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世界最大級のテックカンファレンス「WebSummit」、ポルトガル政府との1億2,800万米ドルの契約に合意——2028年までリスボン開催が確定

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世界最大のテックカンファレンスの一つ「WebSummit」は3日、ポルトガル政府との新しい契約に基づき、最低でも向こう10年間はリスボンにとどまることになると発表した。 この契約は、11月初めに次の回に向けて準備が進む WebSummit を前にもたらされた。ダブリンで生まれた WebSummit は、リスボンに開催地を移して3年目となる。WebSummit は急成長し、2015年にはダブリンのイ…

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世界最大のテックカンファレンスの一つ「WebSummit」は3日、ポルトガル政府との新しい契約に基づき、最低でも向こう10年間はリスボンにとどまることになると発表した

この契約は、11月初めに次の回に向けて準備が進む WebSummit を前にもたらされた。ダブリンで生まれた WebSummit は、リスボンに開催地を移して3年目となる。WebSummit は急成長し、2015年にはダブリンのインフラに切迫され、よりよい環境を提供できる新天地を求めてダブリンを離れた。

2016年リスボンに場所を変えて以降、WebSummit は勢いを増し続けている。新契約のもと、ポルトガル政府は WebSummit の成長を後押しすべく、会場や他のインフラに多額の資金を投資することになるだろう。

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WebSummit CEO の Paddy Cosgrave 氏は、声明で次のようにコメントしている。

ポルトガルに留まることができて、大変うれしく思っている。大規模な会場がなければ、WebSummit を開催するのは不可能だ。数ヶ月前まで、こんなことが可能だとは思ってもみなかった。計画は信じられないほど素晴らしいもので、計画の実現に奔走してくれたすべての人々に感謝を申し上げたい。

WebSummit の来訪以来、リスボンのスタートアップ界における存在感は急速に増し続けている。しかし再び、WebSummit は(ダブリンに引き続き)開催都市の限界を試していた。プレスリリースによれば、元契約が満了を迎えるにあたり、WebSummit の主催者は再び他所への移転を念頭に、各都市からのオファーを模索していたのだ。

しかし、リスボンは WebSummit に年間1,270万米ドルを支払うことで合意するなど、20もの競合都市を打ち負かした。加えて、ポルトガル政府は WebSummit が拡大を続けられるよう、会場である Altice Arena と Feira Internacional de Lisboa の規模を倍増することにも合意した。目標では、2019年までに工事が実施される。

その見返りとして、WebSummit の経営陣は35億米ドルのバイアウト条項に合意した。これは10年以上にわたりポルトガルに影響をもたらすもので、契約満了前に WebSummit がリスボンから去った場合は、差分が清算されることになる。

リスボン市長の Fernando Medina 氏は、声明で次のようにコメントしている。

WebSummit との10年間にわたる契約合意により、リスボンは間違いなく、イノベーション、起業精神、人材の中心地となるだろう。向こう数年のうちに、リスボンの IT 投資と雇用が著しく上昇すると自信を持っている。この物語を WebSummit と共に綴っていけることをうれしく思っている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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世界最大のスタートアップ・カンファレンス「Web Summit」が開幕——今年の参加者はのべ6万人超、AI・ロボティクス・シンギュラリティなど各分野のリーダーがリスボンに集結

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本稿は、WebSummit 2017 の取材の一部である。 WebSummit 2017 がリスボンで開幕した。今年もここに来られたことをうれしく思う。今年の来場者は昨年の5.1万人を上回り、6万人を超えるそうだ。文字通り世界最大のスタートアップ・カンファレンスとなった WebSummit はこの3日間、市内に4本しか走っていないリスボンの地下鉄に普段は起きないラッシュアワーを引き起こし、地元市民…

