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Y Combinator、スタートアップが適切なタイミングで適切なVCにピッチできるよう支援するプログラム「シリーズA」をひそかにローンチ

Y Combinator(YC)が最近、スタートアップによるシリーズ A の資金調達を改善するのに役立つプログラムをローンチしたことを VentureBeat は耳にした。紛らわしい名前ではあるが「シリーズ A」というプログラムを統括している YC パートナーの Aaron Harris 氏は、11月のローンチを認めた。 彼によると、このプログラムには主に2つの目的があるという。まずは、YC の企…

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Y Combinator via Flickr by Paul Miller

Y Combinator(YC)が最近、スタートアップによるシリーズ A の資金調達を改善するのに役立つプログラムをローンチしたことを VentureBeat は耳にした。紛らわしい名前ではあるが「シリーズ A」というプログラムを統括している YC パートナーの Aaron Harris 氏は、11月のローンチを認めた。

彼によると、このプログラムには主に2つの目的があるという。まずは、YC の企業がうまくシリーズ A の調達を完了すること。次に、ラウンドの質を向上させること。

VentureBeat への e メールで彼はこう伝えてくれた。

このプログラムにより、長期的に見て成功する確率が有意に高まると思います。

YC によると、YC 輩出企業は昨年62件のシリーズ A で5億5,000万米ドル超を調達した。しかしながら、各ラウンドを見ると、マイルストーンやタイミングといったベストプラクティスが欠けている点が共通した課題となっていることに気付いたという。

YC スタートアップに向けた内部フォーラムに Harris 氏は次のように投稿している。大きな問題は、設立者が誤った目標を追求しているうちにエンジェルラウンドで得た全資金を使い果たすことが多いことだという。つまり、シリーズ A のプロセスを開始したときには、計画されていたマイルストーンを達成したかどうかに関わらず、キャッシュがなくなっている状態に陥っているのだ。

YC の Sam Altman 社長も同じ意見のようだ。パリの Station F スタートアップキャンパスとの最近のインタビューの中で、有名なプログラム出身のスタートアップが全て、資金調達の準備ができているとは限らないと述べていた。

Y Combinator 輩出企業であることについては、ある種の権威があると思います。そこで、調達すべきでない資金も調達してしまっているわけです。(中略)資金を調達するというのは本当の意味でのコミットメントですし、現在取り組んでいることがその方向に向かう前にもうまくいっているという証拠が欲しいのです。

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YC president Sam Altman.
via Flickr by TechCrunch

というわけで、YC はシリーズ A のプロセスを科学的なものに変える試みを行っている。ただ、3ヶ月間のアーリーステージプログラムとは異なり、YC はシリーズ A をバッチモデルとしては運営しないと思われる。

Harris 氏はこのように説明する。

プログラムはバッチで運営したいのですが、一群になると企業はシリーズ A のマイルストーンに到達できないことがわかっています。企業が助けを求めているときに私たちが手助けするようにしたいのです。それが一番いい手助けの方法です。そうするとプログラムを継続的に運営できるでしょう。

このプログラムの最も活発な期間は1~3ヶ月だという。その時期、企業が最適なプロセスを進む手助けに集中する。それは、話をする適切な投資家を見分け、ピッチを構成して仕上げ、交渉中に助言をすることだ。

こうした YC 出身の設立者らは大学を卒業したばかりの20代の若者であることもあり、シリコンバレーにいるトップクラスの VC へのアプローチ方法やピッチの方法を知っているとは限らない。

Harris 氏はフォーラムへの投稿で次のように述べている。

VC が適切な人から、適切なタイミングで、適切なピッチを聞けるようにしたいと思っています。実は何を求めているのか十分に認識していない起業家によるピッチからは半分しか収穫がないという不満を多くの投資家が抱いているのを聞いています。それは皆にとって不幸なことです。

スタートアップがシリーズ A で調達すると、YC の Continuity Fund は最初の分け前を得るかと聞かれた Harris 氏は、それを否定した。成長ラウンドに焦点を当てているからだ。実際、Continuity Fund は12月にレイトステージスタートアップ向けの成長プログラムをローンチした。これは、従業員50~100人のシリーズ A ラウンドを終えた設立者向けに設計されたものだ。

