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Y Combinator卒のアドテクツール「Tenjin」ーー最高のROIを出している広告キャンペーンを特定できる

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マーケター向けのツールは多数存在するが、ネックとなる問題はとにかく多くのアプリケーションが存在するという点だ。すべてを効率的に処理できて、しかもブランドに対して戦略の成功を約束するデータを提供する方法はあるのだろうか。本日ローンチした Tenjin はこうした問題を解決し、マーケターがより良いROIに到達できるように手助けすることを目的にしている(編集部注:原文掲載8月24日)。 2014年夏のY…

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マーケター向けのツールは多数存在するが、ネックとなる問題はとにかく多くのアプリケーションが存在するという点だ。すべてを効率的に処理できて、しかもブランドに対して戦略の成功を約束するデータを提供する方法はあるのだろうか。本日ローンチした Tenjin はこうした問題を解決し、マーケターがより良いROIに到達できるように手助けすることを目的にしている(編集部注:原文掲載8月24日)。

2014年夏のY Combinatorのバッチに参加した Tenjinは、パフォーマンスマーケターが取り扱ってきたアナリティクスプラットフォームやアトリビューションパートナー、サーバーなどといった複数のサービスを扱う際に行ってきた工程を自動化するものだ。

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一般的にこうしたサービスから得たデータは、マーケターによってエクセルのスプレッドシートにまとめられて、ROI が見極められてきた。その工程は確かに複雑だが、Tenjinいわく同社のサービスはデータ入力と解析を自動化するだけでなく、キャンペーンの損益分析点も示すことができるようになるという。

これは、すべてのサービスを管理するための仲介プラットフォームではない。Tenjinはコンソリデーターだ。アドテクサービス全般にわたって、データに基づいたROIや90日間という期限内の対価解析、ユーザーのアプリ使用時間といった良い機能(かつよく使われる機能)を引き出して、それを一つのプラットフォームに統合する。さらに、実際のデータ(予測データではない)を使用してある一つのサービスからどれくらいの収益をうみだしているのかを示すこともできると同社は述べる。それによって、ユーザーは自分のお金がどのように使われているかを明確に把握することができる。

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Tenjinのコーファウンダー、Amir ManjiとChristopher Farmは、Tapjoyという企業でアプリの収益化とモバイル広告事業に取り組んでいたときに、こうしたマーケティングソリューションを思いついた。FarmがVentureBeatに語った内容によれば、Tapjoyのメンバーはパフォーマンスマーケティング解析を効率化するためのカスタマイズされたダッシュボードを開発したものの、実際にはそれを使っていなかったという。彼らは単にデータを引き出して、CSVファイルに乗せて、解析のために自分のシステムにインポートしていた。

この状況を見て、Farm と Manjiは一つのシンプルな目的を掲げてTenjinをスタートする。マーケターがより簡単に、複数の異なるアドテクサービスのROIを計算できるようにするという目的だ。

Tenjinは料金モデルをまだ正式に決めていないというが、これまでは各契約ベースで運用しているという。とはいえ、現在市場に出ている解析プロバイダーと同様に月ごとの料金を設定することも検討している。

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Tenjinのサービスは簡略化されたモデルを提供しているようなので、すべてのマーケターに適するわけではないかもしれない。もしマーケターの目的がROIの判断以上のものであれば、Tenjinは求めているものと違うかもしれない。また、同社はChartboost、Tapjoy、Supersonic、Google AdWords、YouTube、Flurry といった40のアドネットワークをサポートしているものの、Tenjinがサポートしていないサービスを別途使う必要があるかもしれない。最後に、さまざまなアドテクプラットフォームの一部の機能のみを使っているため、自分のニーズを満たすほど強力なツールではないと感じるマーケターもいるかもしれない。

だが、特定のキャンペーンにおいて本気で収益を上げたいと思っているマーケターにとっては、Tenjinが提供する機能は魅力的に見えるかもしれない。また、あなたが開発者であれば、収益がそれぞれどこから発生しているのかを追跡することは重要になるが、Tenjinはまさにその点に特化した機能を提供している。

TenjinはY CombinatorとLIfhtbankから支援を受けており、そのほか複数のエンジェル投資家も出資している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Y Combinator卒の非営利団体「DemocracyOS」:インターネット時代の民主主義を目指して

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<ピックアップ>How Y Combinator non-profit alum DemocracyOS hopes to upgrade democracy Y Combinatorといえば、先日の記事でもお伝えしたとおり後にユニコーンとなった8社を含め、多くのスタートアップに投資・支援してきたことで知られるが、そんなY Combinatorが支援した異色の存在の一つが「DemocracyOS」…

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<ピックアップ>How Y Combinator non-profit alum DemocracyOS hopes to upgrade democracy

Y Combinatorといえば、先日の記事でもお伝えしたとおり後にユニコーンとなった8社を含め、多くのスタートアップに投資・支援してきたことで知られるが、そんなY Combinatorが支援した異色の存在の一つが「DemocracyOS」、アルゼンチン人ファウンダーが立ち上げた民主主義を支援するオープンソースシステムを開発する非営利組織だ。

先日のThe Next Webによる記事によれば「アルゼンチン政府のシステムは、私たち市民が社会で何かをやろうとするときに機能しないことが多く、どうにかしたくてスタートしました」と、政治科学を専攻していたファウンダーのPia Mancini は語っている。彼女はこのプロジェクトに込めた思いをTEDトークでも語っている。