Image credit: Masaru Ikeda

本稿は、WebSummit 2017 の取材の一部である。

WebSummit 2017 がリスボンで開幕した。今年もここに来られたことをうれしく思う。今年の来場者は昨年の5.1万人を上回り、6万人を超えるそうだ。文字通り世界最大のスタートアップ・カンファレンスとなった WebSummit はこの3日間、市内に4本しか走っていないリスボンの地下鉄に普段は起きないラッシュアワーを引き起こし、地元市民に不便を強いているかもしれない。

2010年にローンチした WebSummit は2015年までの5年間をダブリンで、そして、ポルトガル政府が毎年130万ユーロ(1.7億円相当)を WebSummit に支払う3年間の契約で、昨年からリスボンで開催されている。ニューオーリンズの Collision、バンガロールの Surge、香港の RISE など姉妹イベントの成長も好調で、このイベントを切り盛りする WebSummit のチームメンバーは160人にまで増え、今年にはリスボンにオフィスも開設した。

ちなみに、ポルトガルで買い物をしてレシートを見てみると、何を買っても軽減税率で13%か通常税率で23%が課税されている(生鮮食料品や日用必需品は8%)。WebSummit の参加者数6万人はのべ人数なので、3日間にわけて1日あたり平均2万人。この2万人が1日平均100ユーロを消費したとしたら、3日間で少なく見積もっても約78万ユーロ(約1億円)の税収入があることになり、単純計算でも出費した額の半分を政府はすでに回収できたことになる。

リスボンの起業家のグローバルコネクション率比較
Image credit: Startup Genome

WebSummit の一連のイベントを見てみると、スタートアップの活動がさほど盛んでない場所に、新たなエコシステムを作るという戦略が功を奏しているようだ。リスボンにしても、他のヨーロッパの都市に比べ、スタートアップの数が突出しているというわけではないし、香港も東京やシンガポールに比べ極めてスタートアップが多いわけでもない。

しかし、今年からリスボンをモニタリングし始めた Startup Genome によれば、リスボンの起業家がグローバルなコネクションを持っている比率は、ヨーロッパの平均に比べて約2倍、世界平均に比べ約3.5倍になっており、少なからず WebSummit はこのトレンドに大きく貢献しているようだ。2011〜2012年のヨーロッパ経済危機で高い失業率を経験した若者の中には、就職を嫌って起業家を目指す人が増えつつもある。

Ecosystem Summit で。James Stafford 氏(Event & Project Manager, WebSummit)と Anne Driscoll 氏(Collision)
Image credit: Masaru Ikeda

今回は WebSummit に先立ち、Ecosystem Summit、Corporate Summit、Innovation Summit など、ラウンドテーブルを中心とした3つのサブカンファレンスが開催された。Ecosystem Summit は文字通り世界中のエコシステムリーダーやコミュニティビルダーが集まり、Corporate Summit はオープンイノベーションをはじめとしたスタートアップと付き合いたい大企業の水先案内、イノベーションサミットはテックに近いアカデミアの人々が顔を揃える、といった具合だ。

筆者はしばしば、WebSummit や RISE にスピーカーとして参加しているのだが、今回は Ecosystem Summit でいくつかのラウンドテーブルのモデレータを担当させてもらった。昨年の WebSummit でも、前日に世界中から20人ほどのエコシステムリーダーが集まり、「WebSummit Global Rising Startup Ecosystem Roundtable」という集まりで、世界がつながることの意義と今後の課題について議論したのだが、Ecosystem Summit はそれがバージョンアップしたもので、世界中から約100人ほどのスピーカーが参加した。

偶然にも Ecosystem Summit で Startup Genome の CEO と会話する機会を得られたのだが、Startup Compass として生まれ、Startup Genome に名を変え、現在に至るまでの過程でピボットし、最近では地元のスタートアップ・エコシステムを成長させたい地域政府などと提携することで、起業やスタートアップに関わるベンチマークのためのメトリクスを提供する形をとっている模様。Startup Genome が毎年発表するエコシステム・ランキングに東京が含まれないのは、言語障壁が理由というわけではないようだ。

