Justin Kan氏ら、起業家による起業家のためのスタートアップ専門法律事務所Atriumを設立

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左から:Atrium 共同設立者 Augie Rackow 氏, Atrium 共同設立者 Bebe Chueh 氏, LTS 共同設立者 Chris Smoak 氏, LTS 共同設立者 Justin Kan 氏
Image Credit: Atrium

本日(9月14日)、スタートアップに焦点を絞った、設立者による設立者のための法律事務所 Atrium がローンチした。同社は企業向けの法務サービスの提供にスピードと透明性を加えるカスタムツールを構築した。Atrium の目標はビラブル・アワー(請求可能時間)をなくすことである。

Atrium のパートナーには、ゲームのライブストリーミング配信会社 Twitch に進化し、Amazon によって9億7,000万米ドルで買収された Justin.tv をスタートさせたことで有名な Justin Kan 氏がいる。

サンフランシスコに拠点を置く Atrium は、2種類の固定料金の法務商品を提供している。月額課金の Atrium Counsel では、進行中の法務ケースについて専門の弁護士に相談でき、Atrium Financing では、スタートアップ向けのベンチャーキャピタルからの資金調達プロセスにおけるエンドツーエンドのアドバイスサービスを固定料金で受けられる。

2017年6月の設立以来、Atrium は顧客企業に9,400万米ドル以上の資金調達活動を支援してきた。

Kan 氏は声明でこのように語る。

数年にわたり、私はやむを得ず法務業のパワーユーザとなっていました。

弁護士のアドバイスは尊重していましたが、サービスの提供には不満を抱いていました。もっと違う方法でできたであろうということが多々ありましたし、最大の悩みは、法務サービスをいつ使うのか、またはどれくらいの費用を費やすべきかということを誰からも教えてもらえないことでした。

法律事業は経済のあらゆるセクターにディスラプションをもたらした急速な技術革新とイノベーションに抵抗していると Atrium は考える。また、彼らによると、ビラブル・アワーに依存するなど現状維持のための逆効果誘因が、新しいスタンダードやツールの採用の遅延を導いているという。

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Atrium のオフィス
Image Credit: Atrium

依頼人や弁護士たちは、真のパートナーシップよりも利益を重んじる法律事務所モデルがコモディティ化されていると感じている。また、法律相談を受けるプロセスは、依頼人側が請求書を受け取るまで不明瞭であり、まるで救急病院に行った後に多額の医療費を請求された時のような感覚を得てしまう。Atrium は予防治療のような前払い制により、従来の形を一新することを期待している。

LegalZoom によって買収されたスタートアップ AttorneyFee.com の設立者であり、Atrium の共同設立者である Bebe Chueh 氏は言う。

企業への法務サービスに価格の透明性をもたらすことで、スタートアップが法的危機に直面した際に大慌てで対処するのではなく、課題を予期し適応できるように、救急法務から予防法務へと枠組みを変えていきたいのです。

法務サービスの価格を革新することで、私たちはより高いマインドシェアを獲得し、スタートアップに対して、何かあればいつでも弁護士に相談することができると安心してもらうことができます。

Atrium の法務チームは、Orrick、WSGR、Gunderson を含む850以上の有名企業の企業融資ケースをクローズした経験がある。

Atrium の共同設立者は、Kan 氏とスタートアップ起業家の Chris Smoak 氏の努力により加った、元 Orrick のパートナーである Augie Rakow 氏と Bebe Chueh 氏の2人である。 Kan 氏は現在まで6社を立ち上げ、77社に投資している。

Atrium には現在約30人のスタッフがおり、General Catalyst ほか95社から調達した資金額は1,050万米ドルに上る。Kan 氏と Smoak 氏は、Atrium の弁護士にツールプラットフォームを提供する Legal Technology Services の共同設立者でもある。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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