「組織がメッセージを発する際に必要なコストは大幅に下がっているにも関わらず、今の政治システムによる市民とのやりとりの方法はいまだにお粗末なものです」というManciniは、アルゼンチンの若い仲間とともにDemocracyOSを2012年に立ち上げ、オンライン上で行動を起こし、参加者同士が議論を深め(透明性の高い状態で)、投票ができるという民主的な意思決定システムを作り上げた。そのシステムはオープンソースになっており、どの組織でも活用できるようになっており、活用する団体にはブエノスアイレス議会も含まれる。

また、そのシステムにはBitcoinの取引で使われるブロックチェーンの技術を取り入れているため、参加者の投票行動などをトラッキングでき、透明性と信用性の高さも担保している。

Y Combinatorの創立者ポール・グレアムは、2年前に非営利団体にも出資することを発表している。「狭義の意味での投資というよりも、これは慈善的な寄付である。金銭的な関心はない」といい、あくまで「実験的な試み」と当時は語っている。一方で、DemocracyOSはY Combinatorに参加したことによって「他のスタートアップ同様にプロダクトづくりに集中することができた」と振り返り、またRedditのコーファウンダーAlexis Ohanian氏がアドバイザーに加わるなど強いプロダクトを築く上での強力なサポートを得ることができたようだ。

営利・非営利の領域を超えた試みが、スタートアップコミュニティで今後増えていくのかもしれないと思わされる事例である。

via. The Next Web

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Y Combinatorスタートアップの成果:合計の調達額は70億米ドル、時価総額650億米ドル、ユニコーンは8社

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シリコンバレーを拠点とするスタートアップアクセラレータ・シードファンドのY Combinator(YC)が、再三聞かれるというこの質問に答えてくれた。関門を突破した全スタートアップの資金調達や評価はどうなっているのか、という質問だ。 2005年、Paul Graham氏、Trevor Blackwell氏、Jessica Livingston氏、Robert Morris氏によりローンチされたYC…

Above: The Y Combinator partners at the program's summer 2015 demo day Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat
上: 2015年夏のデモデイでのY Combinatorのパートナー
Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat

シリコンバレーを拠点とするスタートアップアクセラレータ・シードファンドのY Combinator(YC)が、再三聞かれるというこの質問に答えてくれた。関門を突破した全スタートアップの資金調達や評価はどうなっているのか、という質問だ。

2005年、Paul Graham氏、Trevor Blackwell氏、Jessica Livingston氏、Robert Morris氏によりローンチされたYCは、当初カリフォルニアとマサチューセッツの2ヶ所でプログラムを運営していた。後者は2009年に終了した。

過去10年間にわたり、YCはAirbnb、Dropbox、Reddit、Instacart、Coinbaseら940社のスタートアップに出資し、その始動を支援してきた。多くのスタートアップはメンタリングを受ける目的でYCに参加するのだが、このアクセラレータは自社株7%に対し12万米ドルの投資もしている。

2014年にY Combinator社長をPaul Graham氏から交代したSam Altman氏は、スタートアップの成長にいかに同プログラムが貢献してきたのかを検証する上で役立ついくつかの数字を公開している。けれども、彼の言うように「成功を計る指標としては、これは非常に不完全」というのは、おそらく本当だろう。

それでも、非常に興味深い内容だ。

公式データには載せられていないが、出資した940社のほぼ3分の1がすでに廃業していることが、Altman氏のTwitterで明かされている。


(訳:あぁ、重大な統計結果がもう1つ。当社が出資した約300社が休業している。)

数値を掘り下げてみてみると、YC出身企業は現在までに70億米ドルを調達しており、時価総額は650億米ドルに上る。このうち40社は1億米ドル以上の評価、8社は10億米ドル以上の評価を得て羨望の的である「ユニコーン」企業の地位にのし上がった。

940もの集団から生まれたいわゆる「ユニコーン」8社は、なかなかのものだ。これらの企業について知りたい方のため、大まかに紹介しよう。

  • Airbnb:ピアツーピア宿泊レンタルサービス。6月に15億米ドルを調達した後、時価総額250億米ドル
  • Dropbox:クラウドストレージサービス。昨年の資金調達ラウンドで2億5000万米ドルの投資を受け、時価総額100億米ドル
  • Docker:エンタープライズを主としたオープンソース「コンテナ」のスタートアップ。4月に9500万米ドルを調達評価額は10億米ドル。
  • Machine Zone:ゲーム開発会社。昨年の資金調達を受けて評価額は30億米ドルと報じられている。
  • Stripe:オンライン決済サービス。最近の資金調達を受けて評価額は50億米ドルと言われている。
  • Instacart:クラウドソーシングによる食料品配達スタートアップ。1月に高額調達し、評価額20億米ドル
  • Zenefits:ヒューマンリソース(HR)ソフトウェアスタートアップ。5月に5億米ドルというとてつもない金額を調達し、企業評価額45億米ドルを引き出した
  • Twitch:eスポーツ配信会社。昨年インターネットの最大手に買収され、現在はAmazon子会社となっている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Y Combinatorが支援する「Bitcodin」:動画をNetflix並みの品質にするサービス

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ユーザーが動画をアップロードし友人と共有できるサービスを提供するオンライン動画プラットフォームやデベロッパー、エージェンシーにとって、悩ましい問題の一つはどのように高い再生品質や高速なエンコードを確実にするかという点であろう。こうした問題に直面した際、Bitcodinは救世主になるという。 Y Combinatorが支援するBitcodinは、動画の高速なプレーバックを可能にし、ストリーミング品質…

