Takeshi Hirano

Takeshi Hirano

ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現・BRIDGE)を共同創業し、2018年4月に株式会社PR TIMESに事業譲渡。現在はBRIDGEにて取材・執筆を続ける傍ら、編集からPRを支援するOUTLINE(株)代表取締役も務める。

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執筆記事

注目クラブトークン:琉球アスティーダ<46.1316(+7%)>ホーム戦でトークン企画を実施決定、南葛SC<20.8133(-1%)>はVONDS市原Vert戦を4-1で勝利【フィナンシェ提供】

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クラブトークン注目ニュースでは、FiNANCiE(フィナンシェ)で取引される注目のスポーツクラブ発行トークンの動向をお伝えします。(現在テスト配信中)それぞれの情報はフィナンシェでチェックしてください。【見方:チーム名<トークン価格(前日比動向)>】※リンク先はFiNANCiE、編集部独自の注目度で、価格動向などを示すものではありません。情報はプレスリリースなどから 注目ニュース:琉球アスティータ…

クラブトークン注目ニュースでは、FiNANCiE(フィナンシェ)で取引される注目のスポーツクラブ発行トークンの動向をお伝えします。(現在テスト配信中)それぞれの情報はフィナンシェでチェックしてください。【見方:チーム名<トークン価格(前日比動向)>】※リンク先はFiNANCiE、編集部独自の注目度で、価格動向などを示すものではありません。情報はプレスリリースなどから

注目ニュース:琉球アスティーダ<46.1316(+7%)>は27日、ホーム戦で業界初のトークン企画実施決定を発表。南葛SC<20.8133(-1%)>は26日、 VONDS市原Vertとの試合を行い、4-1で南葛SCが勝利した。

クラブトークンニュース

[発行日:2021年9月28日]

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スマホで買える「NOT A HOTEL」40億円分をネット販売開始へ、8.5億円の調達も完了

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ニュースサマリ:ホテルブランドの開発・運営を手がけるNOT A HOTELは9月27日、フラッグシップとなる那須「NOT A HOTEL NASU」と宮崎「NOT A HOTEL AOSHIMA」の物件権利販売を28日12時から開始する。 9時追記:NOT A HOTELでは12時の販売開始を予定していたが、アクセスが集中したため、9時現在で購入可能となっている。濱渦氏によれば既に注文が入っている…

ニュースサマリ:ホテルブランドの開発・運営を手がけるNOT A HOTELは9月27日、フラッグシップとなる那須「NOT A HOTEL NASU」と宮崎「NOT A HOTEL AOSHIMA」の物件権利販売を28日12時から開始する。

9時追記:NOT A HOTELでは12時の販売開始を予定していたが、アクセスが集中したため、9時現在で購入可能となっている。濱渦氏によれば既に注文が入っているという回答だった。

用意された最初の物件は8物件で、1カ月単位からの「シェア買い」が可能となっており、最大で96人が所有者になれる。1棟をまるごと12カ月分購入することもでき、最小価格は140平米の物件で1カ月単位の価格は2580万円から。8物件の総額は約40億円分となる。

またこの公表に合わせ、同社はプレシリーズAラウンドとして資金調達の報告もしている。第三者割当増資を引き受けたのは既存投資家であるANRI、GMO Venture Partners、SMBCベンチャーキャピタル、個人投資家に加え、新たにオリエンタルランド・イノベーションズ、オープンハウス、マーキュリア インベストメント、GO FUND, LLP、BREWらが参加した。それぞれの出資比率や個人投資家の氏名などは開示されていない。2020年のシードラウンドで得た10億円に続くラウンドで調達額は累計で18億5000万円となった。

NOT A HOTELはアプリで自宅とホテルを切り替えし、貸し出すこともできる「ホテル兼住宅」物件。ホテルとしてのオペレーションは合弁会社として設立した「NOT A HOTEL MANAGEMENT」が担うため、物件オーナーは自宅として使わない期間を無駄なく活用することができる。今回販売開始した那須・宮崎は分散したリゾート型で、福岡には集合型の都市型物件も計画している。各部屋は全てCGで販売され、売買契約が成立後に建設を開始する。購入したオーナーは全ての拠点を相互利用することができる。

話題のポイント:人の生活における「住む」「暮らす」の考え方に新たな選択肢を与えてくれる注目のサービスがいよいよ販売開始となりました。今回も同社代表取締役の濵渦 伸次さんにショートインタビューして販売についての疑問などをお聞きしております。

今回販売開始されたのはNOT A HOTELの「リゾートタイプ」で、近いものとしてはやはりリゾートトラストが販売する会員権がイメージしやすいかもしれません。一方、NOT A HOTELはホテルと住宅を切り替えできる点がやはり特徴的で、住居としての考え方も持っているのが単純なリゾートと異なる部分です。実際、福岡に計画中の都市型集合タイプはビジネスユースでの利用が想定されていると思います。気になった点は次の通りです。

  • 住居としても利用できる場所なのか
  • 販売はどのように実施される
  • 全ての拠点が使えるなら安い権利を買えばお得?
  • 設備やサービスはどうなる
  • 転売はできる?

では、ひとつずつ見ていきましょう。

住居として利用できるのか?:お金持ちなら「Yes」

那須のリゾートは都心から公共交通機関+ハイヤーで90分の場所で、広大な16万坪の敷地に2棟が建っています。濱渦さんの話ではヘリポートを予定していて、現在、シェアリングサービスと交渉しているということでした。東京ヘリポートからは30分だそうで平日の利用も現実的です(※ただし、お金持ちに限る)。宮崎・青島は宮崎空港から車で15分、こちらは国定公園内にオーシャンフロントの6室が建設されます。誰か買って取材に連れてってください。

販売はどのようにして実施される

7億円の物件をカートに入れて申込

今日の12時からこのサイトで販売が開始されます。本当にカートで8億円規模の物件が購入可能・・・と思いきや、当たり前ですね。審査はあるようです。つまりこのサイトでは購入申込までが可能で、その後、適切な審査と応募多数の場合は抽選が実施されるというお話でした。基準については反社会的勢力など一般概念として公序良俗に反する方を除き、公平に販売するということです。

ただ、次回以降はリファラル、つまり紹介制度を重要視するという考えも教えてもらいました。また、NOT A HOTELの「カルチャー」に共感してくれる方を優先したいという価値観への想いもあるようで、この辺りはどう今後、表現されるのか楽しみでもあります。

全ての拠点が使えるなら安い権利を買えばお得?

NOT A HOTELの特徴にオーナーは全ての物件をホテルとして利用できる、というものがあります。ただこの制度は一番安い権利を購入した人が、最も豪華な物件を利用できるという「ハック」が簡単にできてしまう落とし穴がありました。当然その穴は塞がれていて、ホテル利用時に差額分を徴収するそうです。

設備やサービスはどうなる

別荘として利用する際はオンラインコンシェルジュで集中管理

ホテルとしてのサービスはニュース箇所でも書いた通り、オペレーション会社を別途設立してあるので、そこが集中管理することになります。リゾートは遠方ですから、例えば清掃やリネン交換などは現地の事業者と組んでサービス提供することになります。

また、ゲストを連れて行く場合にバトラーサービスや出張シェフなど、ホテルとしてのフルサービスも用意しており、自分たちだけで別荘として滞在する際のオンラインコンシェルジュ(スマホから提供)と差別化されています。周囲に何もないということもあるので、各部屋にはやや大きめのセルフストアを用意し、部屋の中で生活が完結するように工夫するとのことでした。

転売はできる?

リゾートトラストでも会員権の相場があり、オーナーは需給バランスによって売買を実施しています。NOT A HOTELでもやはり同様の考え方を持っていて、物件については購入から3年間は転売ができない期間を設定しつつ、この制限が解除される3年後を目処にセカンダリーマーケットを独自に用意するというお話です。

完全受注販売型ということで、まだ物件はひとつも「建っていません」。数千件の問い合わせがあったということで濱渦さんもある程度の手応えを感じているようでしたので、どのぐらいの応募があるのか、お昼12時の結果を楽しみにしてみたいと思います。

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注目クラブトークン:COEDO KAWAGOE F.C<7.5033(+14%)>はCRS埼玉とブロンズパートナー契約締結、SOLTILO Bright Stars FC<2.4919(+5%)>にイリニンババジ選手加入【フィナンシェ提供】

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クラブトークン注目ニュースでは、FiNANCiE(フィナンシェ)で取引される注目のスポーツクラブ発行トークンの動向をお伝えします。(現在テスト配信中)それぞれの情報はフィナンシェでチェックしてください。【見方:チーム名<トークン価格(前日比動向)>】※リンク先はFiNANCiE、編集部独自の注目度で、価格動向などを示すものではありません。情報はプレスリリースなどから 注目ニュース:COEDO KA…

クラブトークン注目ニュースでは、FiNANCiE(フィナンシェ)で取引される注目のスポーツクラブ発行トークンの動向をお伝えします。(現在テスト配信中)それぞれの情報はフィナンシェでチェックしてください。【見方:チーム名<トークン価格(前日比動向)>】※リンク先はFiNANCiE、編集部独自の注目度で、価格動向などを示すものではありません。情報はプレスリリースなどから

注目ニュース:COEDO KAWAGOE F.C<7.5033(+14%)>は24日、CRS埼玉とブロンズパートナー契約を締結したことを発表。SOLTILO Bright Stars FC<2.4919(+5%)>にはウガンダU-17代表のイリニンババジ選手加入の発表があった。ポジションはミッドフィルダー。

クラブトークンニュース

  • 湘南ベルマーレ<18.8156(+1%)>は日本サッカー協会より、U-15日本代表候補トレーニングキャンプ(9/26~30)のメンバーに湘南ベルマーレU-15に所属する本多康太郎選手が選出されたと発表した。
  • SHIBUYA CITY FC<7.0183(0%)>は2022シーズンよりクラブにて25歳以下を対象としたプロ選手として契約する選手を募集開始。チームへの練習参加形式によるトライアウトとなると発表している。
  • ザスパクサツ群馬<4.6977(+3%)>はバンコク・ユナイテッドFCに所属していた細貝萌選手が新加入決定と発表した。ポジションはFM。
  • 仙台89ERS<5.1542(0%)>は9月23日にシーズン開幕直前オンラインTIP-OFFミーティングを開催した。全選手・HCが登場し、チームの紹介やトークショーを配信。
  • Y.S.C.C.<5.2790(-1%)>は24日より10月9日に開催されるAC長野パルセイロ戦(13:00キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場)のチケット販売を開始と告知した。

FiNANCiEニュース

  • 南葛SC<20.5298(0%)>は新たに「南葛SCラウンジ」を開設。2,000トークン以上の保有者が参加できるフィードで、ラウンジ限定のプレゼント応募権やGMの裏話、特典が展開予定。
  • 鎌倉インターナショナル<FC18.3255(-1%)>は初期トークン販売において100,000pt以上のメニューを支援したサポーターに特典としてサポーター名を【みんなの鳩サブレースタジアム 支援者・支援企業 一覧】に掲載。

[2021年9月24日17時更新情報/情報提供:フィナンシェ]

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カーブアウトスタートアップの成長と中国進出のリアル/Onedot鳥巣氏・東大IPC水本氏【9月30日12時半@オンライン】

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本稿は9月27日に開催するBRIDGE Tokyo Meetup INTROのご紹介になります。9月30日12時30分からライブ公開収録 & 10月2日まで見逃し配信を実施します。イベントチケットはこちらから Tokyo Meetup「INTRO」では毎回ベンチャーキャピタリストのみなさんに旬のスタートアップやテックトレンドをご紹介いただきます。今回のざつだんには、東大IPCパートナーの水本尚宏さ…

本稿は9月27日に開催するBRIDGE Tokyo Meetup INTROのご紹介になります。9月30日12時30分からライブ公開収録 & 10月2日まで見逃し配信を実施します。イベントチケットはこちらから

Tokyo Meetup「INTRO」では毎回ベンチャーキャピタリストのみなさんに旬のスタートアップやテックトレンドをご紹介いただきます。今回のざつだんには、東大IPCパートナーの水本尚宏さんと、特別ゲストとして中国の育児メディア「Babily(貝貝粒)」を展開する Onedot(万粒)CEO の鳥巣知得(とす・ちとく)さんにご参加いただきます。

Onedot は、ユニ・チャームと、ボストンコンサルティンググループ傘下 BCG Digital Ventures の共同プロジェクトからカーブアウトした異色のスタートアップです。一人の子供に両親と双方の祖父母の合わせて6個の財布から金が注がれる「シックスポケット」という言葉に象徴される中国の子ども教育市場について、将来の可能性と課題について伺います。

中国に進出した起業家はまだ多くありません。Onedot は自らの事業を現地展開しつつ、シナジーを見出せる企業の中国進出も支援しています。中国の都市部では経済発展と社会成熟が進み、多くの人々がマス向け商品で満足しておらず、日本のプロダクトやサービスには大きな可能性があります。東大IPCさんには、日本スタートアップの海外進出支援という観点でもお話をお聞きします。

