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WordPress.comの親会社Automattic、シリーズDラウンドでSalesforceから3億米ドルを調達——バリュエーションは30億米ドルに

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Automattic は WordPress.com の親会社としての存在、そしてオープンソースの非ホスト型 WordPress への貢献がよく知られている。同社はシリーズ D ラウンドで Salesforce のベンチャーキャピタル部門 Salesforce Ventures から3億米ドルを調達した。 Automattic は2014年のシリーズ C ラウンドで1億6,000万米ドルを調達して…

WordPress for iOS
Image Credit: Paul Sawers/VentureBeat

Automattic は WordPress.com の親会社としての存在、そしてオープンソースの非ホスト型 WordPress への貢献がよく知られている。同社はシリーズ D ラウンドで Salesforce のベンチャーキャピタル部門 Salesforce Ventures から3億米ドルを調達した。

Automattic は2014年のシリーズ C ラウンドで1億6,000万米ドルを調達して企業価値が11億6,000万米ドルになったが、同社が海外から投資を受けるのはそれ以来初めてだ。今回の投資によって、Automattic の企業価値は30億米ドルになるという。

2005年に設立された Automattic は、基幹サービスである WordPress.com 以外にも様々なツールやサービスを提供している。例えば、同社が数ヶ月前に買収した Tumblr や、長文式コンテンツプラットフォーム Longreads、メモ取りアプリ Simplenote などがある。他にも、ドラッグアンドドロップ型のファイル共有プラットフォーム CloudUp、コラボレーション型翻訳ツール GlotPress、アンケート作成プラットフォーム Crowdsignal(元 PollDaddy)がある。

Salesforce、Automattic ともに互いのサービスの統合や製品の整理に関する計画を明らかにしていない。しかし、Automattic によると今回のニュースは資金調達以上のことを物語っているという。広報担当者は VentureBeat に次のように語った。

私たちは互いに協力して金銭以外のメリットを探っていきます。

行間を読み解けば、Salesforce がブログで有名な企業に多額の資金を投資した理由を知るのはそう難しくない。WordPress の現在のブログのシェアはウェブ全体の3分の1を占めている。すき間時間を使ってブログを書いている人から出版社、オンライン小売業者までもが WordPress を利用している。Automattic の製品ラインナップを見れば、Salesforce が投資した理由が見えてくる。

<関連記事>

顧客管理

数ヶ月前、Automattic は WordPress 用顧客関係管理(CRM)プラグインを開発する ZBS CRM を買収した。両社は以前、ZBS CRM を WordPress により緊密に連携させる計画を発表していた。Automattic は WooCommerce という e コマースプラグインも運営しているが、こちらも4年前に買収したものだ。WordPress と WooCommerce を使っているオンライン小売業者は CRM システムを使って顧客の管理をする可能性が高い。WooCommerce ユーザが自分たちのオンラインストアを CRM に接続できる拡張機能を ZBS CRM が提供しているのもそこが狙いだ。

さらに、複数のサードパーティ製プラグインが、WordPress ソフトウェアで構築されたウェブサイトと Salesforce をつないでくれる。

CRM システムを WordPress のウェブサイトに統合するメリットは明らかに大きい。そして CRM 市場で最大のプレーヤーこそが Salesforce なのだ。Salesforce はオープンソース分野でも実績がある直近では自社の Lightning Web Components の JavaScript フレームワークをオープンソース化している。ウェブにおける WordPress の立場はもともとオープンで拡張性が高いため、両社の相性も悪くなさそうだ。

Salesforce の社長兼 CPO(最高製品責任者)Bret Taylor 氏はプレスリリースで次のように語った。

当社から Automattic への投資と両社の提携によって、WordPress とオープンなウェブの世界に貢献できることを楽しみにしています。

Automattic の側からしてみると、今回新たに調達した資金で「ビジネスを拡大」することができる。また、WordPress.com や WooCommerce、Jetpack、Tumblr、プレミアムサービスの WordPress VIP といった WordPress の製品ラインナップへの投資を増やすこともできる。

