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「Daily Lifeなんて存在しない」——著名アクセラレータを経た起業家が集まった「Inside of Accelerators」

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米国時間6月10日、サンフランシスコにあるコワーキングスペース「Zen Square」で、Zen Square TVとTechWatch主催によるトークイベント「Inside of Accelerators」が開催された。 このイベントでは、シリコンバレーまたはニューヨークに拠点を持つ著名アクセレータ — YCombinator、500Startups、AngelPad、Highway…

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米国時間6月10日、サンフランシスコにあるコワーキングスペース「Zen Square」で、Zen Square TVTechWatch主催によるトークイベント「Inside of Accelerators」が開催された。

このイベントでは、シリコンバレーまたはニューヨークに拠点を持つ著名アクセレータ — YCombinator500StartupsAngelPadHighway1 — を卒業した起業家達を呼び、各プログラムでどのような経験ができ、大きな違いは何なのかがディスカッションされた。

パネリスト及びモデレーターは以下7人。

  • (YCombinator出身) Thomson Nguyen — Framed Data 創業者兼CEO
  • (500Startups出身) Amjad Afanah — DCHQ 創業者
  • (AngelPad出身) Justin Zhu — Iterable 共同創業者兼CEO
  • (Highway1) Jack AL-kahwati — Skylock CEO
  • (Highway1) Mark Belinsky — Birdi 創業者
  • (モデレーター) 河原梓 — Nifty
  • (モデレータ) 福家 隆 — Scrum Ventures & THE BRIDGE

まずはアクセレータについての簡単な紹介から始まった。アクセレータとは言わば虎の穴。おおよそ3ヶ月の期間、起業や投資経験のある人達がメンターに入り、新入りスタートアップを鍛え上げる。合格率は5%前後しかないが、入れば恩恵は大きい。

パネリスト達が卒業してきたYコンビネータやAngelPad、500Startupsは、北米のアクセレータランキングでトップクラスに格付けされている。その点、Highway1は異色で、ハードウェアスタートアップを専門に取り扱っている新生アクセレータだ。

コンセプトをいかに叩き込むか

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左から、Thomson氏、Amjad氏、Justin氏、Jack氏、Mark氏

各々のアクセレータには特徴があり、それぞれコンセプトを持っている。例えば、Yコンビネータのコンセプトは「Make Something People Want (人が欲しがるものを作れ)」で、500Startupsは「Solving a Problem (世にある問題を解決しろ)」という具合だ。

この点、各アクセレータはどのようにしてコンセプトを各スタートアップに教え込んでいるのかが議論された。

Yコンビネータの場合、ユーザーが実際に欲しているという事実を、結果を出すことで作り出し、Make People Somthing Wantというコンセプトを実現させます。つまり、短期間の間に一気にトラクションを伸ばすことで、人々が欲しているものであるということを数字の上で証明させるのです。(Thomson氏)

最初から人々が欲しがるプログラム/サービスであるかなんてわからない。しかし、それを測る一つの尺度がユーザー数や収益成長率などの「結果」であり、Yコンビネータは結果重視のやり方を採用しているのだと感じた。

対して、Yコンビネータの対抗馬としてよく比較される500Startups出身のAmjad氏は次のように語った。

巷では、500Startupsは「ハスラー(活動家)」でYコンビネータは「ハッカー」が集まるプログラムとよく言われますが、実際のプロセスはYCと同じです。問題解決を軸に沿えていても、最終的に結果が重要視されるのはどこも同じです。当然スケールのことを考えさせられますし、グロースマーケティングなど成長に関する考えを徹底的に叩き込まれます。(Amjad氏)

どうやら500Startupsは、特定の人が解決を必要とする問題への解決策を提示するのではなく、より多くのユーザーにとって不可欠な解決策となるプロダクト/サービスになるかを重点に考えているようだ。

一方、ハードウェア専門のHighway1は他のアクセレータとは異なる。同プログラムでは、スタートアップを中国の深圳へ2週間連れて行き、製造から発送までの全プロセスを習得させることでハードウェアスタートアップにとって必須のスキルや考えを叩き込むとのこと。ハードウェアらしく、より実践的な内容のプログラムとなっている。

