創業80年余の愛眼株式会社の人気シリーズ。「12匹のねこちゃんがメガネに?」 ねこ好きにはたまらにゃい至福のメガネ「ねころりんシリーズ」の誕生秘話

愛眼株式会社は2021年で創業80周年を迎え、全国に200店以上の店舗を構える眼鏡・補聴器・サングラスその他関連商品を取り扱う眼鏡専門店です。お客様の暮らしを、より快適に、より豊かにする企業となることを目指し、安心の技術、納得の商品、気持ちに寄り添うサービスを提供しています。
時代は「高齢化社会」「デジタル機器の普及」「アフターコロナによるライフスタイルの変化」により、以前にもまして社会生活における「眼」や「耳」の重要性が増しています。そんな中、お客様にとって最適な商品を提供すべく、さまざまな機能性に富んだ商品を取り揃えている愛眼ですが、「機能性」&「かわいさ」によって大ヒット商品となったのが「ねころりんシリーズ」。
このストーリーでは「ねころりんシリーズ」誕生の裏話や、商品にかける想いについてお伝えします。
実はメガネの破損理由の上位は、「寝落ち」。

メガネの破損理由はさまざまですが、実は理由の上位に入るのが“寝落ち”です。メガネをかけたまま寝てしまうと、メガネに思わぬ圧力がかかったり、場合によっては体の下敷きになったりするケースも。結果、メガネが歪んだり型崩れしたりし、メンテナンスや買い替えが必要になることもあります。メガネユーザーのみなさんにとっては、メガネをかけたまま寝落ちしてしまった経験が一度はあるのではないでしょうか。

「メガネをかけたまま寝落ちする」という、「メガネあるある」を何とかしたいという思いから起案

初代「ねころりん」は2015年9月に発売。当時の開発担当者が「ついついメガネをかけたまま寝てしまい、起きたら体の下敷きになって壊れていた」というメガネあるあるを解消できないかと考え、寝転んでも安心なメガネとして開発に至りました。ネーミングも、「寝転んでも安心なメガネ」として「ねころりん」と命名。初代モデルは開発担当者が当時飼っていたスコティッシュフォールドをモデルに考案されました。
「ねころりん」はやわらかい素材のため、かけてズレ落ちない形状について工夫されています。素材にはTPE(熱可塑性エラストマー)を使用しています。TPEは復元力と柔軟性に優れ、劣化しづらい特徴をもつ素材。力が加わっても元の形状に戻る低反発まくらのようなイメージです。そのため「ねころりん」は寝落ちしても安心なメガネに仕上がっています。

「肉球」を追加することでSNSで話題に

実は、初代「ねころりん」の売上は好調とはいえないものでした。「寝落ち」の悩みを抱える方は多くいらっしゃるはずなのですが、なかなか売上に結びつきませんでした。
そんな中、ある日のテレビ放送で、肉球の触り心地を無限に感じられるおもちゃが人気と取り上げられており、これをヒントにねころりんの「ねこ」=「猫」モチーフがよりフューチャーされたメガネに改良されました。その際、肉球を付けることができれば、よりお客様に喜んでいただけるのではとのアイデアから、今では一番の人気ポイントとなったぷにぷに肉球も誕生しました。その結果、ねこ好きの方から好評をいただき、おかげさまで新シリーズを追加するなど、愛眼のおすすめ商品として成長していきました。

肉球感触の再現度やズレ落ちない形状にこだわり、1年かけて開発した「ねころりん」の魅力・特徴とは
寝落ちしても安心なメガネとして開発された「ねころりん」は、かけてズレ落ちない形状について工夫されているのは先述のとおり。誤って踏んで歪んでも、折れたり変形したりしにくく、衝撃にも強いので、防災用の予備メガネとして活用するのもおすすめです。
(※絶対に壊れないわけではありません。故意に曲げたり、強い衝撃を与えたりした場合は変形のおそれがあります。)
そして、「ねころりん」の最大の魅力は、1番の人気ポイントでもある「肉球」の感触の再現度です。テンプル(つる)の先にあしらわれた肉球は、見た目のかわいらしさや、触って気持ちいいという点だけではなく、すべり止めとしての機能性も重視しました。
この「肉球」がSNSでも話題となり、人気商品の仲間入りを果たしました。

