Sakana AI、メガバンクなどから追加調達——シリーズA調達額は300億円に

SHARE:
Image credit: Sakana AI

Sakana AI は17日、シリーズ A ラウンドで約300億円の調達をクローズしたと発表した。この資金調達には、シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタル(VC)に加え、日本を代表する金融機関や大手企業が参加した。これは、前回シリーズ A ラウンドの発表に続くものだ。この調達により、Sakana AI は研究開発をさらに加速させるとともに、日本企業との事業連携を強化していく方針だ。

同社の投資家には、New Enterprise Associates(NEA)、Khosla Ventures、Lux Capital、Translink Capital、500 Global、NVIDIA などが名を連ねる。今回新たに日本から、三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(東証:8306)、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ(東証:8411)といった大手金融機関に加え、NEC(東証:6701)、SBI グループ、第一生命、伊藤忠グループ、KDDI(東証:9433)、富士通(東証:6702)、野村ホールディングス(東証:8604)などの事業会社、グローバル・ブレイン、JAFCO グループ(東証:8595)、みやこキャピタルなどの VC が参加した。

同社は6月に1億米ドルの調達を発表し、日本国内史上最速でユニコーンになったと The Information が報道した

Sakana AI は、自然からインスピレーションを得たアプローチで最先端の基盤モデルを開発している。同社は3月に複数の基盤モデル(大規模言語モデル=LLM を含む)の連携を自動化する方法を開発し、6月には LLM を使用して LLM をより効率的にトレーニングする方法を発見した。さらに8月には、「AI サイエンティスト」と呼ばれる、LLM を用いて研究開発プロセスそのものを自動化する革新的な技術を実現している。

<関連記事>

via Sakana AI    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する