今年 Marc Benioff 氏(Salesforce の CEO 兼共同設立者)に会いました。そこで、Salesforce と Automattic には共通する指針や哲学がたくさんあることがわかったのです。

Automattic の CEO で WordPress の共同制作者 Matt Mullenweg 氏は自身のブログで語っている。

Marc 氏は気配りのできるリーダーです。そして彼の感覚と目的意識は、ウェブをより良い空間にするという私たちのミッションと非常に近いものがあります。また、エンタープライズ市場における WordPress と WP VIP の大きなトラクションと今後の可能性にも気づかせてくれました。

9月19日の発表の数ヶ月前には、Automattic が Happy Tools と呼ばれる新たな製品スイートを導入している。Happy Tools は Automattic のように社員たちがリモートまたは世界中に散らばっている企業のために開発されたツールだ。Automattic には社員が出社するオフィスがなく、71か国で900人以上の従業員が働いているという。

Salesforce の投資は将来への自信の表れだと言えます。(中略

社員が各地に散らばって働くやり方は、働くチャンスが世界中に公平に広がることを意味します。

直近の投資ラウンドで Automattic は6億米ドル以上を調達している。以前から参加している投資家には True Ventures、Tiger Global Management、Insight Partners、Iconiq Capital などが名を連ねる。(Mullenweg 氏)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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直接話すことなく採用することも——「WordPress」を開発するAutomatticの型破りな採用方法

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<Pick Up> Billion-dollar startup Automattic hires employees without ever meeting them or talking to them on the phone 本媒体もお世話になっているブログシステム「WordPress」。月間で15.8億ページ以上をサポートする巨大サービスの運営会社のAutomatticにつ…

世界に分布するAutomatticの社員
世界に分布するAutomatticの社員

<Pick Up> Billion-dollar startup Automattic hires employees without ever meeting them or talking to them on the phone

本媒体もお世話になっているブログシステム「WordPress」。月間で15.8億ページ以上をサポートする巨大サービスの運営会社のAutomatticについては、思いの外、耳にする機会が少ないように思います。

そんなAutomatticのユニークな採用方法。現在、同社の従業員数は315人。サンフランシスコにオフィスがあるものの、その大半が自宅などで作業するリモートワーカーです。また、彼らには、自宅オフィスを快適に改良するために2,500ドル(2016年1月6日時点の為替レートで約30万円)の予算が与えられます。

普段から会議は実施せず、Eメールも使わない。チームは、SkypeやGoogle Hangoutsを使ってチャットでコミュニケーションをとります。オフィスを設けないことで浮いた予算は、世界中で行うミートアップの開催に使われるとのこと。

環境もユニークなら、その採用プロセスもまたユニーク。ただの一度の電話会議もないまま、採用することもあるのだとか。これがうまくいく要因は複数あるようですが、一つは、採用者を最初にスクリーニングする時点でそれをCEOが行うこと。CEOのMullenweg氏は、自分のリソースの1/4〜1/3を費やして、全ての応募に目を通します。このやり方なら、採用責任者が目を通す人は全てCEOがすでにGOを出した人材となり、無駄なコストが発生しません。

その後、Skypeチャットで採用責任者が過去の仕事やスキルチェックなどの基本事項の確認を行う。これを通過すると、今度はコーディングのトライアルプロジェクトを実施。プロジェクトにかける時間について、Automatticは時給25ドルを支払い、期日は設けません。だいたいのエンジニアは、現職の仕事をこなしながら、1ヶ月以内にプロジェクトを終わらせるそう。これを通過すると、最後にCEOとのチャットが実施されオファーが出される流れ。

Automatticのデザインチーム責任者のDave Martin氏が、過去1年半のあいだに目を通したレジュメの数は251通。チャットインタビューを実施した人数は63人で、41人がトライアルプロジェクトに挑戦。最終的に14人を採用したとのこと。かなり独特な同社の採用プロセスについては、Martin氏がブログに綴っています。

via. Business Insider

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WordPressの設立者、1日6回の多相睡眠で10億ドル企業に成長させる

