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春節明けの今週、中国ではリモートワーク拡大でビジネスSaaSへのトラフィックが急増

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今週10日は中国で春節の長期休暇から仕事に戻った初日であり、リモートで作業する何億人ものトラフィックが大量に発生したため、「DingTalk(釘釘)」や「WeChat Work(企業微信)」などのビジネス生産性プラットフォームに一時的な麻痺を引き起こした。 重要視すべき理由:中国のほとんどの企業は10日(月)に業務を再開したが、多くの企業は現在の新型コロナウイルスの拡散を防ぐための予防措置を講じ、…

WeChat Work(企業微信)
Tencent(騰訊)

今週10日は中国で春節の長期休暇から仕事に戻った初日であり、リモートで作業する何億人ものトラフィックが大量に発生したため、「DingTalk(釘釘)」や「WeChat Work(企業微信)」などのビジネス生産性プラットフォームに一時的な麻痺を引き起こした。

重要視すべき理由:中国のほとんどの企業は10日(月)に業務を再開したが、多くの企業は現在の新型コロナウイルスの拡散を防ぐための予防措置を講じ、従業員に在宅勤務を義務付けた。

  • 企業は通常業務への復帰を待ち、バーチャルワークスペースと会議ツールに大きく依存している。

詳細情報:Tencent(騰訊)のビジネスコミュニケーション・オフィスコラボレーションツール「WeChat Work」や Alibaba(阿里巴巴)の仮想ワークスペースアプリ「DingTalk」など、人気アプリのトラフィックの前例のない急増により、10日には一時的に問題が発生した。仕事に戻った初日、多くのユーザが接続の問題について不満を申告した。

  • DingTalk によると、ビデオ会議のトラフィックは10日の午前9時に過去最高を記録した。この急増は接続性の問題と不具合を引き起こしたがすぐに復旧した、と同社は Weibo(微博)の公式アカウントで述べている。同社は10日、中国企業数千万社の従業員2億人以上がリモートワークを実施したと述べた
  • WeChat Workは、多くのユーザが10日に不満を申告した接続の問題に対処すべく、声明も発表した。 WeChat Work は先週、一会議あたり300人まで参加できるように、音声ビデオ会議ツールの能力を増強したことを発表していた

背景:中国では、メッセージングや生産性ツールなどの企業向けテクノロジーがますます普及している。コロナウイルスの発生と、かつてないほどの数のリモートワークを余儀なくされた労働者がストレステストとなった。

  • リモートワーカーの急増は、一時的であれ、サービスプロバイダーが新ユーザを獲得する予期しない機会を生み出している。 DingTalk、WeChat Work、Bytedance(字節跳動)の「Feishu(飛書)」、Huawei Cloud(華為雲)の「WeLink」らは、コミュニケーションビデオ会議機能の一部を無料で利用できるようにした。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

中国のソーシャルコマースをディスラプトしつつある〝WeChat(微信)版LINE@〟「WeChat Work(企業微信)」とは?

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Aurelien Rigart 氏は、デジタルプロダクション IT Consultis の共同創業者兼副社長だ。本稿で説明しているように、同社は「WeChat Work(企業微信)」で戦略および技術ソリューションを提供している。 Tencent(騰訊)は、「WeChat(微信)」の姉妹アプリ「WeChat Work(企業微信)」を活用し、ソーシャルコマースの世界を再びディスラプトする態勢を整えてい…

Aurelien Rigart 氏は、デジタルプロダクション IT Consultis の共同創業者兼副社長だ。本稿で説明しているように、同社は「WeChat Work(企業微信)」で戦略および技術ソリューションを提供している。


Tencent(騰訊)は、「WeChat(微信)」の姉妹アプリ「WeChat Work(企業微信)」を活用し、ソーシャルコマースの世界を再びディスラプトする態勢を整えている。 WeChat Work は、ここ数ヶ月間にわたり絶え間なくアップグレードを続けている。12月23日の最新の更新で、WeChat Work は待望の機能「Moments(モーメンツ/客戸朋友圈)」を公開した。Moments は、WeChat Work 上で同僚だけでなく、一般 の WeChat ユーザーともメッセージをシェアできる。そして、これこそがとても強力な理由だ。

WeChat Work(企業微信)のログインページ
Image credit: TechNode / Shi Jiayi

Tencent は2016年、ビジネスコミュニケーションの専用ツールとして WeChat Work を公開した。時間の経過とともに、このアプリはソーシャルコマースにより良いサービスを提供しようと進化してきた。

WeChat Work は、Slack に似た社内インスタントメッセージング機能を提供、他の非ビジネス用のチャットアプリともシームレスに接続する。 Tencent は、WeChat Work を WeChat に接続し、相互作用を最大化し、摩擦を最小限に抑え、さらに重要なことに、ソーシャルコマースのチャンピオンを作り出す。WeChat Work を使って、従業員は日常の WeChat ユーザと関わることができ、一方、アドミニストレータは、ユーザとの構築する関係性を高度に制御できる。WeChat Work はソーシャルコマースの理想的なツールなのだ。

WeChat Work ユーザを WeChat ユーザにつなぐためのゲートウェイ

顧客は知り合いに推薦された製品を好んで買うため、中国での販売にとってソーシャルメディアの重要度は増している。我々がソーシャルコマースと呼ぶものには、ライブストリーマー、「Little Red Book(小紅書)」のようなブランド特化ネットワーク、売上促進目的でソーシャルメディアに参加するブランドなどがある。消費者にリーチする最良の方法の一つは、顧客に WeChat の友達として自分を追加してもらうことだ。

「WeChat Work Moments」が重要な理由

直近のアップデート以前、Moments が無かったことは、WeChat Work に関してブランド各社が抱えていた最大の不満の一つだった。営業担当者は、WeChat の Moments(微信朋友圈)に写真や会社のコンテンツを共有し、顧客に最新情報を提供してきた。また、多くの場合、彼らは顧客と製品購入後の関係性を確立するため、顧客の WeChat 連絡先にプライベートでより人間的な側面をしばしば共有した。新しい WeChat Work を使えば、ブランド各社は求めてきた機能に加え、営業担当者に代わって投稿内容を準備し、複数の連絡チャネルで一貫性を維持することができる。この更新により、WeChat Work と WeChat 間のギャップが解消される。

ソーシャルコマースには、WeChat ではなく WeChat Work が最適な理由

ソーシャルコマースでのエンゲージメントに関して、WeChat Work は WeChat が持っていた機能を改善している。ブランド一部の従業員に顧客と直接会話させるか、顧客を割引やニュースが共有されるをグループに追加することで、WeChat を使ったソーシャルコマースを活用してきた。この方法は成功する可能性があるが欠点がある。

  • 顧客との関係性を管理しているのは、ブランドではなく営業担当者だからだ。担当者が退社すると、ブランドは顧客データベースと紐づいた収入を失うことになる。
  • ブランドは、顧客と従業員との会話を可視化できない。

WeChat Work をソーシャルコマースに活用する

WeChat Work を使うとブランドは顧客との関係を管理できる。ブランドは、主に3つの方法で WeChat Work を活用できる。

顧客の獲得と接続

WeChat Work はブランドに営業担当者の活動に関するインサイトを提供し、営業担当者の退職後も顧客データを保持する機能を提供する。顧客は自分の WeChat を使って営業担当者の WeChat Work QR コードをスキャンしすぐに接続できるが、WeChat Work でのすべての営業スタッフのアクティビティはマネージャーが簡単に追跡できる。営業担当者が退職する際は、ブランドが従業員の離職に備え、顧客を新しい営業担当者に簡単に再割り当てできる。

ソーシャル CRM

営業担当者とブランドは、アプリを使ってソーシャル CRM を連携し顧客に対する完全な知識を得ることができるため、適切なコンテンツを顧客とエンゲージするタイミングを理解でき、一元化された KPI ダッシュボードから販売進捗を追跡できる。営業チームは、KPI システムに直接接続し、進行状況をリアルタイムで追跡できるようになった。これにより、モチベーション、つまりは売上が大幅に向上する。

主要顧客との長期的な関係づくり

WeChat Work により360度顧客プロファイルを作成できるため、ブランドは営業担当者向けに行動ベースのタスクを作成し、コンバージョン率を向上させることができる。さらに、セールスマネージャーは、チャット数や応答時間を追跡することで、マクロレベルで販売の進捗状況を監視できる。

ソーシャルセールスから最も利益を得る業界は?

どの業界でもソーシャルコマースを活用できる。最も注目すべき例の一つは、ラグジュアリー業界だ。WeChat Work の機能を活用し、長期的な関係とパーソナライズされた体験を作り出せる。小売業者は WeChat Work の O2O 機能の恩恵を受けることもできる。WeChat Work のエコシステムの柔軟性とスケーラビリティのおかげで、他の業界も恩恵を受けることができるだろう。ブランドは、カスタマイズされたアプリとミニプログラム(小程序)を構築してアプリに連携し、顧客体験を向上させ、販売プロセスを合理化できる。また、B2B 業界は、これらの分野で今後数ヶ月に大幅な成長が見られるだろう。

WeChat Work の目標

WeChat Work の最終目標は、ブランドに「チーム全体による販売」という概念を達成するためのツールを提供することだ。チーム全体を一つのプラットフォームに統合し、マーケティング戦略を連携することで、ブランドの販売を増やすことができる。これを実現するために、Tencent はブランドのオムニチャネルエコシステムの中心で細かく調整されたツールを企業に提供することにより、再びソーシャルコマースをディスラプトしつつある。こうして、Tencent はより多くのトラフィックをマーケットプレイスからプライベートトラフィックチャネルに誘導し、ブランドは収益を最大化し、顧客との関係を育み、長期的な成長を確保できるようになるわけだ。

【via TechNode】 @technodechina

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