないと思われる。

Walmart が Parcel を買収して手にしたものに関しては、Walmart と Jet から提供される「生鮮・冷凍食品」から「雑貨」に至るまでを対象に、ニューヨークでラストマイル配送を行うために Parcel のプラットフォームを活用することを同社が計画していることからすれば、特に驚く話ではないだろう。

しかしながら、Walmart はどうやら Parcel の既存顧客へのサービスも引き続き提供していきたいようだ。Walmart は次のようにブログに投稿している

Parcel は、複数の食材事業者、食料品店、e コマース企業と提携しており、この2年間で100万回以上も食事を配達してきました。そのため当面は、Parcel が既存顧客にサービスを引き続き提供し、顧客ベースを拡大してもらう計画です。

(注*)以前の投稿で Walmart は過去14か月に Parcel を含む5件の買収を実施と記載していたが、実際には Parcel は6件目だった。今回の更新では、同社が3月に実施した ModCloth の買収実績を追加している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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ウォルマート、オンライン小売サイト Jet.comを30億ドルで買収することを認める

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(こちらの記事の抄訳です) ウォルマートはオンライン小売サイト Jet.comを30億ドルでキャッシュで買収する予定であることを認めた。 ウォルマートがJet.comの買収に乗り出しているという噂は先週から流れていたが、両社が買収に合意したという新たな報道が昨日あり、さらに確実なものになるとみられた。 簡単にまとめると、Jet.comはユーザーが一度により多くの製品を買うように、もしくは同じ配送セ…

Image Credit: Jet.com/Facebook
Image Credit: Jet.com/Facebook

(こちらの記事の抄訳です)

ウォルマートはオンライン小売サイト Jet.comを30億ドルでキャッシュで買収する予定であることを認めた。

ウォルマートがJet.comの買収に乗り出しているという噂は先週から流れていたが、両社が買収に合意したという新たな報道が昨日あり、さらに確実なものになるとみられた。

簡単にまとめると、Jet.comはユーザーが一度により多くの製品を買うように、もしくは同じ配送センターにある製品を買うように勧め、それによって収集・配送コストをカットすることで、大量の製品をより安い値段で提供することを約束する。その他のコストカットの方法としては、買い物客が支払時に割引を得る代わりに無料の返品オプションを選択しないようにできるという方法も含まれている。

ウォルマートのCEO、Doug McMillon氏はプレスリリースで次のようにコメントしている。

私たちは値段を下げ、製品数を増やし、シンプルで簡単なショッピング経験を提供する方法を模索しています。なぜなら、それがお客様が求めていることだからです。

Jet の買収によって、こうした優先事項の実現を促進することができると信じています。Walmart.comは迅速に成長し、私たちが追求しているシームレスなショッピング経験は近い将来実現し、Jetブランドを短期間で成功させます。私たちのお客様の勝利となります。また、さらなる起業家精神がウォルマートに加わります。

2010年にDiapers.comをAmazonに対して5億4000万ドルで売却した男、Marc Lore氏が共同創業したJet.comは、VCからの強力な投資を得て2015年初期に6億ドルの評価額となった。サイトが市場にローンチする前のことである。5ヶ月後、2015年7月にJet.comはようやくローンチし、Amazon、ウォルマート、その他の小売大手のライバルとなった。

今回の買収後も、ウォルマートとJetはそれぞれ独立したブランドとアイデンティティを保ち、両社はそれぞれの現在の事業を継続していく。だが、今後は両社の優秀な技術者をつなげて「お客様が時間とお金を節約できるような新しい機能を開発」していく、と声明で伝えている。

JetのLore氏は次のように述べる。

新しいショッピング経験をつくるというビジョンを掲げて、Jetを立ち上げました。

今日、ウォルマートに加わることで、このビジョンの実現を加速できることに非常に興奮しています。ウォルマートの小売知識、購買力の大きさ、仕入れ力、配送拠点の広さ、デジタルのアセットとつながることで、Jetが築いたチーム、技術と事業をもって、より大きな価値をお客様にもたらすことができるでしょう。

毎週1億4000万の来店客をもつウォルマートは米国最大の小売店の一つだ。同社は最近、店内のWalmart Payサービスを開始し、モバイル決済の分野でAppleやGoogle、Samsungが取り組んでいることと同様のことを試していると見られていた。だが、ウォルマートは同機能は実店舗での製品の購入を簡単にするためのもの、つまり実店舗の支払いをシームレスにすることで人々をAmazonなどのオンラインストアから離すためのものだと示唆していた。