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “paul_irish“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

ユーザーが動画をアップロードし友人と共有できるサービスを提供するオンライン動画プラットフォームやデベロッパー、エージェンシーにとって、悩ましい問題の一つはどのように高い再生品質や高速なエンコードを確実にするかという点であろう。こうした問題に直面した際、Bitcodinは救世主になるという。

Y Combinatorが支援するBitcodinは、動画の高速なプレーバックを可能にし、ストリーミング品質の最適化、バッファリングのサポートを行うという。類似サービスの100倍の速さでエンコードしつつ、Netflixレベルの品質のストリーミングを維持できるとしている。

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このプラットフォームに興味がある開発者は、Bitcodinのウェブサイトに行けば登録ができる。必要なのは、映像ファイルをアップロードし「1080pのMPEG-DASH」の出力形式を選択するだけだ。それ以降は、同サービスがあらゆる作業を実行し、どのデバイスでも再生可能な新たな映像ファイルを送り出してくれる。

おそらく最も優れた点は、映像を再生する時にそれ以外の技術やソフトウェアを全く必要としないという点だ。これからはFlashやSilverlightをインストールする必要がなくなる。NetflixやYouTubeがサポートしているストリーミング配信規格になっている。興味深いことに、MPEGとMPEG-DASH のオンライン映像配信規格の両方とも、Bitcodinの設立者であるStefan Lederer氏、Christopher Mueller氏、Christian Timmerer氏らの尽力によって築かれたのだ。

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Bitcodin の始まりは、Lederer氏、Mueller氏、Timmerer氏の標準化業務が発端だ。自分たちの行っている業務が高品質の映像再生の助けとなることに気が付いた時のことだった。Lederer氏はVentureBeatに対し、Bitcodinはクラウドにインフラを保管しているので、高速・高画質な映像を提供することが可能であり、まさにそれがBitcodinの急成長を後押ししていると語った。

ユーザはBitcodinの提供するマンスリープランの一つを選んで利用することができる。1ヶ月29米ドルから149米ドルまでに及ぶ有料プランだけでなく、最大2.5ギガビットのデータおよび10エンコーディングをサポートする無料オプションもある。すべての有料プランで無制限のエンコーディングが可能だが、処理可能なギガビット量については異なっている。

これまでBitcodinは、Y Combinatorとオーストリアの2名の投資家より、100万米ドルあまりの資金提供を受けている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Y Combinatorが支援する「Prayas Analytics」:小売店の売り上げ拡大に役立つソリューションを提供

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常にテスト調査を実施すること。 ハードウェアやソフトウェアを開発するデジタル企業であろうと、従来型の実店舗であろうと、テスト調査が経営において重要であることは間違いない。前者にはたくさんのツールがあるが、実店舗にとってテスト調査の実施はコストが高くなり得る。Prayas Analyticsはその課題を解決できるかもしれない。 Prayas Analyticsによると、店舗内にある既存のインフラを活…

via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Chor Ip“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

常にテスト調査を実施すること。

ハードウェアやソフトウェアを開発するデジタル企業であろうと、従来型の実店舗であろうと、テスト調査が経営において重要であることは間違いない。前者にはたくさんのツールがあるが、実店舗にとってテスト調査の実施はコストが高くなり得る。Prayas Analyticsはその課題を解決できるかもしれない。

Prayas Analyticsによると、店舗内にある既存のインフラを活用することで、小売店は販売を増加させる方法について意思決定を行うのに必要な情報を収集できるという。インストールは不要で、あらゆる関連ソフトウェアは小売店の既存システムにインストール・統合が可能である。必要なのはただ、店舗の防犯カメラにソフトウェアを取り入れることだけだ。

店内で起きていることを把握することと、顧客がなぜ購入せずに立ち去ってしまうのかについて学び、労働力を効率的に活用し、販売増加を目指して商品配置や全体的な店舗の雰囲気を改善するための実データやインサイトを手にするのとは別の話である。

防犯カメラからの情報収集は店舗運営をより効果的にするのに役立つ一方、店舗内の顧客を追跡するのは物議を醸す可能性がある。会社設立者のPranshu Maheshwari氏はこの点について心配する必要はないと言う。彼のサービスはいかなる顔認証も使用せず、また個人を特定できる情報を記録することはない。店舗に共有される情報は、顧客の店舗滞在時間を長くするための方法や顧客がレジ待ちのときに何をしているかを理解するのに役立つ、Prayas Analyticsが使用する集計データである。

Prayas Analyticsが解決しようとしている問題は新しいものではなく、そのテクニックは革命的と呼べるほどのものでもない。しかし小売店にとって魅力的なのは、必要なデータを入手するのに高価なインフラが要らないという点だ。Maheshwari氏によると、導入期間は数週間、数ヶ月という単位ではなく数日程度だという。小売店にとってのオプションにはビーコンセンサー、アンケート調査、ミステリーショッパーなどがあるが、Prayas Analyticsの手法はあまり顧客の懐に入り込むものではないようだ。

このサービスの利用料金は店によって異なるほか、店の規模や必要とされているデータ等の要素が考慮される。現在、Prayas Analyticsでは試験プログラムを実施中で、顧客には様々な業種(オフィス用品、デパート、アパレル、ファーストフードなど)のFortune 500企業が複数含まれている。中小の小売店もこのプラットフォームの試験運用を行っている。

同社はY CombinatorとDorm Room Fundによる支援を受けている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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「Daily Lifeなんて存在しない」——著名アクセラレータを経た起業家が集まった「Inside of Accelerators」

