VentureBeat ゲストライター

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執筆記事

Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:Zoom後のリモートワーク(4/4)

Zoom後のリモートワーク (前回からのつづき)Time Magazine誌の技術・ビジネス担当編集者であるPeter Allen Clark氏もまた「プライバシーやハラスメントに関する懸念が残る」と同様の感想を持つひとりだ。彼はアプリをデモする機会を得たのだが、同じくHorizon Workroomsを体験したVentureBeatのDean Takahashiと同様、オーディオ体験を高く評価し…

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Zoom後のリモートワーク

(前回からのつづき)Time Magazine誌の技術・ビジネス担当編集者であるPeter Allen Clark氏もまた「プライバシーやハラスメントに関する懸念が残る」と同様の感想を持つひとりだ。彼はアプリをデモする機会を得たのだが、同じくHorizon Workroomsを体験したVentureBeatのDean Takahashiと同様、オーディオ体験を高く評価していた。そしてそれ以上に今の状況が変化することに興味を持っていたようだった。こう感想を語る。

「考えてみると、あの空間であの技術を使ってかなりいい経験ができたと思います。ただ、これは目新しいだけに過ぎないかもしれないのでまだ判断は難しいかな。確かにリモートワークを始めて1年半が経ち、電話会議を体験する新たな方法を手に入れたことは正直なところ新鮮でした」。

彼は全ての電話会議をこれにするかは別として、いくつかのコールは試してみたいと語っていた。

パンデミック(そしてLamm氏はザッカーバーグ氏がメタバースという言葉を「共同利用」したと指摘していたが)という背景がなければ、今回の発表がこれほど話題になるとは考えにくい。実際、Horizon Workroomsに対する好意的な反応は、パンデミックや遠隔地での共同作業の代替手段を求める声が多かったからだ。実際、NewYork Times紙のテクノロジー・レポーターであるTaylor Lorenz氏は、このアプリの発表後にこんなツイートを残している。

「私は少数派かもしれませんがZoomよりもこちらの方が好きです。確かに物理的な存在感や共有スペースには、Zoomよりも明らかに劣るものがあります。一方で、もし私たちがリモート優先の未来に向かっているのであれば、特にクリエイティブな仕事をしている時はこういった共有スペースが今後の鍵を握ることになるでしょう。少なくとも、正しい方向への一歩だと思います」。

データ分析会社Sisu Dataの創業者であるPeter Bailis氏は本誌に対し「FacebookのHorizon WorkspacesやGoogleのProject Starlineのような、より没入感のある体験には大きな期待が持てます」と語る。Project Starlineとは、3Dで目の前に相手がいるように見えるビデオチャットツールのことだ。

「対面でのコラボレーションには再現が難しい具体的な何かがあります。このVRアプローチは、フルタイムの対面式ワークプレイスに必要な時間、手間、費用を必要としない、魅力的な中間的選択肢を提供することができる」とし、現在のリアルな場所はまだ、仮想的な仕事には最適化が進んでいないとその考えを示した。前出のDorkin氏もVRでの仕事について同意していた。

「VRツールは人々を結びつける可能性を秘めていると思います。しかし、私はFacebook以外の誰かが独自のバージョンを開発するのを待とうと思っています」(Dorkin氏)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:Facebookが抱える問題(3/4)

Facebookが抱える問題 (前回からのつづき)Facebookはバーチャルリアリティに早くから取り組み、2014年にヘッドセットのスタートアップ企業であるOculus VRを20億ドルで買収している。しかし、Facebookといえばメインのソーシャルネットワークにおける数々の問題、特にプライバシーに関する問題がこの企業のあらゆる部分に及んでいることが広く知られている。Lamm氏がああいった反応…

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Facebookが抱える問題

(前回からのつづき)Facebookはバーチャルリアリティに早くから取り組み、2014年にヘッドセットのスタートアップ企業であるOculus VRを20億ドルで買収している。しかし、Facebookといえばメインのソーシャルネットワークにおける数々の問題、特にプライバシーに関する問題がこの企業のあらゆる部分に及んでいることが広く知られている。Lamm氏がああいった反応に出てしまったこともよくわかる。というのも本誌、VentureBeatがHorizon Workroomsについて話を聞いた多くの企業創業者、経営者、従業員も同様の反応だったからだ。このコンセプトに興味を持つ人も多いが、同時にこれがFacebookならば別、ということなのだ。

「Facebookのデータプライバシーに関する過去の経緯を考えると、彼らがこの取り組みを牽引するのに適しているとは思えません」。ーーこう語るのは従業員13人のオールリモート企業、Streamlyticsで代表を務めるAngela Benton氏だ。同社はユーザー提供型のデータサービスを開発している。

