AIによる運用計画自動最適化「Optium」運営のALGO ARTIS、6.9億円を調達——累積調達額は12.2億円に

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「Optium」
Image credit: Algo Artis

AI による運用計画の自動最適化ソリューション「Optium」を開発・提供する ALGO ARTIS(アルゴ・アーティス)は6日、直近のラウンドで6.9億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)、みやこキャピタル、ココナラスキルパートナーズ、Sony Innovation Fund、多田尚弘氏、DIMENSION、横河デジタルと名前非開示の会社1社。金額には、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫、非公開1社からのデットが含まれる。

これは ALGO ARTIS にとって、2021年9月に実施したシリーズ A ラウンド、シリーズ A のエクステンションラウンドに続くのものだ。UTEC とみやこキャピタルは前回ラウンドに続くフォローオン。今回の調達を受けて、ALGO ARTIS の累積調達額は約12.2億円に達した。同社では今回調達した資金を使って、技術基盤の強化、新規サービスの開発、優秀な人材の確保に注力するとしている。

ALGO ARTIS は、ディー・エヌ・エー(東証:2432)で生まれた新規事業が前身。ディー・エヌ・エー社内で2016年から AI を活用した事業が検討開始され、2018年に関西電力と火力発電所の燃料運用最適化の取り組みを開始。2019年には DeNA 内でエネルギー事業推進室が立ち上がり、インフラ系企業と、最適化に関する複数のプロジェクトを推進してきた。2021年7月、ALGO ARTIS 代表取締役の永田健太郎氏が事業をディー・エヌ・エーからスピンオフする形で ALGO ARTIS が設立された。

ALGO ARTIS の Optium は、複雑な運用計画に特化し、従来は熟練の技術者に依存していたアナログな計画を AI によって自動で最適化することができる、これにより、年間数千万円から数億円に及ぶ収益改善、温室効果ガス排出量の削減、業務の属人化の解消が可能となる。ALGO ARTISは既に4つの導入プロジェクトを運用しており、製造業、エネルギー、鉄道・バスなど、社会基盤を支える様々な産業においても導入プロジェクトを進行している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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