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Image credit: Arum
「ARUMCODE」をはじめ、製造業における AI と自動化のソリューションを提供するアルムは20日、シリーズ A ラウンドで約7.6億円を調達したと発表した。
このラウンドは DIMENSION がリードし、ジーネット、東京センチュリー、DG Daiwa Ventures、新生企業投資、ケイエスピー、ほくほくキャピタル、レオス・キャピタルパートナーズ、みずほキャピタルが参加した。
アルムは2007年設立。製造現場の課題である人手不足を解消するため、製造 AI の ARUMCODE や完全自動マシニングセンタ「TTMC」の開発・販売を行っている。
ARUMCODE は AI 解析により、NC プログラムを自動作成するソフトウェア。多品種少ロット生産の精密部品加工業において、製造原価の50%を占める加工プログラミング工程を、完全自動化することができる。3D CAD データを読み込ませるだけで、人が行っていた最適な工具選びや加工条件の設定など一連のプロセスを全て自動化し、NC プログラム、見積書、作業指示書を自動生成する。これにより、図面1枚あたり最大1~2時間かかっていた加工プログラムを3分で完了させ、また、製造現場の人員不足を解消し、コスト削減を実現する。
TTMC は、ARUMCODE を搭載した完全自動型切削ユニット。ユニット内部には多関節ロボットも搭載し、ワーク交換および工具交換を自動化することで、加工前後工程を含む24時間無人稼働を実現する。ユーザのニーズに応じてカスタマイズや複数の機械を統合する拡張が可能であり、工場の全体最適化を実現する。また、ユーザの生産実績データを基に、使用頻度の低い工具種別の洗い出しや、生産ボリュームの大きいワーク材質・サイズ等を検証し、完全自動化の効果を最大化する仕様を個別に提案する。
また、昨年7月にリリースされた「ARUM Factory365」は、NC プログラム自動生成アプリ「ARUMCODE」シリーズすべてを月額定額制で使い放題とするクラウドサービスである。社内で蓄積された加工ノウハウをデータ化して次世代に継承できる「ライブラリ」機能や、自社保有マシンのポストプロセッサー対応を簡単に行える編集キットの無償提供など、製造業の人手不足を解消し、生産性を飛躍的に高めるデジタル・マニュファクチャリング・サービスである。
今回の資金調達により、アルムは ARUMCODE や TTMC の機能を拡張し、ユーザからの要望が大きい旋盤や研磨加工、鋳物加工に対応するプロダクト開発を加速させる予定だ。また、東南アジアをはじめとする海外展開も進める計画だ。
via PR TIMES Summarized by ChatGPT
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