Matt Mullenweg氏が設立したコンテンツマネジメントプラットフォームWordPressは、ウェブサイトの19%以上で稼働しており(VentureBeatを含む)、インターネットの世界で最も影響力のあるソフトウェアの1つだ。 WordPressの親会社であるAutomatticが10億ドル企業への道を歩み出す以前は、Mullenweg氏は熱心なプログラマーに過ぎなかったが、自己実験に対して…

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Matt Mullenweg氏が設立したコンテンツマネジメントプラットフォームWordPressは、ウェブサイトの19%以上で稼働しており(VentureBeatを含む)、インターネットの世界で最も影響力のあるソフトウェアの1つだ。

WordPressの親会社であるAutomatticが10億ドル企業への道を歩み出す以前は、Mullenweg氏は熱心なプログラマーに過ぎなかったが、自己実験に対して健全な好奇心を持っていた。

<関連記事>

作家、起業家、エンジェル投資家でもあるTim Ferriss氏との今週行われた対談の中で、Mullenweg氏は、今や有名となった「Uberマン」と呼ばれる多相睡眠法など、生産性を上げる自身のいくつかのコツについて詳しく述べてくれた。多相睡眠とは簡単に言えば1日に複数回の睡眠サイクルを設ける睡眠法のことだ。多くのスペイン人の友人が日中の贅沢なシエスタで多相睡眠サイクルを活用している。

昨今、歴史学者は人間は元々多相睡眠をとっていたと信じるようになっている。電灯が登場する前、人間は日没直後にベッドに入り、夜中に起床して料理・おしゃべり・読書をし、また子供をつくるのに励んだりしていた。

Mullenweg氏は人間の多相性傾向を極端な形で実践した。2回の睡眠サイクルの代わりに、1日に6回(およそ40分)睡眠をとり、それぞれの間2時間半空けるというものだ。

「当時が私の人生の中で最も生産的だった時期かもしれません。WordPressもその時期に作りました」と彼はFerris氏に語った。

しかし、この睡眠サイクルを実行するのは簡単なことではない。もし彼が1度でも1日6回とるはずの睡眠を逃すと「くたくた」になってしまうそうだ。それほど難しくても、彼は社会的に「Uberマン」の多相睡眠がもっと受け入れられていれば継続していたかもしれないと答えている。この極端な睡眠スケジュールをやめたのは、ガールフレンドができたからだそうだ。

Mulenweg氏は他にも生産性を上げた要素について語っている。彼はDvoakというオルタナティブキーボード配列のファンだ。BやMといった数個の文字キー以外、よく使われるキーを打ちやすい位置にして効率よくタイプできるようにキーが再配列されている。

多くのデバイスで簡単にDvorakキーボード配列へ変更することができる。(Macでの方法はこちらをクリック)

彼の新年の抱負は、毎日5分間瞑想をし、成功を収めたテック起業家で瞑想を実行している人たちの仲間入りをすることだ。(彼は瞑想のためのスマートフォンアプリCalmに投資をしている。)

さらに、どのようにして人材を雇っているかなど多くのアドバイスをポッドキャストで配信している。聴くにはこちらをクリックしてみてほしい。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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WordPressホスティングのSovaが300万ドルを調達、フリーミアム・プラン「Sova WP Free」をローンチへ

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シンガポールを拠点とするスタートアップ Sova は今日、シードラウンドで300万ドルの資金調達が完了したことを発表した。調達元については明らかにされていないが、THE BRIDGE の取材によれば、シンガポールのエンジェル投資家による出資だとされる。 WordPress 専業ホスティングへの期待が高いワケ Sova は CEO/CTO を務める糸長未弥子氏、COO/CFO を務める藤本貴士氏が昨…