この10年以上の間、YC はシード資金の提供や、デモデイでスタートアップらがきちんとピッチできるようアドバイスを行ってきた。今回シリーズ A プログラムができたことで、YC は成長中のスタートアップらの面倒もみたいとしている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Sam Altman氏「あまりに多くのY Combinator輩出スタートアップが資金を調達してしまっている」〜パリStation Fでのインタビューから

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シリコンバレー拠点の Y Combinator はスタートアップシーンにおいて絶大な影響力を誇っている。しかし、Y Combinator のプレジデントである Sam Altman 氏は、同アクセラレータプログラム輩出企業を取り巻く過度な盛り上がりについて少々心配しているようだ。 パリのスタートアップキャンパス Station F の Rachel Vanier 氏との最近のインタビューにおいて、…

Y Combinator Sam Altman 氏
Image credit: Station F

シリコンバレー拠点の Y Combinator はスタートアップシーンにおいて絶大な影響力を誇っている。しかし、Y Combinator のプレジデントである Sam Altman 氏は、同アクセラレータプログラム輩出企業を取り巻く過度な盛り上がりについて少々心配しているようだ。

パリのスタートアップキャンパス Station F の Rachel Vanier 氏との最近のインタビューにおいて、Altman 氏はこう話している。

有名なプログラムから輩出されるスタートアップのすべてが必ずしも資金調達にふさわしい、または資金調達の準備ができているというわけではありません。

Y Combinator の有名なデモデイイベントと誰が資金提供を受けられるのかという質問に対し、彼は次のように答えている。

すべてではありませんが、確実に多くのスタートアップが資金提供を受けます。実際にはおそらく多すぎるほどです。本当は調達すべきでない資金を調達させてしまう、Y Combinator 輩出スタートアップを取り巻く過度な盛り上がりがあるのではないかと思っています。

それぞれのデモデイは多くの著名なベンチャーキャピタルを集めることからシリコンバレーの中でも注目すべきイベントとなっている。Y Combinator の実績と影響を考えると、Dropbox や Airbnb、Stripe のようなユニコーン企業が歩んだ道のりをたどりたいとするスタートアップを後押しする意欲については疑う余地はない。

公式には Y Combinator はこれまで1,464ものスタートアップに資金を提供し、これらスタートアップは総額800億米ドルもの価値があると発表している。しかし、投資家や起業家はこういった成功を見て盲目になるべきではないし、Y Combinator を卒業する日がスタートアップにとって資金調達に適切なタイミングであるとみるべきでもない。

Altman 氏は次のように述べた。

資金を調達することで重大な責任が生まれるのです。道を定める前に、自分が取り組んでいることが実際にうまくいくと証明できるエビデンスを持っておくべきです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Y Combinator、レイトステージのスタートアップ向け成長プログラム創設を発表

シリコンバレーを拠点とするアクセラレータの Y Combinator(YC)は14日、レイトステージのスタートアップ向けに成長プログラムをローンチすると発表した。10週間のディナーシリーズから成るこのプログラムは、従業員数50〜100人のシリーズ A ラウンドを終えたスタートアップ設立者向けに設計されたものだ。 この10年の間に YC はスタートアップ業界で際立つ中心的プレーヤーとなった。年2回開…

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YC Continuity Fund パートナーの Anu Hariharan 氏と Ali Rowghani 氏
Image Credit: Y Combinator

シリコンバレーを拠点とするアクセラレータの Y Combinator(YC)は14日、レイトステージのスタートアップ向けに成長プログラムをローンチすると発表した。10週間のディナーシリーズから成るこのプログラムは、従業員数50〜100人のシリーズ A ラウンドを終えたスタートアップ設立者向けに設計されたものだ。

この10年の間に YC はスタートアップ業界で際立つ中心的プレーヤーとなった。年2回開催されるバッチプログラムを通してシードステージのスタートアップに投資しており、設立者には3ヶ月のメンター期間と株式持分7%と引き換えに12万米ドルを提供している。著名な卒業企業には Airbnb、Dropbox、Instacart、Reddit、Stripe などがある。

数年前には、プログラムを卒業したスタートアップに投資する「YC Continuity Fund」をローンチした。最近の投資先には QuoraLob などがあるが、今回の成長プログラム創設によりレイトステージスタートアップへの投資が可能になるため、こうした企業のスケールにさらに貢献できるようになる。