彼女はメタバースのアイデアを「非常に力強い」と感じており、Horizon Workroomsのようなバーチャルなリモートワーク環境が普及すると信じている一人だ。しかし、彼女は非中央集権的な未来を見据えており、メタバース型企業に関連するユーザーデータをFacebookで一元管理すべきではないと考えている。彼女は「自分のチームのために投資するようなものではない」と断言する。

BiggerPocketsの創業者であり、現在は複数のスタートアップ企業にアドバイスを提供しているJoshua Dorkin氏もまた、Facebookには信頼という面で問題があり、それが企業がHorizon Workroomを採用する意思に影響を与えるだろうと語る。

「トラッキング、プライバシーの侵害、偽の情報など、人々がFacebookに対して抱いている信頼の問題を考えると、あらゆる企業がこの新たなVR技術にすぐに飛びついて採用するとは考えにくいでしょうね」。

次につづく:Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:Zoom後のリモートワーク(4/4)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:本当に必要なの?(2/4)

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職場のためのVR (前回からのつづき)バーチャルな世界に身を置くことで「Zoom疲れ」を解消するというコンセプトは別に新しいものでもないし、実践しているのはFacebookだけではない。Microsoftは3月に「Mesh」を発表している。これはARを使った仮想空間で同僚がアバターと対話し、「オブジェクト」を渡すこともできるというものだ。また、ホログラムやアバターなどを使って仮想ミーティング市場の…

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職場のためのVR

(前回からのつづき)バーチャルな世界に身を置くことで「Zoom疲れ」を解消するというコンセプトは別に新しいものでもないし、実践しているのはFacebookだけではない。Microsoftは3月に「Mesh」を発表している。これはARを使った仮想空間で同僚がアバターと対話し、「オブジェクト」を渡すこともできるというものだ。また、ホログラムやアバターなどを使って仮想ミーティング市場の一角を占めようとしているプレーヤーとして「Holopod」や「Imverse」、「Spaceform」などもある。「Spatial」も競合で、Oculus Quest 2でホログラムスタイルのバーチャルミーティングを可能にする製品を提供している。

今年初めにエリクソンは、2030年までに「非物質化されたオフィス(dematerialized office)」が定着するというレポートを発表している。これは、人々が仕事上のやり取りをすべて仮想空間で行うようになることを意味する。また、IDCは最近、ARとVRに対する全世界の支出が、2020年の120億ドル強から2024年には728億ドルに拡大すると予測している。この数字には仕事用アプリ以外のものも含まれているが、世界のAR・VRへの支出のうち、商業的なユースケースが占める割合が高まっていることがわかる。アジア太平洋地域では商用のVR/AR技術への支出が、すでに消費者向けの支出を上回っている。主なユースケースはトレーニングや産業用メンテナンス、小売店でのショーケースだ。

ザッカーバーグ氏は説明会の中で、Facebookの従業員は約半年前からWorkroomを社内会議に利用していると明かしている。一方で、Facebookの従業員のほぼ5分の1にあたる約1万人がVRやAR関連のプロジェクトやテクノロジーに取り組んでいるものの、一般の人々はそれほど興味を持っていないというデータもある。ソフトウェアスタジオ「Myplanet」が最近実施した調査によると、職場でのVR利用は最も受け入れられていない用途のひとつで、回答者の49%がこのアイデアに不快感を示しているという。

一方でゲームや映画、教育、旅行、友人や家族との通話などにVRを利用は賛同者が多い。また、Cuban氏が言及している通り、たとえVRを愛している人であっても必ずしも長期的に常用するとは考えていない。

HashiCorpのイベント・体験型マーケティング担当ディレクターであるJana Boruta氏はVentureBeatの取材に対し、同社が最近実施した従業員サミットのために、ミーティングエリアやアクティビティを備えた仮想世界を作成したことを明かしている。そこで彼女は「デザインされた世界を従業員たちは、2Dのアバターとして実際の顔をスクリーンに映し出しながら歩き回ることができた」と説明していた。

しかし「お互いの近況報告も終えた1、2日もすればログインしなくなってしまった」とその結末を語る。彼女のチームは、人々がこの体験を楽しんでいることはわかったものの、お互いがつながるための永続的な手段としては使えないことも理解したのだ。その上で彼女はWorkroomへの疑問をこう語る。

「FacebookのHorizon Workroomsに対して私が抱いている疑問は次のようなものです。まず、同僚と一緒にVR環境で会議に参加することで、実際に何ができるのか?次に実際の顔や特徴を見るのと比べて、その人のアバターで意味のあるつながりをつくることができるのか?そして最後はこれはただの楽しいツールであっても、実際には気が散ってしまうなどのマイナスの結果をもたらす可能性があるのではないか、ということです」。

