ブラジルの警察、監視カメラ業務で犯罪予測システム「CRIME NABI」を運用開始

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犯罪予測システムCRIME NABIを開発・提供する株式会社Singular Perturbations(東京都千代田区、代表取締役CEO: 梶田真実、 https://www.singular-perturbations.com/)は、ブラジル・ミナス州ベロ・オリゾンテ市警団と共にCRIME NABIの監視カメラ業務活用での有効性検証を実施しました。同システムの有効性が評価され、CRIME NABIが同市の統合オペレーションセンターで運用開始されたことを発表します。
■2023年12月より運用開始
株式会社Singular Perturbationsは2023年夏より、ブラジル・ミナス州ベロ・オリゾンテ市警団と共に、犯罪予測に基づいた効率的な重点監視エリアの選定および業務効率化を目指して、CRIME NABIの監視カメラ業務活用での有効性検証を実施しました。

ミナス・ジェライス州は人口が2,000万人を超える全国二位の規模の州で、ベロ・オリゾンテ市は250万人が居住する州都です。経済規模も全国3位であり、ブラジルの経済発展に大きく貢献した都市です。先進的な治安対策の取り組みにも積極的な都市で、市の統合オペレーションセンターは常時50人の市警団、消防団などの4つの組織が連携して24時間365日体制で監視カメラ業務を実施しています。

CRIME NABIは高精度かつ高解像度な独自の手法を駆使した犯罪予測アルゴリズムを搭載しており、犯罪予測に基づいた重点監視対象となるカメラリスト作成を支援することで、より重要なエリアに注力した監視活動に貢献します。これにより、市警団の監視業務がより効果的に行え、市民の安全を確保するための業務が強化されることが期待されます。

検証の成果として、監視カメラ事業で対象とする犯罪検出率の精度向上を達成しました。CRIME NABIの導入は今後人員を削減しうる施策であること、業務プロセスが効率化されること、犯罪抑止効果が上がることの3つの観点で、同システムの有効性が評価され、市の監視カメラ業務への導入が決定しました。ベロ・オリゾンテ市警団は2023年12月よりCRIME NABIの業務での運用を開始いたしました。

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