YC Continuity Fund のパートナーである Ali Rowghani 氏と Anu Hariharan 氏はブログにこう投稿している

Y Combinator がスタートアップの大学だとすれば、成長プログラムは大学院です。

YC は昨春このプログラムのパイロット版を運営し、Segment のほか Front、Checkr、Gitlab といった YC スタートアップを受け入れた。この実験で好意的なフィードバックを得た YC は、正式にプログラムを実施することを決めたようだ。毎週のディナーでは、スタートアップがスケールするために克服しなくてはならない個別の課題解決に対して集中的に取り組むことになる。その課題には、上級経営陣の採用、販売・マーケティングチームをうまく活用した迅速な増収、大がかりなエンジニア採用などがある。

Rowghani 氏と Hariharan 氏はこう書いている。

このステージに到達したスタートアップの設立者は、時間の経過とともに、特にバッチ内での YC ネットワークが薄れていくと言います。できるなら、成長プログラムがスタートアップ同士を再び結びつけることで、設立者に対しては、同じような問題に直面している別のバッチメイトを引き合わせたいと思います。

このプログラムは現役の YC スタートアップのみを対象とする予定だが、YC の中核プログラムに参加経験がない企業も少数ながら受け入れる計画があるという。

YC によると、現在1,200社を超える現役の YC スタートアップのうち、社員数50人以上は100社ほど、100人以上は60社ほどしかない。こうしたスタートアップの設立者らは簡易な申請書を提出すると、無料成長プログラムへの参加が選考される。YC では毎年4月と9月に始まる年2回のプログラムを、15社ほどのスタートアップを対象とする2つのバッチで運営していく計画だ。

プログラムの正式ローンチは2018年4月の予定。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Y Combinatorが無料のStartup Schoolオンラインコースの登録を開始

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Y Combinatorは大規模オープンオンラインコース(MOOC)の形で、多くの人々にスタートアップスクールのイベントを提供している。本日より(注:原文掲載日は3月6日)登録できるようになったスタートアッププログラムでは、ゲストとしてラインナップされた様々な業界リーダーや起業家による10週間のコースが提供される。参加者はSlackを使ったコミュニティにアクセスしてクラスメートと会話することもでき…

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School Bus! by Srideep Rudra via Attribution Engine. Licensed under CC BY-NC-ND.

Y Combinator大規模オープンオンラインコース(MOOC)の形で、多くの人々にスタートアップスクールのイベントを提供している。本日より(注:原文掲載日は3月6日)登録できるようになったスタートアッププログラムでは、ゲストとしてラインナップされた様々な業界リーダーや起業家による10週間のコースが提供される。参加者はSlackを使ったコミュニティにアクセスしてクラスメートと会話することもできる。

参加者は最終試験として、クラス全体に対して模擬的なDemo Dayで開発したものを発表することになる。最も素晴らしいことはY Combinatorがすべて無料で提供しているということだ。

スタートアップスクールはY Combinatorによってプロデュースされた年次イベントであり、起業家や学生はアクセラレータプログラムを卒業した人を含む、多くのテクノロジー業界のリーダーからレッスンを受ける。

これまでのスピーカーには、Twitterのチーフ・エグゼクティブ、ジャック・ドーシー氏、Facebookの共同設立者マーク・ザッカーバーグ氏、WatsiのChase Adam氏、元Evernote CEOのフィル・リーピン氏、PinterestのCEO、Ben Silbermann氏、ベンチャーキャピタリストのロン・コンウェイ氏などがいる。

今年のプログラムは「YCの経験の多くを再現したい」という願いから、オンラインコースへと拡大している、とサム・アルトマン氏はブログ記事に書いている。

初開催コースのゲスト講師の中には、Reddit CEOのSteve Huffman氏、WhatsApp CEOの Jan Koum氏、Stripe CEOのPatrick Collision氏、Quora CEOのAdam D’Angelo氏、Facebook副社長のAlex Schultz氏、Vinod Khosla氏、SaaStr創業者および投資家であるJason Lemkin氏など、 Y Combinatorの様々なパートナー達がいる。アルトマン氏が「最も役立つコンテンツの一部」と書いた講義のうち、約40%は「スタートアップとのアドバイスセッションとして記録」されるだろう。

講演はスタンフォード大学で収録され、アイデア創造、製品開発、成長、文化施設、募金活動などの項目がある。

スタートアップスクールは3者で会話し、Y Combinatorとゲスト講師からアドバイスを受け、クラス内の「数千人の」人々がオンラインアドバイスセッション中に毎週スタートアップに関するフィードバックを受けることができる。こうしたアドバイサリー会議は、ExperimentのCindy Wu氏、Boosted BoardsのSanjay Dastoor氏、CruiseのDaniel Kan氏といったY Combinatorプログラムの卒業生たちによって実施される。