機械学習を手がける「Hypergiant」の創業者、Ben Lamm氏もまた、この製品に対して同様の直感的な反応を示している。

「現在、市場に出回っているコラボレーション・ビデオツールに比べて、本当に付加価値があるのかどうかわかりません。この製品の核心はOculus 2のハードウェア販売を拡大し、人々をFacebookの世界にもっと夢中にさせるための販売ツールでもあります。Facebookはこれまで歴史的に数々の失敗をしてきました。私は仕事人生をも支配される覚悟はありませんね」。

次につづく:Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:Facebookが抱える問題(3/4)

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Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:期待と不安(1/4)

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マーク・ザッカーバーグ氏は数週間前「メタバース」に関する展望を公表し、「Snow Crash」や「Ready Player One」に登場するような仮想世界や、Facebookが現実にこういった仮想世界を創造したらどうなるかについての議論を巻き起こした。 そして昨日、私たちはFacebookがそのまさに途上にあることを認識することになった。すなわち、バーチャルな会議室によって、だ。 Oculus …

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マーク・ザッカーバーグ氏は数週間前「メタバース」に関する展望を公表し、「Snow Crash」や「Ready Player One」に登場するような仮想世界や、Facebookが現実にこういった仮想世界を創造したらどうなるかについての議論を巻き起こした。

そして昨日、私たちはFacebookがそのまさに途上にあることを認識することになった。すなわち、バーチャルな会議室によって、だ。

Oculus Quest 2用のVRアプリ「Horizon Workrooms」の発表にあたりこのFacebookの創業者は昨日、足がない浮遊物のような姿で登壇した。 この場所では同僚たちが自分をマンガのようなアバターに変身し、アニメーション化された3D仮想空間で一緒に仕事をすることができる。Zoomに代わるものを期待している人にとっては、とてもエキサイティングな内容だろう。

しかし企業の創業者や経営者、働く人々の多くは、Facebookのデータプライバシーに関するこれまでの行動や誤報、偽情報、ヘイトスピーチ、暴力を誘発するようなコンテンツに関する問題を理由に警戒心を抱いているはずだ(ちょうどこのWorkroomsのニュースが流れた直後、議事堂近くで爆弾騒ぎが発生し、Facebookはそれを何時間もライブストリーミングで流すことを許可していたことなどがまさにそれだ)。

それだけじゃない。Facebookがプラットフォームを所有していることへの不安だけでなく、そのコンセプトに納得していない人や、本当に問題を解決しているのか疑問に思っている人もいる。さらにVRは「便利なもの」というよりも、まだ目新しいものだという印象もある。

技術系ファウンダーであり、投資家でもあるMark Cuban氏は「VRに積極的に関わっている」人物のひとりだ。そんな彼が本誌VentureBeatに対してこの技術には「致命的な欠点がある」と次のように語っている。

「VRヘッドセットを試すと人々はいつも驚きます。しかしこれを外すと何度も使いたくなるような理由はほぼ皆無なのです。人々がヘッドセットをすぐに手に入れたいと思うような日常的な活用例が出てくるまでは、仕事であれ遊びであれ人々にこれを買ってもらい、快適に使ってもらうことにFacebookは苦労するはずです」。

次につづく:Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:本当に必要なの?(2/4)

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マイクロソフト、ナデラCEOが披露したスピード重視の開発ツールの数々〜Microsoft Build 2021から

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マイクロソフトが今週開催したカンファレンス「Build」では、同社 CEO Satya Nadella 氏は「スピード」に焦点を当てた。彼は、「開発者がより早くアイデアをソフトウェアに変化させることが出来るツールやサービスを増やし、開発者の速度に貢献する」と表明した。 毎年恒例のこのイベントは、従来の開発者だけでなく、表計算ソフトやその他の「ローコード」ツールを使用する新しい開発者にも楽しんでいた…

マイクロソフトが今週開催したカンファレンス「Build」では、同社 CEO Satya Nadella 氏は「スピード」に焦点を当てた。彼は、「開発者がより早くアイデアをソフトウェアに変化させることが出来るツールやサービスを増やし、開発者の速度に貢献する」と表明した。

毎年恒例のこのイベントは、従来の開発者だけでなく、表計算ソフトやその他の「ローコード」ツールを使用する新しい開発者にも楽しんでいただける内容となっている。今週発表された主な内容は、ローコードプログラミング言語「Microsoft Power FX」と AI 技術の連携、「Cosmos DB」の機能強化などだ。