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Image credit: Masaru Ikeda

WebSummit 2017 Day 0 の夜には Opening Night イベントが開催された。初めて、奥さんと生まれたばかりの息子を連れて訪れたという WebSummit CEO Paddy Cosgrave 氏の開会の辞に続き、ポルトガルの詐欺防止 AI スタートアップ Feedzai の創業者 Nuno Sebastião 氏に紹介される形で、スペシャルゲストとして物理学者スティーブン・ホーキング氏のスピーチビデオが上映された。ホーキング氏は4月に北京で開かれた GMIC のキーノートにもビデオ出演したが、スタートアップ界隈でも AI にフォーカスした文脈が増えると、彼の言葉に耳を傾けようとする人が増えるようだ。

AI は人類最高の発明になるかもしれないし、最悪の脅威にもなるかもしれない。我々は AI の危険を認識し、それを特定し、ベストプラクティスと管理する方法を取り入れ、AI がもたらす結果に対して、十分な進歩でもって準備をする必要がある。(中略)

AI をもってすれば、ついに病気や貧困の根絶も期待できる。生活のあらゆる側面は変容するだろう。これからの世代は AI がもたらす機会だけでなく、その可能性を広げ、全人類にとってよりよい世界を創造できるレベルに達するべく、科学研究にコミットするという決意を持つべきだ。

ホーキング氏の言葉に、会場は大きな拍手で包まれた。

Opening Night 2017 は、ポルトガル首相の António Costa 氏、前国連事務総長の António Guterres 氏、リスボン市長の Fernando Medina 氏によって、開会の宣言がなされ終了した。Web Summit 2017 は10日(金)までリスボンで開催される。THE BRIDGE では Day 1 以降の情報も追ってお伝えする。

EU コミッショナー Margrethe Vestager 氏(右)にインタビューする、Recode の共同創業者兼編集長 Kara Swisher 氏(左)
Image credit: Masaru Ikeda
中央に開会宣言をする Paddy Cosgrave 氏(WebSummit 創業者兼 CEO)、そこから左へ António Costa 氏(ポルトガル首相)、Fernando Medina 氏(リスボン市長)
Image credit: Masaru Ikeda

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AI業界のハンドルは中国が握っているのか?(WebSummit創業者Paddy Cosgrave氏による寄稿)

Paddy Cosgrave 氏は、Web Summit、RISE、Collision、Surge、Moneyconf、f.ounders の設立者である。 技術革新の競争が洋の東西を問わず繰り広げられているが、こと人工知能(AI)はその最前線だと言える。そしてこの分野では、中国の影響が高まっている。 ビッグデータと IoT(モノのインターネット)の力を最大限に引き出す上で、AI は鍵を握ると見ら…

Image credit: tai11 / 123RF

Paddy Cosgrave 氏は、Web Summit、RISE、Collision、Surge、Moneyconf、f.ounders の設立者である。

技術革新の競争が洋の東西を問わず繰り広げられているが、こと人工知能(AI)はその最前線だと言える。そしてこの分野では、中国の影響が高まっている。

ビッグデータと IoT(モノのインターネット)の力を最大限に引き出す上で、AI は鍵を握ると見られている。AI の力を借りることで的確な判断を素早く下せるようになり、IT を活用したスマートシティ、自動運転車、パーソナライズされた医薬などをはじめ、様々な商業用途での利用がまもなく可能になるだろう。AI は地球規模で多様な問題を解決する能力を秘めている。

現在 AI 分野は急成長期の真っ只中で、プロセッサの設計改良のほか、マシンラーニング、ディープラーニング、自然言語処理といった技術が日々進歩している。2013年以降、中国は AI の研究に多額の投資を行っており、努力が報われる形で素晴らしい成果が生まれている。AI のコア分野において、中国のパイオニア AI 企業らはすでに著しい発展を見せている。