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シンガポールを拠点とするスタートアップ Sova は今日、シードラウンドで300万ドルの資金調達が完了したことを発表した。調達元については明らかにされていないが、THE BRIDGE の取材によれば、シンガポールのエンジェル投資家による出資だとされる。

WordPress 専業ホスティングへの期待が高いワケ

Sova は CEO/CTO を務める糸長未弥子氏、COO/CFO を務める藤本貴士氏が昨年12月にローンチしたスタートアップで、WordPress に特化したクラウド・ホスティング・サービスを提供している。ホスティングするアプリを WordPress に限定することで、最適にチューニングされた環境を提供し、顧客サポートに要するエンジニア等の人的コストも大幅に圧縮することが可能になっている。

この種類のサービスを提供するクラウド事業者は、Amazon Web Services の上にサービスを構築することが多い。もちろん、その方が運営は簡単なのですが、コストのボトムラインを Amazon Web Services に依存してしまう。そこで我々は自前のクラウドを構築しました。アメリカの同業である WP Engine が99ドルで提供しているようなスペックを、我々は20ドルで提供できています。(藤本氏)

藤本氏も語っている、アメリカの WordPress 専業ホスティング会社 WP Engine が、先頃1,500万ドルを調達したのは記憶に新しい。アジアには Sova のような WordPress 専業ホスティング会社が他には見当たらないため、大いなる成長が期待できるだろう。

多国語展開とアメリカ進出

Sova のユーザの多くは東南アジア諸国と日本からで、レイテンシーの問題を考慮して、クラウド環境はシンガポールと大阪に設置している。今回の資金調達を受けて、アメリカ進出を念頭にパロアルトにもクラウド環境を構築、サポート拠点も現在のシンガポールと大阪に加え、パロアルトとインドネシアに追加で設置する。

WordPress は世界のウェブサイトの2割のシェアがあるということもあり、マネタイズの確実性が皆の目に明らかです。ローンチして半年ほどですが、既にアジアのテレコム企業や、アジア進出を狙うシリコンバレーの同業から買収のオファーがあるくらいです。しかし、我々はまだ買収されるつもりはありません。(藤本氏)

名前は明らかにしてくれなかったが、日本の大手ホスティング事業者向けの OEM 供給も話が進んでいるとのことだ。近いうちに日本で、有名企業の名前を冠した WordPress ホスティング・サービス登場のニュースを目にすることになるだろう。

現在、Sova WP は英語と日本語でのみ利用可能だが、7月には、ベトナム語、中国語、インドネシア語、スペイン語に追加対応する計画だ。

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フリーミアム・プランの開設と、今後の展開

Sova では6月15日からフリーミアム・プラン「Sova WP Free」の利用申込受付を開始する。財務的に、会社のローンチ段階からフリーミアム・プランを提供するのは困難だったが、一定の有料ユーザや資金調達を得たことで、サービスの認知度向上に弾みをつけたいとの考えから、フリーミアム・プランの開設に踏み切ったと言う。

ブースト機能をつけてあるので、いわゆる〝Yahoo砲〟などでアクセスが集中しても100万PV/日くらいまでであれば耐えることができます。現在、自前のアドネットワークを構築中で、ブログオーナーはこれを使ってマネタイズもできます。もちろん、アドネットワークはモバイルにも対応しています。最近の WordPress のテンプレートは、レスポンシブながら画一的なデザインが多いですが、ユーザが自由に選択できるように、いくつかのパターンを公開します。(藤本氏)

同社は10月末に向けてシリーズAラウンドの資金調達を模索しているのだそうだ。1,000万〜1,500万ドルのレンジを狙いたいと鼻息は荒い。

藤本氏の経歴が気になって聞いてみたところ、彼は京都大学に在学していた頃から既にビジネスをやっていたそうだ。その後IT事業に関わるようになり、創業したスタートアップを2009年売却している。現在は、パロアルトでのオフィス設置のため、シンガポールとパロアルトを往来する忙しい毎日を送っている。


