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タグ Xianyu(閒魚)

新iPhoneの登場を待ち構える中国のリサイクル市場

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待望の新型 iPhone がローンチされる前日の9月12日、中国版 Craigslist である 58.com(58同城)の Zhuan Zhuan(転転)の中古取引部門が、プラットフォーム上で取引される使用済み携帯電話の検証に取り組むため、Appleをはじめとするテック大手企業と組む台湾の電子機器メーカー Foxconn(鴻海/富士康)との契約を締結した。 大規模なローンチ時期には消費者が古い携…

待望の新型 iPhone がローンチされる前日の9月12日、中国版 Craigslist である 58.com(58同城) Zhuan Zhuan(転転)の中古取引部門が、プラットフォーム上で取引される使用済み携帯電話の検証に取り組むため、Appleをはじめとするテック大手企業と組む台湾の電子機器メーカー Foxconn(鴻海/富士康)との契約を締結した。

大規模なローンチ時期には消費者が古い携帯電話を売却することが予想されるため、このニュースは重要な時期にもたらされたことになる。 新 iPhone が発表される前日にMi Mix 2を発表したXiaomi(小米)に続き、Samsung、Vivo(維沃)、Huawei(華為)も数週間以内に新製品をリリースする予定である。 8月には、Zhuan Zhuan の取引高は24億8,000万人民元(3億8,000万米ドル)に達し、その大半を占める31%が携帯電話であった。昨年の iPhone 7 のリリース時には、元 Tencent(騰訊)の従業員による中古品回収スタートアップの Huishoubao(回収宝)での iPhone の取引高は300%増加した。また、Samsung と Xiaomi の増加は、Android ユーザが iOS に移行するのと同時期に500%に達した。

中国の消費者は新しい携帯電話を渇望している。iiMedia(艾媒集団)による調査では、回答者のほぼ半数が1〜2年以内に新しい携帯電話を購入していることを示している。中国情報通信研究院によると、中国の消費者は合計で年間4億〜5億台の携帯電話を買い換えているという。また、国際環境 NGO グリーンピースによると、最初の iPhone が発売された2007年から今までで、世界中で71億台のスマートフォンが製造されたという。これは地球のほぼすべての人口をカバーする数だ。

しかし同時に、スマートフォンメーカーの財務的収益は、電子廃棄物によって生み出された環境コストの増大ももたらしている。リサイクルのこととなると、中国の人々は支持者には程遠いと言えるだろう。

Huishoubao のパートナーである Xiong Zhou(熊洲)氏は新華社に対し、「現在、中国には約10億台の廃棄携帯電話がある」とコメントし、そのうちリサイクルされているのは2%未満であると付け加えた。通信事業者や Best Buy などの大手チェーンが使用済み携帯電話のリサイクルプログラムを持つ米国とは異なり、中国では古い携帯電話の処理方法は近年まで確立されていなかった。

Huishoubao のリサイクル品の75%以上は、深圳、広州、上海、北京といった大都市から集められる。大都市の消費者は、より洗練されたガジェットを追い求める高い購買力を持つ一方で、より環境に配慮した傾向にもある。さらに、大都市の整備された宅配便ネットワークによって、リサイクルははるかに容易なものになっている。ユーザは  Zhuan Zhuan のようなリサイクルアプリを使用し、画面上のわずかなタップのみで使用済みの携帯電話を取りに来てもらうことができるのだ。

携帯電話のリサイクルのもう一つの障害はセキュリティ上の懸念だ。ほとんどの消費者は個人情報保護に関する一般的な知識が不足しているため、情報漏洩という危険にさらすよりも、引き出しの中に携帯電話をしまって放置しておくことを選ぶ。そのため、Foxconn との戦略的パートナーシップ(Appleが中国での公式の再利用およびリサイクルチャネルとして指定した)は、Zhuan Zhuan のピアツーピアプラットフォームへの信頼性を高めるのに役立つ。Foxconn は Zhuan Zhuan の電話検証サービスに着手し、Apple ストアで回収された使用済みの iPhone を処理して、このオンラインプラットフォームを介して販売する。

中国のスマートフォンがますます手頃な価格になり、人々はより新しくより洗練されたデザインを追い求めているため、テック大手企業は、いまだ手付かずであるガジェットのリサイクル市場に目を向け始めている。4月、Tencent は少数株と引き換えに Zhuan Zhuan に2億米ドルという多額の資金を投資した。また、Zhuan Zhuan の最大のライバルである Xianyu(閒魚)は、2016年3月に Alibaba(阿里巴巴)に1,500万米ドルで買収されている。Xiaomi のスマートフォン下取りプログラムを運営している Aihuishou(愛回収)は、IPO を行う計画を発表した。同社は初期の段階から JD.com(京東)の支援を受けており、昨年12月にシリーズ D で4億人民元の資金を調達した。また同社は、大都市の電子機器リサイクル市場が飽和するにつれて、スマートフォン普及率が急速に伸びている中国の小規模都市にも拡大している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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