グリーン電力による脱炭素化「RE100」を支援、クリーンエナジーコネクトがシリーズC2調達——KDDI Green Partners Fundから

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Image credit: Clean Energy Connect

グリーン電力ソリューションの提供を行うクリーンエナジーコネクトは4日、シリーズ C ラウンドを 2nd クローズし、資金調達を実施したと発表した。このラウンドには KDDI Green Partners Fund が参加した。KDDI Green Partners Fund は、KDDI の環境課題に取り組むスタートアップ向けの CVC だ。ラウンド単体での調達金額は明らかにされていないが、前回調達時との累積調達額の差分から3億円程度と見られる。

これは同社にとって、エクイティによる調達としては、2023年7月に実施したシリーズ C ラウンドの1st クローズに続くものだ。また、2023年12月には、Non-FIT低圧太陽光発電所のグリーンプロジェクトボンドとメザニンローンにより52億円を調達している。今回の調達を受けて、クリーンエナジーコネクトの累積調達額は409億円に達した。

クリーンエナジーコネクトは2020年4月創業。再生可能エネルギーの導入と調達に関するワンストップソリューションを提供しており、特に脱炭素化とRE100(100%再生可能エネルギーを目指すグローバルイニシアティブ)の目標達成を支援している。

具体的なサービス内容として、再生可能エネルギーの導入・調達コンサルティング、オフサイト自家消費(自己託送)での生グリーン電力の供給、FIT 電気とトラッキング付非化石証書の組み合わせ、オフサイトコーポレート PPA(バーチャル PPA)、オンサイト自家消費などがある。

これらのサービスを通じて、クリーンエナジーコネクトは、電気とその環境価値の提供だけでなく、顧客が抱える再生可能エネルギーの課題解決に向き合った幅広いサポートを提供している。

同社はこれまで、多数の企業とオフサイトコーポレート PPA サービスの契約を締結してきたという。現在、1,200箇所を超えるオフサイトコーポレート PPA 用の Non-FIT 低圧太陽光発電所の開発を進めており、顧客の再生可能エネルギー利用のニーズに応え続けることを目指しているという。

この度の資金調達により、同社はオフサイトコーポレート PPA 用サービスの Non-FIT 低圧太陽光発電所の開発、蓄電システムの活用、BEMS を用いた再エネ利用率の向上、および顧客の脱炭素化の取り組みを可視化するツールの開発に注力する方針だという。これにより、顧客と共にグリーン電力の普及と拡大を一層促進し、脱炭素社会の実現への貢献を目指すとしている。

また、専門人材の採用と組織の強化を図り、FIT に頼らない Non-FIT 太陽光発電所の開発を推進し、顧客からのニーズに柔軟かつ迅速に応えることで、事業の拡大と成長を目指すとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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