「Daily Life」なんて存在しない

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気になるのがプログラム期間中の生活だ。3ヶ月という限られた時間の間に圧倒的に高い目標値やプレッシャーが課せられるのがトップアクセレータであるが、彼らはどのような生活を送ってきたのであろうか。

Thomson氏によれば、Yコンビネータでは、毎週火曜のディナーは全員揃って行われる。外部からゲストを招いてトークセッションが行われたりもするが、何より同期とのコミュニケーションが価値があったとのことだ。毎週、同期たちと進捗確認できて刺激になるし、それと同時にフィードバックをもらえるから非常に役立ったとのこと。

Mark氏の意見は面白いものだった。

そもそも、この質問 (What was your daily life in your accelerator?)で理解しがたい言葉が2つあります。それは「Daily」と 「Life」です。アクセレータには「Life」というものは存在しません(笑)。 常に人並み以上の環境に置かれますから。それと「Daily」という言葉もナンセンスです。毎時、毎分状況は変わってきますから。そんな多忙な日々の中でも、何が重要かを探る必要があります。(Mark氏)

ハードウェアスタートアップは実作業がメインの仕事になる。常にどの工程にフォーカスするかを考えることが求められる。

またモデレータから、「期間中、何時間の睡眠を日々取っていたのか」という質問が投げられたが、意外にもほとんどの起業家が6 – 7時間は十分に睡眠を取っていた。しかし、やはり週末を含めて働くのが常だったとのことであった。

アクセレータのために生きるな

セッション最後には、パネリストが歩んできたアクセレータという選択肢を他のスタートアップにも勧めることができるかどうかという質問が飛んだ。

アクセレータを勧められるかと聞かれれば勧めます。大きな理由としては、アクセレータが持つコミュニティーです。ハードウェアスタートアップの場合、同業者に会えば、どんなチップや製造プロセスを採用し、どんなバグに直面したかなど色んな情報を聞くのが常です。アクセレータに入る前は素人同然で、全くもって手探りだった私たちが、こういう感じでノウハウを共有できる場所があるというのはとても貴重です。(Mark氏)

コミュニティーの重要性は全員が感じた利点だった。リファラル(紹介)の文化が根付くシリコンバレーだからこそ、質の高いコミュニティーへ即座にアクセスできる場の価値は非常に高いように思う。しかし当然ながら、アクセレータ卒業生の一定数以上が大きく成長しなければ、コミュニティーの価値や評判は廃れてしまう。この点、アクセレータ側が抱えるコミュニティー発達の苦悩も垣間見れた。

最終的には、全員がアクセレータを勧めるという意見が一致した。Thomson氏はまた、「目的を履き違えないように」と注意を促した。

火曜のディナー時に、Evernote CEOであるPhil Libin氏から次のようなアドバイスをもらいました。僕たちの目的は、Yコンビネータのような著名アクセレータに入ることではなく、成功するビジネスを生み出すことだと。「スタートアップ」というカテゴリーを越えて、大企業にまで成長する事業を築くことが最たる目的であることをしっかり意識すべきでしょう。(Thomson氏)

今回のイベントは、アクセレータに入ることを望むスタートアップ側の思いと、プログラムを管理するアクセレータ側が抱える難しさの両方を知ることができるものだった。今後は日本発のアクセレータもますます増えることが予想されるが、このような課題をどう乗り越えるかにも注目したい。

※情報開示:筆者はこのイベントの企画及びモデレータをしています

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114社が参加した過去最大のYコンビネータのバッチ、参加チームの傾向は?