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米国時間6月10日、サンフランシスコにあるコワーキングスペース「Zen Square」で、Zen Square TVとTechWatch主催によるトークイベント「Inside of Accelerators」が開催された。 このイベントでは、シリコンバレーまたはニューヨークに拠点を持つ著名アクセレータ — YCombinator、500Startups、AngelPad、Highway…

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米国時間6月10日、サンフランシスコにあるコワーキングスペース「Zen Square」で、Zen Square TVTechWatch主催によるトークイベント「Inside of Accelerators」が開催された。

このイベントでは、シリコンバレーまたはニューヨークに拠点を持つ著名アクセレータ — YCombinator500StartupsAngelPadHighway1 — を卒業した起業家達を呼び、各プログラムでどのような経験ができ、大きな違いは何なのかがディスカッションされた。

パネリスト及びモデレーターは以下7人。

  • (YCombinator出身) Thomson Nguyen — Framed Data 創業者兼CEO
  • (500Startups出身) Amjad Afanah — DCHQ 創業者
  • (AngelPad出身) Justin Zhu — Iterable 共同創業者兼CEO
  • (Highway1) Jack AL-kahwati — Skylock CEO
  • (Highway1) Mark Belinsky — Birdi 創業者
  • (モデレーター) 河原梓 — Nifty
  • (モデレータ) 福家 隆 — Scrum Ventures & THE BRIDGE

まずはアクセレータについての簡単な紹介から始まった。アクセレータとは言わば虎の穴。おおよそ3ヶ月の期間、起業や投資経験のある人達がメンターに入り、新入りスタートアップを鍛え上げる。合格率は5%前後しかないが、入れば恩恵は大きい。

パネリスト達が卒業してきたYコンビネータやAngelPad、500Startupsは、北米のアクセレータランキングでトップクラスに格付けされている。その点、Highway1は異色で、ハードウェアスタートアップを専門に取り扱っている新生アクセレータだ。

コンセプトをいかに叩き込むか

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左から、Thomson氏、Amjad氏、Justin氏、Jack氏、Mark氏

各々のアクセレータには特徴があり、それぞれコンセプトを持っている。例えば、Yコンビネータのコンセプトは「Make Something People Want (人が欲しがるものを作れ)」で、500Startupsは「Solving a Problem (世にある問題を解決しろ)」という具合だ。

この点、各アクセレータはどのようにしてコンセプトを各スタートアップに教え込んでいるのかが議論された。

Yコンビネータの場合、ユーザーが実際に欲しているという事実を、結果を出すことで作り出し、Make People Somthing Wantというコンセプトを実現させます。つまり、短期間の間に一気にトラクションを伸ばすことで、人々が欲しているものであるということを数字の上で証明させるのです。(Thomson氏)

最初から人々が欲しがるプログラム/サービスであるかなんてわからない。しかし、それを測る一つの尺度がユーザー数や収益成長率などの「結果」であり、Yコンビネータは結果重視のやり方を採用しているのだと感じた。

対して、Yコンビネータの対抗馬としてよく比較される500Startups出身のAmjad氏は次のように語った。

巷では、500Startupsは「ハスラー(活動家)」でYコンビネータは「ハッカー」が集まるプログラムとよく言われますが、実際のプロセスはYCと同じです。問題解決を軸に沿えていても、最終的に結果が重要視されるのはどこも同じです。当然スケールのことを考えさせられますし、グロースマーケティングなど成長に関する考えを徹底的に叩き込まれます。(Amjad氏)

どうやら500Startupsは、特定の人が解決を必要とする問題への解決策を提示するのではなく、より多くのユーザーにとって不可欠な解決策となるプロダクト/サービスになるかを重点に考えているようだ。

一方、ハードウェア専門のHighway1は他のアクセレータとは異なる。同プログラムでは、スタートアップを中国の深圳へ2週間連れて行き、製造から発送までの全プロセスを習得させることでハードウェアスタートアップにとって必須のスキルや考えを叩き込むとのこと。ハードウェアらしく、より実践的な内容のプログラムとなっている。

「Daily Life」なんて存在しない

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気になるのがプログラム期間中の生活だ。3ヶ月という限られた時間の間に圧倒的に高い目標値やプレッシャーが課せられるのがトップアクセレータであるが、彼らはどのような生活を送ってきたのであろうか。

Thomson氏によれば、Yコンビネータでは、毎週火曜のディナーは全員揃って行われる。外部からゲストを招いてトークセッションが行われたりもするが、何より同期とのコミュニケーションが価値があったとのことだ。毎週、同期たちと進捗確認できて刺激になるし、それと同時にフィードバックをもらえるから非常に役立ったとのこと。

Mark氏の意見は面白いものだった。

そもそも、この質問 (What was your daily life in your accelerator?)で理解しがたい言葉が2つあります。それは「Daily」と 「Life」です。アクセレータには「Life」というものは存在しません(笑)。 常に人並み以上の環境に置かれますから。それと「Daily」という言葉もナンセンスです。毎時、毎分状況は変わってきますから。そんな多忙な日々の中でも、何が重要かを探る必要があります。(Mark氏)

ハードウェアスタートアップは実作業がメインの仕事になる。常にどの工程にフォーカスするかを考えることが求められる。

またモデレータから、「期間中、何時間の睡眠を日々取っていたのか」という質問が投げられたが、意外にもほとんどの起業家が6 – 7時間は十分に睡眠を取っていた。しかし、やはり週末を含めて働くのが常だったとのことであった。