ほんの一例を挙げよう。中国の大手テック企業(Baidu、Didi、Tencent)は、各社独自の AI リサーチラボを立ち上げている。とりわけ Baidu は、ディープラーニングにおいて世界レベルでの指導的影響力を持つよう努めており、その地位を確固たるものにすべく、歩を進めているところだ。Baidu はシリコンバレーに AI ラボを持ち、そこでは200人の開発者がライバルとなるアメリカ企業各社に対抗すべく、自動運転車、物体認識のライブラリ、表情や自然言語の認識ソフトなど先駆的な開発を行っている。

Tencent も似た形で、いくつかの中国トップレベルの科学技術大学に対して奨学金を提供している。学生らが WeChat の膨大なデータベースにアクセスできる一方で、Tencent 側としても優れた研究成果や優秀な卒業生らを確保できるメリットがある。

政府レベルでさえ、研究への投資額は年を追うごとに倍増している。中国は数十億米ドル規模のイニシアチブを準備していると言われており、壮大なプロジェクト、スタートアップの資金調達、そして学術的な研究の分野において、国産 AI の優位性を高める狙いがある。例として、中国湖南省のあまり名の知られていない湘潭市という市は、AI に20億米ドルを支出すると宣言した。蘇州と深セン市は、合計で最大100万米ドルとなる AI の助成金を共催している。こうした投資を含め、AI 開発の奨励の目的で数十億米ドルが投じられている。

失墜するアメリカ

初期の AI 研究の大部分をリードしてきたアメリカだが、こうした事態の進展に無知だったわけではない。オバマ政権もあと数ヶ月という時期に、アメリカ政府は2つのレポートを発行した。アメリカの AI 革命の世界的リーダーとしての地位に揺らぎが出ているとし、この領域で中国が一大勢力として台頭しつつあることを憂慮する内容だ。

AI のポテンシャルを解き放つべく、これらのレポートではマシンラーニングの研究費用を増補し、同時にアメリカ政府とテック業界の代表企業らとのコラボレーションを拡充するよう提言している。だが、こうした努力も虚しく、2017年5月にニューオーリンズで開催されたテックカンファレンス Collision で、会議に出席したテック企業設立者、CEO、投資家、そして開発者ら1,268人を対象として行われたアンケートでは、アメリカのエコシステムに広がる AI の影響について、政府が「致命的に準備不足」だとした人は91%に上った。

トランプ政権は2018年度予算で、米国科学財団からの AI 開発プログラムへの出資について、10%の削減を盛り込んだ。前政権が支出額の増大を約束したにも関わらずだ。

対照的に中国ではアメリカの AI スタートアップへの興味が高まっている。リサーチ企業の CB Insights の調査では、アメリカのスタートアップの投資ラウンドに対して中国国内から拠出される額は、2016年には100億米ドルに迫る数字になっている。AI 分野でも、最近の調査は中国企業は51社ものアメリカの AI 企業に投資しており、合計額は7億米ドルに及ぶ。

東洋と西洋が出会う場所

海外からの投資はアメリカ企業への信任票と受け取ることもできるだろう。しかし、テック業界をアメリカが独占しているという自信は明らかに揺らぎを見せている。

今月香港で開催された RISE 2017 に先駆け、我々は投資家を対象にアンケートを実施した。アメリカのテック業界への対抗馬を尋ねたところ、中国だとする回答が28%に上った。これは注目に値する割合であり、中国の影響力が継続的に高まっていることを示している。さらに驚くべきことに、回答者の50%は、テック業界におけるアメリカの独占的な地位がたった5年以内に中国によって覆されるだろうと答えた。

ともあれ中期的には、アメリカで起こるイノベーションに対しては用心するのが賢明であろう。アメリカが歴史上強みを見せてきたのは、彼らが軌道修正に長けているからだ。私個人としても、彼らが新しい進路を見つけると信じている。しかし現在のところ、ハンドルを握っているのは中国なのだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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#WebSummit 2016のピッチ・コンペティションで、子供向け教育用ロボットを開発するデンマークのKuboが優勝