ねこ好きの方に向けてのプロモーションをスタート

そんな「ねころりんシリーズ」ですが、2023年2月22日の【ねこの日】に向けて、「ねこ好きの、ねこ好きによる、ねこ好きのためのメガネ」としてビジュアルを新たにし、ねこ好きの方にむけてのプロモーションをスタート。独自にアンケート(※インターネット調査)を実施し、「ねころりんに興味を示した方」約9,000名のデータを収集。アンケート結果をもとに、メインビジュアルを一新し、instagramにてねころりんニャンバサダーも募集。選出された20匹のねころりんニャンバサダーのねこちゃんが「ねころりんシリーズ」のwebページに登場しています。
また、「ねころりんシリーズ」のプロモーションにともない、愛眼全スタッフの中から「ねこマイスター」を募集。「ねこ」に関する難問試験を突破した生粋のねこ好きスタッフには「ねこマイスター」の称号と、それを証明する「ねこマイスターバッジ」が授与されました。ねこを愛するスタッフがお客様と「ねころりん」との出逢いをお手伝いします。

2023年2月より、保護猫活動への寄付を開始

愛眼では、「ねころりんシリーズ」のメガネやサングラスを通して、保護猫活動支援を行っています。
保護猫活動支援を始めたのは、2023年2月。「ねころりんシリーズ」のプロモーションを進めるなかで、毎年多くの猫が殺処分されている現実を知ったことがきっかけです。『お客さまの暮らしを、より快適に、より豊かにする』ことを経営理念とする愛眼では、誰もが快適に暮らしていける社会の実現に向けて、様々な社会貢献活動に取り組んでおり、これまでも「見えることの大切さ」の支援として、盲導犬訓練所への寄付活動を行っていましたが、猫の殺処分の現状を知ることで『私たちの家族やパートナーである猫のためにも何か力になれないだろうか』と考えるように。「ねころりんシリーズ」は猫好きの方に支持されている商品ということもあり、そんな猫好きの方と一緒に、寄付というかたちで少しでも猫を助けるお手伝いができれば、との思いから、「ねころりんシリーズ」を通しての保護猫活動支援を始めました。主な活動支援としては、動物専門の寄付サイトを運営する中間組織である「公益社団法人アニマル・ドネーション(以下、アニドネ)」を通し、ねころりんシリーズの売上の一部を寄付として、犬猫の保護活動を行っているアニドネの認定団体に届けています。
動物福祉の考え方が広まる現代でも、殺処分されてしまったり、悲しい思いをしている猫はたくさんいます。「ねころりんシリーズ」を通して、これからも寄付や、情報発信といったかたちで保護猫活動支援を続けていきます。
2023年10月時点で12種類。バラエティ豊かな「ねころりんシリーズ」

続々と新モデルが登場している「ねころりんシリーズ」ですが、大きくわけて3種類のモデルがあります。1. 「ねころりん」は、先述のとおり、「寝落ちしても安心なメガネ」ということで、復元力と柔軟性に富んだメガネとなっています。
2. 「にゃんブラン」はテンプル(つる)の部分が通常のメガネより長くなっており、首にかけたり、頭に乗せたりできるデザインになっています。かけ外しの多い方や、メガネを置き忘れてしまいがちの方におすすめのメガネとなっています。オリジナルデザインの専用ケースもご好評いただいています。
3. 「ねころりんショート」はテンプル(つる)の部分がとても短く、耳にかけずにこめかみでホールドするタイプのメガネです。ヘッドフォンや補聴器と干渉せず、また、毛染めやヘアカット時にもそのままかけておくことのできるメガネです。「ジェネッタ」や「ラムキン」といった脚の短い珍しいねこをモチーフにしているので、そちらもポイントです。

この夏にはねころりんサングラスも登場し、こちらも好評をいただいております。
シリーズ全部で12種類のねこたち(2023年10月時点)が勢ぞろい!
ぜひお気に入りのねこちゃんを見つけてくださいね。

「ねころりんシリーズ」への反応
2023年2月のプロモーション開始以降、SNSでも話題となり、たくさんの方に「ねころりんシリーズ」の魅力を知っていただくことができました。「こんなねこちゃんがあったらいいのにな」といったお声や、保護猫活動に関しても応援してくださるお声をいただいております。
かわいさだけじゃなく、機能性も抜群の「ねころりんシリーズ」。
今後もより多くの方に商品の魅力を知っていただき、それによってお客様の生活がより快適に、より豊かになりますよう、取り組んでいきます。

ねころりんシリーズ詳細ページ

ねこ好きにはたまらにゃい、至福のメガネ。ねころりんシリーズ