アクセレータのために生きるな

セッション最後には、パネリストが歩んできたアクセレータという選択肢を他のスタートアップにも勧めることができるかどうかという質問が飛んだ。

アクセレータを勧められるかと聞かれれば勧めます。大きな理由としては、アクセレータが持つコミュニティーです。ハードウェアスタートアップの場合、同業者に会えば、どんなチップや製造プロセスを採用し、どんなバグに直面したかなど色んな情報を聞くのが常です。アクセレータに入る前は素人同然で、全くもって手探りだった私たちが、こういう感じでノウハウを共有できる場所があるというのはとても貴重です。(Mark氏)

コミュニティーの重要性は全員が感じた利点だった。リファラル(紹介)の文化が根付くシリコンバレーだからこそ、質の高いコミュニティーへ即座にアクセスできる場の価値は非常に高いように思う。しかし当然ながら、アクセレータ卒業生の一定数以上が大きく成長しなければ、コミュニティーの価値や評判は廃れてしまう。この点、アクセレータ側が抱えるコミュニティー発達の苦悩も垣間見れた。

最終的には、全員がアクセレータを勧めるという意見が一致した。Thomson氏はまた、「目的を履き違えないように」と注意を促した。

火曜のディナー時に、Evernote CEOであるPhil Libin氏から次のようなアドバイスをもらいました。僕たちの目的は、Yコンビネータのような著名アクセレータに入ることではなく、成功するビジネスを生み出すことだと。「スタートアップ」というカテゴリーを越えて、大企業にまで成長する事業を築くことが最たる目的であることをしっかり意識すべきでしょう。(Thomson氏)

今回のイベントは、アクセレータに入ることを望むスタートアップ側の思いと、プログラムを管理するアクセレータ側が抱える難しさの両方を知ることができるものだった。今後は日本発のアクセレータもますます増えることが予想されるが、このような課題をどう乗り越えるかにも注目したい。

※情報開示:筆者はこのイベントの企画及びモデレータをしています

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YCサム・アルトマン氏が贈る、30歳までに考えておきたい重要なアドバイス36選

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<ピックアップ> 36 important life and work lessons a top tech executive learned before turning 30 私が高校生だった時、恩師の一人がホームルームか何かの時間に「20代ば自分に投資して勉強、仕事は30代から」というアドバイスをくれたことがありました。30代後半になって小さいながらもこうやってメディアを運営し…

Dog Resting On Wooden Bricks by advencap, on Flickr
Dog Resting On Wooden Bricks by advencap, on Flickr

<ピックアップ> 36 important life and work lessons a top tech executive learned before turning 30

私が高校生だった時、恩師の一人がホームルームか何かの時間に「20代ば自分に投資して勉強、仕事は30代から」というアドバイスをくれたことがありました。30代後半になって小さいながらもこうやってメディアを運営し、改めてこの言葉が私にとってよい助言だったなと振り返ることがしばしばあります。

20代というのは良くも悪くも面白い経験が積みやすい時期です。どれだけ弾け飛んでる人物でも、年齢を重ねるとそれなりに「社会」というしがらみがついて回るようになります。

では20代という大切な時期をどう過ごすべきなのでしょうか?

スタートアップの聖地、Y-Combinatorの2代目、サム・アルトマン氏がBIに寄稿している36のアドバイスがもしかしたらヒントになるかもしれません。

30歳の誕生日を迎えた彼が友人に求められてまとめたもので、全体的には友人と時間を大切に、やらない後悔よりもやる後悔、といったオーソドックスなものが多いですが、なんというかYCの重責を担ってる彼の言葉だからこそ心に響くものも多かったです。

ということで彼のポエムの中から数本を引用してご紹介したいと思います。

1) Never put your family, friends, or significant other low on your priority list. Prefer a handful of truly close friends to a hundred acquaintances. Don’t lose touch with old friends. Occasionally stay up until the sun rises talking to people. Have parties.
家族や友人、本当に大切な人を優先リストの下の方にいれちゃダメ。100人の知人よりも本当に大切な一握りの友人を選ぼう。古い友人との交流をなくしちゃダメだ。たまには夜明けまで語り合ってパーティーしよう。

自分ごとですが、本当に年齢を重ねるごとに家族や友人の大切さというのは身にしみてきます。不思議なものですが、人を大切にする人は自然と同時に大切にされるんですよね。

5) On money: Whether or not money can buy happiness, it can buy freedom, and that’s a big deal. Also, lack of money is very stressful. In almost all ways, having enough money so that you don’t stress about paying rent does more to change your wellbeing than having enough money to buy your own jet. Making money is often more fun than spending it, though I personally have never regretted money I’ve spent on friends, new experiences, saving time, travel, and causes I believe in.
お金について:お金で幸せが買えようが買えまいが、自由を買えようが買えまいがどっちにしろこいつは大きなことだ。それにお金がないのはとてもストレスになる。ほとんどの場合、家賃を支払うストレスがなくなることの方が、自家用ジェットを買えるようなお金持ちになることよりもずっと幸せになったと感じられる。

お金を稼ぐことは使うことよりも楽しい。それでも私はこれまで友人や新しい体験、時間の節約、旅行、そして私が信じたものに使ったお金のことで後悔したことはない。

20代でもっとも悩みが多いのはお金に関することかもしれません。サムの助言の通り、生活に困窮してしまうと、ストレスがたまり、思考が停止したり余裕がなくなったりします。