参加方法

イベントチケットをこちらから購入(無料)いただきますと、前日・当日にリマインドメールが届きます。そちらからオンラインイベント会場に入場ください。公開収録にご参加いただけるZoomURLが発行されていますのでそちらからご参加ください。

質問について

後半にざつだんタイムを用意しています。Zoomのチャットに質問事項をいただければ、そちらに回答する形で進行いたします。

登壇者とのミートアップ希望について

オンラインイベント会場にある「Meetup 希望」ボタンからアンケートにお答えの上、コンタクトください(ミートアップをお約束するものではありません。あらかじめご了承ください)

見逃しリプレイについて

公開収録終了後、見逃し再生の配信を実施します。

参加する方々のイメージ

  • 中国進出を考えている企業の方
  • 副業などでOnedotとお仕事をしたい
  • 鳥巣さんに会いたい
  • 東大IPCさんに相談したい起業家の方

プログラム

  • 公開インタビュー(30分):BRIDGE編集部にて公開取材
  • 質問&ざつだん(30分):質問にお答えするざつだんタイム

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10年起業家:全ては自責から始まる/土屋・福島氏対談

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(前回からのつづき)これまで2回に渡り、創業からおよそ10年を迎えた土屋尚史氏と福島良典氏の軌跡を振り返った。最終回となる今回はお二人との対談で、経営者に必要な課題解決、意思決定の変化を語っていいただく。(文中の太字の質問は筆者、敬称は略させていただいてます) 自分と向き合う ーー10年の振り返りありがとうございました。福島さんは2回目の起業になるわけですが、経営における前回からの気付き、学びを改…

土屋尚史氏

(前回からのつづき)これまで2回に渡り、創業からおよそ10年を迎えた土屋尚史氏と福島良典氏の軌跡を振り返った。最終回となる今回はお二人との対談で、経営者に必要な課題解決、意思決定の変化を語っていいただく。(文中の太字の質問は筆者、敬称は略させていただいてます)

自分と向き合う

ーー10年の振り返りありがとうございました。福島さんは2回目の起業になるわけですが、経営における前回からの気付き、学びを改めて

福島:前回から学んだことがひとつあって、僕ら、上場後に一度、完全に組織崩壊を経験してるんです。四半期ごとに数字を追ってそれにプレッシャーを与えるというマネージメントをしていたんですね。土屋さんと同じで、自分たちもまずそれがダメだってことを認めたんです。

その上で、改めてビジョンとかどういう人と働きたいのかとか、どういう世界を作りたいのかとか、そういうことをめちゃくちゃ頑張って社員に伝えたんです。それによって起こった変化で辞めていった人ももちろんいます。今さらそんなこと言われても、と。その時の強烈な経験は本当に今でも凄く覚えています。今振り返るともっとあの時こうしていれば、事前にこうしていればという思いがあって、そういった部分は今のLayerXに生かしたいなと常々思ってます。

ーー土屋さんもまずは自分と向き合うことから始めましたよね

土屋:経営上の課題が起こった時は、先ほどの話の中でもお伝えした通り、一旦、全てはまず、経営者の責任だと認めることからスタートなのかなと。けど、これって難しくてやっぱり認めたくない、認められないというケースは散見されます。

結局、何かが起こった時に社員のせいだとかビジネス環境が悪かったとか、外部環境のせいにしてしまいたくなるんです。でもこれを一旦、外部環境の変化に対応できなかった自分の責任というものを認めることができたらそこが出発点です。

ーー自責して一旦リセットする。その後は

土屋:本当に抽象的な言葉ではあるんですが、泥水を啜るってあるじゃないですか。本当に課題を少しずつ改善し、続けるしかないというか。結局自分たちも組織の問題から解決までに2年半かかったわけです。もしこれをやり方は分からないですが、例えば短期間にバッサリといってその時の社員の感情とかそういうものを殺してまでやる方法もあったかもしれません。

でもね、やっぱり解決って段階的で、問題が何かを見つけるフェーズ、社員の感情が閉ざされていて、それをゆっくりと溶かしていくフェーズ、そしてそこから膝を突き合わせて『やるしかない』って行動するフェーズがあるんです。組織の空気やマーケットの空気をしっかりと読んだ上で、アクセル踏んだり、メッセージを出したりする。

組織に問題を抱えた時、周囲からも随分と心配されました。けれど最終的には諦めさえしなかったら結局、解決はするんです。

ーー組織だけじゃなく、課題との向き合い方でカルチャーの重要性はここ数年、スタートアップの間にも浸透し始めてます

福島:数字の奴隷じゃないですが、売上が全ての傷を癒す、みたいな格言がベンチャー界隈に漂ってるじゃないですか。それは単に経営者が麻痺させてるだけです。大事なのはミッションや行動指針といったカルチャーであり、例えば採用にしてもスキルだけを見るのではなくカルチャーを見ようとか、その辺りは徹底的にやってますね。今のところ大きな失敗は起こっていないと思ってますし、根本的な意味でブレることはないだろうと思ってます。

土屋:数字に神が宿ると言ってた福島さんとは別人だね(笑。

福島:確かに。当時の理想はインスタグラムで、少人数組織のプロダクト・レッド・グロース(製品による自律成長)でしたからね(笑。ただ、数字はファクトベースでの意思決定の上にあるもので、技法とかスキルの話なんです。

それよりも結局お前らの組織どこに向かってんの?っていうのを数字が支えられないのは、数字が独り歩きして暴走した結果なんですよね。でも物事の出発点って定量じゃなくて定性的なものじゃないですか。やっぱりそれをなぜやりたいかというものに対して数値目標を置いたとしても、そこの数字を動かすのは感情の力なんですよ。

ーーところで、福島さんはLayerXとして改めて組織づくりされていますが、これまでの経験を活かして次はどのような組織を目指してますか

福島:そうですね、もう一つ高いレベルでいくと、いい組織ってある人がそのビジネスにおける市場価値を100として、その組織に入ることで150になる、そういう組織なんだと思うんです。だからウチで働く意味があるよね、という。そしてそこで働くことで150の走り方を学び、覚えた後はやはりその人は高い市場価値になるので、どこでも働けるようになる。

こういう育成の部分ってあまりベンチャーは投資してこなかったところだと思うんです。LayerXではあと5年で3、400人を採用するつもりで、おそらくそういう勝負のビジネスなんですが、じゃあそういった人を中途市場で取ってこようとしてもその考え方自体がやはりナンセンスです。この会社には育成の仕組みがありますとかこういう研修が受けられます、ではなく、本当に働いていたら自然と力が身につく、そういうことですね。

サッカーと同じです。下部組織まで作ってあそこでプレーしたらあの人と一緒にやれるとか、あの方法が身につくとか。そういう意識で組織作りについてはもう一段上の世界で挑戦したいと思ってます。

それと僕もGunosyで最大、150人ぐらいまでしか見てないんですよね。4000人の会社を率いたことがないわけで、早くそのフェーズに行きたい。でね、やっぱり失敗するんですよ。多分。手酷い失敗をすると思うんですけど、その時にそれを受け止めて学びたいですね。

プロダクトを当てにいく

福島良典氏

ーところでお二人のお話伺って、やはり課題との向き合いが印象に残りました。よい起業家は課題発見が上手い、と言われますがどのようにして課題を見つけていますか?