Y Combinatorが起業家のためにMOOCを提供したのは、これが初めてのことではない。 2014年、アルトマン氏はスタンフォード大学のスタートアップに関するコースを教えたが、どうやらうまくいったため、結果的に同社が社内バージョンをブートキャンプ形式で立ち上げることを選択したようだ。

この取り組みを支援するためにスタートアッププログラムは、昨年買収した教育技術アクセラレータであるImagine K12の技術を活用しているとのこと。

Y Combinatorのコアプログラムに含まれていない起業家にこれらのリソースを提供するという決定は、一見すると驚くかもしれない。

しかしこれはY Combinatorが10年以上前に設立したミッションの一部であるのだ。ジェシカ・リビングストン氏はかつてVentureBeatに対して「スタートアップがどのような段階であれ、何十億ドル規模の企業になるのを手助けしたかった」と語っている。

知識を共有するための取り組みは、これ以外にアルトマン氏が始めた、ザッカーバーグ氏、リビングストン氏、Microsoft共同創設者のビル・ゲイツ氏、Tesla CEOのイーロン・マスク氏、投資家のピーター・ティール氏といった人々とのビデオインタビュー形式のものがある。

Y CombinatorのStartup Schoolにここから登録することができる。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

韓国のオンデマンド掃除代行サービス「Miso」、Y Combinatorなどから約2.9億円を調達

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韓国のオンデマンド掃除代行サービス「Miso(미소)」が、韓国内外のVCやエンジェル投資家からシードラウンドで31億ウォン(約2.9億円)を調達したと発表した。 Miso は、ウェブやモバイルアプリで掃除のための家事ヘルパーを予約できるサービスで、2015年8月のサービス開始後、Y Combinator の2016年夏バッチ(6月〜8月)に参加している。 16日に発表されたシードラウンドでの資金調…

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Miso CEO の Victor Ching 氏
Image credit: beSUCCESS

韓国のオンデマンド掃除代行サービス「Miso(미소)」が、韓国内外のVCやエンジェル投資家からシードラウンドで31億ウォン(約2.9億円)を調達したと発表した。

Miso は、ウェブやモバイルアプリで掃除のための家事ヘルパーを予約できるサービスで、2015年8月のサービス開始後、Y Combinator の2016年夏バッチ(6月〜8月)に参加している。

16日に発表されたシードラウンドでの資金調達には、夏バッチ終了とともに2016年8月に Y Combinator が出資した12万ドルに加え、AddVenture、FundersClub、Sazze Partners、Strong Ventures、Primer などが参加した。また、エンジェル投資家として、Primter 代表の クォン・ドギュン(권도균)氏、Storm8 CEO の Perry Tam 氏、Mino Games CEO の Josh Buckley 氏らが参加した。

Miso 代表の Victor Ching 氏は、次のようにコメントしている。

今回の調達を契機に、単純な掃除だけでなく、生活に便利を与えられるすべてのサービスを提供したい。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

Y Combinator、フェローシッププログラムへの参加スタートアップの選考にHacker Newsの力を借りる

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Y Combinatorは、次回のFellowshipプログラムに参加する価値のあるスタートアップを探すのにクラウドソーシングが役立つかを試している。同インキュベータの最新実験では、アーリーステージスタートアッププログラムに参加するスタートアップを少なくとも2社選ぶため、Hacker Newsコミュニティの力を借りている。 スタートアップコミュニティフォーラムへの投稿で、Daniel Gackle…

Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat
Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat

Y Combinatorは、次回のFellowshipプログラムに参加する価値のあるスタートアップを探すのにクラウドソーシングが役立つかを試している。同インキュベータの最新実験では、アーリーステージスタートアッププログラムに参加するスタートアップを少なくとも2社選ぶため、Hacker Newsコミュニティの力を借りている

スタートアップコミュニティフォーラムへの投稿で、Daniel Gackle氏は興味を持った企業は4月27日までに「Apply HN」トラックを通じて申請書を提出しなければならないと説明した。彼はファウンダーに「Apply HN」から始まる件名で投稿し、事業内容を説明するようアドバイスした。そこで、Hacker Newsコミュニティから質問と意見が寄せられるという。