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世界で最も影響力を持つインキュベータであるYコンビネータ(YC)は、年に2度、最新の企業が参加するバッチによるデモデイを開催している。 今年は、過去最大規模のバッチとなる114社が参加し、各社がエンジェル投資家、VC、法人ビジネス開発者、そして起業家たちとのビジネス機会を得るためにそれぞれ数分間ピッチを行った。 それはまるで世界有数のエリート大学の卒業式のようだ。今年、YCパートナーで卒業生でもあ…

Above: GiveMeTap founder Edwin Broni-Mensah pitches the crowd at YC Demo Day, March 2015. Image Credit: Dylan Tweney/VentureBeat
上:2015年3月のYCデモデイにてピッチをするGiveMeTapの設立者Edwin Broni-Mensah
Image Credit: Dylan Tweney/VentureBeat

世界で最も影響力を持つインキュベータであるYコンビネータ(YC)は、年に2度、最新の企業が参加するバッチによるデモデイを開催している。

今年は、過去最大規模のバッチとなる114社が参加し、各社がエンジェル投資家、VC、法人ビジネス開発者、そして起業家たちとのビジネス機会を得るためにそれぞれ数分間ピッチを行った。

それはまるで世界有数のエリート大学の卒業式のようだ。今年、YCパートナーで卒業生でもあるSam Altman氏がオーディエンスに語ったところによると、同社が出資したのは全応募企業のうち2%未満だったという。

また、全ての企業は長い期間を要する法的文書作成に際し、最重要事項を決める前に設立者と投資家の間で迅速な合意がなされるよう、「Handshakeディール(握手契約締結)プロトコル」スタイルが用いられている。

しかし114社の企業というのは、巨大なプログラムだ(1年前のYCの約2倍の規模だ)。今回のバッチは、これまでにYCに参加した企業842社のかなりの割合を占めている。

今年はあまりにも参加者が多かったので、「デモデイ」は実質2日間開催された。

YCに受け入れられる割合がわずか2%とあって、入れるだけでもすごいことである。起業家たちは厳しい審査プロセスを通過したことを認識しているが、今回参加した470人の多くは間違いなく今をときめく起業家たちと出会えることになる。YCプログラムの期間中に何を学び、何をしたかはあまり関係がない。実際、YCは他のインキュベータと比較して放任主義のアプローチを採用しているのは明らかなようだ。つまり、著名な起業家や投資家から毎週レクチャーを催すなど多くのリソースは提供しているが、最終的には、いかに自社を動機付け、製品を開発し、次のラウンドに向けて魅力を高めるかは多かれ少なかれ各社に任せている。

それでも、YCがピッチの成功に向けてこうした企業を上手く指導してきたことは明らかだろう。多くの企業は、驚異的な予測年間成長率(もちろん、当月の収入ベース)、4倍増という成長率(たとえ実際のユーザ数が今は数千であっても)を、そして中には収益性についてまで大きく宣伝をして、そのトラクションについて言及している。

もしバブルが起きているのであれば、これらの企業は少なくとも避け難い結末に向けて、自社をどのように位置づけるか理解しているはずだ。

今回のバッチについての追加情報は以下の通り:

  • 参加国は18ヶ国
  • 25社は共同設立者に女性を含む
  • 9社は共同設立者に黒人を含む
  • 6社は共同設立者にヒスパニックを含む
  • 設立者の平均年齢は30.27歳
  • 20社は消費者向けビジネス中心
  • 20社は法人向けビジネス中心
  • 18社はバイオ産業
  • 14社は電子市場
  • 13社はベンチャー系テック企業
Above: Y Combinator Winter 2015 stats Image Credit: Y Combinator
上:2015年冬バッチのYコンビネータ統計情報
Image Credit: Y Combinator

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Y Combinatorのパートタイムパートナーにピーター・ティール氏が参加

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PayPal と Palantir の共同創業者であり、ヘッジファンド Clarium Capital Management と ベンチャーキャピタル Founders Fund を立ち上げた投資家として知られる Peter Thiel 氏が、シリコンバレーの著名インキュベーター Y Combinator  にパートタイムのパートナーとして参画した。 PayPal と Palantir の共同創業…

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上: ダブリンで開催されたWeb Summitのプレスカンファレンスにて話すPeter Thiel氏
Image Credit: Chris O’Brien/VentureBeat

PayPal と Palantir の共同創業者であり、ヘッジファンド Clarium Capital Management と ベンチャーキャピタル Founders Fund を立ち上げた投資家として知られる Peter Thiel 氏が、シリコンバレーの著名インキュベーター Y Combinator  にパートタイムのパートナーとして参画した。

