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翻訳効率化ソリューションの八楽、コニカミノルタとの協業で外国人労働者向け多言語マニュアル・プラットフォームに翻訳エンジンを導入

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昨年9月、THE BRIDGE では翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽が大企業3社と資本業務提携したことをお伝えした。大企業3社のうちコニカミノルタ(東証:4902)とは、同社が世界5拠点に展開する新規ビジネス開発組織「Business Innovation Center(BIC)」と協働し、両社が持つ得意分野を掛け合わせ、多言語ドキュメントソリューションの開発に着手するとのことだっ…

AiLingual を使って、オペレーションの説明を受ける松屋の外国人従業員
Image credit: コニカミノルタ

昨年9月、THE BRIDGE では翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽が大企業3社と資本業務提携したことをお伝えした。大企業3社のうちコニカミノルタ(東証:4902)とは、同社が世界5拠点に展開する新規ビジネス開発組織「Business Innovation Center(BIC)」と協働し、両社が持つ得意分野を掛け合わせ、多言語ドキュメントソリューションの開発に着手するとのことだった。

コニカミノルタは30日、外国人労働者向けの多言語マニュアルを作成・共有できるプラットフォーム「AiLingual(アイリンガル)」を発表、この中に、八楽が開発した機械学習を組み込んだ翻訳エンジンの機能の一部が搭載され、AiLingual の多言語機能を提供することが明らかになった。

AiLingual はすでに、牛めしチェーンの松屋やコーヒーショップを展開するプロントなどに試験導入されており、実際の現場での外国人労働者のオペレーションマニュアルのプラットフォームとして活用されている。マニュアルがオンライン共有できるだけでなく、「作る」「訳す」「共有する」が一気通貫で行え、特に、八楽の強みである機械学習機能により、事業者独自のオペレーションに関わる独特な表現についても翻訳がスムーズに進む。20カ国語への機械翻訳に加え、翻訳者による翻訳も依頼が可能だ。

昨年12月に報じた、ウェブサイト多言語化環境「WOVN.io(ウォーブン・ドット・アイオー)」を開発するミニマル・テクノロジーズでも、凸版印刷と提携して、小売業や自治体などに翻訳サービスを含めたオフラインメディアの多言語サービスを提供するとしていた。インバウンドのみならず、外国人労働者の増加に伴って、この種のサービスの需要はさらに高まることが予想される。

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翻訳効率化ソリューションの八楽、コニカミノルタや音声認識大手ら大企業3社と資本業務提携——〝翻訳エンジン最適化〟に注力

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東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は5日、コニカミノルタ(東証:4902)、アドバンスド・メディア(東証:3773)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(旧称:ソネット)と資本業務提携したことを明らかにした。3社からの調達金額については明らかにされていないが、「シリーズA〜シリーズBラウンドの間(関係者)」程度とのこと。公表されている限りにおいては、同社にとって、…

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左から:八楽の COO 湊幹氏、CEO 坂西優氏、開発リード Jonas Rydenhag 氏

東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は5日、コニカミノルタ(東証:4902)、アドバンスド・メディア(東証:3773)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(旧称:ソネット)と資本業務提携したことを明らかにした。3社からの調達金額については明らかにされていないが、「シリーズA〜シリーズBラウンドの間(関係者)」程度とのこと。公表されている限りにおいては、同社にとって、2013年5月の約1.1億円の調達以来の外部資金の注入となる。

2009年に設立された八楽は、翻訳最適化エンジンを備えたプラットフォーム「YarakuZen(以前は、WorldJumper として提供されていたものも統合)」を2014年9月に正式ローンチしている。YarakuZen では、翻訳元原稿に頻出する言葉をユーザ単位でデータベース上に蓄積することで、クラウドソーシング翻訳や翻訳者を使った翻訳作業のスピードアップとコストダウンを図ることができる。

今回の業務提携を受けて、コニカミノルタとは、同社が世界5拠点に展開する新規ビジネス開発組織「Business Innovation Center(BIC)」と協働し、両社が持つ得意分野を掛け合わせ、多言語ドキュメントソリューションの開発に着手するとのこと。また、音声認識ソリューション最大手のアドバンスド・メディアとは、音声認識技術と翻訳を掛け合わせたサービスの開発を進める。

ソニーネットワークコミュニケーションズは、個人向け ISP の So-net だけでなく、法人向けの ISP や SI-er 業務にも強みがあり、八楽の潜在的法人顧客からのカスタムメイドなソリューションニーズのプリセールスやインプリを支援する。具体例を挙げると、企業から寄せられる、自社システムと YarakuZen との API 連携や、セキュリティ・コンプライアンス上の理由から八楽のエンジンをオンプレミス環境で使いたい、などのニーズだ。

八楽の COO 湊幹(みなと・つよし)氏によれば、YarakuZen のユーザ業種は現在、IT 企業、メーカー、小売業などが多いとのこと。IT 企業は YarakuZen のような新しいツールの導入に積極的であり、世界展開するメーカーは、海外現地法人とのコミュニケーション、マニュアルや議事録作成などに利用、小売業は日本へのインバウンド関連需要が多いのだという。

CEO の坂西優(さかにし・すぐる)氏は、今回の大手企業との取り組みを通じて最も注力したいことは、「翻訳エンジン最適化(TEO:Translation Engine Optimization)」だと語った。その詳細は明らかにされなかったが、筆者の解釈では、3社との提携を通じて、デジタルテキスト以外のさまざまなフォーマットで翻訳需要を取り込み、翻訳の処理量や分野を圧倒的に拡大することでエンジンが持つ人工知能に磨きをかけ、いずれ人手をほぼかけずに完成度の高い翻訳をアウトプットできるようなしくみを目指しているのではないか、と思われる。

