インテントセールスSaaS「Sales Marker」、デット含め15.1億円をシリーズA延長調達——累積調達額は23.5億円に

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Image credit: SalesMarker

インテントセールス SaaS「Sales Marker(セールスマーカー)」の開発・提供を行う Sales Marker は25日、シリーズ A のエクステンションラウンドで15.1億円を調達したことを発表した。

調達先は明らかにされていないが、同社は24日にオリックス・キャピタルから1億円を調達したことを明らかにしており、当該ラウンドの一部と推測される。この調達とあわせ、Sales Marker はオリックス(東証:8591)と業務提携し顧客の紹介を受ける。

これは同社にとって、2023年12月に実施したシリーズ A ラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、Sales Marker の累計調達額は約23.5億円に達した。また、金額にはデットが含まれる。

さらに、同社は新たな事業ドメインの立ち上げ、および新たな経営メンバーの参画を合わせて発表した。

今回の調達を受け、Sales Marker は、体制の強化や事業基盤を活かした新たな取り組みに着手し、全ての企業と人がインテントセールスを通じて成長できる世界を目指すとしている。

Sales Marker は、インテントデータを活用した BtoB 向けの営業支援 SaaS。顧客の関心やニーズをリアルタイムで捉え、精度の高いアプローチを可能にする。Salesforce や HubSpot などのツールと連携可能で、シームレスな営業・マーケティングプロセスを実現している。

サービス開始から2年で導入企業数は400社以上にのぼり、商談獲得率250%、売上300%の成果を創出しているという。また、今年1月には世界初の「インテントセールスカンファレンス」を開催し、約200名の参加者を集めた。

インテントセールスは、企業の検索行動からわかるニーズ(インテント)に基づき、顧客起点で行う新時代の営業手法である。インテントシグナルを正確かつタイムリーに把握し、適切な訴求軸で的確な部署・人物にアプローチすることで、商談化率や受注確度を劇的に向上させるという。

同社は今後の展望として、インテントデータの活用を基に企業のマーケティング活動や採用活動を支援する事業を立ち上げ、営業支援領域に留まらない経営課題の解決に取り組む予定であるという。

今回の資金調達により、開発体制の強化や新規事業の立ち上げを進め、企業や人の成長を支援する。本格的な取り組みとして、エンジニアの採用やサービス導入支援、カスタマーサポート体制の強化が予定されている。

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via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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