こうした試みをしながらも、eコマースの重要さを無視することはできない。今年の第1四半期ではウォルマートのオンライン売り上げは7パーセントの伸びで、前年の各四半期ごとの8パーセント、10パーセント、16パーセント、17パーセントという成長率から低下していた。Amazonは一方で、同四半期で28パーセントの売り上げの伸びを見せていた。

買収はもちろん当局の承認を得る必要があるが、両社ともに経営陣のゴーサインは出た。正式な買収契約は2016年後半にクローズすると思われる。

関連記事:ウォルマートが新興オンライン小売サイトJetを買収したい理由

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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ウォルマートが新興オンライン小売サイトJetを買収したい理由

著者のFahim Naim氏はeコマースコンサルティングeShopportunityのCEOである。 (こちらの記事の抄訳になります) Walmartがオンライン小売サイトのJetの買収交渉を進めていると、今週3日Wall Street Journalが報道した。もしそれが本当であれば、この動きは驚きではない。Walmartはここ最近eコマース事業を成長させるための実験的な取り組みを続けていたし、…

著者のFahim Naim氏はeコマースコンサルティングeShopportunityのCEOである。

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(こちらの記事の抄訳になります)

Walmartがオンライン小売サイトのJetの買収交渉を進めていると、今週3日Wall Street Journalが報道した。もしそれが本当であれば、この動きは驚きではない。Walmartはここ最近eコマース事業を成長させるための実験的な取り組みを続けていたし、CEOのDoug McMillion氏はオンライン事業を成長させることは最優先事項の一つであると繰り返し話している。Walmartのオンラインの売り上げはAmazonと比較すればずっと少なく、AmazonはWalmart.comの20倍以上の品数を販売している。

「Amazon Primeキラー」とも称される、注文から2日以内の配送を約束する ShippingPassはじめ、Walmart はeコマース事業の取り組み強化においてはまだ初期段階だ。今回報じられた Jetとの買収交渉中であるという話が出てきたのも、ShippingPassの米国内展開が始まってから1ヶ月以内のことだ。

米国のeコマースの売り上げは5年以内に2015年の数字から倍増することが予測されている一方で、eコマース小売では米国内2位につけるWalmartはオンライン事業の成長に遅れをとっていた。過去5四半期において、売り上げの伸びは鈍化しており、経済全体のeコマースの成長速度を1年近く下回っている。この買収が実現すれば、Walmart史上最大の買収になるかもしれないが、Walmartはeコマースの成長を加速させるためにここ最近いくつもの取り組みに挑戦しており、Jetは中でも最大の賭けになるだろう。

WalmartがJetから得られるであろうこと

Walmart がJetを買収した場合、同社が得られるであろうことは多い。まず、価値の高いデータ、洗練されたプライシング、注文処理ソフトウェア、経験豊富で実績の証明された才能。さらに、所得平均が高くWalmartよりも注文金額の高い、400万近くのユーザーという熱心な消費者ベースもある。

また、ドットコムプラットフォーム上で販売する商品数も拡大できるだろう。Jetの1000万点という品揃えは、Walmart.comが現在提供する品数とほぼ同じなのだ。

Jetの買収がeコマース業界に与える影響は?

Jet はここ1年ほど波乱万丈をくぐり抜けてきた。「Amazonキラー」とも言われた悪名高いポジションから、月額課金のビジネスモデルを変更したり、他の小売ビジネスと衝突したり、最終的には最初の1年で10億ドルの総流通総額ランレートに到達したり。

10億ドルの評価額に最速で到達したスタートアップの一つとなり、イテレーションを繰り返したあと、マーケットバスケットサイズは5.5製品とAmazonや他のプラットフォームの推測値よりもかなり高い値であると発表している。さらに、何億ドルもをマーケティングや顧客獲得のために費やす計画を発表し、数年間は利益を出さない予定であるとも言った。

