センスウェイ、長谷工コーポレーションと LPWAを利用した「建設現場内環境センシングシステム」を共同開発

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~WBGT(暑さ指数)センサーによる熱中症対策を開始、建設DXを推進~

センスウェイ株式会社(本社:東京都中央区、社長:神保 雄三、以下「センスウェイ」)は、株式会社長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、社長:池上 一夫、以下、「長谷工」)と共同で、建設現場内の環境をLPWA(※1)の一種であるLoRaWAN(R)(※2)対応センサーを通して一元管理するシステム「建設現場内環境センシングシステム」(以下、「本システム」)を開発しました。
本システム活用の第一弾として長谷工では、今夏よりWBGT[暑さ指数](※3)センサーの運用による熱中症対策を開始しています。従来、熱中症対策のため建設現場では、WBGTセンサーを設置し、一日数回所定の場所で作業者がWBGT値を計測していましたが、本システムの導入により、いつでもどこでも関係者全員がWBGT値を確認できるようになりました。また、管理システムの地図上に全建設現場の状況を表示することができる為、本部事務所で一元管理が可能となりました。長谷工の各建設現場においては、一日あたり約一時間の労務削減を見込んでいます。

センスウェイはこれまでもLoRaWAN(R)対応のWBGTセンサーによる熱中症対策ソリューションを提供していましたが、今回、より現場の様々なニーズに即したシステムとして利用できるよう、長谷工との共同開発を進めて参りました。本システムでは、PCのブラウザ表示のみでなくiOS専用アプリにも対応したことで、PCにアクセスしなくてもiPhoneから直接システムを確認することができるようになりました。さらには、WBGT値が一定の数値を超えた際のアラートがiPhoneのプッシュ通知としても届くため、熱中症発生予防への迅速なアプローチが可能となりました。これにより、今まで以上にリアルタイムでの現場環境の変化を確認することができるようになり、作業員の安全性が向上しています。

センスウェイは今後もLoRaWAN(R)センサーを活用した様々なデータの見える化を推進し、現場の安全と品質の向上、業務効率化に向けた取り組みを進めて参ります。

※1 LPWA(Low Power Wide Area)…低消費電力で長距離の通信ができる無線通信技術

※2 LoRaWAN(R)…低消費電力での長距離通信ができる無線通信技術LPWA(Low Power Wide Area)の一種で、「LoRa Alliance」が定めた「無線ネットワーク規格」の名称です。IoT向けの通信規格で、世界的に広く利用されています。

※3 WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)[暑さ指数]…熱中症予防を目的として提案された指標、湿球黒球温度。体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい1.湿度、 2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 3.気温の3つの値を取り入れた指標です。

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