トルコ・シリア地震発生から1ヶ月。アジア最大級のプラットフォーム「トライセラ アート」がアーティストの支援プロジェクトを開始した理由

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株式会社TRiCERAが運営するTRiCERA ART (以下、「トライセラ アート」)は、世界126カ国以上・7,300人のアーティストが参加し、絵画・写真・彫刻からNTFなどの多様なアート作品約7万7,000点以上を取り扱うアジア最大級のプラットフォームです。

「トライセラ アート」には、毎日数百点の新作が掲載されています。国際間でのアート取引で発生する多言語での作品説明や交渉、出荷や配送、国際間決済などを、多言語対応のサービスUIや多国籍なカスタマーサポートチームが対応することで、一気通貫でアーティストの世界進出をサポートしています。

アーティストは出品するだけで活躍のフィールドを広げられ、アートファン(ユーザー)は、これまでローカルなギャラリーでは出会えなかった世界中のアーティストやその作品を購入することができます。

2023年2月6日、トルコ南東部を震央として発生したマグニチュード7.8の地震により、トルコとシリアの両国で大きな被害が広がっています。2月末時点で死者は5万人を超え、WHOの推計によると最大2,300万人が被災したと言われています。

◆現地出身のアーティストにアンケートを実施。過酷な現実が寄せられた

震災後、現地出身のアーティストにアンケートを実施したところ、過酷な現実と同時に彼らの力強い表現への想いが寄せられました。

「震災直後、資金や資源の不足により、私たちが失ったものをとても残念に思っています。その一方で、人々や国際社会の連携を目の当たりにして、希望に満ち溢れています。この相反する2つの気持ちを、アーティストとして一連の作品に表現したいと思います。

「私たちの友人は地震で亡くなりました。私たちの友人の家族も亡くなりました。泣いて何日も絵が描けませんでした。とても悲しく、精神的にすり減りました。そして、私の大家の家族は地震で家を失いました。そのことで、彼は私たちが住んでいる家を出て行くようにと言いました。地震によって間接的に私もホームレスになってしまいました。今は引っ越しや家探しをどうしようかと考えています。経済的にも精神的にも大変な時期なのです。日本は私たちの国をとても応援してくれています。日本の人たちは私たちの兄弟です。イスタンブールの私の隣人でさえも、日本人の女性です。とても献身的で愛情深い方です。私たちの国を助けてくれてありがとうございます。愛と祈りを込めて…。

「トルコに住むアーティストとして、私たちが経験した震災で見たこと、感じたことをお伝えしたいと思います。ここでは、いくつかのイベントが開催されています。私たちは、他の人に何が起こったかを伝えるために、社会に対して鏡をかざそうとしているのです。ある意味、アートは社会のためにあるのです。

当社はこれまで、「創造力に国境なんてない」をビジョンに、世界中のアーティストの前に立ちはだかる言葉や距離の壁を取り払い、彼らの作品を全世界へと届ける仕組みを提供してきました。このビジョンのもと、震災によって困難を強いられるアーティストを支え、創作活動を継続できる環境支援のため、彼らを経済的に支えるプロジェクトを開始することといたしました。

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