名古屋の老舗製販会社が、次世代マーケットに挑戦。NFT作品とメタバース空間内に大量のNFT作品が展示できる「クリアミュージアム」をリリースしました。

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製版会社として50年以上の歴史を持つ、株式会社伊藤美藝社製版所(本社:愛知県名古屋市北区/代表取締役社長:伊藤 公一)が、NFT作品(約200点)および、メタバース空間内でNFT作品を美術館のように展示できるスペース「クリアミュージアム」をリリースしました。このストーリーでは、アラフィフメンバーが試行錯誤を繰り返しながら最新技術に挑むプロジェクトの裏側をお届けしていきます。

URL:https://opensea.io/collection/japanesetraditionalcolor (NFT)
URL:https://opensea.io/assets/ethereum/0x449f661c53ae0611a24c2883a910a563a7e42489/19 (クリアミュージアム)

◆■背景
・ 昨今の印刷・製版業界の著しい低迷を受け、「新しい別の手」を模索していた。
・ 全社平均年齢40歳オーバー。高齢化の波が社員の平均年齢にも表れてきている。
・ アラフィフメンバー5名を中心にプロジェクトを結成。
・ 全て手探り、試行錯誤の連続。持ち寄ったのは「とにかくやる!」というフロンティアスピリッツ。
・ 本業は製版会社。長年「色」を扱ってきたという経験と自負がある。
・ プロジェクトメンバーの中にCGを趣味でかじったことがある者がいた。

◆■開発ストーリー

生き残りを懸けたプロジェクト始動。

当社の本業である印刷・製版業界は今、著しく低迷しています。何か新しいことは出来ないか?長年培ったノウハウを新しい技術と融合させ、次のビジネスに繋がる可能性を探れないか?そんな漠然とした課題にチャレンジするべく2022年6月某日、5人の社員が集まりプロジェクトを発足させました。
最初に着眼したのは「色」。我々製版会社は色を毎日取り扱っており、色に関しては自信がありました。そこでこのノウハウを活かすべく「色」について様々な切り口から調査・研究をしたところ、「日本の伝統色」に行き着きました。もちろん伝統色の存在は知っていましたが、色の由来や背景などを知る者が会社内に誰もいないという驚愕の事実が判明したのです。中には色名すら読めない人まで出てくる始末。色に携わるプロフェッショナルが日本の色を知らない。これはまずい。由々しき事態だ!ということで、より見聞を広める目的もあり「日本の伝統色」をモチーフに使うことを決めました。こうして、色に精通してきた我々さえも知り得なかった色にまつわるストーリーを紹介するという切り口でプロジェクトは動き出しました。

オジサンズがチャレンジしたのはNFT。
モチーフは決まったが、それをどのようにアウトプットするのか?印刷物を制作しても変り映えしないし、Webページもすでに伝統色を取り扱うサイトが多数あります。そこで行き着いたのがNFTでした。

Non-Fungible Tokenの略で「非代替性トークン」と訳します。コピーや改ざんが簡単なデジタルデータに対し、ブロックチェーン技術を活用することで資産価値を付与させた、新たな市場を生み出す技術として注目を浴びています。

デジタルアート作品として「日本の伝統色」を表現しよう。「色」を使って表現するのではなく、「色」自体を表現するアート作品として伝統色を切り出しました。静止画作品(100点)と動画作品(100点)の2種類合計200点の作品を世界最大手のNFTマーケットプレイスOpenSeaにてリリースしました。
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