特定のスタートアップ候補に賛成票または反対票を入れたい場合はHacker Newsスレッド内で意思表示できるようになっているが、Gackle氏はメンバーに対してフィードバックでは「友好的(nice)」であるよう呼びかけている。「スタートアップにインタビューする際は、好奇心と探求心を忘れないようにしてください。友好的な態度をもつことが前提です。Niceという言葉は元々『未知』という意味です。その後、『正確で注意深い』という意味になりました。今では、『親切で思慮深い』という意味になっています。こういった意味を合わせ持つ態度で臨みましょう。」

Y Combinatorは賛成票の数とHacker Newsスレッドにおける議論のクオリティに基づいて「勝者」を決定する。「賛成票は最も重要な要素ですが、それだけに頼るには不十分であり、制度の悪用に繋がりかねません。ですので、私どもは賛成票とコメントの両面からコミュニティの興味を正しく見極め、疑問が出た場合は私が最終決断を下すか、コミュニティに最終判断を委ねる方法を考えます。」

Gackle氏は「Apply HN」プロセスは単なる実験であり、小さな規模から始めると強調する。承認された企業は、次のステップに向けて資金のみを必要としている若いスタートアップ向けのYC Fellowshipプログラムに参加する。Y Combinatorからは1万2000米ドルの資金が提供されるが、このシリコンバレー企業が運営する従来のスタートアッププログラムには含まれない。

Hacker NewsがY Combinatorに加わるスタートアップに関して大きな役割を果たすというGackle氏の決断は、Y Combinator代表Sam Altman氏が「完全に独立した意見の場」であることを保つために、コミュニティフォーラムの切り離しをを決めた7ヶ月後のことであった。当時、Altman氏はこう言っていた。

HNが完全に独立した意見の場であることは不可欠だとYCの誰もが認識しており、プロダクト、エンジニアリングと進行に関しては、Danの意思決定に絶対的な信頼を寄せています。Danは直接私に報告してくれますが、私自身は関わり過ぎないようにするつもりです。熱心なユーザー(携帯でもっと読みやすくなればとは思っていますが)であり、常にアイデアをふくらませることを楽しんでいますが。また、Danが望めばYC Board of Overseersに直接報告できるオプションを用意しています。

Y Combinatorは、Hacker Newsを通じて資金提供するスタートアップは2社以上という以外、具体的な数は明かしていない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

初めての資金調達の際に、ファウンダーが知っておくべきこと

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<ピックアップ> A Guide to Seed Fundraising シリコンバレーのアクセラレータ Y Combinatorのメディア「The Macro」では、スタートアップのファウンダー向けのノウハウや情報が発信されているが、最近の記事「A Guide to Seed Fundraising」もまた、シードラウンドで資金調達をするファウンダーにとっては有用な情報が満載だ。 そもそもなぜ資…

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Pictures of Money“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

<ピックアップ> A Guide to Seed Fundraising

シリコンバレーのアクセラレータ Y Combinatorのメディア「The Macro」では、スタートアップのファウンダー向けのノウハウや情報が発信されているが、最近の記事「A Guide to Seed Fundraising」もまた、シードラウンドで資金調達をするファウンダーにとっては有用な情報が満載だ。

そもそもなぜ資金を調達するべきなのか、どのタイミングで、いくら調達するべきなのか、調達方法にはどのような種類があるのか、投資家とのミーティングで何を気をつければいいのか、といったことが書かれており、資金調達について何も知らないファウンダーもこの記事を最初から最後までじっくり読めば、かなりの知識が得られる充実した内容になっている。

記事内で想定されるケースはシリコンバレーの状況が反映されているので(エンジニアの人件費など)、日本のVCから、日本市場に向けたプロダクトのために調達をする際には、そのまま当てはまらないこともある点には要注意。一方で、グローバルにローンチするべく、シリコンバレーの投資家からも調達をしたいと考えているファウンダーにとっては多いに参考になるだろうし、そうでなくても、参考になる点は数々あるはずだ。

特に記事末の「Appendix」に記載されている「資金調達の必須ルール」は、資金調達の際の心得が端的にまとまっていて、必見だ。その内容は以下のようなもの(一部)。

