輝翠TECH、1.5億円をシリーズA調達——オフロード自律走行AIロボット「Adam」で農業課題の解決目指す

SHARE:
Adamと輝翠メンバー
Image credit: KisuiTech

農業分野でイノベーションを起こすべく設立された輝翠 TECH が先ごろ、シリーズ A ラウンドで1.5億円を調達したことがわかった。参加したのは、環境エネルギー投資、スパークル、XVC、ラック(東証:3857)。

これは同社にとって、2021年12月、2022年9月の調達に続くものだ(ラウンドと調達額は共に非開示)。今回参加した投資家のうち、スパークル、XVC、ラック(東証:3857)は、以前のラウンドに続くフォローオン。

同社は2021年に設立され、オフロード自律走行 AI ロボット「Adam」の開発を行っている。創業者で CEO の Tamir Blum 氏は、UCLA 航空宇宙工学の経歴を持ち、SpaceX などでドローン技術の開発に携わった後、東北大学で月面ローバーの研究を行っていた。

<関連記事>

旅先の日本の美しい農村風景に魅了されながらも、高齢化や労働力不足など農業が抱える深刻な課題を目の当たりにし、月面ローバーの技術を農業に応用することを思いついたという。

今回調達した1.5億円は、まず Adam の製造拡大と機能強化に充てられる。さらに、耕作から収穫まで様々な作業が行えるアタッチメント(作業ユニット)の開発と普及も加速させる計画だ。

Adam は屋外での自律走行が可能なロボットで、険しい環境でも活躍できるのが特徴だ。農作業の自動化による省力化に加え、AI を活用した精密な作業も可能とされている。同社ではグローバル展開も視野に入れており、世界の食料生産現場を革新的なテクノロジーで支援していく構えだ。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する