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本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。 リスボンで開催されていた WebSummit 2016 で、4日間に及ぶイベントのクライマックスとなるピッチ・コンペティションで、デンマークのロボット・スタートアップ Kubo が優勝した。Kubo には、ポルトガル政府が出資する Portugal Ventures から、副賞として10万ユーロ(約1,160万円相当)の投資を受ける。同社…

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左から:WebSummit CEO Paddy Cosgrave 氏、Kubo CEO Tommy Otzen 氏、Aspect Ventures 設立パートナーの Theresia Gouw 氏
Image credit: WebSummit

本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。

リスボンで開催されていた WebSummit 2016 で、4日間に及ぶイベントのクライマックスとなるピッチ・コンペティションで、デンマークのロボット・スタートアップ Kubo が優勝した。Kubo には、ポルトガル政府が出資する Portugal Ventures から、副賞として10万ユーロ(約1,160万円相当)の投資を受ける。同社では、ロボットを2017年に出荷する予定で、投資金をロボット製造費用に充てたいとしている。

ピッチ・コンペティションには、世界中からスタートアップ200社がエントリし、WebSummit 開催期間中に会場内で断続的に予選が繰り広げられた。決勝は、Aspect Ventures の設立パートナー Theresia Gouw 氏、Baseline Ventures の設立者 Steve Anderson 氏、Y Combinator のパートタイムパートナー Marcus Segal 氏が審査員を務めた。

Kubo はアメリカの学校市場への参入を意図して、来週にもシリコンバレーを訪問する計画で、来年に1台220ドルのロボットを、学校用と一般用に5,000台生産すべくクラウドファンディングを1月に開始する予定だ。南デンマーク大学のソーシャル・テクノロジーラボからスピンオフして設立された同社は、ゲーム通じて、子供にプログラミングやロボットとの対話方法を教えることを目指すスタートアップだ。EU 加盟15カ国の学校では、プログラミングが既に授業の一部に採用されており、テクノロジーの需要が高まり、また、テクノロジーの発達で現存する職種の47%は将来消滅するとされる中、子供達のプログラミング学習を支援するのが狙いだ。

現在、8年生から10年生で教えられるプログラミングの事業は、コンピュータやラップトップを使ったもの。しかし、将来のことを考えれば、子供達が(コンピュータではなく)人工知能やロボットを使いこなすスキルの方が、重要な役目を担うことになるだろう。(CEO 兼共同創業者の Tommy Otzen 氏)

(プログラミングを覚えるのに)コンピュータやタブレットを使うのではなく、(ロボットのような)形あるものが使われるようになるのだ。」(CTO 兼共同創業者の Daniel Friis Lindegaard 氏)

WebSummit では2017年のピッチ・コンペティションにエントリできる ALPHA、および、WebSummit のアジア版である RISE の2017年のピッチ・コンペティションにエントリできる ALPHA の応募受付を開始している。

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Kubo CEO Tommy Otzen 氏
Image credit: WebSummit

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トランプ氏当選のニュースに、登壇者・参加者一同心を打ちひしがれて始まった #WebSummit 2日目のまとめ

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本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。 テクノロジーやスタートアップの業界というのは、アメリカ国民であるかどうかはともかく、伝統的に民主党支持者が多いのかもれしれない。トランプ氏のアメリカ大統領当確の報が出たのは、当地リスボンで、WebSummit 2日目の始まる前、水曜日の朝のことだ。この状況に直面して、WebSummit CEO Paddy Cosgrave 氏の呼びかけに…

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本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。

テクノロジーやスタートアップの業界というのは、アメリカ国民であるかどうかはともかく、伝統的に民主党支持者が多いのかもれしれない。トランプ氏のアメリカ大統領当確の報が出たのは、当地リスボンで、WebSummit 2日目の始まる前、水曜日の朝のことだ。この状況に直面して、WebSummit CEO Paddy Cosgrave 氏の呼びかけにより、聴衆がスマートフォンのトーチを灯すことから2日目のイベントが始まった。