  • 「資金調達をできるだけ早く終わらせて、プロダクトと会社の立ち上げに戻ること」
  • 「とはいえ、資金調達をあまりに早い段階で終えないこと。調達が難しければ、挑戦を続け、生き残ること」
  • 「YESの返事を得たら、ぐずぐずしないこと。早急に書類にサインしてもらい、銀行に振り込んでもらうこと」
  • そして「自信と謙虚さのバランスをうまくとること。決して傲慢にはならないこと。」

資本政策は初期の段階で誤ってしまうと、のちのち修正することは難しい。なので、戸惑うことが多くとも、最初の資金調達の前にこうした資料を読みこんで、万全に備えると良さそうだ。記事末の参考文献リストも充実しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:

日米の資金調達環境の違いについては、こちらの「日本でユニコーン(1000億円超の未公開企業)が生まれない理由、解説します【ウェビナー】」も参考になるかと思います。

via. The Macro

ごまかし仕事に惑わされるなーースタートアップがYCプログラム参加後に陥るスランプとその乗り越え方

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<Pick Up> The Post YC-Slump 19歳で共同創業した「Loopt」がY Combinatorに支援され、2012年にGreen Dotに売却。現在は、Y Combinatorのプレジデントを務めるSam Altman氏のブログ記事をピックアップしてみました。 YCのプログラム終了後、その中の25%ほどが数十億ドル規模の企業になる見込みがあるいうのが、パートナー間…

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image via. Flickr

<Pick Up> The Post YC-Slump

19歳で共同創業した「Loopt」がY Combinatorに支援され、2012年にGreen Dotに売却。現在は、Y Combinatorのプレジデントを務めるSam Altman氏のブログ記事をピックアップしてみました。

YCのプログラム終了後、その中の25%ほどが数十億ドル規模の企業になる見込みがあるいうのが、パートナー間の認識。実際にそのレベルにたどり着くのは、ほんの一握り。多くのスタートアップは、YCのプログラム参加中に素晴らしい成長曲線を見せてくれる。

ところが、プログラムが終わって数ヶ月もすると、伸びがピタッと止まり、直線状態に陥る。それは、これらの企業がYCでやっていたことを止めてしまうから。素晴らしいプロダクトを開発し、成長することに取り組むことのではなく、それ以外のことに時間を割く。また、同期のスタートアップに囲まれるプレッシャーから逃れると、ハードワークや効率も鈍る。

「長期的な戦略に立って動いている」、「技術的負債をクリーンアップしている」など、彼らの言い訳は尽きない。実際に何が起きているかというと、彼らは、fake work(ごまかし仕事)に惑わされている。最も多いのが、資金調達と個人のメディア露出。将来を約束されていたファウンダーがこの両方、またはどちらかに熱を上げる姿を繰り返し目にしてきたが、それはほぼ毎度悪い結果に終わる。

スタートアップにとって、モメンタム(勢い)が全て。スタートアップが死守すべきは、このモメンタムを持ち続けること。そして、本当の仕事にだけ注力すること。ユーザーが愛してやまないプロダクトを開発し、目標成長率を達成し続ける。責任を問うてくる役員や仲間で周囲を固め、一番大切なこと以外に注ぐ時間を必死にとどめる。ごまかし仕事にとらわれないためには、とあるタスクが成長にどれだけ直接的に関わるかを常に問うことだ。

最良のスタートアップは、YCを卒業した後も、何一つ変わらず同じことを続けていく。実に簡単で当たり前のことにように思えるこのことを、実際にやるファウンダーは意外にも少ない。ファウンダーにとっての朗報は、これが努力すれば実現可能だということ。もし、これを全てのファウンダーが実行できれば、スタートアップの成功率は倍増するだろう。

via. Sam Altman

「Y Combinator もスタートアップみたいなもの」ジェシカ・リビンストン氏が語るYC創業秘話

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Y Combinator(YC)のことを知らないファウンダーはもはやいないだろう。2005年にポール・グレアム氏、ジェシカ・リビンストン氏、トリヴァー・ブラックウェル氏、ロバート・モリス氏によって設立されたアクセラレータプログラム・シードファンドには、成功を目指す多くの起業家の申し込みが殺到する。 過去10年、940社のスタートアップに出資して、Airbnb、Dropbox、Redditといった成…

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Robert Scoble“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

Y Combinator(YC)のことを知らないファウンダーはもはやいないだろう。2005年にポール・グレアム氏、ジェシカ・リビンストン氏、トリヴァー・ブラックウェル氏、ロバート・モリス氏によって設立されたアクセラレータプログラム・シードファンドには、成功を目指す多くの起業家の申し込みが殺到する。