データをダッシュボードに

Microsoft Power Platform は、技術者ではないユーザが自らデータを作成、自動化、分析することを可能にし、開発者がアプリケーションやプロセスを構築してくれるのを待つ必要がない。Power BI は、複雑なデータをレポートやインタラクティブなダッシュボードに変換するローコードやノーコードのツールの集合体だ。アナリストは、Power Apps を使用してデータ・アプリケーションやプロセスを構築することができる。

Power FX に AI を連携することで、PowerApps で開発する際に、自然言語入力や「Programming by example」の技術を利用しやすくなる。Power FX が Microsoft Excel 上に構築された数式ベースのツールであることは、人々が従来のプログラミング言語を学ぶことなく、カスタムコードを書くことができることを意味している。

Power FX は「誰もが使えるローコードのプログラミング言語」であると、マイクロソフト社のプログラムマネージャー Greg Lindhorst 氏は述べている。

このアプローチには多くの利点があるが、世の中のコーディング量には限界がある。手の込んだインタラクティブなスプレッドシートを作成できる Excel 愛好家は、より精巧なダッシュボードを起動できる、さらに複雑な関数を書けることに大喜びするだろう。しかし、カジュアルなスプレッドシートのユーザは、複雑な構文を理解するのに苦労したり、初心者を夢中にさせるような問題に遭遇したりして、まだまだ学習の余地があると感じるだろう。

結局のところ、ローコードであってノーコードではないのだ。

ビデオチャット機能だけじゃない「Microsoft Teams」

Power Apps は、Microsoft Teams(Office 365)、ビジネスアプリ(Dynamics 365)、開発者クラウド(Azure)など、Microsoft のすべてのクラウド製品にネイティブに連携されている。アプリスタジオが組み込まれた Teams は、メールやビデオチャットをするだけの場所ではない。Microsoft Build では、このリモートコラボレーションツールを、アプリを配信するための完全にカスタマイズ可能なプラットフォームとして位置づけようとしている。

この連携により、組織内のカスタムコードの量が増加する可能性がある。一般的なユーザにとってはあまり意味のない機能だが、チームメイトがチャットだけでなくコードを作成できるようになることは素晴らしいことだ。パワーユーザーは、自分のコードを Teams で共有し、他のユーザがそれを拡張することができるようになる。

いくつかの巧妙なハックによって、何百万時間もの作業を削減することができる。

Cosmos DB の強化

Cosmos DB は、Azure におけるマイクロソフトの主要なツールの1つであり、開発者がデータを保存するための最もシンプルで柔軟な方法の1つであり続けている。マイクロソフトは、Cosmos DB のコスト抑制とサーバーレスのオプションを強調した。

最大のオプションは、カスタマイズされたキャッシュかもしれない。これまで Azure ユーザは、Redis のバージョンを挿入することで、同様のトラフィックのバーストに対応していた。新しいキャッシュは、Cosmos DB に最適化されている。

キャッシュの価格は、そのコンピュートパワーと RAM のサイズ(キャッシュするデータ量を決める最も重要なパラメータ)に基づいて、通常のインスタンスとして計算される。キャッシュがヒットした場合、Cosmos DB にはコストが発生しない。これは、無限にあるかのように見えるデータベースのクエリと、キャッシュマシンの毎月の固定コストを効果的に交換するものだ。

キャッシングは、集中した大きなアクティビティによる高負荷時に役立つ。また、Cosmos DB チームは、断続的なアプリケーションやテスト中のアプリケーションにサーバーレスロードを導入する機会を重視している。サーバーレス版は、Microsoft Build で一般公開された。

Cosmos DB のユーザは、Power BI プラットフォームで作業するパワースプレッドシートユーザーよりも、より本格的な課題を持つ開発者が多い傾向にある。今回の新機能は、開発者が Cosmos DB へのデータ保存をより簡単かつ迅速に開始できるようにするとともに、コストの抑制(あるいは削減)にも貢献することを目的としている。

すべての人にソフトウェア開発を

基調演説するマイクロソフト CEO Satya Nadella 氏
Image credit: Microsoft

Nadella 氏は、ソフトウェア開発を世界の隅々まで押し広げることを目標としている。そのためには、ローコードツールが理想的な環境であると指摘する。

彼は基調演説で次のように語った。

自動車業界では、昨年1年間で機械系エンジニアよりもソフトウェア系エンジニアの方が多く採用されました。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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米HSR.healthの地理情報システム、コロナ禍で医療資源の地域ターゲティングに貢献

新型コロナウイルスの危機を解決するには、感染力の高い変異種が広がる前に、政府がどれだけ早く個人にワクチンを接種できるかにかかっている。そのために重要な役割を果たしているのが、Health Solutions Research(HSR.health)が開発した地理情報システム(GIS)プラットフォームで、クラウドサービスとして提供されている。 HSR.health が開発した「GeoHealth P…