(更新)記事の執筆過程において、藤本氏に関する ITPro の記事を見つけた。ここに書かれた Adid と Sova との関係については、追って藤本氏に確認して追記したい。

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「調達した1.6億ドルで、これからの10年に備えます」~WordPressの父、Automattic CEO Matt Mullenwegにインタビュー

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先週、WordPress コミュニティの長にして、WordPress.com の運営元 Automattic の CEO Matt Mullenweg が来日した。 彼はアジア太平洋地域の WordPress コミュニティを巡るツアーの途中で、韓国、インドネシア、シンガポールを訪れた後、ここ東京に立ち寄った。インタビューを受けてくれたこの日(6月6日)は、彼は東京で WordPress のユーザの…

先週、WordPress コミュニティの長にして、WordPress.com の運営元 Automattic の CEO Matt Mullenweg が来日した。

彼はアジア太平洋地域の WordPress コミュニティを巡るツアーの途中で、韓国、インドネシア、シンガポールを訪れた後、ここ東京に立ち寄った。インタビューを受けてくれたこの日(6月6日)は、彼は東京で WordPress のユーザのコミュニティとのミートアップに参加し、以降、大阪、フィリピン、ニュージーランド、オーストラリアと巡る計画だ。

本社オフィスはサンフランシスコの SoMA (South of Market St.) にあるけれど、最後に出社したのは4ヶ月前。サンフランシスコに来たときは、ぜひ立ち寄ってもらうといいけど、そのとき僕がいるかどうかは分からない(笑)。世界中どこにいても仕事はできるからね。言わば、僕が居る場所が〝本社〟という感じ。

この前に来日したのは5年前だという。当時の日本はスマホ全盛とまではいかず、ガラケーで i-mode を使っているユーザも少なくなかった。現在の日本の WordPress のコミュニティの状況について聞いてみると、WordPress はまだアーリーアダプターのものでしかなく、2005~2006年位のアメリカの WordPress コミュニティの状況に似ていると語る。

現在の日本の WordPress コミュニティの状況は、野球で言うなら、まだ1イニング。だから、もっとWordPress を日本で広めたい。そのためにも、日本から優秀な人を雇用したい。それが今回の来日の大きな目的の一つだ。

250人いる Automattic の社員は、約3分の1がユーザサポート要員で、残りがエンジニア/デザイナー/経営管理部門という構成なのだそうだ。世界中のどこで仕事をしてもいいことは Automattic の雇用体系の特徴の一つで、250人の社員のうちサンフランシスコのオフィスに常駐する社員は15名。残念ながら日本人社員は現在のところ、東京に常駐する高野直子氏の他には居ない。[1]

英語という一つの障壁はあるにせよ、(社内の情報共有はウェブベースであるため)「英語を喋らなくても、読み書きできればいいんだけどね」と笑いながら語る Matt は、少なからぬユーザがいる日本の WordPress コミュニティにより良い環境を提供するためにも、日本人の Automattic への入社を切望しているようだ。

約1ヶ月前、Automattic がVCから1.6億ドルを資金調達したことは記憶に新しい。「IPOするとか、どこかに買収されたりするとか、そういう計画は無いの?」と尋ねてみると、Matt は次のように答えた。

典型的なIPOより、大きな金額をVCからの資金調達で賄えたんだ。会社は自分達でコントロールしたいし、今のところIPOの必要は無い。WordPress は2ヶ月前に11歳になった。今回調達した資金は、WordPress のこれからの10年に備えるためのものだ。

今回調達した資金を使って、同社は当面、iPhone や Android 向けのモバイル最適化に開発体制を集中する。それを考えれば、モバイルで欧米の先を行く日本から、多くのエンジニアに WordPress の開発に加わってほしいと考えるのはごく当然の発想だ。