過去10年、940社のスタートアップに出資して、Airbnb、Dropbox、Redditといった成功企業を輩出してきたプログラムであるものの、2004年にリビンストン氏とグレアム氏がそのアイデアを思いついた際には「まさか、これほどまで大きくなるとは思っていなかった」とリビンストン氏は振り返っている。

YCの創業パートナーの一人であり、ポール・グレアム氏の妻、『Founders at Work 33のスタートアップストーリー』の著者であるジェシカ・リビンストン氏は、ネットラジオ番組Startup School Radio でYC創業時のことを話している

その始まり方がスタートアップの立ち上がり方と類似しているという点で「YCもスタートアップみたいなもの」と彼女は言う。そもそもの始まりは、2004年に彼女とポール・グレアム氏がデート中に投資業界の現状について話していたときのことだったという。当時、彼女は投資銀行に勤めていたが、ベンチャーキャピタルファームに入ることを考えており、グレアム氏もまた、エンジェル投資に興味があった。グレアム氏は自身のスタートアップをYahooに売却しており、彼自身が周囲に助けてもらってきたように、他のファウンダーを支援したいと考えていた。

「一気にたくさんのスタートアップに投資して、速く学ぼう」

2004年当時、スタートアップを立ち上げたいと思ったら「お金を貸してくれそうな金持ちの親戚や友人を探すこと」、でなければ「ベンチャーキャピタルから、何百万ドルものお金を出資してもらうこと」だった。

二人が抱いた疑問は「なぜ、VCはより少額の小切手を書かないのか? ソフトウェア企業を立ち上げるのは安価で済む。必要なのはコンピュータとサーバー代ぐらいなのに」というものだ。そのとき、生活と費用の支払い、プロダクトの開発を可能にする程度の少額の資金を得られる場所が欠けていることに気づいたのだという。こうして、プロダクト開発にフォーカスし、またファウンダーを支援するアクセラレータ・プログラム Y Combinatorのアイデアが生まれた。

とはいえ、エンジェル投資について何も知らなかった二人だが「じゃあ、一気にたくさんのスタートアップに投資して、速く学ぼう」と考え、構想を練ってから半年後には実際にプログラムを開始。すばやく行動を起こすことを重視する起業家精神がまさに発揮されたのだった。

リビンストン氏はこのインタビューの中で『Founders at Work 33のスタートアップストーリー』についても語っている。スタートアップの世界を知れば知るほど、「この世界はすごく面白いのに、それに関する情報がほとんどない」と感じ、それが執筆の意欲を高める動機になったそうだ。

関連記事:Y Combinatorスタートアップの成果:合計の調達額は70億米ドル、時価総額650億米ドル、ユニコーンは8社

Y Combinatorがメディア「The Macro」をローンチーースタートアップのインタビュー、ノウハウを発信

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<ピックアップ>Will Y Combinator’s newly launched The Macro fall victim to its founders’ bad ideas? シリコンバレーに拠点を置くスタートアップアクセラレータ Y Combinator(YC)が、独自のメディア「The Macro」をローンチした。The Macroの編集には、このポジションのために今年6月にTech…

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<ピックアップ>Will Y Combinator’s newly launched The Macro fall victim to its founders’ bad ideas?

シリコンバレーに拠点を置くスタートアップアクセラレータ Y Combinator(YC)が、独自のメディア「The Macro」をローンチした。The Macroの編集には、このポジションのために今年6月にTechCrunchを去ったコリーン・テイラー氏が携わっている。

テイラー氏は20日付のYCのブログでThe Macroのローンチを発表し、将来的に「Y Combinator及びそれ以外のスタートアップコミュニティ発のエッセイ、インタビュー、リサーチ、オピニオン記事を掲載する予定」と述べている。

「ストーリーテリングは、これまでYCのDNDの中核を成してきました」とテイラー氏は続け、ファウンダーのポール・グラハム氏によるエッセイや、ジェシカ・リビングストン氏の著書『Founders at Work』を挙げ、ストーリーを伝えることで見識を世界に共有してきたと述べる。

The Macroは既に数件のエントリーを公開しており、学問の世界を離れてスタートアップの世界に入った科学者の実例を紹介する記事や、ピッチ用のプレゼンをいかにうまく作るかといった、スタートアップがすぐに実践に使えそうなノウハウなどを掲載している。

via. The Next Web