解体工事DXのクラッソーネ、12.2億円を調達——累積調達額は27.7億円に

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Image credit: Crassone

解体工事 DX プラットフォーム「クラッソーネ」を運営するクラッソーネは10日、直近のラウンドで12.2億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、環境エネルギー投資、大和ハウスグループ、JP インベストメント、アニマルスピリッツ。今回の調達により、クラッソーネの累積調達額は約27.7億円に達した。

これは同社にとって、2023年2月に明らかにした調達(ラウンド、金額は非開示)に続くものだ。今回参加した投資家のうち、アニマルスピリッツは以前のラウンドに続くフォローオン。クラッソーネでは今回の調達を受け、マーケティングや営業 DX に加え、施工や産業廃棄物処理工程まで DX を進めることで品質向上と業務効率化を図り、低コスト・高品質な解体工事の実現を目指す。

建物の老朽化や空き家増加を背景に解体工事需要は年率5%強で拡大している一方、解体費用は高騰が続いている。背景には、環境や安全性を重視する建設リサイクル法や大気汚染防止法の改正があり、工数増加や人手不足、業務効率化の遅れなどから、解体業界ではコストと品質の両立が難しい状況にある。

そんな中、クラッソーネは、一般生活者向けの解体工事や家じまい支援、解体工事会社向けのマーケティング・営業支援を行う解体工事 DX プラットフォームを展開している。累計約14万件以上の利用実績があり、解体工事に関する知識と IT を活用し、空き家対策事業や全国空き家対策コンソーシアムの設立など社会課題解決にも取り組んでいる。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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