WordPress を採用しているウェブサイトは世界の2割以上に上ると言われ、たった250名しかいない社員で、それだけのトラフィックシェアを獲得しているという点で、Automattic は Facebook や Google などよりマーケット・ディスラプティブな存在として評価されてきた。日本を含む世界で雇用される新たな人材が、WordPress を単なるブログ環境や CMS という概念に留めず、新たなプラットフォームに成長させてくれることを楽しみにしたい。


  1. 高野氏は「グローバライザー」と紹介されている。WordPress の利用促進と Automattic の信念を世界中に広めることが、彼女のミッションのようだ。 
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WordPress.com親会社のAutomattic、11億6000万ドル評価で1億6000万ドルを調達【ピックアップ】

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<ピックアップ記事> WordPress.com Parent Automattic Raises $160 Million, Valued at $1.16 Billion 多くのブログがプラットフォームとして活用しているCMSといえばWordPress、私たちTHE BRIDGEも愛用しております。こちらの運営会社(というか親会社)の Automatticが1億6000万ドルの大型…

Automattic

<ピックアップ記事> WordPress.com Parent Automattic Raises $160 Million, Valued at $1.16 Billion

多くのブログがプラットフォームとして活用しているCMSといえばWordPress、私たちTHE BRIDGEも愛用しております。こちらの運営会社(というか親会社)の Automatticが1億6000万ドルの大型調達を実施したそうで、CEOのMatt Mullenweg氏が認めたとRe/codeが報じています。

Automatticの創業は2005年、これまでにも1億5700万ドルを調達しており、合計で3億1700万ドル(100円換算で317億円)を調達したことになります。記事によると今回の評価額は11億6000万ドル、前回ラウンドが2008年ですからここにきて大きく動きをみせたことになります。

WordPressは世界のトップ1000万サイトの約22%で利用されているCMSで、Re/codeのインタビューに対してMatt氏は今回の調達で人員の拡大やマーケティングなどの積極投資を実施するとのこと。現時点で事業自体はブレイクイーブンということですので、大型調達でさらに天井を伸ばすということなのでしょう。さらに詳しくはぜひ元記事で。

Google翻訳でざっくり読む

via Re/code

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ライター必見のおすすめライティング用モバイルアプリ5つとチュートリアル映像

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 この記事は最近お気に入りのテックツールを紹介するシリーズ(RSS)の一部だ。読者の皆さんと同じように私たちも新しいテクノロジーが大好きで、いつも試したいと思っている。ここである程度シェアできれば嬉しい。皆さんの意見もぜひ聞かせてほしい。 日本に住んでいれば、満員電車で立っていることがどういうことかおそらく理解できるだ…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

この記事は最近お気に入りのテックツールを紹介するシリーズRSS)の一部だ。読者の皆さんと同じように私たちも新しいテクノロジーが大好きで、いつも試したいと思っている。ここである程度シェアできれば嬉しい。皆さんの意見もぜひ聞かせてほしい


日本に住んでいれば、満員電車で立っていることがどういうことかおそらく理解できるだろう。ほとんどの人はその間、モバイルゲームをしたり友人にメールをしたりして過ごす。だが、その気になればかなりの仕事を片付けることも可能だ。最近モバイル用で、簡単にライティングができるアプリがかつてないほど多く登場している。筆者の仕事は主に執筆と編集なので、これは大変ありがたいことだ!

これらのアプリの多くはMarkdownと呼ばれるテキストフォーマットを使用している。もしMarkdownに詳しくなくても気にしなくていい。MarkdownはHTMLに簡単に変換できるプレーンテキストマークアップ言語だ。ウェブに掲載する執筆を(つまり、最終的な形式がHTMLの場合)しているならMarkdownで書くことをお勧めする。とても読みやすく、編集者の観点から見てもなくてはならないものだ。

また、モバイルデバイスで書いている場合、実にありがたい。以下の2つのドキュメントを見てほしい。HTMLが右で、同じ内容をMarkdownにしたものが左だ。どちらが読み・書き・編集しやすいだろうか?モバイデバイスではどちらが読み・書き・編集しやすいだろうか?

