地銀と組んでカーボンクレジットの地産地消、バイウィルが1.8億円をシリーズA2調達——コンソーシアム立ち上げへ

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Image credit: Bywill

カーボンクレジットを軸にした、企業のグリーントランスフォーメーション(GX)推進事業やブランドコンサルティングの提供を行うバイウィルは9日、シリーズ A ラウンドの 2nd クローズで1.8億円を調達し、シリーズ A ラウンドをクローズしたと発表した。

このラウンドには SMBC ベンチャーキャピタル、紀陽銀行、ひろぎんキャピタルパートナーズ、三菱 UFJ キャピタル、いよぎんキャピタル、肥銀キャピタル、QR インベストメント(北國フィナンシャルホールディングス傘下の VC)、岐阜信用金庫が参加した。今回の調達を受けて、バイウィルのシリーズ A ラウンド全体の累積調達額は4.8億円に達した。

これは同社にとって、2024年2月に実施したシリーズ A ラウンドの 1st クローズに続くものだ。今回調達した資金は創出管理システムの開発および新規事業開発、採用活動に充てられ、同社はカーボンクレジット創出・販売事業拡大を目指すとしている。

バイウィルは、カーボンクレジットを軸にした環境価値の創出・提供を行い、企業のグリーントランスフォーメーション(GX)を推進するサービスや、戦略的なブランドコンサルティングを提供している。ブランドコンサルティングと環境価値ビジネスを統合することにより、企業のサステナビリティ経営とブランド価値向上を支援している。

また、バイウィルは日本各地でのカーボンクレジットの創出・活用を目指し、地域金融機関や自治体と連携を図りながら、環境価値を地産地消する取り組みを強化している。具体的には、セミナーや勉強会の開催、J-クレジット創出の実務支援、金融サービスの開発などに取り組んでいる。これにより、地域ごとの脱炭素化を支援し、企業や地域社会の環境価値と経済価値の向上を促進しているという。

今後の展望として、バイウィルは地域脱炭素推進コンソーシアムを立ち上げ、全国の地域金融機関との連携をさらに加速させる予定だという。コンソーシアムでは、各地の脱炭素成功事例を共有し、相互に高め合うことで、全国的な脱炭素化を加速することを目指すとしている。また、J-クレジットの創出は、2024年度末には約147万トン、2027年には約474万トンに成長させる計画だとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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