PayPal と Palantir の共同創業者であり、Facebook の最初の投資家であるだけでなく、ピーターは個人的に、また Founders Fund を通して過去15年間、多くの重要なテクノロジー企業に関わってきました。こうした企業の創業者は大概、Peter は最高の戦略的アドバイスを与えてくれたと言います。…Peter はこれまで既に、多くの Y Combinator 企業と仕事をしてきました。彼がさらに関わるようになることを非常に嬉しく思っています。

Y Combinator のプレジデントである Sam Altman 氏は、今回のニュースを伝える本日(編注:原文掲載3月10日)のブログの投稿内でこのように述べている。

ティール氏が Founders Fund にも関わり続けることを踏まえると、そこに多少の問題が生じるのではないかと思われる読者もいることだろう。確かに問題が生じる可能性はある。だが、Y Combinator も対策をとる構えだ。Sam Altman氏 は、次のように説明した。

Peter は企業がYCにいる間、またデモデイ後の3ヶ月間は、それらの企業に投資をすることはありません(この点は Peter の投資機関にも当てはまる)。これによって、不当な優遇が避けられるはずです。

Y Combinator には、現在10名のパートタイムパートナーがいる。その中には、Alexis Ohanian 氏、Jessica Livingston 氏、Paul Buchheit 氏といった人物が含まれる。

Thiel 氏は、寿命延長技術高度な人工知能といったテーマに夢中であることを公に発言している億万長者であることでも知られる。

<関連記事>

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Y-Combinator卒業生が語る「プロダクトや時代に合った最適なグロース」とは?

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9月17日、グロースエンジニアリングのスピーカーとして著名なTraction社CEOのKenZi Wang氏を招いたミートアップイベントがOpen Network Labにて実施された。Wang氏の会社は500Startupsの後に、Y-CombinatorとDisney Acceleratorへ参加。Growthathon(ハッカソンのように短期間でユーザー獲得施策の企画を作る大会)の主催者とし…

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Traction社CEO、KenZi Wang氏

9月17日、グロースエンジニアリングのスピーカーとして著名なTraction社CEOのKenZi Wang氏を招いたミートアップイベントがOpen Network Labにて実施された。Wang氏の会社は500Startupsの後に、Y-CombinatorとDisney Acceleratorへ参加。Growthathon(ハッカソンのように短期間でユーザー獲得施策の企画を作る大会)の主催者としても知られている人物だ。

イベントではWang氏がスタートアップにとって効果的なグロースハックの方法について紹介した。

シリコンバレーと他地域で異なる「グロース」の定義

そもそも「グロースハッキング」はQualaroo社CEOのSean Ellis氏が作りAndrew Chen氏がブログで使ったことで一気に広がった言葉。この言葉自体は非常に受けがよく、早い段階のスタートアップから大手まで使われるようになったが、次第にグロースという言葉の意味がシリコンバレーと他の地域では違っていることにWang氏は気づくことになる。

シリコンバレーのグロースは、より戦略的でプロダクトの実行にかかわる行動を指しており、グロースに関わる人は高い給料をもらいプロダクトの中心人物であることが多い。一方で他地域のグロースはお金を払ってユーザーを獲得したり、一般的なマーケティングを指すことが多い。また、このような業務の人は社外の人間や組織の中心人物でない1スタッフという場合が多い。

リピートに繋がらない施策は意味が無い

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よくあるケースとして、メディアに紹介されることで一時的にトラフィックが急増するも、そのサービスがプロダクトマーケットフィット前だったために、数日後一気にユーザーが離れていってしまう、という例だ。

「プレスへのアプローチやRedit、Hacker News、イベントの開催などをするなと言うわけではないが、ユーザーがリピートしてサービスを使ってくれると確信できたフェーズで実行した方が良い」(Wang氏)。

プロダクトのカテゴリごとに適切なグロースのチャネルを選択すべき

グロースハックにおいて、プロダクトの種類ごとに適切なチャネルを選択しなければ正しい効果を上げることができないとWang氏は語る。グロースのチャネル別に高い効果を上げた事例を紹介してくれた。下記に整理してご紹介する。