八楽のチームメンバーは現在19名だが、今回の資本業務提携を受けて、エンジニア・営業・マーケティングを強化する必要が生じるため、人材確保にも積極的に取り組みたいとしている。

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翻訳効率化ソリューションの八楽、「YarakuZen(ヤラクゼン)」を個人ユーザ向けにフリーミアム化

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東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、機械翻訳やクラウドソーシング翻訳に加え、過去の翻訳事例からの機械学習やテンプレートを駆使することで効率的な翻訳ができるサービス「YarakuZen(ヤラクゼン)」について、個人ユーザ向け完全フリーミアム化を発表した。 個人ユーザ向けフリーミアム版では、日本語をベースとしたときに 3,000文字までの翻訳であれば無料で利用できる…

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東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、機械翻訳やクラウドソーシング翻訳に加え、過去の翻訳事例からの機械学習やテンプレートを駆使することで効率的な翻訳ができるサービス「YarakuZen(ヤラクゼン)」について、個人ユーザ向け完全フリーミアム化を発表した。

個人ユーザ向けフリーミアム版では、日本語をベースとしたときに 3,000文字までの翻訳であれば無料で利用できる。また、頻出する翻訳事例を保存しておき、次回以降の翻訳に反映させる保存可能ドキュメント数、保存可能フレーズ数はそれぞれ、100文書、1,000フレーズまでの制限があり、これまでのビジネスユーザ向け YarakuZen は17言語に対応しているのに対し、フリーミアム版の対応言語は8言語に制限される。

一般的に、インターネットを使ったサービスでは、フリーミアムからプレミアムに移行するケースが多いが、YarakuZen がこれとは逆の手法を採用している理由について、八楽の COO 湊幹(みなと・つよし)氏は、THE BRIDGE の取材に対し次のように語った。

これには2つ理由があります。1つは、営業・マーケティング戦略上の理由で、法人に導入していく中で、現場個人における強いニーズ、現場の人がものすごく良く使ってくれている状況を見て、「導入権限をもった人」に個別にアプローチしていくよりも、組織内個人に直接アプローチし、そこから企業導入に繋げていく方が、広がるスピードが圧倒的に早いだろう、と感じたからです。

2つめは、自社のミッションに立ち返り、一般の人にも利用して欲しいと考えたからです。「グローバルコミュニケーションを楽しむ」というのが弊社のビジョンで、中長期的な戦略として、世界のグローバルコミュニケーションのインフラを作り上げていくことが狙いです。

以前、今は亡き Dave Goldberg にインタビューしたとき、彼はシリコンバレーで B 向けソリューションが定着する流れの特徴として、「ビジネスツールのコンシューマライゼーション(消費者向けプロダクトが、ビジネスシーンで使われること)」があると言っていた。今回の展開は、八楽はがこの流れを日本のビジネスシーンにおいても期待する意思の表れだろう。

余談だが、時間の無いビジネスパーソンが読者の多くを占めることを念頭に、THE BRIDGE では一部の記事を除いて2,000文字以内で留めるように努力している。翻訳結果について品質評価はしていないが、YarakuZen の個人向けフリーミアム版が3,000文字まで無料で利用できるということだけ考えれば、THE BRIDGE 日本語版に掲載されている記事くらいのボリュームであれば、ほぼ無料で他の言語に翻訳できることになる。

前身となる WorldJumper をベースとして、2014年9月にサービスを開始した YarakuZen は、この1年間で400社以上に採用された。八楽の創業者でCEO を務める坂西優(さかにし・すぐる)氏は、次のようにコメントしている。

これをもってもっと多くの人に外国語によるコミュニケーションの機会を提供出来ることを目指しています。

八楽は2013年5月、ニッセイ・キャピタル、日本ベンチャーキャピタル、そのほかいくつかのエンジェル投資家から、約1億1,000万円を資金調達している。

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翻訳ソリューションの八楽、ビジネス向け翻訳サービス「YarakuZen」を正式ローンチ

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、ビジネス向けに効率的なクラウドソーシング翻訳が利用できるサービス「YarakuZen」を正式にローンチした。八楽ではこれまでも、Conyac や gengo のクラウドソーシング翻訳と自社開発の翻訳データベースを組み合わせた、ウェブサイト向けの効…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、ビジネス向けに効率的なクラウドソーシング翻訳が利用できるサービス「YarakuZen」を正式にローンチした。八楽ではこれまでも、Conyacgengo のクラウドソーシング翻訳と自社開発の翻訳データベースを組み合わせた、ウェブサイト向けの効率的で安価な翻訳サービス WorldJumperFonTrans を提供してきた。YarakuZen では翻訳サービスをビジネス文書にまで拡大し、17言語に対応する。

YarakuZen とが、同社の従来からのサービスである WorldJumper や FonTrans と大きく異なるのは、翻訳の依頼と結果をやりとりするインターフェースだろう。テキストはもとより、 Word / Excel / PowerPoint のファイルでのデータ授受が可能であり API も利用できる。さらに、翻訳のパターンを記録し、その後の翻訳に活かす翻訳メモリ機能も、アカウント単位ではなく、そのアカウントが所属する企業単位での共有が可能になり、より正確で効率的な翻訳が可能となる。

YarakuZen は数ヶ月前にベータ版としてローンチしており、7月上旬にルクセンブルクで開催された ICT Spring 2014 では、ヨーロッパの投資家らに向けてサービスのプレゼンテーションを行っていた(以下のビデオ)。

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