昨年4月、メリーランド州プリンスジョージズ郡で必要な人工呼吸器の数を示したマップ
Image credit: HSR.health

新型コロナウイルスの危機を解決するには、感染力の高い変異種が広がる前に、政府がどれだけ早く個人にワクチンを接種できるかにかかっている。そのために重要な役割を果たしているのが、Health Solutions Research(HSR.health)が開発した地理情報システム(GIS)プラットフォームで、クラウドサービスとして提供されている。

HSR.health が開発した「GeoHealth Platform」は、健康の社会的決定要因とソーシャルメディアのデータおよび推定医療費を組み合わせて、潜在的なホットスポットを抽出する。HSR.health CEO の Ajay Gupta 氏は、VentureBeat に対し次のように語った。

このプラットフォームは、Esri の地理空間マッピングソフトウェアと、地理空間データを共有するためのオープンソースの Geoserver ソフトウェアを使って作られた Health Risk Index モデルに基づいている。我々は健康の社会的決定要因を追跡したかった。

感染拡大が始まって間もなく、HSR.health はさまざまな機関が公開しているオープンデータソースを使ってそのモデルを拡張し、例えば、将来の発生場所を予測したり、郡、郵便番号、国勢調査区ごとに死亡や重症化のリスクが最も高い地域を特定したりすることができる、より幅広い指数モデルを作成した。

また、感染率の増減に合わせて、分析されたすべてのリスク要因に基づいて、入院率が上昇しそうな特定の地域をピンポイントで特定することが可能になると、Gupta 氏は指摘する。また、これらの情報は、何らかの理由で予防接種を受けることをためらっている人々がいる地域やコミュニティを特定するのにも重要な役割を果たす。

これまでに HSR.health が作成した指数は、中米の新型コロナウイルス感染拡大に対応すべく、WHO(世界保健機構)傘下の汎米保健機構(PAHO)に採用された。この取り組みは、Open Geospatial Consortium の努力によって実現された。

コロナ対応で威力を発揮した GIS の力

HSR.health CEO Ajay Gupta 氏
Image credit: HSR.health

これとは別に、オープン API を整備している Graph Foundation は、HSR.health が作成した感染リスクと死亡リスクの指数を用いて、WHO のアフリカ地域事務所にリスクマップなどの情報を提供している。

また、米国の州政府機関は、医療機器指数を利用して、現在入院している新型コロナウイルス患者の治療に必要な人工呼吸器の台数を把握し、個人防護具メーカー各社はコンサルティング会社 Portals Global を通じて提供された医療供給指数を利用して、サプライチェーンの最適化方法を検討した。

また、米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)をはじめとする緊急事態対応機関では、特定の災害の影響を受ける人々の健康および医療ニーズを特定するために、健康リスク指数を採用している。

新型コロナウイルスの感染拡大は、GIS プラットフォームがあらゆる医療危機の緩和に重要な役割を果たすことを決定的に証明したと Gupta 氏は述べている。例えば、メリーランド州ボルチモア市では、妊産婦の死亡リスク層別指数のコミュニティ試験の初期段階にある。この指数は、陣痛や出産の合併症、その他の子供の健康問題のリスクがある妊産婦の健康の社会的決定要因を特定するものだ。

パンデミックが発生したとき、医療界ではコミュニティ・アウトリーチへの関心が高まり始めていた。多くの医療プロバイダは、患者の治療実績に応じて報酬を得ていたため、医療施設周辺のコミュニティに影響を与える可能性のある疾病の根本原因をより深く理解する必要があった。現在の当面の課題は、新型コロナウイルスの予防接種プログラムへの参加に消極的な地域を特定することだ。このようなインサイトがあれば、医療関係者は啓蒙活動のターゲットを絞ることができる。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、各国が現在直面している医療上の大きな危機だけにとどまらない。感染拡大が終息すれば、糖尿病や癌などの広範な疾患に対処するために、より多くの時間とエネルギーが注がれるようになるだろう。しかし、新型コロナウイルスをはじめとする多くの病気にとって、場所の情報は主要な指標であり、新型コロナウイルスに関して言えば、それは最新のものであり、間違いなく最も緊急性の高いものだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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ローコード・データベースとは何か:それでもやっぱりできないこと(3/3)

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(前回からのつづき) Google Formsを含むGoogle G Suiteは、ユーザーからのデータをスプレッドシートに収集する最もシンプルな方法の1つである。GoogleはAppEngineとAppScriptもサポートしているが、これら2つはアプリを作成するプロセスを簡素化するツールではあるもののプログラミング言語を多いに使用するため、非常に使いやすいにもかかわらず「ローコード」とはみなさ…