福島:今までやってみたことのなかったことを色々試してみましたね。例えばコンサルタント。これまでやったことなかったですけど、色々試す中で、結局、自分が得意じゃないことをちゃんと理解できたというか。それが最近の気付きなんですよね。

インボイスのプロダクトもそうなんですが、明らかにお客さんの反応が違ってたんです。最初は本当に小さいですよ。反応してくれるのは10人とか100人とかなんですけど、明らかに何かが起こっている。起業した当時は気づけなかったことに今は明確に気付くことができる。

土屋:以前福島さんが今のLayerX インボイスがプロダクトにも全然なってなかった時期にグッドパッチの管理部にこういうものを考えているんだけどと持ち込んだんですよね。その時、僕も同席してみてたんだけど正直、あの時点では何が引っかかるのか分からなかった。それでも福島さんが直接やってきてインタビューしてるわけです。

最初の起業のスタートアップであればまだしも、シリアルの起業家が顧客の最前線に立って自分で営業してるっていうのはやはり凄いなと。ただあの時点では、導入するイメージが全く湧いてこなかったし、そもそもこれ、プロダクトになるの?って感じだったんだけど、結局、半年後ぐらいには現場が導入していましたね。

福島:強烈なアハ体験というか、私はやはりこれが理想じゃない?という体験やプロダクトを作ることが起業家として一番得意なんです。だから課題の見つけ方も多分そうなんです。課題って多分、教科書に書いてある課題なんですよ。例えば温室効果ガスが増えるから地球温暖化をなくそう、とか。本当に普通の話です。

ーー普遍的な問題から始める

福島:今の起業家の方ってやはりピッチコンテストとかで、君の会社は何が違うの?とかグーグルがやってきたらどうするの?とかそういう質問を浴びせ続けられてるので、何かトリッキーな課題を見つけないといけないような、そういう錯覚を持っていると思うんです。そんなものより、ごく普通の課題を狙って、決めたら徹底的にユーザーを観察してその背後に何が起こっているのかを見つける。

そうしたら大量にマーケティング施策を打つじゃないですけど、あの感覚をやっぱり私は覚えているので、伸びるんですよね。なんだかそこを見つけることが大事なんじゃないのかなと。その先にあるプロダクトのアハ体験というか、ユーザーが熱狂しているところも、最初はやっぱり10人とか100人の熱狂なわけで。

みなさん凄い数字に慣れちゃってるじゃないですか。フリマアプリの流通額が月間で数百億円超えましたとか、創業数年のスタートアップが数十億円を調達しました、とか。ああいう数字に慣れるとたった10人が熱狂していることに対して『凄いものを見つけました』とか『ウチの会社いけてます』っていう自信を持てないんじゃないかな、と思うわけです。

ーーなるほど、課題そのものよりもそれを抱える人々から解法を導く。土屋さんは?

土屋:福島さんと僕は割と経営の感覚というのかな、考え方が近いと思っていて、あるパターンの中から解法を持ってくる、というのはあると思ってます。福島さんって情報のインプット量や見てる範囲が広範囲だし、それなりに深いところまで考えてると思うんです。

結局、この範囲の中にある事象をカテゴリとして考えた時、最終的にはそれを総合的に俯瞰しながらここだ、という決め方をしてるんじゃないかなと。福島さんは勉強熱心だし、インターネット上の情報だけじゃなく生のユーザーの課題もそう、過去の凄い起業家の方々との経験がパターンになっていて、その認知力がズバ抜けてるんですよね。だからパターン化できる。それは特に思ってますね。

ーーちなみに観察ってどの程度までやるんですか

福島:めちゃくちゃ観察しますよ。例えばプロダクトを出すとするじゃないですか?『これいかがですか?』って聞いたら『いいですね』って答えるに決まってるんですよ。じゃなくて、いいって言ったけどあの人本当に翌日にアクセスしてるのかなとか、本当にいいって思ってたらまた使ってくれるはずなんです。おすすめしてくれるはずなんです。じゃあ、今、この瞬間に誰かにおすすめしてくれますか?って聞いて『いや、ちょっと』となれば全然刺さってない。いいですね、今から誰それに紹介しますよとなっていれば多分ヒットしてる。

その最初のところにいかに感度を高く持てるかどうかですね。自信を持てるかどうか。そこがあると回り出す。プロダクトを広げるとどうしても全然合わないユーザーとかが出てくるんですが、本質的に感じている課題は一緒なのです。とにかくプロダクトを改善するとまた新たな課題に気付ける、そういうフィードバックループみたいなものってあるんですよね。だから実は自分は課題を探しにはいってないんですよ。プロダクトを当てにいってるんです。

お時間になりました。今回は興味深いお話どうもありがとうございました。

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10年起業家:ギアチェンジの時、上場の意味

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(前回からのつづき)シリコンバレーで出会った起業家と学生はやがて2社の上場企業を生み出した。しかし話はそう簡単なものではない。一社はチームに大きな問題を抱え、もう一社はジェットコースターのような日々を過ごすことになる。10年が経過した今、スタートアップが上場する意味とは何かを振り返る。 グッドパッチ、上場を目指す Gunosyを開発した学生3人は連続起業家となった木村新司氏と出会う。サービス立ち上…

Gunosyで知名度を上げたグッドパッチは上場を目指しチームを拡大させる(写真提供:グッドパッチ)

(前回からのつづき)シリコンバレーで出会った起業家と学生はやがて2社の上場企業を生み出した。しかし話はそう簡単なものではない。一社はチームに大きな問題を抱え、もう一社はジェットコースターのような日々を過ごすことになる。10年が経過した今、スタートアップが上場する意味とは何かを振り返る。

グッドパッチ、上場を目指す

Gunosyを開発した学生3人は連続起業家となった木村新司氏と出会う。サービス立ち上げの翌年、法人としてのGunosyが動き出した。一方、そのきっかけを作ることになった土屋尚史氏もまた、プライベートなデザイン会社としてだけでなく、もう少し先の世界を見たいと思うようになる。

