エネルギー卸取引マーケットプレイス運営のenechain、デット含め60億円をシリーズB調達

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Image credit: enechain

エネルギー卸取引マーケットプレイスを運営する enechain は26日、シリーズ B ラウンドで60億円を調達したと明らかにした。

このラウンドに参加したのは、DCM ベンチャーズ、Minerva Growth Partners、JPS グロース・インベストメント(JP インベストメントの子会社と三井住友トラスト・インベストメントによる運営)、 Soros Capital Management、JERA、K4 Ventures(関西電力の投資子会社)、中国電力(東証:9504)、中部電力ミライズ、北海道電力(東証:9509)、大阪ガス(東証:9532)、東京ガス(東証:9531)、住友商事(東証:8053)、三菱商事(東証:8058)、SMBC ベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三井住友信託銀行、三菱 UFJ キャピタル。

これは enechain にとって、2022年1月に明らかにしたシリーズ A ラウンドに続くものだ。DCM ベンチャーズと Minerva Growth Partners は以前のラウンドに続くフォローオン。なお、金額にはデットが含まれる。今回の調達を受けて、enechain の累積調達額はデットを含め110億円を超えたとみられる。

enechain は今回調達した資金を使って、プロダクトの機能強化や市場拡大、技術革新、そして人材採用に注力する計画だ。また、enechain では、さらなる市場拡大とユーザ体験の向上を目指し、AI(人工知能)やLLM (大規模言語モデル)などの最先端技術を積極的に取り入れる予定だ。

enechain は、エネルギー業界のデジタル変革とグリーン変革(DX と GX)を実現するため、テクノロジーを駆使して業界問題の解決を目指している。現在は、電力事業者向けオンライン卸売市場「eSquare」のほか、電力ポートフォリオのリスク診断ができる「eScan」、世界中エネルギー需給やマーケット価格を分析できる「eCompass」、J-クレジット・非化石証書等の国内の環境価値・海外ボランタリークレジットのマーケットプレイス「JCEX(日本気候取引所)」を運営している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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