(前回からのつづき) Google Formsを含むGoogle G Suiteは、ユーザーからのデータをスプレッドシートに収集する最もシンプルな方法の1つである。GoogleはAppEngineAppScriptもサポートしているが、これら2つはアプリを作成するプロセスを簡素化するツールではあるもののプログラミング言語を多いに使用するため、非常に使いやすいにもかかわらず「ローコード」とはみなされない可能性がある。

Amazonもまた新しい選択肢を推進する。Honeycodeは純粋にドラッグアンドドロップをするだけのシンプルなフロントエンドを提供している。 Lambda関数を使用して任意のデータをさまざまなAWSストレージサービスやデータベースのいずれかにルーティング可能だ。また、異なるAWSのサービス間やSalesforceのような外部サービスとの接続も可能なツールであるAppFlowも提供する。

その他のクラウドサービスには、ユーザーから最も近い分散エンドポイントで処理を行うことに特化したものもある。 CloudflareのWorkersはJavaScriptなどの従来の言語をエッジサーバで実行し、最も近いCloudflare CDNノードが迅速に応答する。

Airtableはクラウドでホスティングされているデータベースをより美しく、より洗練されたアプリに変えるブラウザー用のエレガントなプレゼンテーションレイヤーを追加し、ユーザーインターフェイスの改善に注力している。データテーブルの表示方法は、表計算ソフト形式からカレンダー、カンバン・ボードまで、いくつかの主要な方法がある。また、一般的なユースケースを想定したテンプレートも多数用意されている。

ある時点で製品は非常に精巧になるため、単なるデータベースとして見なされたり販売されなくなる。AppianKissflowOutsystemsを含む 「RPA(Robotic Process Automation)」もしくは「ハイパーオートメーション」としてパッケージ化された好例は数十個にのぼる。これらは平均的ユーザーが簡単な方法でコードを記述できるようにするため、その多くで同じ技術が使用されている。いずれも最終的にはデータベースにデータを保存する。しかし、ある時点でデータベースはコードに深く埋め込まれてしまうため「ローコードデータベース」の枠には収まりきらなくなる。

ローコードデータベースでできないことは何か?

ローコードツールの発展と洗練度はかなりのものであり、ベーシックなフロントエンドとしてデータベースが機能するアプリを開発することで、多くの簡単なタスクが実行できる。データベース内でのデータの追加、更新、削除が処理に含まれる場合、ユーザーにツールを提供する最も手っ取り早い方法になるだろう。

ほとんどの場合、ローコードツールは標準的な機能では実現できないケースを処理する可能性があるため、より大きなコード群をインストールするためのバックドアを提供している。ベテランの開発者はローコード機能を利用して迅速に作業を行い、その上で従来のコードにより傾倒することができる。例えば、AWS Lambda関数はHoneycodeをトリガーにするとかなり大きなコードブロックも実行可能だ。一部の人々はLambdaの低コストを活用した精巧なシミュレーションや計算処理を書いている。

ただし、ローコードソリューション、特にローコードデータベースは、ワークフローの中の小さいながらも重要な忠告によってつまずくことが多々ある。たとえば、バックオフィスの誰かが登録処理は毎日行われているが毎月第2火曜日だけは例外であると説明するような可能性だ。あるいは、在庫が少なくなってきたときに、より良い顧客からの注文を先に処理することもあるだろう。こういった類の詳細な部分についてはプログラマーがコードを書く必要がある。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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ローコード・データベースとは何か:多様なプロバイダたち(2/3)

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ローコードデータベースのメインプロバイダ (前回からのつづき)Microsoftは、ローコードデータベースを最初に販売した企業のひとつだ。Accessのオリジナルバージョンは1992年に初めて出荷された。平均的なコンピューターユーザーをターゲットとし、最終的にはワープロソフトなどのOffice製品にバンドルされた。人々はメモを取るくらい簡単にデータベースを作成し、データ入力することができるようにな…

MicrosoftのPower Apps

ローコードデータベースのメインプロバイダ

(前回からのつづき)Microsoftは、ローコードデータベースを最初に販売した企業のひとつだ。Accessのオリジナルバージョンは1992年に初めて出荷された。平均的なコンピューターユーザーをターゲットとし、最終的にはワープロソフトなどのOffice製品にバンドルされた。人々はメモを取るくらい簡単にデータベースを作成し、データ入力することができるようになった。

現在、最新版のツールセットは「Power Apps」を掲げて、データベース周りの最先端アプリをサポートしている。このツール類はベーシックなOfficeに緊密に統合されており、同じユーザーグループ向けに販売されている。ユーザーはデータの場所について気にかける時間をあまり取られずに済むが、多くはMicrosoftのハイエンドの中でもフラッグシップであるSQL Serverに接続している可能性がある。