「私も全然資金調達とか考えずにグッドパッチを起業したんですが、やはりGunosyが大きくヒットした翌年には、社員を20名近く抱えるようになったんです。そもそもスタートアップ自体が好きで、大企業と一緒に仕事をするというよりも彼らと一緒に仕事をしたかったんですよね。だからどこかで影響を受けていたんでしょう、ワンチャンス、そういう機会があったら挑戦してやろう、という野心的な気持ちは持っていました」(土屋氏)。

グッドパッチが最初に外部の投資家から調達をすることになったのは創業から2年後の2013年12月。DG インキュベーションから1億円の資金調達だった。その後、2016年にシリーズBラウンド(参加した投資家はDG インキュベーション、Salesforce Ventures、SMBC ベンチャーキャピタル、SBI インベストメント、FiNC。調達金は4億円)、その翌年の2017年にはシリーズCラウンドでSBI インベストメントと三井住友海上キャピタルから総額4億円を調達している。

黒字を達成して数十人のチームを擁するまでに成長した、クライアントワーク中心のデザイン会社が上場を目指すというのは珍しいステップだった。外部投資家を入れれば、当然ながら経営はそれまで以上にガバナンスを求められるようになる。1人気ままなオーナー社長ではいられなくなるのだ。それでも土屋氏もまた、社会の公器となる道を選んだ。

「迷いですか?全然ありましたよ(笑。まあそれでももし、やれるチャンスがあるのなら挑戦してやろうと。ただ、最初の起業ですから上手くいかないだろう、正直に言うと、どうしようもなければ会社を売ればいいや、ぐらいに思っていました。それでもそれから会社が成長し、今で言うミッションやビジョンのようなものを考え出した時、社会的な存在意義が見えてきて、自分がこの会社をやり続ける意味がありそうだなと感じたんです。そこからですね。腹が括れたというか。もちろんそういう意味では周囲のスタートアップや起業家の方々の刺激はすごく大きかったと思います」(土屋氏)。

その後、グッドパッチは調達した資金と積み上がる依頼を糧に、急速にチームを大きくする。当時を振り返って土屋氏は、この急成長にあまり恐怖を感じず、その勢いに身を任せていたと語る。自分は本質的には正しい選択をしている、失敗も数多く知っている、だから大丈夫ーー。しかしその先に待ち受けていたのはシリーズBラウンドを前後して経験した組織崩壊だった。

成長痛を経験し、それでもグッドパッチは踏みとどまる。

「組織が成長する中、私はキャッシュというか売上を重要視していたんです。組織が危うい状態になっていた時でも昨年比で45%とかの売上成長があった。もし、あの時、調達した資金を未来への投資だ、などと言って既存事業をおざなりにしていたら今はなかったでしょうね。それともうひとつ。あの時、悪い経営であるということを自分が認めなかったらダメだっただろうなとも思っています。もしも致命傷があったとしたらそれですね」。

成長のジェットコースターに乗ったGunosy

2014年当時の福島氏。目の覚めるようなマーケティング施策は驚きの連続だったようだ(ニュースレコメンドエンジンのGunosyがKDDIと資本業務提携、調達金額は12億円かーーTVCMも開始へ

話を巻き戻そう。Gunosyは2011年10月に産声を上げ、その翌年の12年10月に法人化することになる。事業にすることを考えていなかった福島氏ら3人の学生たちは、木村氏によって大きく人生を変えることになり、それまで二人三脚で立ち上げを支援した土屋氏の元から卒業することになる。

「当時はとにかくGunosyをTwitterで呟いてる人を見つけては『いいね!』して回ったり、一部機能がうまく動いてくれなくて炎上した時の対応を一緒にやったりしてました(笑。ただ、当時彼らは就職すると聞いていたので自分としては起業した方がいいのに、ぐらいに思っていました。彼らは優秀だし、Gunosyの成長と共にグッドパッチにも仕事が舞い込んできましたから。そうこうしてる時、確かアプリを開発する段階だったかな、福島さんから電話があって『起業することになりました』と」(土屋氏)。

数万ユーザーどころじゃない、百万ユーザーが見える位置にいたGunosyであれば欲しいと思う企業はいくらでも出てくるはずだ。学生だけでの起業に不安があるなら売却するという手もある。ーーそんな風に考えていた土屋氏の元に届いた彼らからの報告は意外に映る。そして学生たちが土屋氏と一緒に作っていたGunosyは「株式会社Gunosy」となり、徐々に彼の手を離れることになる。

そこからGunosyの急成長が始まった。本格的なマーケティング施策の開始だ。

アトランティスを創業してグリーに売却した木村氏はアド・テクノロジーのプロだった。スマートフォンシフトが進む当時、企業はいつかやってくる「手のひらの市場」に広告を出稿することになるだろう。そう考えた彼らはまず、Gunosyを一大メディアに成長させる道から歩みを始める。

投下したマーケティング予算は莫大で、赤字は毎月数千万円にも上った。メディア成長のために先行投資して大きく「Jカーブ」を掘る、典型的なスタートアップの戦い方だ。福島氏は冷静に事態を眺めつつ、突然の成長ジェットコースターに乗った気分をこう振り返る。

「自分たちで確かに信じてる理論はあったんですよ。数字がここまで行った時、こういう数字が出てるので理論上こうなるはずだ、とか。でも、周囲からは厳しい意見をものすごく言われてなんだろうこのギャップは、と。走ってる自分たちは爆速でも、何て言うんですかね、飛行機に乗ってても自分が速く動いている感じってしないじゃないですか。あんな感覚でしたね。やれることをやろうと。

明確にこうやれば利益が付いてくるというのは投資を踏んだ時に分かっていたんです。ただ、Facebook広告などに資金を投下していたんですが、その規模が大きすぎて訳が分からないとは思っていました。木村さんは『やるから』と。そういう感じで」(福島氏)。

Gunosyはその後、2013年10月からエンジェルとして参加していた木村氏が正式に共同代表として就任し、徐々に事業としての輪郭を明瞭にしていく。土屋氏はやや寂しさも感じつつ、ギアチェンジを果たした両社はそれぞれ別々の道を歩み出すことになる。

そして上場へ

グッドパッチは2020年にマザーズへ上場する(UI/UXデザイン支援のグッドパッチ、東証マザーズ上場へ、評価額は43億円規模に

木村氏の参加で資本を得たGunosyはその後、大きく踏み込みを続けながら2014年にKDDIとJAFCOを外部株主に迎え、さらに大胆に踏み込みを続けた。結果、ダウンロード数を900万件手前まで伸ばした2015年4月、東証マザーズへ上場を果たすことになる。学生たちが趣味の延長でサービスを立ち上げてから4年弱、ここから一気に二桁億円以上の事業を作ることに成功したのだ。

