本稿は、Technode（動点科技）が、9月9日~9月15日に配信した「News Feed」記事の中から主要ニュースを翻訳したものです。

北京市、AI ロボット企業 EncoSmart（享刻智能）に初の食品営業ライセンスを発行（9月14日）

国営メディア「People’s Daily（人民日報）」は、EncoSmart（享刻智能）に与えられたライセンスは、近い将来食品業界全体に適用される高度な AI 技術の大きな一歩を示すものだと伝えた。

この報道によると、EncoSmart は、具体的なブランド名は挙げられていないものの、アプリケーション・シナリオのデータ蓄積の一環として、年末までに中国の大手レストランチェーンでこのようなロボットを試験的に導入する予定だという。創業から2年の EncoSmart は現在、北京の海淀区で第1世代の無人キオスクロボットによる揚げ物サービスを展開している。（人民日報）

Jack Ma（馬雲）氏、Alibaba（阿里巴巴）創業25周年記念メモで「社会を前進させる」社員を称賛（9月11日）

Alibaba（阿里巴巴）が創業25周年を迎えた10日、創業者 Jack Ma（馬雲）氏は珍しい社内メモの中で、同社が追い抜かれることは「想定内」だと述べた。「どのような分野においても、永遠に No.1 であり続ける企業など存在しない。競争こそが、自分自身をより強くし、業界をより健全にする唯一の方法なのだ」と Ma 氏は記した。

この記念日はまた、中国本土の投資家が Alibaba の香港上場株を直接購入できるようになった最初の日でもあり、Alibaba 株は10日の取引で4.2％上昇した。

社内メモの中で、Ma 氏は Alibaba が「無数の若者の起業支援」、「植林活動『Ant Forest（螞蟻森林）の創設」、「コロナ禍の健康規範システムの構築」など、同社が行った社会的に価値のある仕事をいくつか挙げ、「社会を前進させる」ことに参加していることに誇りを感じていると述べた。（晩点）

Kuaishou（快手）、9人の映画監督を招き「Kling（可霊）」モデルを使用した動画を制作（9月10日）

中国第2位の短編動画プラットフォーム「Kuaishou（快手）」は、9人の著名な映画監督を招き、テキストから動画への変換モデル「Kling（可霊）」を使って3分前後の短編フィルムを9本制作するキャンペーンを開始した。

Kuaishou によれば、このプログラムは映画・テレビ業界における人間と AI の「共創」を模索するもので、同社はまた、このキャンペーンが「物理世界をシミュレートする Kling モデルの能力をフルに活用する」ものになると予測している。「帰れない二人（Ash Is Purest White／江湖児女）」の世界的に有名な映画で受賞歴のある Jia Zhangke（賈樟柯）氏は、初の AI 生成動画を制作するため、Kuaishou と協力する9人の監督のうちのお一人である。（快手）

中国のサイバースペース責任者、Baichuan AI（百川 AI）創設者とともに Time100 AI リストに入る（9月9日）

アメリカの「Time」は、AI 分野で影響力のある人物トップ100人を紹介する最新の「TIME100 AI」に、中国のサイバースペース責任者 Zhuang Rongwen（庄荣文）氏と、ByteDance（字節跳動）CEO Liang Rubo（梁汝波）氏をリストアップした。また、中国の AI ユニコーンの一つ Baichuan AI（百川 AI）創業者 Wang Xiaochuan（王小川）氏も Time のリストに入った。

このリストには、おなじみの学者や起業家の名前だけでなく、中国内外の AI イノベーターも集められている。リストに中国人の名前があることは、急拡大する AI 分野で中国が重要な役割を果たしている証拠である。

Time によれば、2024 年にリストアップされた人物のうち 91 人は昨年のリストには登場しておらず、これは「この分野がいかに急速に変化しているかを示している」という。中国サイバースペース管理局副局長 Wang Jingtao（王景濤）氏によれば、8月現在、中国では180以上の大型言語モデルが一般に利用可能になっているという。AI が生成したツールを利用するために登録したユーザーは 5億6,400万人を超えると、Wang 氏は先月の会議で述べた。（動点科技）

【via TechNode】 @technodechina

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