AIで不正経費を自動検知、「Stena Expense」運営がシリーズA調達——累積調達額は3.5億円に

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AI セキュリティの ChillStack は12日、シリーズ A ラウンドで資金調達を実施したと発表した。このラウンド単体での調達額は明らかにされていないが、累積調達額が約3.5億円に達したことを明らかにしている。シリーズ A ラウンドには、グローバル・ブレイン、HERO IMPACT CAPITAL、SMBC ベンチャーキャピタル、DEEPCORE、コロプラネクストが参加した。なお、調達額には金融機関からのデットが含まれる。

これは、同社にとって、2020年3月に実施したシードラウンドに続くものだ。DEEPCORE は今回、フォローオンでの参加。

ChillStack は、AI を活用した不正検知サービスやサイバーセキュリティサービスを提供している。今回の資金調達で得た資金は、不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」の機能開発、サイバーセキュリティ対策サービスのカバレッジ拡大、および人材採用に充てる予定だ。

近年、電子帳簿保存法の改正により経費管理のデジタル化が進む中、経理担当者の負担増加や不適切な経費申請の増加が課題となっている。また、サイバーセキュリティ分野でも、IT化の進展に伴いサイバーインシデントの発生が増加している。ChillStack は、AIを活用した高精度な不正検知ソリューションを提供することで、これらの課題に対応し、企業のリスク管理業務の効率化・高度化を目指している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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