双子・三つ子など多胎育児をする家庭の孤立予防プロジェクトに新たなサービスが生まれます。

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「バーチャルオフィス」活用による新サービスの試験運用を開始!

社会から孤立しがちな双子・三つ子などを養育する多胎家庭。そんな多胎家庭の育児支援を行っているNPO法人つなげるでは、これまでLINEオープンチャットを用いたママ同士のテキストチャットサービス「ふたごのへや」、ZOOMを用いたビデオ通話による相談サービス「つなげる相談室」を提供してきましたが、この度、バーチャルオフィスoViceを用いて自分と同じように双子・三つ子を子育てするママと『いつでも』『気軽に』雑談できる新たなオンラインサービスの試験運用を開始することになりました。
【双子・三つ子など多胎育児を取り巻く現状】

日本では双子・三つ子など多胎児出産の割合が総分娩数の1~2%であり、多胎児のママ(パパ)は自分と同じ境遇の多胎ママ(パパ)と出会いづらい状況にあります。多胎児の育児にはひとりの子の育児(単胎育児)の場合よりも2倍あるいは3倍以上の労力を要しますが、多胎育児に対する理解が低い社会において、多胎児のママは適切な助けや理解がないことで周囲を頼ることを諦め、自分で抱え込むことで精神的な負担が重くなり、社会から孤立してしまいがちです。単胎育児の場合よりも虐待死率が4倍近いという調査結果(*)もあります。

(*) 出典元:一般社団法人 日本多胎支援協会
「多胎育児家庭の虐待リスクと家庭訪問型支援の効果等に関する調査研究」
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000520465.pdf

【双子・三つ子ママの孤立予防プロジェクトの現状】

NPO法人つなげるは、双子・三つ子を妊娠したとわかったご家庭すべてにもれなくオンラインおよび地域の多胎育児支援情報が行き届き、「自分には双子・三つ子育児を相談する相手がいない」と感じる人がゼロになる社会を目指しています。この社会の実現に向けて、NPO法人つなげるでは多胎児のママ(パパ)であれば誰でも気軽に参加できるLINEオープンチャット「ふたごのへや」を提供し、同じく多胎ママであるピアサポ―ターによる見守りと声掛けを行うことで、ママが他のママとのやりとりの機会や支援情報を得られるあったかい空間を提供しています。

NHK『なんで双子を産んじゃったんだろう』
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kosodate/article/feature/article_201027.html

しかし、このサービスには現在大きな課題があります。「ふたごのへや」ではママ同士が気軽にやりとりするため毎日膨大な量のチャットがやり取りされている反面、様々な情報が目まぐるしく流れていくことで、特定の情報が必要な人が、必要な時に、必要な情報を入手できなくなっていることです。たとえば妊娠中の管理入院の際に孤独な病院内で、出産後の壮絶な育児のわずかな合間に自宅で、必要な情報をいつでも気軽に得ることのできる場所が必要だと考えています。

【本プロジェクトのスポンサーについて】

この度NPO法人つなげるは、「快適すぎて動けなくなる魔法のソファ Yogibo(ヨギボー)」の日本総代理店である株式会社ウェブシャーク(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:木村誠司)がご提供されているTANZAQプロジェクトに参画し、同社から孤立予防プロジェクトの支援を頂くこととなりました。同プロジェクトは、「プロジェクト協賛広告により社会課題の解決をともに目指す」ものであり、NPO法人つなげるはウェブシャーク社様とともに、多胎育児家庭の孤立の解決を目指します。
(NPO法人つなげるのTANZAQプロジェクトリンク:https://tanzaq.jp/project/179/

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