物流DXのAzit、モノフルとセイノーHD系ファンドから資金調達——サービス名も変更

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「DeliveryX」
Image credit: Azit

AIを活用した物流・SCM 領域の DX を手掛ける Azit は9日、新たな資金調達の実施とサービス名の変更を発表した。資金調達は、Monoful Venture Partners 1号ファンドと Logistics Innovation Fund(Spiral Innovation Partners やセイノーホールディングスによる運営)からで、調達金額やラウンドステージは開示されていない。調達した資金は、プロダクト開発と組織体制強化に充てられる予定だ。

同時に、同社は既存サービス「CREW Express」の名称を「DeliveryX」に変更すると発表した。DeliveryX は、AI を活用して物流・SCM 領域の課題解決を目指すサービスだ。主な機能として、マーケットプレイス(AI 配送手配)、AI 自動配車、AI 配車計画、AI 配送管理などを提供している。これらの機能を組み合わせることで、短期間での配送生産性向上を実現するとしている。

今回の調達は、2018年9月の10億円、2022年5月の3.5億円の調達に続くものだ。同社は2013年、MOVIDA JAPAN(当時)の「MOVIDA Seed Acceleration Program」の第3バッチから輩出された(当時は「Reep」という写真タイムカプセルサービスを提供)。その後ピボットし、2021年には IVS 2021 Fall in 那須の「LaunchPad」ファイナリストに採択された。

DeliveryX の 特筆すべき点として、マーケットプレイス機能では、全国47都道府県での配送体制構築を最短翌日から可能にしている。「Uber Direct」や「Wolt Drive」など、約20万台の配送ネットワークを利用できる点も強みだ。また、プロフェッショナルサービス「DeliveryX Professional」では、DX 戦略設計から BPO・システム開発まで一貫して支援する。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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