Markdown vs HTML
Markdown vs HTML

それでは、モバイルデバイスで文書を書くためのお気に入りのツールをいくつか紹介していこう。いずれも価格は数ドルだが仕事で役立つことを考えればその価値は十分ある。加えて、新たなツールを使いこなせるようになるのはいつでも楽しいことだ!

1. TextExpander Touch 2.0

textexpander-touch

上の図が示すようにHTMLと比べMarkdownはかなり打ち込みやすいが、わずかではあるがさらに容易にすることができる。

例えはiOSでは”[“や”]”キーを入力するのが面倒なことがある。TextExpander Touch(あるいはTextExpander for Mac)を使ってこれを様々な方法で回避することができる。このアプリはどのようなテキスト拡張にも使用できるが、筆者が利用しているものをいくつか [1] に示しておいた。

  • ・当ブログ上にある共通のキーワードのタグリンクを作成する
  • ・クリップボードのURLからMarkdownのレギュラーリンクを作成する
  • ・IDとパーマリンクを利用しblockquoteを作成する
  • ・日本語の単語向けのhelp/hoverテキストを使用して略語タグを追加する

作業方法は、私が作った以下のデモ動画をチェックしてほしい。ここで使用したスニペットバンドルが欲しければ、こちらからダウンロードし、用途に合わせて変更できる。でもネット上には自由に利用できるアプリが沢山あるので、常に自分専用のツールを用意することが可能だ。

2. Drafts

drafts-app
筆者は実際にDraftsを使ってこの記事を書いた。なので同アプリがこのリストに載るのは当然のことだ(上のデモ動画で使われているのもこのエディターだ)。Draftsは、素早く何かを書きたいときに便利なテキストエディターだ。アプリを立ち上げると空白のページが開きすぐ入力できる。

書き終えたメモは、Facebook、Twitter、eメール、Evernote、Dropboxあるいは他のテキストエディターなどほとんどのところへ送ることができる。この最後の機能は頻繁に利用しているが、Draft Actionsには自分のテキスト上で使える幅広い機能がある。最近記事にした「data diet」で行ったように、自分自身のテキストエディタで書くこともできる。汎用性が高いので、このリストの中では私が一番気に入っているアプリといっていいだろう。

3. Nebulous Notes

nebulous-notes

Nebulous Notesはもう1つの強力なテキスト編集ツールだ。Nebulousの機能のスゴさに初めて気づいたのはFederico Viticci氏の記事を読んでからだ。筆者のお気に入りの機能の1つはカスタムマクロを作成し、ソフトウェアキーボード上に新たなキーとして追加できることだ。1つのキーを押すだけで自分の名前を入力することができる。

もちろん取り消し、やり直し、テキスト検索、テキスト選択アシスト機能などのさらに素晴らしい機能もある。当然ながら筆者はマクロ機能をMarkdownの入力支援に使っているが、ユーザが好きなように利用することができる。

以下の概要を簡単に紹介したデモ動画を見てほしい。

4. Byword

byword-iphone

Text Expander、Drafts、Nebulousは働き者といった感じのテキストエディターだが、時には美しいと感じるエディターを使いたくなるものだ。そんな時に最適なのがBywordだ。このアプリにはiOSMac版があり、iCloudあるいはDropboxを使って両者間でシンクできる。デスクトップとモバイルの両方を使っている場合、どこにいても同じ作業中のファイルを使えるようにするためにはBywordは最高だ。

Mac版Bywordの素晴らしい点はMarkdownシンタックスのハイライト機能だ。ヘディングあるいはボールドのテキストの色を濃く表示したり、MarkdownリンクのURLなどを薄くあるいは隠してくれる(以下参照)。iPhoneやiPod Touchではシンタックスはハイライト表示されないが、Mac版を頻繁に使用している筆者にとってBywordは依然として欠かすことのできないモバイルツールだ。フルスクリーンでByword上でテキストを入力したことがないのなら、それはかなり無駄な人生を送ってきたといってもよい。これはちょっと大袈裟かもしれないが、何しろすこぶる良いツールなのだ。