あれから紆余曲折あり今、福島氏はGunosyを離れてLayerX代表取締役として新しい道を歩んでいる。彼は改めて上場の意味をこのように語ってくれた。

「当時と今でまず、大前提として未上場の資金調達マーケットってほぼなく、Gunosyは累計で30億円ぐらいを集めたんですが、それが本当に限界ぐらいでした。だから当時、ニュースアプリでそこまで掘ることはできず、けれどもあるシナリオを考えると60億円ぐらい必要だと試算が出たんです。最悪のケースを考えると上場しか資金を集める方法がない。だから公開しようというのが当時の考え方でしたね。

今は随分と考え方は変わっていて、ある程度の会社がベンチャーから成熟した企業に成長するまでって、やっぱり初期の頃は役員たちがオーナーシップ持ってバシバシ意思決定した方がいいんですけど、あるタイミングからやはり変わると思うんです。

組織が一定以上のサイズになると、その決め方だと伸びなくなる。そういう瞬間があって、そこが上場のタイミングなんじゃないかなと考えてます。投資しているファンドは償還などの期限があるので、現実的にはもうちょっと早くなるとかそういう事情はあるかもしれませんが、資金調達のために上場を急ぐことはもうないかなと。

それとまた違った視点で海外投資家からの声というのもあります。海外の機関投資家の方々って君たちのミッションは何かとか、何を成し遂げたいのか、とか日本の産業構造がこうある中で君たちはどこにポジションしているのか、という30年、50年のスパンの話を聞いてくるんです。なぜか未上場の投資の方がロングスパンのように言われることがあるんですが、全く逆で、上場企業の方が投資に関しては長期視点を求められるんです」(福島氏)。

Gunosyの上場を見届け、5年後となる2020年にグッドパッチは同じく東証マザーズに上場する。あれから1年経った今、デザイン会社として株式を公開する意味を土屋氏はこう語ってくれた。

「結果的になんですが、企業って上場してから組織的に崩れることが割と多かったなと思うんです。そう言う意味で自分たちはその前に組織崩壊を経験できたことはよかったかなと考えるようになりました。

なので、上場を後にしてマイナスは本当になく、自分たちはおそらくデザインとデジタル領域のスタートアップと理解されることが多いんですけど、このビッグマーケットでデザインは価値があるがまだまだ認知や信頼が足りないという中、上場してポジションを得られたことはやはり大きかったと思います。会社の認知度もそうですし、そこから得られる信用というものは特にこの領域でチャレンジしようという人たちの採用にかなりプラスとして寄与してくれています。

特に需給のバランスではデザイナーって本当に見つからない状況になっているんです。それまで平均年収400万円とか、デザインが好きだからやってます、みたいなマーケットだったんですが、自分たちがデジタル領域に可能性を拡大できたことで報酬も上がっていく。そういうことを上場によってプロモーションできた価値、意味合いはあっただろうなと思っています」。

次につづく/全ては自責から始まる:土屋・福島氏対談

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3400教室採用の「記憶革命」ーー激動する学習市場の今/モノグサ細川氏・WiL久保田氏【9月27日13時@オンライン】

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本稿は9月27日に開催するBRIDGE Tokyo Meetup INTROのご紹介になります。9月27日13時からライブ公開収録 & 9月29日まで見逃し配信を実施します。イベントチケットはこちらから Tokyo Meetup「INTRO」では毎回ベンチャーキャピタリストのみなさんに旬のスタートアップやテックトレンドをご紹介いただきます。今回のざつだんにはWiLパートナーの久保田雅也さんと、特別…

本稿は9月27日に開催するBRIDGE Tokyo Meetup INTROのご紹介になります。9月27日13時からライブ公開収録 & 9月29日まで見逃し配信を実施します。イベントチケットはこちらから

Tokyo Meetup「INTRO」では毎回ベンチャーキャピタリストのみなさんに旬のスタートアップやテックトレンドをご紹介いただきます。今回のざつだんにはWiLパートナーの久保田雅也さんと、特別ゲストとして学習プラットフォーム「Monoxer」を提供するモノグサ、細川慧介取締役CFOにもご参加いただきます。

Monoxerは学習塾などの教育事業者向けに提供される学習プラットフォームで、事業者は問題作成から配信、生徒さんの学習状況や記憶度の確認までを一貫してサポートすることが可能になります。また習熟度に応じて個人に最適化した問題を自動的に作成して出してくれるので、記憶定着が確かになる特徴があるそうです。

生徒の状況を可視化してコーチングにも役立つということで評判が広まり、現在、3400教室が導入を進める注目株となっています。公開収録当日は、WiL久保田さんに投資サイドからみたモノグサの魅力を語っていただくと同時に、現在、オンライン化が進む教育学習市場の状況を細川さんにお伺いする予定です。

参加方法

イベントチケットをこちらから購入(無料)いただきますと、前日・当日にリマインドメールが届きます。そちらからオンラインイベント会場に入場ください。公開収録にご参加いただけるZoomURLが発行されていますのでそちらからご参加ください。

質問について

後半にざつだんタイムを用意しています。Zoomのチャットに質問事項をいただければ、そちらに回答する形で進行いたします。

登壇者とのミートアップ希望について

オンラインイベント会場にある「Meetup 希望」ボタンからアンケートにお答えの上、コンタクトください(ミートアップをお約束するものではありません。あらかじめご了承ください)

見逃しリプレイについて

公開収録終了後、見逃し再生の配信を実施します。

参加する方々のイメージ

  • 学習塾や教育機関で学習サービスを提供している
  • 副業などでモノグサさんとお仕事をしたい
  • WiL・久保田さんに相談したい起業家の方

プログラム

  • 公開インタビュー(30分):BRIDGE編集部にて公開取材
  • 質問&ざつだん(30分):質問にお答えするざつだんタイム

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サプライチェーンリスクを学ぶ:STRIVEと話そうの会/Resilire津田代表

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本稿は9月14日に開催するBRIDGE Tokyo Meetup、公開収録のご紹介です。【参加はこちらから】 BRIDGEではスタートアップが好きになる「ともにはたらく・つくりだす」ミートアップイベントTokyo Meetupを開催しております。スタートアップとつながり、副業や協業を通じて一緒に新しいビジネスを成長させるきっかけづくりとなるのが狙いです。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界…

本稿は9月14日に開催するBRIDGE Tokyo Meetup、公開収録のご紹介です。【参加はこちらから】

BRIDGEではスタートアップが好きになる「ともにはたらく・つくりだす」ミートアップイベントTokyo Meetupを開催しております。スタートアップとつながり、副業や協業を通じて一緒に新しいビジネスを成長させるきっかけづくりとなるのが狙いです。

