「利益生む在庫は2割だけ」アパレル業界は在庫過多をどう乗り越える?

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近年、アパレル業界では「商品の供給過多」が課題となっているといいます。なぜ、商品を作りすぎてしまうのでしょうか。

小売業向けの在庫分析システム『FULL KAITEN』を開発・提供するフルカイテン株式会社代表取締役CEOの瀬川直寛が、業界が抱える課題や利益体質な経営に変革していくための対策についてまとめました。※本稿は、TECHABLEで2022年10月6日に公開された寄稿の転載版です。

◆アパレル小売業界の在庫問題の現状

アパレル小売業界の在庫問題の現状は「供給過多」に尽きると思います。

これを裏付けるデータをご紹介します。当社が開発するクラウドシステム『FULL KAITEN』を利用する企業の導入当初のデータを用いて、アパレル・ライフスタイル34社(導入ブランド数:168)を対象に調査を行いました。

すると、各企業が抱えている全商品のたった20%の商品で利益の8割を生み出していることが分かりました。
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