Oracleのデータベースはかつて、インストールするのが最も難しいもののひとつだった。だが現在、同社は「自律型」バージョンも販売している。元々は人間が手作業でしていた雑用の多くを自動化ルーチンが処理してくれるのだ。それらには「自動スケーリング」「自動チューニング」「自己修復」「自動プロビジョニング」などがあり、さらには「自動バックアップ」「自動フェイルオーバー」もある。

こうした機能によって、データベース管理者の作業は楽になり、他の開発者は手元での仕事の処理が簡単になる。データベース作成用のwebインターフェイスもあるが、一般的なユーザーにとってはまだ複雑すぎる節がある。

SAPの「Rapid Application Development」は、クラウド内でデータにアクセスするためのツール類を提供している。たとえば「Ruum」は、アイコンをスレッド化してデータをSAPプロセスに送る。「Robotic Process Automation」ツールは、文字認識で自動的にデータ化してデータベースへ登録するなどのAI機能を持つ。

ローコードデータベースのスタートアッププロバイダ

ローコードデータベースと一般的なアプリケーションとの線引きは難しい。多くのアプリはデータベース機能を一部に限定したフロントエンドに過ぎず、ユーザーは気づかないうちに従来のデータベースに情報を保存していることがある。少なくとも一般的なアプリにおいては、自動化レイヤーでフローが容易になっている。

オープンソースツールキットの一部には、これをシンプルにするように設計されたものもある。たとえば、ページや記事用のデータベースを作成するために設計されたコンテンツ管理システムの「Drupal」や「Joomla」などだ。DrupalのWebformモジュールには詳細な調査を作成する機能があり、ユーザーは独自のデータを入力できる。他のコンテンツ管理システムとして「WordPress」があり、ほぼ同じ機能をもっているが、ブログやその他のテキスト文書作成により重点を置いている。

主要なクラウドサービスは、ツール類を追加して、クラウドデータサービス内にデータを保存するアプリを作成する複数の方法を提供している。Google の「AppSheet」は、G Suiteのオフィス製品に緊密に統合されたアプリを手軽にまとめることができるサービスだ。これは最近廃止された「App Maker」の代替のひとつだ。(次回につづく)

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ローコード・データベースとは何か:具体的なユースケース(1/3)

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ローコードデータベースは、ユーザーインターフェイスがシンプルで、プログラミングの経験がなくても問題なく使用できるように設計されている。ローコード開発ブームからその需要は高まっている。巧みに設計されたシンプルなインターフェイスによって、プログラマー以外の人々にも門戸を開く新製品が続々と登場している。 「ローコード」という言葉は、プログラミングをあまり必要とせずにタスクを完了させられることを意味してい…

ローコードデータベースは、ユーザーインターフェイスがシンプルで、プログラミングの経験がなくても問題なく使用できるように設計されている。ローコード開発ブームからその需要は高まっている。巧みに設計されたシンプルなインターフェイスによって、プログラマー以外の人々にも門戸を開く新製品が続々と登場している。

「ローコード」という言葉は、プログラミングをあまり必要とせずにタスクを完了させられることを意味している。場合によっては、アイコンをドラッグ&ドロップし、クリックしたりフォーム入力したりするだけで済むこともある。この言葉はさまざまなエンタープライズ製品に使用されており、データベースはほんの一角にすぎない。事実、多くの製品がコアデータベースを取り巻く専門的なサービスを提供している。

こんなシナリオを考えてみよう。受付係のChris氏は、COVID-19の感染が広まっている州からの小包を追跡したいと考えている。広報課のPat氏は、報告者からのリクエスト全てを実行リストとしておく必要があり、そのリストは6人のチームでフォローしアップデートしなければならない。イベントチームは来年開かれる新しい10件のカンファレンスについて、それぞれの参加者を追跡するためのデータベースを構築しなければならない。誰もコード開発のスキルを持っていないが、開発スタッフは新しいツールのリクエストをしようとドアを叩いても居留守を使っている。

労働力とワークフローが自動化するにつれて、この種のシナリオがより頻繁に見られるようになり、企業はローコードデータベースを採用することとなる。

「ローコード」とは、最前線の製品にだけ使われるものではない。データベースのようにより低層にあり一般的に難解なITスタックを含めて、至るところに進出している。無限に続くコマンドラインは、ゆっくりとしかし確実に、セットアップウィザードやわかりやすいユーザーインターフェイスに置き換わってきている。

