食後血糖値の予測AIで健康提案、THE PHAGEがプレシリーズA調達——累積調達額は4.4億円に

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「glucose flight」
Image credit: THE PHAGE

生体情報と生活行動の関連性解析を通じて個別最適化された健康提案を行う THE PHAGE(ザ・ファージ)は12日、プレシリーズ A で資金調達したと明らかにした。同社はこのラウンド単体での調達額は開示していないが、累積調達額は4.4億円に達したとのことだ。このラウンドはジェネシア・ベンチャーズがリードし、ビジョンインキュベイト、ケイエスピー、明治、TOPPAN ホールディングス(東証:7911)、みずほキャピタル、未来創造キャピタル、メディヴァが参加した。

ジェネシア・ベンチャーズは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

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THE PHAGEは「生体ニーズに基づく提案型社会を構築する」をミッションに掲げ、血糖値データを中心とした生体情報の解析と活用に取り組んでいる。今回の資金調達により、AI を活用した糖尿病診療事業や、食品・医療・保険分野における研究開発支援事業の拡大を目指す。同時に、TOPPAN ホールディングスとは保健機能食品の研究開発支援事業における戦略的事業提携に合意。また、明治とは食品の健康価値の可能性を探索する協業連携を進めていくことを明らかにした。

THE PHAGE が提供する糖尿病診療支援サービス「グルコースフライト(glucose flight)」は、個々の生体情報を解析し、個別最適化された生活行動を提案することで、ユーザの主体的な血糖管理を促進する。医療従事者に対しては、患者の生活リズムや食事スタイルに合わせた栄養指導をサポートする。THE PHAGE は今後、既存事業の高度化とシステム強化を進めるとともに、データサイエンティストやエンジニア、医療専門家など、多様な人材の採用を積極的に行っていく方針だ。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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