友人の悲劇から生まれた誹謗中傷対策サービス「ロイヤーダイレクト」…誹謗中傷に立ち向かう決意の物語

初めまして。2024年7月に、弁護士の公式アカウントから誹謗中傷投稿者に対して警告・削除依頼を送れるサービスを展開する『ロイヤーダイレクト合同会社』を設立した上村と申します。

この、ロイヤーダイレクトの設立には、私上村の深い悲しみと決意が背景にあります。
過去、2010年頃、スマートフォンとSNSが急速に普及し、誰もがインターネットを通じて簡単に情報を発信できる時代が到来しました。

その頃、私はある友人と非常に親しい関係にありました。
今でも簡単に思い出せます。学校から帰るやいなや、持ち寄った中国製のよくわからないゲーム機で対戦したり、友人の父と一緒に舟釣りに出かけたり。
彼はいつも私を慕い、信頼してくれていました。

しかし、ある日、彼がSNS上で、某ソーシャルゲームの仕様について苦言を呈したところ、一部の熱狂的なファンから誹謗中傷を受け始めました。
彼は悪気がなかった様で、すぐに当該投稿を削除しましたが、一旦ついた火は中々消えず、特定のユーザーが中心となり、連日に渡って友人に誹謗中傷を繰り返しました。

私もその状況を見守っていましたが、インターネット上での悪意は次第にエスカレートし、彼の心を蝕んでいきました。

当時、私たちは未成年のため、親経由で弁護士に相談しましたが、開示請求には多額の費用がかかるし、時間もかかるから、放っておいた方がいいと、けんもほろろに突き放されました。

私が彼のために何かできないかと悩む間にも、誹謗中傷は続きました。

2週間ほど経った頃、友人の母から連絡がありました。
彼の最後は、首吊り自殺という悲劇的な結末でした。

遺書に私のことが書いてあったそうですが、恐ろしくて見ることができませんでした。

この出来事は私にとって非常にショックであり、その後何年にもわたって夢にまで出てくるほど、心に深い傷を残しました。

友人を失った悲しみと、自分がもっと何かできたのではないかという後悔から、私はインターネット上の誹謗中傷の問題に立ち向かうことを決意しました。

SNSがますます影響力を持つ現在において、同じような悲劇を繰り返してはならないという強い思いから、ロイヤーダイレクトを設立しました。

このサービスを通じ、お金がなくても、弁護士が直接SNS上で誹謗中傷を行った人物に対して警告を送り、被害者が適切な法的支援を受けられるようにすることで、少しでも多くの人々を守りたいと考えています。

ロイヤーダイレクトでは、通常の開示請求相場の10%程度、スピードも最短当日を目指し、経済力がない方でも助けを求められる環境を作りたいと考えています。

ロイヤーダイレクトは、私が友人を救えなかったという痛みから生まれたものであり、これからも多くの人々が安心してインターネットを利用できる環境を作り出すために尽力していきます。

公式HP: https://lawyer-direct.jp/

代表:上村 十勝(2024/08/26)