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500 Startups の Dave McClure 氏、Y Combinator の Justin Kan 氏、Passion Capital の Eileen Burbidge 氏のセッション。「エゴは失敗する最大の理由か?」というタイトルとは関係なく、McClure 氏は冒頭から大統領選の結果に怒りをぶちまけた。

自分はバージニア州出身だが、バージニア州というのは、多くの人がトランプ氏に票を入れた州だ。非常に腹立たしい。悲しい。そして恥だ。

結局、タイトルにある「エゴは…」の話が進まず、半分以上の時間にわたって、トランプ氏の当選がもたらすであろう悲劇に対する怒りで話が進んだが、モデレータ(CNN Money の Laurie Segall 氏)が困っている様子を察して、Kan 氏と Burbidge 氏が話を元に戻した。バックステージで McClure 氏と話した内容として、Kan 氏は次のように語った。

エゴは失敗の理由になることもあるが、また、ビジネスを前進させる上での原動力になることもある。自分が起業したとき(言うまでもなく、Justin Kan 氏は、Justin.tv の創業者である)もそうだった。

最後の最後まで、McClure 氏は選挙結果に打ちひしがれたような表情だったが、その結果に対しては半ば諦め気味に、次のように言葉を発すると、聴衆から大きな拍手が沸き起こった。

成功しているスタートアップというのは、多くの国に非常に多くのユーザを持っていることだろう。つまり、(大統領などの)世界的なリーダーと同じ基準で意見を持ち、そう見なされていると考えてもいいのではないだろうか?

いまどき、マーク・ザッカーバーグ氏やイーロン・マスク氏のような人物は、新しいアメリカの大統領よりも世界に対して大きなインパクトを与えられるのかもしれない。その分、ノブレス・オブリージュも大事ということか。

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WebSummit 2日目は、いくつかこれからのメディアの姿を占うセッションも用意されていた。「Upvote」という概念を持ち込んだ Reddit と Product Hunt。メインストリームのメディアは、多かれ少なかれ〝トランプ氏の言いなり〟になる可能性が高いので、新興メディアに求められる責任は、以前よりも大きなものになるだろうとの公算が多いようだ。

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BMW の完全自動運転技術担当 SVP の Elmar Frickenstein 氏が、BMW の自動運転に対する開発技術のプレゼンテーションを行なった。この中で特に面白かったのは、モバイルアプリで通勤に使う自動車を自由に選べるユーザ体験だ。ユーザは朝起きたら、スマホに表示された複数の選択肢から、その日に乗って行きたい車を選ぶ。朝食を食べ終わる頃には、さきほどオーダーした車種が自宅の玄関前まで自動運転で迎えにやってきている、というストーリー。車を所有するという概念は変化し、レンタカーも、客が店に出向くのではなく、自動車が自ら客の家の玄関先にやってくる時代が来るのかもしれない。

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宇宙飛行士でコロンビア大学教授の Mike Massimino 氏と、月への輸送ビジネスを標榜するスタートアップ Moon Express の創業者である Naveen Jain 氏のセッション。

以前よりかなりコストが安くなり、今は700万ドルで月まで行けるが、それが今後はもっと安くなる。そのうち、ここからシドニーまで行く飛行機代よりも安くなるかも。ハネムーンというのは、まさにハニー(新妻)とムーン(月)に行く旅行を意味するようになるだろう。(Jain 氏)

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Hanson Robotics のチーフサイエンティスト Ben Goertzel 氏が、同社の開発したロボット Sophia と登壇。人工知能で会話の受け答えができるのに加え、顔の表情が変化するのが面白い。聞き手は、TechCrunch Editor-at-Large の Michael Butcher 氏。

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NASDAQ の出前版オープニングベルも行われた。ベルのスイッチを押すのは、WebSummit の CEO Paddy Cosgrave 氏。ニューヨークの NASDAQ の取引開始時刻9:30が当地リスボンの14:30。時差の関係で、日本のイベントではマネしたくてもマネできない演出である。リスボンの模様はそのまま NASDAQ タイムズスクエアタワー壁面のインタラクティブスクリーンに中継され、ベルを合図にこの日の取引が始まった。皮肉にも、大統領選の結果を材料に、どの市場も株価は全面安である。

