ドローン用小型フライトデータレコーダーを開発

SHARE:

小型無人機の事故解析、機体捜索に必要な機能を搭載

株式会社エンルートラボ(本社:埼玉県ふじみ野市うれし野1-3-29、代表取締役:伊豆智幸 以下エンルートラボ)は、ドローン用小型フライトレコーダーを開発いたしました。
機体トラブル等による墜落時に、事故原因究明に有効なデータを記録する装置となります。記録されるデータは、機体の傾きや速度、GPSの航行軌跡、モーターの出力、オペレーターの操作状況などとなります。
データは、産業用防水型のマイクロSDに記録され、PCで読み取りし、専用ソフトでの解析を行えます。
フライトデータレコーダーを発見するための機能として、座標情報をBLE(Bluetooth Low Energy)によるビーコンとして発信します。また、ブザーにより音による捜索も可能としています。これらの機能は、墜落等による外部電源遮断後も、自身のもつ電源により30分から数時間(独立電源の容量とビーコンの発信間隔による)の動作時間を確保しています。BLEでは、近距離での通信しか行えませんが、捜索用ドローンに搭載可能な発見用装置を用意しており、飛行経路周辺のドローンによる捜索も可能としています。機体の紛失は、バッテリー発火による山火事の誘発や、ドローン動産保険の適用にならないケースもあるため、機体発見の機能は重要なものとなります。
レコーダーユニットは、アルミとPOM製のケースに収められ、墜落時の衝撃にも耐える構造になっています。またケースの開封を記録する仕組みになっており、ユーザーによるデータ改竄可能性を確認することもできます。

FDR基板

PR TIMESで本文を見る