SEOーーメディアやECサイトで高いパフォーマンスを発揮

グロースにおいて、Rap Geniusが最もSEOを上手く活用している。Rap Geniusはミュージックシーンの中で特にヒップホップの歌詞を多く扱うメディアだが、Googleで歌詞を検索すると高い確率でRap Geniusのコンテンツが表示される状態になっている。これはRap Geniusのコンテンツが検索されやすい構造で作られているためで、それにより多くのユーザーが検索エンジン経由でRap Geniusを知っていくという良い流れが生まれている。

紹介プログラムーーB2Cサービスやゲームで高いパフォーマンスを発揮

Dropboxが友達紹介プログラムを活用し高い効果を挙げている。Dropboxはサービスを友人に紹介することで自分と友人双方が500MBの追加容量を貰えるキャンペーンを展開し初期に人気を博した。自分だけでなく相手にもインセンティブを与えるプログラムだったため、効果の高い紹介プログラムとして機能しユーザー数増加に寄与した。

ソーシャルでの共有ーー写真/動画共有アプリで効果的

写真共有サービスがコンテンツの配信チャネルとしてFacebookやTwitterをよく活用している。特に、Instagramがソーシャルを活用することでユーザー獲得に強い力を発揮した。初期のInstagramは写真加工後、SNSにシェアさせることが機能として必須の仕組みとなっていた。強制的にInstagramのコンテンツを共有させることが初期で多くのユーザーの獲得する要因となった。

ゲーミフィケーションーーリピート率向上に効果的

LinkedInは非常にパフォーマンスの高いグロースチームを社内で持っており、ゲーミフィケーションの仕組みを上手に活用している。例えば登録後自分のプロフィールを入力するときに、青いバーを表示することでどの程度入力が進んでいるか認識させたり、「あなたの知り合いがこの人と繋がりました」といった通知等、ユーザーにサービスを継続的に使わせるモチベーションを数多く与えている。一般的にゲーミフィケーションはサービスのリピート率を高める為に効果的である。

コンテンツマーケティングーーメディア、B2C、エンタープライズで効果的

コンテンツマーケティングは質の高いユーザー獲得を効率的に獲得できる方法で、自分たちのコンテンツを届けるためのインターナルな仕組みを構築し、ブロガーやインフルエンサーを囲い込みプロダクトの紹介を書いてもらう。

Pinterestが非常に上手く実現しており、グロースチームがママさんブロガーを特に数多く囲い込むことで良いサイクルを生んでいる。コンテンツマーケティングにより獲得したユーザーの獲得率や定着率は広告と比較すると高い傾向にある。また、多くの費用を掛けずに済むという利点がある。

EメールマーケティングーーFacebookで高い効果を発揮

昔からよくある手法だが、Facebookがリテンションの向上とユーザーの新規獲得において効果的に活用している。特にEメールマーケティングがよく使われるのが、サービスへのサインアップ直後。

サービスに自分の友達が登録したらすぐにメールが来たり、友達のアクティビティにも通知が来る仕組みとなっている。Facebookのグロースチームにはメールを活用しユーザーを獲得するミッションが課せられているため、数多くのメール施策が試されてる。

時代ごとに高い効果のチャネルは移り変わっている

chanel

各時代ごとに、流行になるメディアやコンテンツ配信の方法が出てくる。ただし、そのアテンションが増えるとユーザーのエンゲージメントは下がる傾向にある。例えば過去に新聞やTVに広告が配信され、初めは有効だったが次第に広告に反応するユーザーのテンションが下がってきた。そして最近ではそれをWEBの世界でみることが増えてきた。

一番最初にディスプレイ広告が登場した際はユーザーのアテンションを取ることに成功したが、今では広告だと分かりきっているためクリック率が減少してきている。SEMや検索連動型広告でも同様のことが起きている。このように時代ごとに効果的なチャネルの移り変わりが早くなってきており、モバイルやSNSもいずれ同じ状態になるだろう。時代に合った新たしいチャネルを探し続けることがグロースにおいて重要である。