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リスボン初開催の #WebSummit 1日目のまとめ——Facebook Messengerの今後から、ロナウジーニョまで

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本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。 リスボンで開催中の WebSummit 1日目。日産・ルノーのカルロス・ゴーン氏が自動運転を語るセッションや、出澤剛氏が LINE の世界戦略について語るセッションなど、日本関連のスピーカーが登壇するセッションもちらほら。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお…

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本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。

リスボンで開催中の WebSummit 1日目。日産・ルノーのカルロス・ゴーン氏が自動運転を語るセッションや、出澤剛氏が LINE の世界戦略について語るセッションなど、日本関連のスピーカーが登壇するセッションもちらほら。

午後には、Facebook の Messaging Products 担当 VP David Marcus 氏が登壇。モデレータを務めたのは、元 LeWeb の運営者で、現在は Leade.rs というパリで開催されるテックイベントの創始者 Loic Le Meur 氏。Marcus 氏は、今後、Facebook Messenger 上で、新しいタイプの広告を、世界中すべての広告パートナーに提供すると話した。また、今春からテスト運用を開始しているチャットボットについても、ユーザをエンターテイメントへ誘導する手段としてうまく機能しており、チャットボットの性能レベルについても、この半年で格段に向上しているとのこと。

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Facebook の Messaging Products 担当 VP David Marcus 氏と、Leade.rs 創始者 Loic Le Meur 氏

また、短いリンクだけを入力するだけで、ユーザが商店や企業に簡単に Facebook Messenger を経由しコンタクトをとれる「m.me Links」も近日ワールドワイドに公開とのこと。ある種、QR コードで簡単にコンタクトがとれる LINE に対抗したサービスと言えるのかもしれない。

さらに、これまで、Facebook Messenger 上でユーザ単位で束ねる形でしかグルーピングできなかった機能を、話のトピック単位で束ねられるグルーピング機能「Rooms」として近日公開するとした。これで、トピックから外れた投稿について、ノーテフィケーションが飛んで来て、いちいちスマートフォンをチェックする必要が無くなる。今や、メッセンジャーは電話に代わる手段。「名前さえあれば私を見つけられるのに、どうして電話番号を渡す必要があるだろうか?」と Marcus 氏。

TechCrunch の Editor-at-Large(編集主幹)の Michael Butcher 氏のモデレートによるパネル(ちなみに、TechCrunch UK の Michael Butcher と紹介されると、「そもそも TechCrunch UK というものは存在しない」と言っていた)。「Europe – Second Best?」(つまり、暗に No.1 はシリコンバレーであることを示唆している)と題されたこのパネルには、Booking.com、Farfetch、BlaBlaCar、EU の研究科学イノベーション担当コミッショナーが登壇。

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2008年にポルトガルの実業家 Jose Neves 氏が始めたファッション通販の Farfetch。商品の販売需要はアメリカの方が大きいが、供給側(つまり、洋服をデザインしたり、調達したりする側)は圧倒的にヨーロッパからだとのこと。もし、Farfetch のビジネスを仮にアメリカからスタートしていたとすれば、今の Farfetch のビジネスは成り立たなかっただろうとした。また、Booking.com も BlaBlaCar もヨーロッパ以外の市場に進出しているが、ある市場を別の市場と比較することは、意味の無いことだと両社の経営者とも一蹴した。

EU コミッショナーの Carlos Moedas 氏は、自分たちがスタートアップの起業家に対して、何かを強いるということはなく、むしろ、最大の敵は古い考えしか持たない政治家なのだと語った。

政治家はルールを決めたがるが、それが実効されるのは5年後だ。5年後にそのルールで規制しようとしたところ、時は既に遅し。5年経ったときには(ビジネスモデルが変化していて)そのルールが適用できるようなビジネスは、存在しなくなっているだろう。(Carlos Moedas 氏)