前回のALL STAR SAAS FUNDさんの回では、出資先のHiCustomer代表、鈴木大貴さんを特別ゲストに、カスタマーサクセス白書2021のハイライトをお話いただきました。これに続く今回は、STRIVEのインベストメントマネージャー四方智之さんにお越しいただきます。特別ゲストは今月、増資を発表したResilire(レジリア)代表の津田裕太さんです。

津田さんは、災害などでサプライチェーンが途絶することで製品供給停止の損害を被っている企業を目の当たりにしてきた経験から、企業がBCM(事業継続マネジメント)とSCRM(サプライチェーンリスクマネジメント)への対応を効率化できるSaaSを提供しています。

近年、企業では商品やサービスの高度化に伴いサプライチェーンが複雑化しており、それに比例するように購買担当にかかるストレスが高まっています。SCRMへの正しい理解と効率化・デジタル化を推進することは今後の競争環境において必須です。

当日はZoomで参加者を繋ぎ、四方さんにトレンドワードになりつつあるSCRMの背景や実例などを解説してもらいつつ、津田さんを交えてケースをご紹介いただきます。後半ではチャットで直接質問できるざつだんタイムの提供もあります。ResilireさんやSCRMへの質問はもちろん、STRIVEさんに相談したい起業家の方のご参加もお待ちしております。

参加する方々のイメージ

  • 企業で購買を担当している
  • 副業などでResilireとお仕事をしたい
  • 津田さんに会いたい
  • STRIVEさんに相談したい起業家の方

日時:9月14日18時から19時(受付は当日の12時から開始)

会場:BRIDGE Tokyo Meetupオンライン会場

参加費:無料

プログラム

  • 公開インタビュー(30分):BRIDGE編集部にて公開取材
  • 質問&ざつだん(30分):質問にお答えするざつだんタイム

参加方法

当日はZoomのミーティングルームで実施します。こちらのページからチケットの購入をお願いします(無料)。イベント当日になりましたら、オンライン会場へのリンクが届きます。そちらに記載されているZoomリンクからご参加ください。

メンバー登録のお願い

BRIDGE Tokyo Meetupではメンバーシップを募集しています。イベントレポートが読めるCanvasや、イベントの無料クーポンなどを配布予定です。登録は無料ですのでぜひご参加ください。

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10年起業家:世界を変えた「お節介」のワケ

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2010年代を駆け抜けたグッドパッチとGunosy。まだスタートアップという概念もままならない2011年を前後して創業したこの2社は、とあるきっかけで出会い、成長のチャンスを得てそれぞれの存在価値を見出すようになる。学生たちが作ったアプリはやがて情報をつなぐインフラとなり、そのデザインをきっかけに次の扉を開いた起業家は上場を目指すことになった。 起業家の身の上にはその過程で何が起こり、どのように乗…

サービス開始当初のGunosy、グッドパッチはこのデザインを手がけたことで脚光を浴びることになる

2010年代を駆け抜けたグッドパッチとGunosy。まだスタートアップという概念もままならない2011年を前後して創業したこの2社は、とあるきっかけで出会い、成長のチャンスを得てそれぞれの存在価値を見出すようになる。学生たちが作ったアプリはやがて情報をつなぐインフラとなり、そのデザインをきっかけに次の扉を開いた起業家は上場を目指すことになった。

起業家の身の上にはその過程で何が起こり、どのように乗り越えていったのか。

本誌ではグッドパッチ創業者の土屋尚史氏と、Gunosy共同創業者であり、現在はLayerX代表取締役を務める福島良典氏にこれまでの10年を振り返っていただく機会を得た。これから数回にわたりこれまでの道のりをお伝えする。

まずは彼らの出会いと成長から話を始める。

東大生たちとの出会い

Gunosyを立ち上げた頃の関喜史氏、福島良典氏、吉田宏司氏(写真左側、手前から・グッドパッチ提供)

大阪でいくつかの仕事を経て、デザインに自分の仕事を見出しつつあった1人の青年がいた。若かりし頃の土屋氏だ。グッドパッチの創業は2011年9月。次の人生を求めて渡米したこの年から約9年後の2020年6月、デザイン企業として同社は東証マザーズへ上場を果たすことになる。

そのきっかけとなったのがこの渡米で出会った1人の東大生、Gunosy共同創業者の関喜史氏だ。関氏はシリコンバレーで出会ったこの起業家にある一通のメッセージを送る。全てはここから始まった。

「9月に(シリコンバレーから)東京へ戻ってきて、グッドパッチを創業することになるんですけど、創業の1カ月後ですかね。サンフランシスコ滞在時にシリコンバレーを一緒に旅してた関さんからメッセージが届いたんですね。大学の友人たちとサービスを作ったので登録してください、と」(土屋氏)。

2011年当時はスティーブン・ローゼンバウム氏の書籍「キュレーション」が日本語版としても発行され、コンテンツ発見の新たな体験が模索されていた頃だ。それまでオンライン・ニュースの情報収集と言えばRSSリーダーが主流だったが、この年を皮切りに日本でもさまざまなニュース・アプリが登場することになる。

土屋氏のメッセージに届いた「Gunosy」はそのひとつだった。彼は「ここに当時のトップページがあるんですけど」と、学生たちが作ったサイトを見せつつその時の衝撃を語る。

「当時、シリコンバレーにも似たようなニュースキュレーションのサービスがあって、おおって感動したのを覚えてます。ただ、とにかくサイトデザインがヤバかった(笑。関さんにこれ面白そうなんだけどデザイン大丈夫?って聞いて。それで開発した福島さん、吉田(宏司)さん、関さんの三人と話をして、じゃあ自分がやろうかと。さすがに大学生からお金取るわけにいかないからいいよ、タダでって」(土屋氏)。

iPhoneが登場し、スマートフォンシフトがこれから起ころうとする中、デザインが整ったGunosyは瞬く間にユーザーを集め、数万人が利用する人気アプリに成長した。そしてそのデザインを手がけたグッドパッチの元に仕事の依頼が舞い込むようになり、土屋氏は創業からわずか2年で事業を軌道に乗せることに成功する。

世界を変えた「お節介」のワケ

東大生3人が作ったGunosyの最初のサイト。パワーポイントでデザインした

ところで立ち上げの際、Gunosyはあくまで東大生のプロジェクトであり、法人化はもとよりビジネスモデルも何もない、純粋な「興味」で始まっている。福島氏は開発当初をこう振り返る。

