対話AIを実現するオープンソースソフトウェアを公開 

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~ COTOBA Agent OSS ~

◆産業用で初めて対話AIの基本技術をオープンソースソフトウェアとして公開
◆大規模商用利用を前提としたセキュリティと拡張性を担保
◆MITライセンスで自由に商用利用可能
 株式会社コトバデザイン(本社:東京都渋谷区、執行役員社長CEO 栄藤稔)は、3月30日、対話AIの基本技術をオープンソースソフトウェアとして公開しました。名称はCOTOBA Agent OSS。これにより以下のことが可能となります。

【提供価値の要旨】

産業用対話AIのホワイトボックス化:IoT(モノのインターネット) からのセンサー/画像情報や外部APIとの連携も可能な、産業用で初のオープンソース対話エンジンとして提供。
セキュリティと拡張性を担保:5000項目以上の試験を実施し、研究だけでなく大規模商用利用を前提としたソフトウェアを提供。
MITライセンスで商用利用可能:コピー、修正、マージ、公開、配布、およびサブライセンスに制限が無く、誰もが最良技術を統合して最新ソフトウェアを活用可能。

【背景】
 スマートスピーカーの登場で注目を浴びる対話型インタフェースは、システムがユーザーと対話することにより、人に寄り添って複雑化したシステムを使いこなすことを可能にします。こうした対話型インタフェースの対話機能を実現するソフトウェアを対話AI、対話エージェントと呼びますが、対話エージェントの基本技術である対話エンジンには多くの場合以下の課題がありました。

産業応用への拡張性: これまでの対話AIの提供する基本機能は音声やチャット等の自然言語での入力が中心であり、IoTとの統合や外部APIとの接続が難しく、産業分野の応用が難しい。
対話データの利活用: 利用企業にデータが残らず、自社サービスの改善やマーケティングに利用できない。
技術仕様の透明性: 内部がブラックボックス化されているため何が起こっているかがわからず、問題が生じても対処が難しい。

【COTOBA Agent OSSの概要】
 当社は上記の課題を解決すべく、対話エージェントの基本技術をオープンソースソフトウェア、COTOBA Agent OSSとして公開しました。多言語対応が可能な設計となっており、公開時は日本語と英語に対応しています。また、MITライセンスであるため広く商用利用が可能です。
 COTOBA Agent OSSを利用すればクラウド、オンプレミスを問わず自由に対話エージェントの実装・実行が可能になります。

GitHubのレポジトリーは以下となります
https://github.com/cotobadesign/cotoba-agent-oss

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