企業の給与情報や口コミを集めたデータベースサービス「OpenMoney」を運営する JUKKI は8日、シリーズ A ラウンドで約1.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、XTech Ventures とワンキャリア。これは同社にとって、2021年1月のプレシードラウンド、2022年2月のシードラウンドに続くものだ。XTech Ventures は以前のラウンドに続くフォローオン。今回の調達を受けて、累積調達額は明らかになっているものだけで2.5億円に達した。

JUKKI は連続起業家の杉山翔氏により2013年9月に創業、2020年10月に OpenMoney（給与版）をローンチした。登録ユーザ数は10万人を超え、公開されている企業の給与情報や口コミは15万件を超えている。今年3月には個人の資産形成データを集めた「OpenMoney投資版」をリリースするなど、サービスの拡充を進めている。OpenMoney の利用は無料で、ユーザが自身の勤務先や職種、年収情報などを登録する。年収だけでなく、金融資産の内訳や不動産投資など、個人のお金に関する詳細な情報を得られる。

2022年2月時点の発表によると、登録ユーザの平均年収は839万円、平均年齢は31.7歳となっており、総合商社や外資系コンサルティングファーム、大手金融機関などのハイクラス人材の利用が多いという。今回調達した資金は、人員体制の強化とマーケティング費用に充てられる予定だ。JUKKI は「お金の不安がない社会をつくる」というビジョンを掲げ、今後も新規サービスの展開を控えているとしている。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT