アニメ業界を対象とした生成AIに関する意識調査の結果

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一般社団法人 日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)による調査「アニメ業界とAI(人工知能技術)に関する意識調査」(回答数3,854件、2023年6月9日~6月30日)

概要:
・約3週間のアンケート実施期間に3,854件の回答が集まり、生成AI関連への関心の高さが窺えた。
・アニメ業界従事者は非アニメ業界従事者と比べてAI技術への期待は高いものの、「一部または全面的に規制すべき」との声が過半数を占めている。
・生成AIを使用することで制作現場が効率化することを希望する声も多くある一方、学習元データの権利関係があやふやな現状のままAIを早急に制作現場に投入するということまでは想定していない人も多いことがわかった。
 一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)では、「アニメ業界とAI(人工知能技術)に関する意識調査」(回答数3,854件、2023年6月9日~6月30日)を実施し、ここにその結果を発表します。

 今回の調査は 1.NAFCA会員へのメール 2.X(旧Twitter)などのSNS、以上2つの方法で告知しましたが、2023年6月時点ではまだ会員数が少なかったことも影響し、回答者のほとんどは非会員となりました。回答者の年代は20代が最も多く45%、次ぐ30代が34.4%と、若手が大半を占めています。またアニメ業界従事者であると答えた人数は全体の1割程度となりました。アニメ業界従事者の職種内訳は「作画(原画、動画、動画検査等含む)」が最も多く38.5%、次いで「CGアニメーター/デザイナー」12.5%、「キャラクターデザイナー、作画監督」が12.3%とアニメの絵を描く職種の方が多く、声優、美術関連などが続きますが、アニメ業界の職種は非常に多種多様であることがこの解答からもわかりました。
 

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