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核バッテリーにオンデマンドの駐車係に音楽ガジェットーーYC夏バッチで注目のスタートアップたち

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<ピックアップ> The 10 best startups from Y Combinator’s summer 2014 mega-demo day 発表から少し間が空きましたが、Y-Combinatorのサマーバッヂで発表されたスタートアップからいくつか気になるものをピックアップしてみます。今回出場したのは75サービス。書く側としては全部のピッチみるだけで吐きそうになる数ですね。 …

Beep___Bringing_music_to_every_room_of_your_home_

<ピックアップ> The 10 best startups from Y Combinator’s summer 2014 mega-demo day

発表から少し間が空きましたが、Y-Combinatorのサマーバッヂで発表されたスタートアップからいくつか気になるものをピックアップしてみます。今回出場したのは75サービス。書く側としては全部のピッチみるだけで吐きそうになる数ですね。

全部みたい方はY-Combinator専属メディアのTCに【1】【2】【3】【4】と大量に掲載されていますのでお時間ある時にご覧ください。私も全部は読めませんでした。この記事ではThe Next Web、VentureBeatの記者が興味を持ったスタートアップも参考に、いくつか興味深かったものをご紹介したいと思います。

Beep

今回最も私的にぐっときたのがこのBeep。スマートフォンの音源(サービス事例ではネットラジオのPandra使ってました)をWifi経由で受け取り、お気に入りのスピーカーに飛ばしてくれるレシーバー。ワンタッチでオン/オフが可能、ボリュームも大きなつまみを回せばOKの簡単なデバイスです。AndroidとiOS対応で2014年秋にリリース予定だとか。

Bluetoothのスピーカーと何が違うの?と思われますが、手持ちのスピーカーを無線化して繋ぐことができるようになる、というのがひとつ、もうひとつは動画にもある通り、いくつものスピーカーを同時に鳴らせるのが素敵です。接続方法などはサイト内の動画で分かりやすく説明してくれています。これは本当に欲しいです。

Vizera

プロジェクションマッピングで家具類のバリエーションを最小限のリソースで見せてくれるサービス。ビデオみた方が早いです。映像にある通り、無地のソファーにプロジェクションマッピングして色とか柄のバリエーションを見せてくれる、というものですね。これは実物を見てみたいです。

Backpack

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旅行する人にその現地でしか買えないものを買ってきてもらうという個人輸入のマッチングサービスです。いやしかしグレーですね(笑。ただサービスそのものというより、有効活用すべきリソースというのは本当にまだまだあるのだな、という気付きを与えてくれた点で評価したいです。そうですか、旅行移動をリソースとして活用するというのは斬新です。

UPower

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コンテナサイズの原子炉なんだそうなんですが、原子炉ってそんな簡単にスタートアップ出来てしまうものなのでしょうか。もう一件原子力関連があったのですが、このUpowerも認可を得るまでに4年程かかるそうで、時間のかかりそうな事業です。

Local Lyft

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ローカルビジネスに特化したクラウドファンディング。日本って最高額を集めたのがメンズエステだったことを考えると、実は国内のクラウドファンディングってこっちの方が向いてるように思えるんですよね。特化型にすることで訴求も楽になる可能性は高まります。

Vatler

Vatler

オンデマンドの駐車係。ホテルとかにいる車を回してくれるあの方をオンデマンドに呼べる、というもの。これもそうなんですが、シェフを呼べる、弁当を持ってきてくれる、クリーニングに出してくれる、家の掃除をしてくれる、などなど、結局はスマートフォンによるモバイルインターネットの普及で、場所、時間を指定しやすくなった、というのがこういったサービス拡大の背景にありそうですね。ただ、この辺りの小さなサービスは全てUberに吸収されそうな予感もあります。

全体の印象として支払や税金関連のサービス、医療方面、ソーシャルグッド、オンデマンド系にハード、エネルギーと多種多様、よく言えばバランスがよい、悪く言えば目玉というか、これはすごいというインパクトのあるものがなかった印象でした。全てにおいてソツなくサービスがしっかりと既に公開されている印象、ステージ的にはシードというよりはグロースに近いところが多かったのも印象としてあります。あとビットコインが多かった。

via The Next Web

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Y Combinatorのサム・アルトマン、医療領域に興味を示す【ピックアップ】