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1日目のトリは、ポルトガル出身の元サッカー選手で、現在は、アプリを使ってプロサッカー選手を目指せるアプリ「Dream Football」を開発・運営する起業家 Luis Figo 氏と、ブラジルが生んだスーパースター、ロナウジーニョが登壇。ロナウジーニョは現役のサッカー選手でありながら投資家であり、さらに、今年初めには動画ベースのソーシャルネットワーク「Zoome」を立ち上げている。「サッカー選手はよき起業家になれるよねぇ?」「もちろん!」という話でした。セッション冒頭には、ボールを聴衆に向かってキックするサービスも。

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会場内に設営された、Dream Football を活用しサッカーが体験できるスペース。
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WebSummit 2016がリスボンで開幕——ポルトガル政府は2億ユーロ(230億円相当)のスタートアップファンド創設を表明

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本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。 8日(現地時間7日)、ポルトガルのリスボンで世界最大級のスタートアップ・イベント WebSummit 2016 が開幕した。今年の WebSummit は来場者数が5.1万人に上る見込みだという。数年前まで、ヨーロッパの大きなスタートアップ・イベントと言えば、パリで毎年12月に開催される LeWeb だったのだが、売却した Reed MI…

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左から:WebSummit CEO Paddy Cosgrave 氏と、ポルトガル首相 António Costa 氏

本稿は、WebSummit 2016 の取材の一部である。

8日(現地時間7日)、ポルトガルのリスボンで世界最大級のスタートアップ・イベント WebSummit 2016 が開幕した。今年の WebSummit は来場者数が5.1万人に上る見込みだという。数年前まで、ヨーロッパの大きなスタートアップ・イベントと言えば、パリで毎年12月に開催される LeWeb だったのだが、売却した Reed MIDEM との契約オプションから買い戻しを余儀なくされ、その後、LeWeb は開催されなくなった。それ以降、世界最大のスタートアップ・イベントと言えば、WebSummit と SLUSH が接戦を繰り広げている状況だ。

WebSummit は昨年までアイルランドのダブリンで開催されていた。しかし、今年から開催地はポルトガルのリスボン。表向きの理由は2つ言われていて、ダブリン市内に WebSummit 参加者を収容できるほどの宿泊施設が無いということと、世界から参加者を集めたときにアイルランドへは入国ビザが必要になる人が多いから。そして、表向きではないけれど明らかになっている理由は、ポルトガル政府が毎年130万ユーロ(1.5億円相当)を WebSummit に支払うというものだ。

もっとも、シンガポール政府の動きなどを見ていても、MICE 政策やスタートアップ・ハブとしてのブランディングの観点から、欧米の有名カンファレンスのアジア招致の事例は増えている。WebSummit のケースで言えば、他のヨーロッパ諸国にスタートアップハブとして遅れをとりたくないポルトガル政府と、コンパクトな国ゆえ話を進めやすい WebSummit 運営側との思惑が一致した結果だろう。隣国に Mobile World Congress があるというのも作用しているかもしれない。

さて、そんな WebSummit だが、今日、ポルトガル首相の António Costa 氏は、2億ユーロ(230億円相当)のスタートアップ向けファンドの創設を表明した。基本的には他の民間投資家と共同出資する形で運用され、本社をポルトガルに設置する条件をクリアすれば、どこの国のスタートアップであっても応募できる。これと並行して、リスボン、ポルト、ブラガなどの都市にスタートアップ・エコシステムの形成も促進するとしている。今年の WebSummit では、200社以上のスタートアップが披露されるそうだ。

なお、筆者も8日(現地時間)に WebSummit Global Rising Startup Ecosystem Roundtable に登壇させていただく予定なので、読者の中に参加されている方がおられたら、乞うご期待。

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WebSummit 会場となる、現地大手モバイルキャリア MEO による MEO Arena。明日からのメインイベントに先立って開催された前夜オープニングイベントには1.5万人が集まった。

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