「本当に法人化とか考えてなくて、創業者3人とも大学院まで今で言うAIですね、機械学習とかウェブマイニングとかの研究をしていて。3人ともITサービスやアプリが大好きで、何か作りたいよねみたいなノリだったんです。

ただ、それだけで作ってもつまらないから、自分たちが困っていることや研究した内容を使って何かできないかなというのは考えてました。それで共通項として出てきたのが情報収集だったんです。当時から情報は氾濫していて、それを何とかフィルタリングしてニュースを送るサービスにできないだろうかと」(福島氏)。

1万件のタイトルよりもおすすめされた10件の情報の方が価値があるーーそれなら自分が使いたい。そう考えた3人は「最初のユーザー=制作者」という考え方でアルゴリズムの開発に着手する。「今日のニュースどうだった」を繰り返し調整し、サイトは見よう見まね、ツールはパワーポイントで作った。

筆者はふと、土屋氏になぜ事業にするつもりもない学生たちのプロジェクトの手伝いをしようと思ったのか尋ねてみた。

「直感ですね。関さんたちは正直、出会った当時はあまりよく知らなかったんですが、大学院ですごい研究をしているということだけは聞いていました。あと、RSSリーダーで情報収集するということの課題は自分も感じていたんです。日本の東大というトップの学生3人がアルゴリズムを組んでニュースサービスを作っている。その時、直感的に日本からもしかしたらグーグルのような企業が生まれるのかもしれないなと思ったんです。

シリコンバレーに行ってたこともあって、当時のインターネットサービスってスタンフォードの学生が中退してスタートアップした、というストーリーをよく読んでいて、もしかしたら同じような未来が見えるのかもしれないと。だから手弁当でやるよ、と言ったんです」(土屋氏)。

土屋氏の予想はGunosyが法人化したことで半分当たることになる。予想外だったのは学生たちだけでの起業ではなかった、という点だ。

Gunosy、法人化へ

写真中央:木村新司氏

Gunosyは2011年10月に産声を上げ、その翌年の12年10月に法人化することになる。事業にすることを考えていなかった福島氏ら3人の学生に転機が訪れたのは1人の人物、現在、Gunosyの会長を務める木村新司氏との出会いだ。

木村氏もまた福島氏らと同じく東大出身で、2007年にモバイル・アドネットワークの先駆けとなるアトランティスを創業している起業家だった。Gunosyが生まれた2011年に木村氏は同社をグリーに売却し、彼もまた土屋氏と同じく、東大生が作ったこのニュースキュレーション・サービスに新たな可能性を見出そうとしていた。

Gunosyを事業化するにあたっての課題はマネタイズモデルだ。未成熟なスマートフォンアプリの市場でユーザー課金は期待が薄い。しかし木村氏が経験した広告技術を組み合わせれば、勝ち筋が見える。そうして彼らは手を取り合うことになった。

ただ、福島氏は見えない未来にそこはかとない恐怖も感じていたようだ。

「やっぱり最初はビジネスになるなんて全く思ってなかったですよ。当時、映画「ソーシャルネットワーク」ってあったじゃないですか。自分たちがそういう風になっていくなんて想像できなかったですね。まあ一言で言えばビビってたんですよ。

一年ぐらいかな、法人化とか考えずに卒業まで時間あったので、会社にした方がいいとか言われたんですけど、一旦、自分たちにそういう自信がないから社会人になってもサービスを続けられるように改善を続けていこう、という話はしてました。

ただ、思ったよりもユーザーがついてくれた。今思えば大した数字じゃないですよ。けど、当時の学生からするともの凄いインパクトがあった。多分、数万人とかのユーザーがアクティブな状態だったんですが、それが凄いことかどうかもよく分かっていなかったですね」(福島氏)。

自分たちの困りごとと研究のために作ったアプリが「当たった」。いや、当たったかどうかも分からないまま、彼らは木村氏と出会い、いよいよ自分の将来を真剣に考え出す。当時、就職先が決まっていた福島氏は冷静にスタートアップに飛び込むリスクとメリットを天秤にかけてひとつの答えを導き出す。

「いろいろ考えた時、スタートアップに飛び込んでもリスクがないなって思ったんです。自分たちがやってみた結果、その一年ですごい技術力もつきましたし、普通に働くよりもいろんな意思決定がいっぱいできたんです。世の中では新卒のレールを外れると大企業行けなくなるとか言うんですが、今は明確にそれが嘘だって自信持って言えます。

当時はそこまでの確信はなかったですけど、起業したことで大企業に行けなくなってもいいや、何とかなるだろう、と。逆にここでやらなければ自分が老人になった時、似たようなサービスが日本から出てグーグルみたいな会社ができました、それを自分以外の人間がやっていたとしたらもの凄い後悔するだろうなと」(福島氏)。

その感情に気がついた学生3人は木村氏と共に動き出す。学生プロジェクトではない「社会の公器」としてのGunosyを立ち上げることになった。

次につづく/10年起業家:ギアチェンジの時

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カスタマーサクセス事例イッキ読み!HiCustomerと話そうの会【8月30日開催・Tokyo Meetup】

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本稿は8月30日に開催するBRIDGE Tokyo Meetupのざつだん企画のご紹介です。 BRIDGEではスタートアップが好きになる「ともにはたらく・つくりだす」ミートアップイベントTokyo Meetup開催しております。スタートアップとつながり、副業や協業を通じて一緒に新しいビジネスを成長させるきっかけづくりとなるのが狙いです。 前回の令和トラベルにつづいて今回のざつだんゲストはカスタマー…

本稿は8月30日に開催するBRIDGE Tokyo Meetupのざつだん企画のご紹介です。

BRIDGEではスタートアップが好きになる「ともにはたらく・つくりだす」ミートアップイベントTokyo Meetup開催しております。スタートアップとつながり、副業や協業を通じて一緒に新しいビジネスを成長させるきっかけづくりとなるのが狙いです。

前回の令和トラベルにつづいて今回のざつだんゲストはカスタマーサクセスを効率化するHiCustomer、代表取締役の鈴木大貴さんです。8月にはカスタマーサクセスに携わる企業や担当者を対象にした調査報告書「カスタマーサクセス白書2021」を公表されています。

カスタマーサクセスへの標準的な投資額や解約率など、タイプごとにどのような状況になっているのかお話いただきます。SaaSへの投資でリードするALL STAR FUNDの神前達哉さんと一緒にお届けします。

当日はZoomで参加者を繋ぎ、カスタマーサクセス白書2021で重要なポイントを解説いただきながら、後半では集まっていただいたみなさまの質問に回答するざつだん時間を提供いたします。HiCustomerと一緒にカスタマーサクセスについて考えたい、具体的に行動してビジネスにつなげたい方のご参加をお待ちしております。