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Image by Flickr 【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします New RFS — Breakthrough Technologies Y Combinatorの新代表となったサム・アルトマンが、自身のブログで今後の方針について見解を発表。そこで同氏は医療やバイオテクノロジーの分野についても触れていました。 「米国における医…

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Image by Flickr

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

New RFS — Breakthrough Technologies

Y Combinatorの新代表となったサム・アルトマンが、自身のブログで今後の方針について見解を発表。そこで同氏は医療やバイオテクノロジーの分野についても触れていました。

「米国における医療は崩壊しています。私たちは医療にかかる費用を減らす技術に関心があり、特に予防としての健康管理に関するサービスに興味を持っています。センサー技術やビッグデータは様々な分野に関わっていますが、特に医療領域での活用に期待しています」(サム・アルトマン氏)。

バイオテクノロジーに関してはまだ出資するには早いが、最終的にはバイオ関連をやりたいとのこと。医療やバイオテクノロジーは非常に費用がかかる領域ですが、サム・アルトマン氏が興味を示しているとのことで期待したいところです。

Google翻訳でざっくり読む

via [Sam Altman’s Blog]

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クレジットカードの持ち運びが不要、指紋で支払が済ませられるPayTango

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ファッションの流行を追いかけ、洋服をすべて身体の大きさよりも1号分小さいものを着用し、全身にフィットさせれば、セクシーにはなるだろう。しかし、あまりに窮屈だと、財布を入れる場所も無くなってしまう。 スマートフォンはスリムな上に電子財布の機能を持ちつつあるが、指紋で支払を済ませることができれば、よりセクシーではないだろうか。 これを実現しようとするのは、4人で共同創業された PayTango だ。も…

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CC BY-ND 2.0 via Flickr by CPOA

ファッションの流行を追いかけ、洋服をすべて身体の大きさよりも1号分小さいものを着用し、全身にフィットさせれば、セクシーにはなるだろう。しかし、あまりに窮屈だと、財布を入れる場所も無くなってしまう。

スマートフォンはスリムな上に電子財布の機能を持ちつつあるが、指紋で支払を済ませることができれば、よりセクシーではないだろうか。

これを実現しようとするのは、4人で共同創業された PayTango だ。もともとは、クレジットカード、ポイントカード、会員カードなどを一つのプラスティック・カードに統一することを考えていたが、同じ学校でドア開解錠などにジェスチャー認識技術を使う別のチームに出会い、「そもそもプラスティック・カードが必要なのか」と考えるに至った。

カーネギーメロン大学の4人の学生は昨年あるハッカソンに参加し、指紋を記録するスキャナを開発し、クレジットカードの代わりに指紋で支払が完了するしくみを実現した。

PayTango はカーネギーメロン大学内のレストランでサービスを開始し、サンフランシスコのジムやスポーツクラブに進出、2013 年の Y Combinator の冬のプログラムに参加した。

バイオメトリック・データで支払をするアイデアは、PayTango が初めてではない。多くの小売業者やクレジット・カード会社は、いくつかの市場で長年にわたりテストを行って来た。PayTango は直感的な操作をユーザに提供し、大学のキャンパスやフィットネス・クラブという特定市場での利用促進を目標に掲げることで、他の競合との差別化を図っている。

PayTango は Y Combinator からのみ資金を調達しており、まもなく、公開資金調達の第1ラウンドを開始する見込みだ。

(出典:Mashable

【via TechOrange】 @TechOrange

【原文】


著者紹介:林子雲(リン・ジーユン)

ビジネススクールを卒業。ミュージシャンで、量産ビジネス、ビジネストレンド、デジタルテクノロジーに関心がある。オンラインの世界は無限に飛ぶことのできる觔斗雲のようで、より多くの新しい産業を生み出すことができるだろう。觔斗雲に乗らないのかい?

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