ところで冒頭に出てきた私の恩師は「20代のお金は常に自分への投資と考えろ」とアドバイスをくれました。

何気なく食べる食べ物、衣服、旅行、それらをただ消費するのではなく、投資と考えて「どのように自分にリターンがあるのか」を意識すると、自然と無駄な消費がなくなると。ケチに貯めるのではなく、有効に投資するという視点の変化は今でも役立ってます。

結果的に私はそう多くない報酬を有効に使うことができ、多少なり貯まった資金から今の事業の元を作ることができたので、まあそれはそれでよかったのだと思います。

6) Talk to people more. Read more long content and less tweets. Watch less TV. Spend less time on the Internet.
人と話せ。中身のあるコンテンツを読んで、ツイートは控える。テレビも控える。インターネットでダラダラ時間を過ごさないこと。

会社に来てブラウザを100回ぐらい開いたり閉じたりしながらfacebook見てるだけっていう方はしばらくネットとスマホを金庫にしまってネットデトックスすることをおすすめします。

8) Don’t let yourself get pushed around. As Paul Graham once said to me, “People can become formidable, but it’s hard to predict who”. (There is a big difference between confident and arrogant. Aim for the former, obviously.)
こき使われるな。ポール・グレアムが私に言ったことがあった。「人間はすごいやつになることができるんだ。けど、誰がそうなるのか占うのは難しい」(ここには大きな違いがあって、大胆と傲慢は違う。もちろん前者を狙うべし)

10代や20代というのはやはり経験者について教えてもらう場面が多いと思います。その際、やはりどうしても使う側の人間であまり質のよくないタイプと出会うこともあります。この大胆と傲慢の違いというのは本当に難しくって、共通しているのがよく言う「ビックマウス」タイプなのですね。

もし運悪く傲慢ビッグマウスと出会ってしまったら、よく観察した上で、同じ臭いのする人と出会ったときのリトマス試験紙として記憶しておきましょう。

9) Have clear goals for yourself every day, every year, and every decade.
毎日の、毎年の、10年毎の自分のゴールを明確にしておくべし

あれ…私のゴールどこだったかな…。

18) Exercise. Eat well. Sleep. Get out into nature with some regularity.
体を動かす。よく食べ、よく眠る。定期的に自然に向かおう。

私のペンネームのキゴヤマというのは石川県にてフリーランスしてた時、たまに登ってた小さな山の名前なんですが、本当によく週末に車でその場所にいって気分転換をしていました。先のアドバイスにもあった通り、インターネットで無駄な時間を過ごすなら山に出かけて体動かした方が100万倍役に立つと思います。

20) Youth is a really great thing. Don’t waste it. In fact, in your 20s, I think it’s ok to take a “Give me financial discipline, but not just yet” attitude. All the money in the world will never get back time that passed you by.
若いことは本当にすばらしいことだ。浪費してはいけない。実際、20代で「ファイナンスの講義をしてほしい。いや、いまじゃないんだけどね」なんて態度を取っちゃうこともまあ許されると思う。世界中の全ての金を積んでも過ぎ去った時間を取り戻すことはできないのだから。

体が動く20代から30代というのは本当に大切だなと改めて感じてます。特に20代でどういう経験をしたのか、技術を習得したのか、どういう人と会ったのか、そういったものがどんどん実践の場で試されていきます。

もし人生で失敗というものがあるとするならば、この時間の浪費が失敗なのでしょうね。

27) Forgive people.
人を許せ。

許します。

そして最後にこの一本を。

32) Be a doer, not a talker.
実行者たれ。評論家になるな。

10代や20代なのに油臭いオッサンみたいな講釈ばかり垂れる人と出会うことほど残念なことはないですね。行動あるのみです。

その他のポエムは原文でどうぞ。

via Business Insider

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114社が参加した過去最大のYコンビネータのバッチ、参加チームの傾向は?

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世界で最も影響力を持つインキュベータであるYコンビネータ(YC)は、年に2度、最新の企業が参加するバッチによるデモデイを開催している。 今年は、過去最大規模のバッチとなる114社が参加し、各社がエンジェル投資家、VC、法人ビジネス開発者、そして起業家たちとのビジネス機会を得るためにそれぞれ数分間ピッチを行った。 それはまるで世界有数のエリート大学の卒業式のようだ。今年、YCパートナーで卒業生でもあ…

Above: GiveMeTap founder Edwin Broni-Mensah pitches the crowd at YC Demo Day, March 2015. Image Credit: Dylan Tweney/VentureBeat
上:2015年3月のYCデモデイにてピッチをするGiveMeTapの設立者Edwin Broni-Mensah
Image Credit: Dylan Tweney/VentureBeat

世界で最も影響力を持つインキュベータであるYコンビネータ(YC)は、年に2度、最新の企業が参加するバッチによるデモデイを開催している。

今年は、過去最大規模のバッチとなる114社が参加し、各社がエンジェル投資家、VC、法人ビジネス開発者、そして起業家たちとのビジネス機会を得るためにそれぞれ数分間ピッチを行った。

それはまるで世界有数のエリート大学の卒業式のようだ。今年、YCパートナーで卒業生でもあるSam Altman氏がオーディエンスに語ったところによると、同社が出資したのは全応募企業のうち2%未満だったという。

また、全ての企業は長い期間を要する法的文書作成に際し、最重要事項を決める前に設立者と投資家の間で迅速な合意がなされるよう、「Handshakeディール(握手契約締結)プロトコル」スタイルが用いられている。

