Liaro、DEEPCOREおよびDeep30から資金調達を実施

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~アパレルEC向けAIソリューションシステムを提供~

株式会社Liaro(リアロ、CEO 花田 賢人、以下「Liaro」)は、株式会社ディープコア(代表取締役社長 仁木 勝雅、以下「DEEPCORE」)が運営するVCファンド「DEEPCORE TOKYO1号 投資事業有限責任組合」と、東京大学 松尾 豊研究室の関係者が中心となって運営するVCファンド「Deep30投資事業有限責任組合」(代表 田添 聡士、以下「Deep30」)から、総額6,000万円の資金調達を実施しましたので、お知らせします。

Liaroは、AIテクノロジーを活用し、アパレル業界における全ての意思決定を科学することを目指し、ファッションテックに注力した事業展開を行っています。1年以上の研究開発を通して、1,000万枚以上の画像と画像に付与された3,000万以上の教師データを蓄積し、高い精度のアルゴリズムを実現しています。現在は、アパレル向けソリューションとして、AIを活用した商品の紹介テキスト自動生成システムや、類似商品レコメンドエンジン、アパレル商品自動タグ付けシステムを提供しています。

アパレル業界は、国内だけで約9兆円※の巨大な市場です。一方で、商品の約50%は売れ残る前提で販売されており、在庫だけで数兆円規模に達するという大きな課題があります。背景には、消費者に届くまでの商流が長く、売上などの細かいデータが分断されていることや、テクノロジーの活用が十分に進んでいないことなどがあります。

この課題を解決するため、アパレル業界各社は、AIを活用したさまざまな取り組みを行っています。しかしながら、AIを活用する場合、リアルタイムで大量のデータを活用する必要があるため、データ基盤の整備によるデータのシームレス化が重要ですが、IT企業以外がこれに取り組むのは極めて困難です。そこでLiaroは、アパレル業界におけるAI導入の促進を目指し、アルゴリズムの実装だけでなく、データのシームレス化に向けたデータ基盤の開発までトータルに提供していきます。

このたびの資金調達先は、AI特化型インキュベーター 兼 VCであるDEEPCOREが運営するVCファンド「DEEPCORE TOKYO1号 投資事業有限責任組合」と、AI研究で著名な東京大学 松尾 豊研究室の関係者が運営する、ディープラーニングなどのAI技術に特化したVCファンド「Deep30」です。調達した資金は、エンジニアをはじめとした人材採用や研究開発に活用し、さらなる成長を図ります。

(左から、Deep30 代表 田添 聡士、Liaro CEO 花田 賢人、DEEPCORE Manager, Incubation & Investment 渡邊 拓)

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