本当に誰にでも謳われている通りの効果があるかどうかは大いに議論の余地がある。美しい画面とグラフィカルなユーザーインターフェイスは確かにあるが、裏に扱いにくさが隠されていることがある。データを効率的にソート・取得できるようにするための最適な保存方法を理解するには、熟練したコーダーが必要な場合があるのだ。

ローコードデータベースのユースケース

ベテランの開発者でも初心者でも、ユーザーをデータベースに接続する基本的なアプリケーションを作成できる。一般的なユースケースの例を挙げる。

  • 記録管理:オフィスワーカーは、開発者に頼らなくてもオフィス機能を追跡するためのデータベーステーブルを作成できる。
  • 顧客関係:顧客から要望を集めたり、顧客にアップデートを送信したりする必要のある企業は、データの豊富な外部向けアプリを作成できる。
  • パートナーシップ:顧客向けアプリだけでなく、新規契約をサポートするのに必要な反復作業を削減することによって新しいビジネス関係の締結をスピードアップできる。
  • 実験:ローコードデータベースは、プロトタイプやテスト用ワークフローを構築するのによく利用される。大規模なチームに何ヶ月も投資する必要がない。

(次回につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Zoomが「ハイブリッド会議室」に向けて新ソフト・ハードウェア統合を発表

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Zoomは本日(2月3日)、ソフトウェアとハードウェアを統合した新機能をZoom Roomsに追加することを発表した。これには、リアルタイムの人数データのダッシュボード表示や、ハイブリッド勤務への移行を容易にする非接触のバーチャル受付モードが含まれる。Zoom Roomsはサブスクリプションサービスを介して提供され、対面会議室やAVシステムを管理する機能が追加されている。 VentureBeatと…

Image Credit: Zoom Media Kit

Zoomは本日(2月3日)、ソフトウェアとハードウェアを統合した新機能をZoom Roomsに追加することを発表した。これには、リアルタイムの人数データのダッシュボード表示や、ハイブリッド勤務への移行を容易にする非接触のバーチャル受付モードが含まれる。Zoom Roomsはサブスクリプションサービスを介して提供され、対面会議室やAVシステムを管理する機能が追加されている。

VentureBeatとのインタビューで、Zoom Roomsの製品責任者のJeff Smith氏は、新たに追加された混雑トラッキング機能や換気モニタリング機能、コミュニケーションを容易にする機能について説明した。プラットフォームで室内にいる人数を把握できるようになったため、パンデミック中には特に役立つはずだ。

「カメラを活用して、画像のコンピュータビジョンセグメンテーションによって室内の人数を特定しています」。(Smith氏)

Smith氏の解説によると、このテクノロジーは人間の形態から室内の人数を数えるという。データはITチームに送られ、会議室外にスケジュールを表示できるそうだ。また、会議参加者向けとしては、「Neat Bar Pros」と呼ばれるデバイスに埋め込まれたセンサーで空気の質データを収集し、Zoomに表示できる。さらに、訪問者を接触せずに迎え入れることのできるバーチャル受付モードも提供する。

「私たちはコンピュータビジョンに焦点を当てた多くの技術革新を行っています。プラットフォームの観点から画素レベルで人であることを特定したり、その人の背景が何であるかを理解したりします」。(Smith氏)

彼はZoomのバーチャル背景や、新しく追加された背景ぼかし機能、より没入感のある背景のトレンドについて説明した。

Zoomはコンピュータビジョンの強化だけでなく、大量のライブデータに対応するためにアーキテクチャを拡張することにも重点を置いている。昨年の3月、Zoomは会議参加者の月間平均がそれまでの記録の1,000万人を大きく上回り、2億人に達したと報告した。Smith氏はこのスケーラビリティについて「エッジコンピューティングを使用することです。Zoom会議で発生する多くの困難について確認することです」と説明した。加えて、Zoom Roomsも例外ではないと述べた。

「画像処理と音声処理の大部分は、エッジとZoomクライアントで行います。エッジコンピューティングを備えた分散アーキテクチャと非常に高速なスイッチングインフラストラクチャについては、企業秘密です」。(Smith氏)

このアーキテクチャ内でZoomをひとつのプラットフォームとして構築し、アプリ間の内部・外部接続ポイント、ワークフローの統合、ユーザーエクスペリエンスを導入することを検討しているとSmith氏は付け加えた。

Zoom Roomsは現在、いくつかの接続ポイントを取り入れている。ユーザーがモバイルデバイスをペアリングして、接触することなく会議の対面オプションを管理できる新機能も搭載された。また、ユーザーは自身のデバイスから共有デスクトップを制御したり、会議で使ったホワイトボードをチャットやeメールで保存したりすることもできる。

「私たちは、会議中だけでなく、会議前や会議後も含めて情報の流れを作り出そうとしています」。(Smith氏)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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