しかし114社の企業というのは、巨大なプログラムだ(1年前のYCの約2倍の規模だ)。今回のバッチは、これまでにYCに参加した企業842社のかなりの割合を占めている。

今年はあまりにも参加者が多かったので、「デモデイ」は実質2日間開催された。

YCに受け入れられる割合がわずか2%とあって、入れるだけでもすごいことである。起業家たちは厳しい審査プロセスを通過したことを認識しているが、今回参加した470人の多くは間違いなく今をときめく起業家たちと出会えることになる。YCプログラムの期間中に何を学び、何をしたかはあまり関係がない。実際、YCは他のインキュベータと比較して放任主義のアプローチを採用しているのは明らかなようだ。つまり、著名な起業家や投資家から毎週レクチャーを催すなど多くのリソースは提供しているが、最終的には、いかに自社を動機付け、製品を開発し、次のラウンドに向けて魅力を高めるかは多かれ少なかれ各社に任せている。

それでも、YCがピッチの成功に向けてこうした企業を上手く指導してきたことは明らかだろう。多くの企業は、驚異的な予測年間成長率(もちろん、当月の収入ベース)、4倍増という成長率(たとえ実際のユーザ数が今は数千であっても)を、そして中には収益性についてまで大きく宣伝をして、そのトラクションについて言及している。

もしバブルが起きているのであれば、これらの企業は少なくとも避け難い結末に向けて、自社をどのように位置づけるか理解しているはずだ。

今回のバッチについての追加情報は以下の通り:

  • 参加国は18ヶ国
  • 25社は共同設立者に女性を含む
  • 9社は共同設立者に黒人を含む
  • 6社は共同設立者にヒスパニックを含む
  • 設立者の平均年齢は30.27歳
  • 20社は消費者向けビジネス中心
  • 20社は法人向けビジネス中心
  • 18社はバイオ産業
  • 14社は電子市場
  • 13社はベンチャー系テック企業
Above: Y Combinator Winter 2015 stats Image Credit: Y Combinator
上:2015年冬バッチのYコンビネータ統計情報
Image Credit: Y Combinator

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Y Combinatorのパートタイムパートナーにピーター・ティール氏が参加

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PayPal と Palantir の共同創業者であり、ヘッジファンド Clarium Capital Management と ベンチャーキャピタル Founders Fund を立ち上げた投資家として知られる Peter Thiel 氏が、シリコンバレーの著名インキュベーター Y Combinator  にパートタイムのパートナーとして参画した。 PayPal と Palantir の共同創業…

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上: ダブリンで開催されたWeb Summitのプレスカンファレンスにて話すPeter Thiel氏
Image Credit: Chris O’Brien/VentureBeat

PayPal と Palantir の共同創業者であり、ヘッジファンド Clarium Capital Management と ベンチャーキャピタル Founders Fund を立ち上げた投資家として知られる Peter Thiel 氏が、シリコンバレーの著名インキュベーター Y Combinator  にパートタイムのパートナーとして参画した。

PayPal と Palantir の共同創業者であり、Facebook の最初の投資家であるだけでなく、ピーターは個人的に、また Founders Fund を通して過去15年間、多くの重要なテクノロジー企業に関わってきました。こうした企業の創業者は大概、Peter は最高の戦略的アドバイスを与えてくれたと言います。…Peter はこれまで既に、多くの Y Combinator 企業と仕事をしてきました。彼がさらに関わるようになることを非常に嬉しく思っています。

Y Combinator のプレジデントである Sam Altman 氏は、今回のニュースを伝える本日(編注:原文掲載3月10日)のブログの投稿内でこのように述べている。

ティール氏が Founders Fund にも関わり続けることを踏まえると、そこに多少の問題が生じるのではないかと思われる読者もいることだろう。確かに問題が生じる可能性はある。だが、Y Combinator も対策をとる構えだ。Sam Altman氏 は、次のように説明した。

Peter は企業がYCにいる間、またデモデイ後の3ヶ月間は、それらの企業に投資をすることはありません(この点は Peter の投資機関にも当てはまる)。これによって、不当な優遇が避けられるはずです。

Y Combinator には、現在10名のパートタイムパートナーがいる。その中には、Alexis Ohanian 氏、Jessica Livingston 氏、Paul Buchheit 氏といった人物が含まれる。

Thiel 氏は、寿命延長技術高度な人工知能といったテーマに夢中であることを公に発言している億万長者であることでも知られる。

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【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Y-Combinator卒業生が語る「プロダクトや時代に合った最適なグロース」とは?

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9月17日、グロースエンジニアリングのスピーカーとして著名なTraction社CEOのKenZi Wang氏を招いたミートアップイベントがOpen Network Labにて実施された。Wang氏の会社は500Startupsの後に、Y-CombinatorとDisney Acceleratorへ参加。Growthathon(ハッカソンのように短期間でユーザー獲得施策の企画を作る大会)の主催者とし…

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Traction社CEO、KenZi Wang氏

9月17日、グロースエンジニアリングのスピーカーとして著名なTraction社CEOのKenZi Wang氏を招いたミートアップイベントがOpen Network Labにて実施された。Wang氏の会社は500Startupsの後に、Y-CombinatorとDisney Acceleratorへ参加。Growthathon(ハッカソンのように短期間でユーザー獲得施策の企画を作る大会)の主催者としても知られている人物だ。