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5. Poster

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SDのようにWordPressを使って公開していればWordPressがモバイルデバイスで作業するには使い勝手が一番いいシステムではないことにおそらく気づいているだろう。しかし筆者は、きまってモバイルデバイスからSDのサイトにアクセスしなければならないことになる。時には電車の中から記事を編集したり、あるいはMacBookがそばになくて深夜に編集をしたりするためだ。

PosterはWordPressのインターフェースとして非常に優れている。またMarkdownの入力にも対応しているところがさらに素晴らしい。しかし、筆者が本当に気に入っているのは主にPosterのすっきりしたレイアウトとデザインだ。タグやカテゴリーの追加、パーマリンクの編集、すぐに公開するのではなくドラフトとして保存などの機能のようにカスタムフィールドにアクセスすることができるのももちろん役に立つ。

WordPressを使用しているならこのアプリは必須だと思うが、PressSync Proというほぼ同様の機能を持った日本製のアプリがある。筆者の見たところ、これもまた質の高いアプリだ。

※ PosterはWordpressに買収され、App Storeでダウンロードできなくなった。

poster


  1. このアプリはeメール用の定型メッセージのテンプレート集というような単純なことにも使用できるので、モバイルデバイスでは特に役に立つ。筆者はライブブログイベントで自動的にリンクしたタイムスタンプを挿入するのにもこれを使用している。まだExpander Touch 2.0の「fill in」機能をすべてのテキストエディターがサポートしているわけではないことに注意してほしい。Draftsは対応しているので、購入する理由としては十分だろう。

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モバイル上でWordPressの使用を可能にする「PressSync」

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先日、私はお気に入りのモバイルアプリについて書いた。 その中の1つのであるPosterは美しいデザインのiOSアプリで、モバイルでもWordPressがうまく機能している。しかし、類似しているアプリの中で最近、私のお気に入りリストの中に入ることが出来た日本発のアプリがある。PressSync Proという名前のアプリで、Posterの様に可愛くはないが、機能においてはより強力かもしれない。 Pre…

press-sync-pro先日、私はお気に入りのモバイルアプリについて書いた。

その中の1つのであるPosterは美しいデザインのiOSアプリで、モバイルでもWordPressがうまく機能している。しかし、類似しているアプリの中で最近、私のお気に入りリストの中に入ることが出来た日本発のアプリがある。PressSync Proという名前のアプリで、Posterの様に可愛くはないが、機能においてはより強力かもしれない。

PressSyncはWordPress上で一般的に使う全ての機能、メニューアイテム、投稿検索、下書き、ローカル記事、メディア/画像、等を備えている[1]。

URLのスラッグも編集できるし、投稿のフィーチャー画像やカスタムフィールドも設定できる。PressSync上では最近の記事にしかアクセスできず、全ての過去記事にはアクセスすることはできないが、アクセスできるアーカイブの数のは増減可能だ。

デフォルトのエディタのフォントサイズが少し小さいので、大きくするように設定することをお勧めする。

スニペットへの一般的なHTMLタグのサポートがあり、さらにマークダウンにも対応している。これは便利だが、ボタンを多く押さなければならないので、私ならまず別のアプリで最初にライティング作業をし、そしてPressSyncを使って実際に記事を公開するだろう。アフィリエイトリンクをつくりたいブロガーのためのAppLinkメーカーも兼ね備えている。

全体的に素晴らしいアプリだと思うし、モバイル上でWordPressを動かしたい人にとって450円は妥当だろう。興味のある人はApp Storeから手に入れることができる

PressSync


1. 1つ不満をあげるとするならば、タグのインプットだろう。このツール上では使っている全てのタグを一度に読み込み、リスティングしてしまうので、もしタグを多くもっている場合、読み込みに時間がかかってしまう。タグに関しては、単純に直接入力でコンマで分けれるようにすれば良いと思う。

【原文】

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