子どもたちが自分の「好き」を堂々と言える世界をつくる。10年間の教育現場経験から生まれた「みんなの冒険教室」の創設ストーリー

教育の現場で約10年勤務。
そこで感じてきた「教育の違和感」をきっかけに、「みんなの冒険教室」を立ち上げました。
この教室で代表を務める私(齋藤ちかこ)より、なぜこの取り組みを始めたのか、経緯と想いを本ストーリーでお伝えします。

みんなの冒険教室 代表 齋藤ちかこ

◆小学生向けの探求型学習教室。プロフェッショナルとの出会いと、自己理解を深める「みんなの冒険教室」とは

私が手掛ける「みんなの冒険教室」とは、「自分力を育てる体験型・探求型授業を提供する教室」です。

具体的には小学生向けに社会で活躍している様々な分野の「プロ」との出会い・体験・学びを提供しています。その「プロ」との出会い・体験・学びを通じて
子どもたちが 自分の “好き” “楽しい” を見つけ、深堀しながら自分を知る冒険ができます。
これまでに「アート、サイエンス、国語、歴史、音楽」などの授業を行ってきました。
子どもの頃の「好き!」「楽しい!」という体験・経験は、その後の勉強への取り組み姿勢にも大きな影響があります。それを裏付けるように、
文部科学省の調査で“小学生の頃の体験活動”が“高校生の時の自尊感情”等に、影響されることが発表されました。
https://www.mext.go.jp/content/20210908-mxt_chisui01-100003338_1.pdf

◆自信も夢もなかった子ども時代。現代の子どもたちが自分の好きなことに気づき、堂々と表現できる世界を目指す。

私の子ども時代は誰にでも声をかけるような子でした。

自由奔放な私の姿は親にとっては、心配の種だったと思います。
しかし、小学校の高学年になるにつれて自分と周りとの違いを感じ、私って変わっているのかもと思うようになりました。
そう思うようになってから少しずつ、自分のことを人に言えなかったり自信がなくなり、控えめな子になっていきました。
好きなことはあるけど、言えない。言わない。本当の自分を隠すことが増えていきました。

大学の進路を決めるとき、とある先生に相談しました。すると先生は「今からのその大学を目指すのは、無理だよ!」と言われたことを覚えています。
私はその言葉にとても違和感を覚えました。私が先生からほしかった言葉と違っていたんだと思います。そこから少しずつ「教育」について意識し、大学では教職課程を取り、教育の会社に入社しました。

塾に入社し、中高生を対象に1300組以上の保護者面談・生徒面談をしてきました。そこで「夢も希望もない」「好きなことがわからない」と嘆く子どもたちから感じたことがありました。

それは私の子ども時代と状況が同じということでした(もしかしたらもっと現実的かもしれないなと思いました)

「こんなに世の中が便利になったのに、私みたい・・・。」

そこからもっと子どもたちが「自分の好き」や「自分のやってみたい!」ということに気付きやすい世界にしたい。
そして、自分の好きに気づいたら、それを堂々と言える世界にしたい!と思うようになりました。

加えて、そのためにはまずは「子どもたちが自分のことを知ること」が大切だとも思っています。
どんなことを楽しい、好きと思うのか。
子どもたちがまだ出会っていない、その子の「楽しい」、「好き」にたくさん出会ってほしいと思っています。

そして、子どもたちにもう一つ知ってほしいなとおもったのは、自分の好きなことをしていて輝いている大人は意外といること。
子どもの世界は、親が与えられる範囲であったり、気づける世界がごく一部のため仕方ないけど自分の「やってみたい」「これ好き」「たのしい」ということに気づくことが大切で、特に勉強を本格的に始める前の小学生のうちに知っていることがとても重要である、と塾で多くの生徒たちを見て、気が付きました。

これが私がこの教室を始めた理由です。

◆自分の道を自分らしく進んでいけるように。小学生のうちに自分を知り、自らの楽しいを見つける冒険教室

中高生になる前の小学生のうちに自分(自分の好き)を知り、みんなに「自分博士」になってほしい。
自分の“楽しい”を見つけるプロになり、自分の道を自分らしく進んでいけるようになってほしいという気持ちで「みんなの冒険教室」を行っています。ぜひ一度、子どもたちと一緒に来てみてください。