Jetは確かにトップレベルへの成長を遂げ、消費者に既に確立されたAmazonのような業界リーダーに代わる魅力を提供したという点でいくらかの成功をした。とはいえ、現在のビジネスプランはさらなる資金調達と投資家の辛抱強い理解を必要とする。だからこそ、Jetにとってもこのタイミングはチャンスに乗じたものになるだろう。Walmartによる買収額にもよるが、Jetの評価額は昨年11月時点の13億5000万ドルから二倍になるかもしれない。利益を上げておらず、損益なしの状態ですらもないが。

eコマース業界に関しては、過去数十年にわたって、米国拠点のeコマースプラットフォームによる大きなエグジットや巨大な資金調達が存在しなかった。ユニリーバによるDollar Shave Clubの買収と同様に、Jetの買収もまた業界にとっては有益で、新しい新興ビジネスモデルが有効である証明となるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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中国のEコマース大手JD(京東商城)、ウォルマート傘下のネットスーパーYihaodian(1号店)を買収

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中国のEコマース巨人 JD(京東商城)は月曜日(6月20日)、Eコマースと小売の連携を通じた市場参入のためにウォルマートと提携したと発表した。 この提携により、昨年の7月にウォルマートの傘下に入ったネットスーパー大手の Yihaodian(1号店)は、JD が支配することになる。JDは Yihaodian のブランド、ウェブサイト、アプリを買収するが、ウォルマートは Yihaodian の直販事業…

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中国のEコマース巨人 JD(京東商城)は月曜日(6月20日)、Eコマースと小売の連携を通じた市場参入のためにウォルマートと提携したと発表した

この提携により、昨年の7月にウォルマートの傘下に入ったネットスーパー大手の Yihaodian(1号店)は、JD が支配することになる。JDは Yihaodian のブランド、ウェブサイト、アプリを買収するが、ウォルマートは Yihaodian の直販事業の運営を続け、同マーケットプレイスの受託会社となる。

その見返りとして、ウォルマートは Yihaodian 株式の約1億4,500万株を取得することで、JD 株式の5%(現在の評価額で約15億ドル)を手に入れることになる。

この提携には、さらに多岐にわたる協力関係が含まれている。ウォルマートの Sam’s Club China(山姆会員商店)は JD 上に旗艦店を設置し、JD が持つ中国全土の倉庫・配達ネットワークを通じて、同日または翌日配達を開始する予定だ。ウォルマートの中国ストアは、JD の O2O部門でクラウドソーシング型配達プラットフォームの「Dada」上でも、優良小売店舗として扱われる。

中国の東部や南部において、Yihaodian の品質の高い食料品や家庭用品の主要商品カテゴリに代表されるブランドやビジネスは、JD の地理的または商品の強みをさらに改善するだろう。また、それにより、Alibaba との競争を余儀なくされる中で、ウォルマートのオフラインや海外リソースは、JD の O2O や世界的なイニシアティブを向上させる上で強い力となるだろう。

ウォルマートにとっては、JD が持つオンライントラフィックやオフラインの配達ネットワークを活用できることで、ウォルマートの中国におけるオペレーションを最適化する機会を得やすくなる。

Yihaodian は2008年、Dell 出身の2人のエグゼクティブである Liu Junling(劉峻嶺)氏と Yu Gang(于剛)氏によって設立された。今回の JD による買収は、Yihaodian が成長に困難を極める中での株式の持株比率の変更の一環だ。Yihaodian は2010年の資金不足の際には、保険会社の深圳平安に株式の80%を8,000万元(約12.5億円)で売却している。

ウォルマートは2011年に Yihaodian の株式17.7%を取得し、2012年には51.3%まで株式保有比率を上昇させ、昨年買収に至った。しかし、ウォルマート買収後も Yihaodian の成長は遅く、経済誌 China Briefing によれば、中国のオンライン小売市場の1.4%しか獲得できていない。

Yihaodian は JD のような扱い品種横断型の EC 大手のように成長する機会を逃し、特定の商品領域であるハイパーマーケットに焦点を絞ってきた。それゆえ、Yihaodian は、ネットスーパーや生鮮食料品分野に参入しようとする JD の拡大計画において、戦略的に重要な資産になるだろう。

JD.com の CEO である Richard Liu(劉強東)氏は、次のようにコメントしている。

今回の提携は、商品の選択肢とユーザエクスペリエンスを向上させると思います。中国の東部や南部といった重要地域に強みを持つ、Yihaodian をさらに発展させられることを大変うれしく思います。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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