【Chaintope】サステナビリティAPIにつづきトレーサビリティAPIを提供開始

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-Tapyrus APIの活用シーンを拡充、商品流通の終始を追跡しサプライチェーンの諸課題を解決-

社会にブロックチェーンを実装することをミッションに掲げる株式会社chaintope(本社:福岡県飯塚市、代表:正田英樹)は、商品の生産から販売までの流通過程の終始を追跡しサプライチェーンの諸課題を解決する「トレーサビリティAPI」の提供開始をお知らせいたします。

0.はじめに

 本APIは、ブロックチェーンTapyrus(タピルス)※1)に商品の生産~出荷~中間流通~販売の追跡情報を正確に記録し、その情報をサプライチェーン参加者と共有することによって、商品の取引実態を把握することが可能となり、商品の品質担保や取引の合理化につながることが見込まれます。
また、サプライチェーン全体での情報共有が進むことにより、コロナ禍で問題となった情報錯綜によるサプライチェーンの混乱を防止することができます。
 さらに、「サステナビリティAPI」と組み合わせて活用することにより、サプライチェーンにおけるカーボンフットプリント※2)を管理することが可能となります。

1. 背景

 昨今の新型コロナウイルスの感染拡大によりグローバルサプライチェーンが分断され、日本国内においても多岐にわたる業種・企業が大きな影響を受けました。必要な材料が今どこにあるのか、代替部品の準備はされているのか、出来上がった商品はいつ入荷されるのか等のサプライチェーン参加者が必要とする情報を必要なタイミングで入手できないために生産や販売の現場に大きな混乱が生じました。また、ESGへ配慮したサプライチェーン構築を進める動きが世界的に加速しており、児童労働や強制労働の有無を調査する等人権に配慮した責任ある調達、事業活動の上流から下流にわたるCO2排出量の可視化等サプライチェーンにおける非財務情報開示の圧力が高まっています。このようなグローバルサプライチェーンにおける課題解決に取り組む企業様をサポートすることを目指し本APIの提供に至りました。

 なお、本APIは九州農産物通商(株)様と実施した福岡県産ブランド農産物の輸出トレーサビリティ実証、(株)ムトウ様と実施した医療機器・材料の共同配送の実現におけるトレーサビリティ実証において利用されています。

福岡県産ブランド農産物の輸出トレーサビリティ実証に成功!
https://www.chaintope.com/2021/09/15/Fukuoka_trace_1st

医療機器・材料の共同配送の実現におけるトレーサビリティの実証実験を実施
https://www.chaintope.com/2021/09/24/Mutou

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