イベントではWang氏がスタートアップにとって効果的なグロースハックの方法について紹介した。

シリコンバレーと他地域で異なる「グロース」の定義

そもそも「グロースハッキング」はQualaroo社CEOのSean Ellis氏が作りAndrew Chen氏がブログで使ったことで一気に広がった言葉。この言葉自体は非常に受けがよく、早い段階のスタートアップから大手まで使われるようになったが、次第にグロースという言葉の意味がシリコンバレーと他の地域では違っていることにWang氏は気づくことになる。

シリコンバレーのグロースは、より戦略的でプロダクトの実行にかかわる行動を指しており、グロースに関わる人は高い給料をもらいプロダクトの中心人物であることが多い。一方で他地域のグロースはお金を払ってユーザーを獲得したり、一般的なマーケティングを指すことが多い。また、このような業務の人は社外の人間や組織の中心人物でない1スタッフという場合が多い。

リピートに繋がらない施策は意味が無い

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よくあるケースとして、メディアに紹介されることで一時的にトラフィックが急増するも、そのサービスがプロダクトマーケットフィット前だったために、数日後一気にユーザーが離れていってしまう、という例だ。

「プレスへのアプローチやRedit、Hacker News、イベントの開催などをするなと言うわけではないが、ユーザーがリピートしてサービスを使ってくれると確信できたフェーズで実行した方が良い」(Wang氏)。

プロダクトのカテゴリごとに適切なグロースのチャネルを選択すべき

グロースハックにおいて、プロダクトの種類ごとに適切なチャネルを選択しなければ正しい効果を上げることができないとWang氏は語る。グロースのチャネル別に高い効果を上げた事例を紹介してくれた。下記に整理してご紹介する。

SEOーーメディアやECサイトで高いパフォーマンスを発揮

グロースにおいて、Rap Geniusが最もSEOを上手く活用している。Rap Geniusはミュージックシーンの中で特にヒップホップの歌詞を多く扱うメディアだが、Googleで歌詞を検索すると高い確率でRap Geniusのコンテンツが表示される状態になっている。これはRap Geniusのコンテンツが検索されやすい構造で作られているためで、それにより多くのユーザーが検索エンジン経由でRap Geniusを知っていくという良い流れが生まれている。

紹介プログラムーーB2Cサービスやゲームで高いパフォーマンスを発揮

Dropboxが友達紹介プログラムを活用し高い効果を挙げている。Dropboxはサービスを友人に紹介することで自分と友人双方が500MBの追加容量を貰えるキャンペーンを展開し初期に人気を博した。自分だけでなく相手にもインセンティブを与えるプログラムだったため、効果の高い紹介プログラムとして機能しユーザー数増加に寄与した。

ソーシャルでの共有ーー写真/動画共有アプリで効果的

写真共有サービスがコンテンツの配信チャネルとしてFacebookやTwitterをよく活用している。特に、Instagramがソーシャルを活用することでユーザー獲得に強い力を発揮した。初期のInstagramは写真加工後、SNSにシェアさせることが機能として必須の仕組みとなっていた。強制的にInstagramのコンテンツを共有させることが初期で多くのユーザーの獲得する要因となった。

ゲーミフィケーションーーリピート率向上に効果的

LinkedInは非常にパフォーマンスの高いグロースチームを社内で持っており、ゲーミフィケーションの仕組みを上手に活用している。例えば登録後自分のプロフィールを入力するときに、青いバーを表示することでどの程度入力が進んでいるか認識させたり、「あなたの知り合いがこの人と繋がりました」といった通知等、ユーザーにサービスを継続的に使わせるモチベーションを数多く与えている。一般的にゲーミフィケーションはサービスのリピート率を高める為に効果的である。

コンテンツマーケティングーーメディア、B2C、エンタープライズで効果的

コンテンツマーケティングは質の高いユーザー獲得を効率的に獲得できる方法で、自分たちのコンテンツを届けるためのインターナルな仕組みを構築し、ブロガーやインフルエンサーを囲い込みプロダクトの紹介を書いてもらう。

Pinterestが非常に上手く実現しており、グロースチームがママさんブロガーを特に数多く囲い込むことで良いサイクルを生んでいる。コンテンツマーケティングにより獲得したユーザーの獲得率や定着率は広告と比較すると高い傾向にある。また、多くの費用を掛けずに済むという利点がある。

EメールマーケティングーーFacebookで高い効果を発揮

昔からよくある手法だが、Facebookがリテンションの向上とユーザーの新規獲得において効果的に活用している。特にEメールマーケティングがよく使われるのが、サービスへのサインアップ直後。

サービスに自分の友達が登録したらすぐにメールが来たり、友達のアクティビティにも通知が来る仕組みとなっている。Facebookのグロースチームにはメールを活用しユーザーを獲得するミッションが課せられているため、数多くのメール施策が試されてる。

時代ごとに高い効果のチャネルは移り変わっている

chanel

各時代ごとに、流行になるメディアやコンテンツ配信の方法が出てくる。ただし、そのアテンションが増えるとユーザーのエンゲージメントは下がる傾向にある。例えば過去に新聞やTVに広告が配信され、初めは有効だったが次第に広告に反応するユーザーのテンションが下がってきた。そして最近ではそれをWEBの世界でみることが増えてきた。

一番最初にディスプレイ広告が登場した際はユーザーのアテンションを取ることに成功したが、今では広告だと分かりきっているためクリック率が減少してきている。SEMや検索連動型広告でも同様のことが起きている。このように時代ごとに効果的なチャネルの移り変わりが早くなってきており、モバイルやSNSもいずれ同じ状態になるだろう。時代に合った新たしいチャネルを探し続けることがグロースにおいて重要である。

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