「うなぎパイ」の春華堂が、和栗の価値を国内外に伝える「掛川栗プロジェクト(仮称)」を立ち上げた理由

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静岡県のお土産と言えば、うなぎパイを一番に挙げる人も多いだろう。うなぎパイを製造・販売する春華堂が、静岡県掛川市産の栗の魅力を国内外へ発信しようと「掛川栗プロジェクト」を立ち上げた。なぜ、春華堂がやるのか。春華堂の狙いは何か。地域への貢献か、あるいは新たなヒット商品の開発か。まだほとんど公開情報のないこのプロジェクトについて、春華堂の常務取締役の間宮純也と、広報室の高山慎吾に話を聞いた。

◆ジレンマを抱えながら辿り着いた、地元に恩返しをしたいという思い

春華堂の歴史は、1887年(明治20年)までさかのぼる。創業者である山崎芳蔵が、浜松で「甘納豆」を売り始めたのがはじまりだ。浜松の寺院でお歳暮として配られていた「浜納豆」をヒントに、芳蔵は春華堂の「甘納豆」を生み出したという。「甘納豆」は浜松土産として根付く商品へと成長していった。

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