NEDOの助成事業「AIシステム共同開発支援事業」に採択され、GROUNDが自社開発するAI物流ソフトウェア『DyAS(ディアス)(R)』をトラスコ中山と共に物流現場での実証実験へ

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GROUND株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:宮田 啓友、以下「GROUND」)と機械工具卸売商社のトラスコ中山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中山 哲也、以下「トラスコ中山」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の助成事業「AIシステム共同開発支援事業※1」の実証実験として、2018年7月上旬よりGROUNDが自社開発するAI物流ソフトウェア『Dynamic Allocation System(ダイナミック アロケーション システム)(R)※2』(以下、『DyAS(R)※2』)を用いた「物流センター 在庫・リソース配置支援ソフトウェアの共同実証」に取り組みます。
GROUNDは、その設立以来、物流業界に対してテクノロジーを用いた新しい価値を創出することを目指し、AIやロボティクスなどの最新のテクノロジーを活用した「Intelligent Logistics(インテリジェント・ロジスティクス)(R)※2」というオリジナルコンセプトを提唱・推進しています。

ECが人々の生活を支える社会インフラへと成長する中、物流業界は人件費や宅配費用の高騰、物流施設管理者においては膨大な在庫管理や複数リソースの稼働管理といった課題に直面しており、これまでのようなアナログな対応や個々人の経験やノウハウだけでは課題解決が困難な状況となっています。

今回、実証実験の中核を担う『DyAS(R)※2』は、GROUNDが独自に開発を進める先端テクノロジーを活用したAI物流ソフトウェアです。本システムは、1.「拠点間在庫最適化(DLA)」2.「拠点内在庫配置最適化(DIA)」3.リソース配分最適化(DRA)4.シナリオプランニング(SP)の4つのモジュールと可視化ツール(Intelligent EYE)から構成されています。

トラスコ中山は、国内拠点99か所(本社2、支店75、物流センター17、ストックセンター5)、海外拠点3か所(現地法人:タイ、インドネシア 駐在所:ドイツ)を有し、プロツール(工場用副資材)の即納体制の強化に長年取り組んでいます。2018年10月には同社最大となる物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)の本格稼働を目指しており、『DyAS(R)※2』を活用した本実証実験に加え、GROUNDが提供する次世代型自動搬送ロボットソリューション『Butler(バトラー)(R)※2』の導入など、先進的な物流インフラの構築を目指しています。

■ 実証実験の概要
・名称:物流センター在庫・リソース配置支援ソフトウェアの共同実証
・期間:2018年7月上旬~2019年2月20日(水)
・内容:
トラスコ中山が有する物流施設における業務ナレッジや内部データ・外部データを『DyAS(R)※2』が蓄積・統合・解析し、在庫保管効率や物流作業効率を向上するための在庫配置や人的リソース配分を算出・可視化します。これにより、管理者がノウハウや経験をベースに行ってきた日々の入出庫量の予測、スタッフのシフト組みや作業調整など、高度かつ複雑な判断をスピーディかつ正確に支援し、トラスコ中山の強みである在庫機能において、より一層の強化に貢献します。

今回の実証実験の対象は、前述した『DyAS(R)※2』を構成する4つのモジュールのうち、2.「拠点内在庫配置最適化(DIA)」3.リソース配分最適化(DRA)および可視化ツール(Intelligent EYE)となります。

『DyAS』の構成

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